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宇佐和成&アーチャー - (2016/12/17 (土) 01:03:32) の1つ前との変更点

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*宇佐和成&アーチャー◆NIKUcB1AGw ◆ ◆ ◆ なんでこんなことになってしまったのだろう、と宇佐は思い返す。 たしか最後の日常の中での記憶は、図書委員として本の整理をしていた光景だ。 その時本に挟まっていた紙に気づき、手に取ったところで記憶がぷっつりと途切れている。 思うに、あれが脳に叩き込まれたルールの中にある「白紙のトランプ」だったのだろう。 日常の中の何気ない行動のせいでこんなデスゲームに巻き込まれてしまうとは、もっと慎重に生きるべきだっただろうか。 いや、ただ紙を手に取っただけでこんなことになるなんて、想像できるはずがない。 そこまで気をつけていたら、24時間心の安まるときはないということになってしまう。 「何をアホ面でボーッとしているのですか。ただでさえ知性の足りない顔立ちをしているというのに」 サーヴァントの暴言が、宇佐の思考を中断させる。 あれから自分のクラスがアーチャーであることだけは教えてくれたが、それを除けば彼の口から出るのは罵詈雑言ばかり。 宇佐にとって有益な情報は、全くない。 「あのさあ……」 「何です? 不快なのであまり口をききたくないのですが」 「いや、それだよ! そりゃ俺だって、会ったばっかりのやつとすぐ仲良くなれるとは思ってないよ?  けど、なんでそうやってわざわざ溝を作るんだよ!  俺たち、これから協力していかなきゃならないんだぞ?  お互い歩み寄る努力をさあ……」 「いやでございます」 宇佐の熱弁を、アーチャーはあっさり否定する。 「私は呪いの塊でございます。他人を信頼し、協力するなど有り得ません。  私にとってあなたは、一方的に利用するだけの存在でございます」 「こいつめんどくせえぇぇぇぇぇぇ!!」 がっくりうなだれる宇佐。 だが、その心は折れたわけではない。 宇佐は、死にたくない。ずっとそばにいたい人が、元の世界で帰りを待っているのだから。 いや、本当に待っていてくれるかはわからないが。そうだと信じたい。 とにかく、宇佐は生きて帰りたい。 だが平凡な高校生にすぎない彼が生き延びるには、サーヴァントの力を借りるしかない。 ゆえに、何としてでもアーチャーと良好な関係を築かなければならないのだ。 (見てろよ、ちくしょう。絶対に利用されるだけで終わったりしないからな!  伊達に今まで、変人の相手ばっかりしてきたわけじゃないってところを見せてやる!) 静かに闘志を燃やす宇佐。 その傍らで、アーチャーもまた自分の世界に入っていた。 (聖杯さえ手に入れば、私とこひな様だけの理想の世界が……。  ふふふふふ、何としてでも手に入れてやりましょう!) こうして、惚れた相手のことしか頭にない二人の聖杯戦争が始まった。 -------- 【クラス】アーチャー 【真名】狗神 【出典】繰繰れ!コックリさん 【性別】不明(人格は男) 【属性】混沌・悪 【パラメーター】筋力:E 耐久:EX 敏捷:C 魔力:C 幸運:E 宝具:C 【クラススキル】 対魔力:C- 魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。 Cランクでは、魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 ただし呪いの化身であるアーチャーは、聖なる力や浄化の魔術は無効化できないどころか致命傷になりかねない。 単独行動:A マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。 Aランクなら、マスター不在でも一週間程度現界可能。 【保有スキル】 超再生:A 元来妖怪というものは滅多なことでは死なない存在であるが、アーチャーは特に回復力に優れた妖怪である。 具体的には、全身をミンチにされても蘇るほど。 ただし「超速再生」ではないので、大きな負傷はそれだけ回復に時間がかかる。 ストーキング:B 愛した標的を追い求め続けるためのスキル。五感と魔力を含めた野生の本能とでも言うべき代物。 精神異常:A 精神を病んでいる。狂化ではなく、周囲の空気を読めなくなる精神的なスーパーアーマー。 