ルール


【企画概要】

  • 当企画はTYPE-MOON原作の『Fate』シリーズの設定をモチーフとした、版権キャラによる聖杯戦争を行うリレー小説企画です。
  • 参加者は作品世界を越えて現れた『白紙のトランプ』に導かれて、『ムーンセル・オートマトン@Fate/EXTRA』の電脳空間内に再現された偽りの『スノーフィールド@Fate/strange Fake』を舞台に、後述のルールに則った聖杯戦争を行います。



【基本ルール】


※形式:15組のマスターとサーヴァントによる、スノーフィールドで再現された聖杯戦争

※勝利条件:※13種類の『聖杯符(カリスカード)』を集め、ムーンセルの中枢『熾天の檻』へのアクセス権、つまりは聖杯の使用権を獲得するサーヴァントとそのマスターの主従になること




1.再現された聖杯戦争について


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 ここでいう聖杯戦争はムーンセル・オートマトンが記録に値する人間の魂を選出するために執り行う儀式のことを指します。目的を果たすのに最も優れた観察様式として、地上で行われていた『聖杯戦争』という形式が選ばれた結果、地上のそれを再現しているという設定です。

 今回の主なモデルとして選ばれたのは、『Fate/strange Fake』本編で描かれた『偽りの聖杯戦争』となります。ただし、当企画においては真偽の別はなく、実際に召喚されるサーヴァントの数も更に二騎増加しています。

 聖杯獲得条件について、運営用NPCは詳細を把握していますが、予選期間中は参加者に公開する権限を与えられていません。

 地上における聖杯戦争の再現率を向上させるため、当聖杯戦争では神秘の秘匿(行為の再現)が重要視されており、市民用NPCとは別に地上における状況を再現するための運営用NPCが用意されています。
 監督役を筆頭とする運営用NPCは『Fate/EXTRA』本編におけるNPCに近い役割で、聖杯戦争の円滑な運営や神秘の秘匿のために参加者の補助を行いますが、放置することで神秘の漏洩が不可避となった場合には該当する主従を地上の監督役に可能なレベルで再現された能力と権限で処罰します。
 そのため、仮に市民全員の魂食いやスノーフィールドの消滅を齎しても神秘の秘匿さえできていれば問題となりませんし、逆に虫一匹傷つけていなくとも神秘の漏洩が不可避である事態を招けば処罰対象となり、違反した主従は討伐令を発令されるなどのペナルティを負う可能性があります。



2.NPCについて


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 NPCは大まかに分類すると、市民用NPCと運営用NPCの二種類が用意されています。
 前者はスノーフィールド市民の役割を与えられた元マスター候補、つまり本戦出場のマスター達同様、並行世界から連れて来られた生身の人間となります。そのため「魂食い」の対象とすることが可能です。
 後者はムーンセルが元来有するNPCで、聖杯戦争の管理・監督を行っている意識体のことです。本来はシステム関連の重要な管理を担っている人工知能ですが、今回は敢えて管理AIとしての機能の大部分を没収して、地上における管理者(魔術協会、聖堂教会から派遣された関係者)が持ち得るレベルの能力・権限しか与えられていません。

 市民用NPCはムーンセルによって、超常的能力の封印および与えられた役割のロールプレイから逸脱した行為を抑制する刷り込みがされています。
 また、各マスターと関わりのある並行世界上の同一人物、あるいはその当人が存在する可能性もあります。

 舞台となるのは電脳世界ですが、現実世界から招かれたマスター、及び市民用NPCは肉体ごと量子情報化されて取り込まれており、基本的には死亡しても遺体は消去されずその場に残ります。



3.舞台、及びその場におけるマスターの立ち位置について


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  • 『Fate/strange Fake』の舞台となったアメリカ大陸西部の架空都市スノーフィールド。当聖杯戦争においても、ムーンセルによって電脳空間に再現されたこの街を舞台としています。

  • 時代設定も『Fate/strange Fake』同様で、『Fate/stay night』の数年後という時代背景でスノーフィールドが再現されています。季節は冬の初め頃を想定しております。

  • マスターは、基本的に最初は「スノーフィールドの市民」という役割の市民用NPCを演じています。もちろん旅行者として一時的に滞在しているだけなど、市民ではない立ち位置になる可能性もあります。
 記憶を取り戻すことで令呪が宿り、マスター権を獲得します。その後、予選終了まで主従揃って生き残ったマスターが本戦出場者となります。

