Waoud : これはこれは、異国の方。
私は、ワーウード(Waoud)と申す者。
この街で占いを生業としております。
Waoud : その立居振舞から察するに、
あなたは、西方の大陸……そう、私どもが
「中の国」と呼ぶ諸国から来られた
冒険者……違いますか?
Waoud : なに、簡単なことです。
我が国は世界中から傭兵を募っておりますからね。
声をかければ、傭兵に当たるというわけです。
Waoud : ……っと、益体もない話でした。
いかがでしょう? 足をお止めしたのも何かのご縁。
ここで、あなたの未来を占われてみては?
冒険者の方ですから、お安くしますよ。ふふ。
Waoud : あなた方の国の貿易商から、
このようなことわざを教わったことがあります。
「ギルの切れ目が、縁の切れ目」。
Waoud : 少々お手持ちが
足りないようですね……。
Waoud : ……では、
これからあなたにいくつか質問を
させていただきます。
Waoud : 私の占いは少し変わってましてね。
なに、簡単な性格診断のようなものですので。
気楽にお答えください。
Waoud : あなたにとって運命とは?
Waoud : 1つのことを成し遂げるため
如何なる犠牲も惜しまない覚悟は必要か?
Waoud : あなたの手には
「禁忌とされた書物」が握られている。
紐解くことで、すべての叡智を得ることができる。
だが、同時に多くの物を失うだろう。
Waoud : 1つの命で万の民が助かるならば
自らの命を喜んで差し出す勇気はあるか?
Waoud : 富と名声を得るが
波乱万丈の人生と、富も名声もないが
平穏無事な人生。どちらを選ぶ?
Waoud : 生と死の狭間……。
暗き冥府へ落ちるよりも、「獣」となってでも
その生を望むか?
Waoud : かつての戦友が裏切り、
武器を手にして襲いかかってきた。
Waoud : 愛する者が
重い病に侵され、余命幾許もない……。
「その手でこの命を紡いでほしい」と願ったら?
Waoud : 激しい戦いの最中。
足元に倒れている敵兵はかつての友だった。
息も絶え絶え、あなたはどうする?
Waoud : 大恩ある主君の命ならば、
たとえ、あなたの正義に反しようとも
変わらず忠誠を捧げ、命令を実行するか?
Waoud : ……以上です。
私の占いにどうしても必要でしてね。
長々と失礼しました……。
Waoud : 炎蛇の暗示が出ています。
何事においても引かず、攻めの姿勢で
取り組むといいでしょう。
Waoud : ひとつ、公務代理店で
作戦を請け負われてみては?
大きな手柄を立てられるかもしれませんよ。
Waoud : 占いを生業としてる私が
いうのもなんですが、「運命」というのは
刻一刻と変化していくものだと思っています。
Waoud : 人によっては
すでに決められている、逃れられないと
悲観する者もいますが……どうでしょうか?
Waoud : ……っと、余談でしたね。
また私に占ってほしくなったときは
日をまたいだあとにでも、お越しください。
Waoud : あなたにも、
ワラーラの真理の蛇が見えんことを……。
占い料として、1000ギルを払った。
Waoud : 天、炎、風、土、水。
「五蛇の暗示」……が出ています。
これは、あなたの「運命」の転機の兆し。
Waoud : ……あなたはいずれ、
二者択一の道を迫られるでしょう。
どの道を選ぶかはあなた自身が決めること……。
Waoud : 選択の先になにが待つか、
私にはわかりません。しかしあなたは1つの道を
選ばなければならない。
Waoud : ……そう、必ず。
Waoud : ……以上です。
いかがでしたか? 驚かせてしまいましたか?
Waoud : ははは。
私がいうのも変ですけれど占いなんて軽く
とらえる程度でいいんですよ。
それが、どんな結果だろうとね。
Waoud : なにかのキッカケになれば、
その人にとっては、それがよい結果だったと
なるわけです。ふふ。
Waoud : さて、お代ですが……
中の国には、さる大変珍しい品がある、
との話を聞いたことがあります。
Waoud : そこでひとつ相談なのですが。
お代のかわりにその品を取ってきて
もらえないでしょうか?
Waoud : 実は、その品の話を聞いた
病床の老母が「死ぬ前に一目見てみたい」
と申しておりまして……。
Waoud : いえいえ、
お手間は取らせません。帰郷された時、
ついででよいのです。
Waoud : 占いでもいかがですか?
冒険者の方ですから、お安くしますよ。ふふ。
Waoud : そうですか、残念です。
Raubahn : 貴様はもう、
ここには用はないはずだが……?
Raubahn : なにゆえ私の前に立つ?
Raubahn : 貴様は代償を払い、
我らと同じ、青魔道士の力「青魔法」を
その手にしたのだ。
Raubahn : それ以上なにを望む?
……「器」もない、貴様が……。
Raubahn : まぁ、いい。
「器」など作り替えればいいことだからな。
Raubahn : 青魔法は、熟練するにつれ、
肉体を蝕みながら、馴染んでいくだろう。
Raubahn : だが、貴様が己の器を
越えた力を得ようとしたとき、自身が破滅に
導かれることを覚えておくがいい……。
Raubahn : 「過ぎたる力は身を滅ぼす」
……ということだ。
Raubahn : どうすればいいか、だと?
Raubahn : くくっ……簡単なことだ。
それに耐えうる肉体と力を身に付けるだけ……。
器を作り替えるとは、そういうことだ。
Raubahn : 貴様に言ったはずだ。
「敵を喰らい、奪い取って己が血肉として
いくしか道はないからだ」……とな。
Raubahn : 貴様の飽くなき
力への「渇望」をみせてみろ……。
Raubahn : ……我が「慧眼」に
適うほどの力を、貴様の内に見出せば……
……いや、少し喋りすぎたな。
Raubahn : (プレイヤー)
敵の血肉の中で、せいぜいもがくがいい。
最終更新:2006年05月03日 13:56