消えたカボチャ頭

行方不明の「エピキュリアンズ」団長。
港へ行くと言ったまま戻らないのだという。
一体どこへ行ってしまったのだろうか?



Ulamaal : あ、あんたはこの間の……
なぁ、冒険者さん
ウチの団長、どこかで見かけなかったか?

Qutiba : 実は団長が行方不明なのよ。
あの日、港に向かったまま戻らないの。

Qutiba : ……船に乗って
どこかへ行ってしまったのかしら。

Ulamaal : いや、それはないよ。
あの人、船酔い激しいから。

Qutiba : ああ、そうだったわね。

Qutiba : そういえば、ウラマール。

Ulamaal : ん? 何だ?

Qutiba : アタシね、
気になってることがあるの。

Ulamaal : まさか、
「食べ物が目の前で消える」
なんて言うなよ?

Qutiba : え!?
ウラマールも見たの?

Ulamaal : やっぱり、そうか。
団長の仕業に違いないな。

Qutiba : ウラマールもそう思う?
でも、何かの事件に巻き込まれていたとしたら?

Ulamaal : 事件ねぇ。
それを言ったら、あの人自体が事件だよ。
まったく世話の焼ける。

Ulamaal : そうだ、あんた。
団長探すの手伝ってくれないか?

Qutiba : お願いできないかしら?
アタシ達、料理に関すること以外は
てんでダメなのよね。ましてや、この広い
アルザビで人探しなんて……。

  • 手伝わない
  • 手伝う

Ulamaal : おお! 手伝ってくれるか! 
探す方法はあんたに任せるよ。
頼んだぜ!

Qutiba : 団長のことだから、
きっと食べ物の近くにいるハズよ。
よろしくね。

Ulamaal : そういえば
ウィンダスからきた料理人が、
辺民街のどこかにいたっけ。
なにか情報が聞けるかもな。



Fochacha : おや、あんたかい。
元気そうだねえ。

Topok-Hippok : あ。

Fochacha : 「あ。」じゃないよ!
おまえって子は!

Fochacha : 礼の一つも言えないのかい?
お世話になったんだろ?

Topok-Hippok : ……お世話になりました。

Fochacha : まったく。
愛想の無い子ですまないね。
こんな風に育てた覚えはないんだけどね。

Fochacha : で、私に何か用かい?

Fochacha : 何だって?
あの、カボチャ頭のガルカが行方不明?

Fochacha : どうだろうねぇ。
あれ以来、見ていないけれどねぇ。

Topok-Hippok : カボチャ頭なら……
消えちまったよ。

Fochacha : 消えた?
それ、どういう意味だい?

Topok-Hippok : 文字どおりだよ。
消えちまったんだよ、あの日。
オバケみたいにスウっとね。

Fochacha : まさかおまえ……。

Topok-Hippok : な、何もしてねぇよ。
香りも味も、そのまんまだったろ?

Fochacha : 何かしたんだね?

Topok-Hippok : あ、あのガルカが!
半分以上使っちまったから。ふ、増やしただけだよ。
調合して……。

Fochacha : 調合!?
もしかして、錬金術かい!?

Fochacha : また錬金術の真似事なんかして!

Fochacha : こともあろうに、
食材を錬金術の真似事に使うなんざ、
料理人として失格だよ!!

Topok-Hippok : う、うるせえやい!

  • 百烈拳

Topok-Hippok : うう。オレは調理なんて、
勉強したくなかったんだよう!

Fochacha : だっておまえ。
嫌だって、言わなかったじゃないか。

Topok-Hippok : 言ったよ!
聞かなかったのは、母ちゃんじゃないか!?

Fochacha : どっちにしたって、
食材を錬金術の材料に使っちまうなんて、
私の子じゃないよ!!

Topok-Hippok : オ、オレだって!
錬金術を認めてくれない母親なんて……
いらねぇよ!