  • 公用語は英語ですが、読み書きや日常会話に不自由しない程度の言語能力、及び時代背景等の一般常識の知識はあらかじめ各マスターに与えられています。

  • 当企画においては、原作よりも住民の中の割合として諸外国からの移住者、ホームステイ等による国際体験生活者、及び周囲の大自然を目当てとした観光客等が存在し、違法移民と合わせて原作で語られているよりも遥かに多様な人種の坩堝と化している、という独自の設定を追加しています。
 その他、書き手さんの裁量で、SSの都合に合わせて設定を修整しても構いません。
 また、地区のイメージに合わせた施設(参戦作品の原作施設含む)を追加することも許可します。


スノーフィールドの主な施設、及び地区の特徴


スノーフィールド市内



中央区

以下の施設の他、教会等が存在する名の通り街の中心となる地区。

中央公園

 噴水などを備えており、日中はカップルや親子連れが闊歩しているなど人気のある場所。

警察署

 近代的な造りで、エントランスは三階層吹き抜けになっている。

中央病院

 美術館を思わせる白塗りの外観が特徴。街の中でも最高の設備を備えており、外科から心療内科まで担当している巨大な病院。

クリスタル・ヒル

 街の中心部にあるビル群の中で、最も高くそびえ立つカジノホテル。
 市庁舎等、街の重要施設が集中するセブンスストリートに立地する一流ホテルであるほか、市内最大のカジノ設備を誇っており、街最大の娯楽施設となっている。
 最上階にある部屋、ロイヤルスイートは全面ガラス張りとなっている。


安モーテル

街の中心部から少し距離のある平屋の宿泊施設。街の中でも古い部類に入る。
近くには同じ値段のホテルや、雑貨店のチェーンも兼ねるドラッグストアが存在している。

オペラハウス

街の中心部から少し離れたところにある建造物。街の創設当時から存在しており、少なくとも建造から50年も超えている。

食肉工場

工場が立ち並ぶ区画の奥まった場所にある施設。周囲の巨大な工場を壁としている。
近隣の地区産業が盛んでないためか、時期によっては稼働しておらず、住民からもその存在を認知されていないが、マフィアの活動拠点という噂もある。


スノーフィールド郊外


北部・峡谷地帯

グランドキャニオンを思わせる赤い岸壁が連なる大渓谷。
そこから程遠いところにある山岳部には天然の洞窟が存在している。

西部・森林地帯

乾燥地域には不似合いともいえる深い森林。

東部・湖沼地帯

幾つかの澄んだ湖と、その合間に無数の沼が広がっている地帯。
四方の郊外の中では比較的開発が進んでおり、湖沼の間に道路が張り巡らされ、釣り場やレジャー用の別荘が点在している。

南部・砂漠地帯

都市部から見ると豁然と広がる砂漠の地帯。
アメリカ大陸にあるコロラド砂漠やアリゾナ砂漠に比べると面積は狭いが、それでも足を踏み入れれば遭難することもある。



4.『白紙のトランプ』について


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『白紙のトランプ』は当企画内におけるムーンセル・オートマトンが時空を越え接続した無数の並行世界に、無作為にばら撒いた偽りのスノーフィールドへの招待券です。場所を問わず至る所に出現している可能性があります。

 マスターがNPCとして生活している間は、それぞれの『白紙のトランプ』は没収されていますが、記憶を取り戻し令呪を宿すと同時に再び支給されます。
 この『白紙のトランプ』を核にサーヴァントが召喚されますが、それに要する時間には個体差があります。具体的には書き手さんの裁量にお任せします。

 また、本選に進出したサーヴァントの核となった『白紙のトランプ』は、後述の『聖杯符』へと変化します。



5.その他マスターとサーヴァントについて


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 召喚されたサーヴァントの設定については原作Fateシリーズの設定に則るものとします。ただし『偽りの聖杯戦争』をモデルとしたため、本来ならムーンセルに記録されても英霊の座には存在し得ないような者までサーヴァントの規格に当て嵌めて召喚される可能性があります。

 地上における聖杯戦争の再現率を向上させるため、従来のムーンセルにおける聖杯戦争とは異なり、マスターはサーヴァントが敗退しても消滅することはありません。ただしスノーフィールドから脱出できる者は原則『熾天の檻』に到達する一人だけとなります。

 同様の理由から、令呪の全消費=マスターの死亡ではありません。しかし令呪の喪失には後述の『夢幻召喚』が不可能となるデメリットが存在します。

 マスターが死亡した場合は、サーヴァントは消滅を免れません。しかし、消滅するまでの猶予中に他マスターと契約を交わせば、これを免れます。
 なおムーンセルにおけるサーヴァントはマスターのIDに関連付けられているため、一人のマスターが現界している複数のサーヴァントと同時に契約を持つことはシステム上不可能となります。
 但し契約を解消し、新たな主従を結成することは可能です。