変化:D 文字通り「変身」する。 女体化したりアニマルモードになったりできる。 【宝具】 『1匹見たら30匹(インフィニティ・ストーカー)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:― 自らの分身を生み出す能力が、宝具となったもの。 生み出した分身は姿がアニマルモードで固定され、「超再生」のスキルを持たない。 ステータスも本体より低いためすぐ死ぬが、死んでも本体にはまったく影響がない。 分身がいる状態で本体が消滅した場合、即座に分身も消滅する。 【weapon】 拳銃 【人物背景】 ある捨て犬が死後、この世への未練と恨みにより妖怪に転生した存在。 生前に唯一優しくしてくれた(後に彼の思い込みであることが判明するのだが)市松こひなに偏執的な愛情を抱き、彼女の元に押しかけて強引に取り憑いてしまった。 生前の性別を覚えていないため、男女どちらの肉体にもなれるが男の方がデフォルトである。 なぜか軍服風の服装で、拳銃を武器とする。 他の妖怪と違い、アニマルモードでは犬そのものではなくファンシーなマスコット風の姿になる(こひなの気を引くために、意図的に選んだ姿である)。 性格は陰険で陰湿。「こひな以外のものは自分も含めて全て嫌い」とのたまう。 【サーヴァントとしての願い】 こひなと自分だけの世界を作り上げる。 【基本戦術、方針、運用法】 マスターに従う気ゼロなので、運用もクソもない。 いちおう戦術としては、サーヴァントとしての力量不足を補う奇襲が有効だろう。 超再生があるので、多少無茶な策を取ってもリカバリー可能である。 【マスター】宇佐和成 【出典】僕らはみんな河合荘 【性別】男 【マスターとしての願い】 無事に元の世界に帰る 【weapon】 なし 【能力・技能】 「変ショリ」 『変人処理班』の略。 周りに変人ばかり集まってくる星の下に生まれたため、そういった人種の扱いに長けている。 【人物背景】 家庭の事情により、下宿屋「河合荘」に住むことになった高校生。 同じく河合荘に住む学校の先輩・河合律に惚れており果敢にアプローチを続けているものの、彼女の異様に面倒な性格のせいで悪戦苦闘している。 やや妄想癖の気があるものの、基本的には善良で平凡な男子高校生である。 【ロール】 留学中の高校生 【方針】 生存優先 -------
*宇佐和成&アーチャー◆NIKUcB1AGw ◆ ◆ ◆ なんでこんなことになってしまったのだろう、と宇佐は思い返す。 たしか最後の日常の中での記憶は、図書委員として本の整理をしていた光景だ。 その時本に挟まっていた紙に気づき、手に取ったところで記憶がぷっつりと途切れている。 思うに、あれが脳に叩き込まれた[[ルール]]の中にある「白紙のトランプ」だったのだろう。 日常の中の何気ない行動のせいでこんなデスゲームに巻き込まれてしまうとは、もっと慎重に生きるべきだっただろうか。 いや、ただ紙を手に取っただけでこんなことになるなんて、想像できるはずがない。 そこまで気をつけていたら、24時間心の安まるときはないということになってしまう。 「何をアホ面でボーッとしているのですか。ただでさえ知性の足りない顔立ちをしているというのに」 サーヴァントの暴言が、宇佐の思考を中断させる。 あれから自分のクラスがアーチャーであることだけは教えてくれたが、それを除けば彼の口から出るのは罵詈雑言ばかり。 宇佐にとって有益な情報は、全くない。 「あのさあ……」 「何です? 不快なのであまり口をききたくないのですが」 「いや、それだよ! そりゃ俺だって、会ったばっかりのやつとすぐ仲良くなれるとは思ってないよ?  けど、なんでそうやってわざわざ溝を作るんだよ!  俺たち、これから協力していかなきゃならないんだぞ?  お互い歩み寄る努力をさあ……」 「いやでございます」 宇佐の熱弁を、アーチャーはあっさり否定する。 「私は呪いの塊でございます。他人を信頼し、協力するなど有り得ません。  私にとってあなたは、一方的に利用するだけの存在でございます」 「こいつめんどくせえぇぇぇぇぇぇ!!」 がっくりうなだれる宇佐。 だが、その心は折れたわけではない。 宇佐は、死にたくない。ずっとそばにいたい人が、元の世界で帰りを待っているのだから。 いや、本当に待っていてくれるかはわからないが。そうだと信じたい。 とにかく、宇佐は生きて帰りたい。 だが平凡な高校生にすぎない彼が生き延びるには、サーヴァントの力を借りるしかない。 