Fochacha : まったく。どうしてまた、
錬金術なんてやりたがるんだろうねぇ。
調理の素晴らしさが、なんで解らないのかねぇ……。



Fochacha : ちょっと、言いすぎたかねぇ。
あの子のあんな真剣な顔……。
初めて見たよ……本気なんだねぇ。



Topok-Hippok : 何しにきたのさ。
母ちゃんと話してたの見てただろ?
放っておいてくれよ。

Topok-Hippok : 母ちゃんは
昔からあんな感じでさ、
調理のことしか目に入ってないんだ。

Topok-Hippok : 錬金術なんて、
調理よりつまらないって決め付けてるのさ。

Topok-Hippok : オレ、本気で錬金術をやりたいんだ。
だから、こうして独学で今までやってきたんだ。

Topok-Hippok : あの時、
プリズムパウダーの効果を
うまく消したつもりだったんだけど、
他の材料の分量を間違えて……。

Topok-Hippok : オレのせいで、
「インビジ」の効果が消えないでいるんだ。

Topok-Hippok : もし……
あのカボチャ頭が横取りしなかったら、
冒険者さんが、食べていたんだよな。

Topok-Hippok : ……ごめんよ。

Topok-Hippok : よし!
アイツを元に戻してあげなきゃ。

Topok-Hippok : 冒険者さん。
オレ、カボチャ頭が消えちゃってから、
あちこち聞いてまわったんだ。

Topok-Hippok : 聞いた話だとこの近くにある
ワジャーム樹林に、虹苺がなってるんだ。

Topok-Hippok : 眼に見えない果実だけど、
たまーーに、見つける人がいるんだって。

Topok-Hippok : 見つけた人が、
その場で口にしたとたん。

Topok-Hippok : インビジが急にきれて、
周りのモンスターがいっせいに……

Topok-Hippok : 他にも効果があるらしいけど、
きっとこれでカボチャ頭を戻せると思うんだ。

Topok-Hippok : お願いってのは、
その虹苺を取ってきてほしいってことなんだ。

Topok-Hippok : オレも調べた後に行ってみたけど
……見つけられなかったんだ。
でも、冒険者さんなら見つけられるかもしれない。

Topok-Hippok : オレはその間に、
あのカボチャ頭を誘き寄せてみるよ。
美味しそうな香りの料理を使ってね。

Topok-Hippok : うまくいったら、
カボチャ頭の仲間がいる茶屋へ連れていくから、
そこで落ち合うことにしようよ。

Topok-Hippok : じゃ、よろしくね!
また後で!



=== Area: Wajaom Woodlands ===
だいじなもの:虹苺を手にいれた!



Qutiba : ああ、冒険者さん。
トポクヒッポクから聞いてるわ。

Qutiba : 団長を助けるために、
虹苺を取ってきてくれたのね。

Ulamaal : トポクだ、
戻ってきたぞ。

Ulamaal : 団長はどこだ?

Maudadt : クティーバ、ウラマール。
心配かけたの。

Qutiba : 団長!?
ここにいるんですね?

Topok-Hippok : 特別に仕入れて焼いた、
肉汁したたるワイルドステーキしかけたら、
一発だったよ。

Topok-Hippok : あ!
虹苺が見つかったんだね!?
やっぱり、冒険者さんに任せてよかったよ。

Topok-Hippok : ありがとう。
これで、すぐに元に戻すことができるよ。

Topok-Hippok : ちょっと待ってて、
こいつを絞ってと……。

Topok-Hippok : よし、できた。
ぐいっと一気に飲みなよ。
すぐに姿が現れるはずさ。

Maudadt : グッフォオ!!
熱い! 身体が燃えるようだ!!
何じゃ、この果実は!?

Qutiba : 団長!
だっ大丈夫ですか!?

Maudadt : グッフッフ。
冗談だ、クティーバ。
ワシは元気このうえないぞ。

Ulamaal : 団長!
ご無事で何よりです!!

Maudadt : 小僧、世話になったの。

Topok-Hippok : あああ! カ……カボチャがない!

Maudadt : カボチャ? ああ、あの帽子か。
どこかでなくしてしもうた。

Maudadt : さて、まーた腹が減ったのう。
何か食ってくるでよ。グッフフ。

Topok-Hippok : あんな顔だったのか……。

Topok-Hippok : あ、母ちゃん。

Fochacha : 全部見ていたよ。
よくやったじゃないか。

Fochacha : トポクや。
錬金術の真似事で、他人様に迷惑かけるぐらいなら、
ちゃんと錬金術ギルドで勉強おし。

Topok-Hippok : じゃあ……!!
オレ、錬金術やっていいんだね!?