ゆえに、何としてでもアーチャーと良好な関係を築かなければならないのだ。 (見てろよ、ちくしょう。絶対に利用されるだけで終わったりしないからな!  伊達に今まで、変人の相手ばっかりしてきたわけじゃないってところを見せてやる!) 静かに闘志を燃やす宇佐。 その傍らで、アーチャーもまた自分の世界に入っていた。 (聖杯さえ手に入れば、私とこひな様だけの理想の世界が……。  ふふふふふ、何としてでも手に入れてやりましょう!) こうして、惚れた相手のことしか頭にない二人の聖杯戦争が始まった。 -------- 【クラス】アーチャー 【真名】狗神 【出典】繰繰れ!コックリさん 【性別】不明(人格は男) 【属性】混沌・悪 【パラメーター】筋力:E 耐久:EX 敏捷:C 魔力:C 幸運:E 宝具:C 【クラススキル】 対魔力:C- 魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。 Cランクでは、魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 ただし呪いの化身であるアーチャーは、聖なる力や浄化の魔術は無効化できないどころか致命傷になりかねない。 単独行動:A マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。 Aランクなら、マスター不在でも一週間程度現界可能。 【保有スキル】 超再生:A 元来妖怪というものは滅多なことでは死なない存在であるが、アーチャーは特に回復力に優れた妖怪である。 具体的には、全身をミンチにされても蘇るほど。 ただし「超速再生」ではないので、大きな負傷はそれだけ回復に時間がかかる。 ストーキング:B 愛した標的を追い求め続けるためのスキル。五感と魔力を含めた野生の本能とでも言うべき代物。 精神異常:A 精神を病んでいる。狂化ではなく、周囲の空気を読めなくなる精神的なスーパーアーマー。 変化:D 文字通り「変身」する。 女体化したりアニマルモードになったりできる。 【宝具】 『1匹見たら30匹(インフィニティ・ストーカー)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:― 自らの分身を生み出す能力が、宝具となったもの。 生み出した分身は姿がアニマルモードで固定され、「超再生」のスキルを持たない。 ステータスも本体より低いためすぐ死ぬが、死んでも本体にはまったく影響がない。 分身がいる状態で本体が消滅した場合、即座に分身も消滅する。 【weapon】 拳銃 【人物背景】 ある捨て犬が死後、この世への未練と恨みにより妖怪に転生した存在。 生前に唯一優しくしてくれた(後に彼の思い込みであることが判明するのだが)市松こひなに偏執的な愛情を抱き、彼女の元に押しかけて強引に取り憑いてしまった。 生前の性別を覚えていないため、男女どちらの肉体にもなれるが男の方がデフォルトである。 なぜか軍服風の服装で、拳銃を武器とする。 他の妖怪と違い、アニマルモードでは犬そのものではなくファンシーなマスコット風の姿になる(こひなの気を引くために、意図的に選んだ姿である)。 性格は陰険で陰湿。「こひな以外のものは自分も含めて全て嫌い」とのたまう。 【サーヴァントとしての願い】 こひなと自分だけの世界を作り上げる。 【基本戦術、方針、運用法】 マスターに従う気ゼロなので、運用もクソもない。 いちおう戦術としては、サーヴァントとしての力量不足を補う奇襲が有効だろう。 超再生があるので、多少無茶な策を取ってもリカバリー可能である。 【マスター】宇佐和成 【出典】僕らはみんな河合荘 【性別】男 【マスターとしての願い】 無事に元の世界に帰る 【weapon】 なし 【能力・技能】 「変ショリ」 『変人処理班』の略。 周りに変人ばかり集まってくる星の下に生まれたため、そういった人種の扱いに長けている。 【人物背景】 家庭の事情により、下宿屋「河合荘」に住むことになった高校生。 同じく河合荘に住む学校の先輩・河合律に惚れており果敢にアプローチを続けているものの、彼女の異様に面倒な性格のせいで悪戦苦闘している。 やや妄想癖の気があるものの、基本的には善良で平凡な男子高校生である。 【ロール】 留学中の高校生 【方針】 生存優先 -------

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