Fochacha : おまえの人生さ、好きにおし。

Topok-Hippok : ううう。
オレのほうこそ、生意気言ってごめんよ。

Topok-Hippok : オレ、決めたよ。
母ちゃんを手伝いながら、錬金術を勉強する!

Fochacha : おまえって子は!
泣かせるじゃないか……。

  • 百烈拳

Fochacha : あんれまぁ。
ちょいと力が入りすぎちまったよ。

Qutiba : あの……
感動してるところ失礼ですが、
よろしいかしら?

Qutiba : よかったら、
私達、「エピキュリアンズ」と一緒に、
活動しませんか?

Ulamaal : 俺達は泣く子も黙る食通さ!
1に食べて、2に料理。
3・4が栽培、5に食べるんだ!

Ulamaal : まぁ、普通は3・4がなくて……
と続くわけだが、そこはあえて「栽培だ」!

Ulamaal : 俺は栽培が得意なんだが、
いいか? 栽培ってのは土が命だ。
「選ばれし土を求めよ、されば与えられん。」
とまぁ、こういった名言が……

Qutiba : ふふふ、ウラマール静かにして。
アタシ達は日夜、新しいレシピの開発に
すべてを捧げる美食家なの。

Qutiba : あなた達の故郷の料理も、
ぜひ取り入れていきたいのよ。

Fochacha : なるほど、腕が鳴るね。
ぜひ、一緒にやらせておくれ。

Qutiba : トポク、
あなたの行動力にも期待しているわ。ぜひ、
アタシ達のレシピ開発に協力してほしいの。

Topok-Hippok : オ……オレ?
オレに出来ることでよければ、
力になるよ。

Ulamaal : 頼もしい仲間が増えたぜ。
よろしくな、お二人さん。

Qutiba : ようこそ、
「エピキュリアンズ」へ。
よろしくね。

Topok-Hippok : よ、よろしく。

Fochacha : こちらこそ。近東の食材については、
わからないことだらけさ。いろいろ教えとくれ。

Fochacha : さぁて、今日のところは
帰ることにするよ。

Fochacha : あんたにも、
本当に世話になったね。ありがとう。

Ulamaal : そうだ。
あんたにお礼しなきゃな。

Qutiba : ちゃんと考えてあるのよ。

Qutiba : これよ。
きっと、あなたの役にたつわ。

Ulamaal : また、
遊びに来てくれよな。
ごちそうするぜ。

アトルガン白銀貨を手に入れた。



Qutiba : お世話になったお礼に
アタシたちが書きためたレシピの中から
なにか1つ、あなたに教えてあげるわ。

Qutiba : いくつかあるのだけど
ウラマールは「秘伝」にしたいみたいなの。
だから、教えるのは少しずつね。

Qutiba : しっかり聞いてね。
今回あなたに紹介するのは、そうね。
これがいいわ。ローストコーヒー。

Qutiba : レシピをいうわね。
加工には、炎のクリスタルを使うわ。
必要な材料は、コーヒービーンだけよ。

Qutiba : あとはあなた次第。
ぜひ1度、チャレンジしてみて。



Ulamaal : 世話になりっぱなしじゃ
エピキュリアンズの名が泣くってもんだ。

Ulamaal : 俺たちが日々、食の追及で
生み出した「秘伝のレシピ集」からどれか1つ。
特別、あんただけに教えてやるよ!

Ulamaal : なにを教えるかは
俺の気分次第だけどな。聞くかい?

Ulamaal : その言葉を待ってた!
今回のお題はズバリ、バルックシシだ!

Ulamaal : レシピをいうぞ。
加工には、炎のクリスタルが必要だ。
こいつの材料はだな。カザムがらし、
マウラのにんにく。それと、ブラックペッパーだ。

Ulamaal : まだあるぞ。
岩塩、ミスラントマトだろ。
それとクルチュバルウだ!

Ulamaal : どうだ!
しっかりと頭に叩き込んだか?
叩き込んだらあとは、実践あるのみだ!



Fochacha : この国の料理を
あたしなりに研究してるところさ。
あっちじゃなかった食材もたくさんあるからねぇ。
料理の世界はまだまだ奥深いよ。

Fochacha : トポクなら錬金術を
基礎からギルドで学び中さ。
あたしも、母親としてがんばんなきゃねぇ!

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最終更新:2006年05月11日 06:24
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