6.『小聖杯』=『聖杯符(カリスカード)』について


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 『聖杯符』は予選の終了を合図に、サーヴァントの霊核となった『白紙のトランプ』がスートとカテゴリーナンバーを与えられ変化したものです。
 変化した後のカードの種類については、マスターはステータス欄からの確認が可能です。この際与えられる数字そのものはサーヴァントと縁のある物が(時には別スートも含み)選ばれただけで、特に(サーヴァントの格付けなどの)意味を持つことはありません。

 『聖杯符(カリスカード)』は聖杯(Chalice)を象徴とするハートスートのトランプですが、例外としてジョーカー、エキストラ・ジョーカーの二枚が含まれています。それぞれのカードは本来のトランプで言う絵札(J、Q、K)以外にも、それぞれのサーヴァントのクラスを象った絵が描かれています(>>1としては、サーヴァントのクラスカードを数字に関係なくハートのトランプにしたようなものと考えています)。

 サーヴァントが敗退・消滅した後も、その『聖杯符』は偽りのスノーフィールドに残存します。SE.RA.PH内では原則としていかなる権限・能力を用いてもこれらカードを消滅させることはできません。また、消滅していないサーヴァントから『聖杯符』を入手することも不可能です。なお、一度『聖杯符』と化したサーヴァントがこの聖杯戦争中に復活する・再召喚されることも同様にありえません。

 当聖杯戦争企画では13種類の『聖杯符』を最初に全て集めた主従が『熾天の檻』へのアクセス権、つまりは万能の願望器たる聖杯の使用権を獲得します。闘争を以って奪い合われるトロフィーカップであり、サーヴァントの魂を一時的に留めておく物質的器であるこれら『聖杯符』が、当聖杯戦争企画における『小聖杯』となります。
 なおハートスートの13枚全てが揃わない場合でも、必要なのは13『種』ですので、一枚だけならば『ジョーカー』のカードで代用することが可能です(この際、ジョーカーとエキストラ・ジョーカーは同一種扱いされます)。

 アクセス権を得られるのはあくまで”主従”であって、サーヴァント、もしくはマスター単独でアクセス権を得ることはできず、13種のカードを揃えた際に誰かしらと契約を結んでおく必要があります。

 『聖杯符』は令呪を持つ人物(現時点では各マスターと、預託令呪を保有する監督役NPC)が手にした場合、対応するサーヴァントを自らに『夢幻召喚(インストール)』することができます。

7.『夢幻召喚(インストール)』について


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 『聖杯符』を媒体とすることで英霊と一時的に同化し、その宝具とスキル、身体能力を会得する機能で、使用者はそのカードを核としていたサーヴァントの能力を再現できます。この聖杯戦争においては令呪を持つ者が『聖杯符』に触れて強く念じることで発動できるとします。

 但し、厳密には完全同一化することはできないため各ステータスが本来のものより1ランク低下し、スキルや宝具の効果も劣化する可能性があります。また変身中はそのサーヴァントを使役しているのと同等の魔力消費が使用者に要求されます。

 『夢幻召喚』中、使用者はその『聖杯符』に対応するサーヴァントの性質を獲得します。そのため狂化スキルによって自滅するまで魔力を消費したり、精神汚染スキルの類から影響を受けることがあるなどのリスクが存在し、場合によっては後遺症が残る可能性もあります。宝具、もしくはステータス欄に記載されていないそのサーヴァントの特性、生前の逸話に由来するデメリットも同様です。

 『聖杯符』と化したサーヴァントの人格は基本的に消滅していますが、個体差や『夢幻召喚』した者との相性によってはその記憶や魂の在り方が精神に影響を与えることもあるかもしれません。

 『夢幻召喚』しても、その『聖杯符』の元となった英霊がサーヴァントとして現界するわけではないため、現在既に契約しているサーヴァントのいるマスターでも『夢幻召喚』は可能となります。ただし、『夢幻召喚』できるサーヴァントは通常、一度につき一騎のみです。

 また、変身中の人物をサーヴァントに見立て、他のマスターと契約すると言ったことは不可能です。



8.その他


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※監督役について
 シエル@月姫は当聖杯戦争の監督役として用意された運営用NPCとなります。
 彼女は予選脱落者から回収された預託令呪を保有しているため、『夢幻召喚』の利用が可能です。また、プロローグで回収したサーヴァントカード・アーチャー(エミヤ)を保有しています。

※スタンド能力に係る可視化制限について
『聖杯符』は聖杯を模した魔術礼装であるため、『聖人の遺体』のような聖遺物に近しい性質を獲得しています。
 そのため、『聖杯符』を核とするサーヴァント、及びそれと契約で繋がったマスター、または『聖杯符』そのものを保有する人物は、スタンド能力者でなくともスタンドを目視することができます。
 逆に、それ以外の者がスタンドを視認することは、そもそもスタンド使いとサーヴァント契約をしているなど特別な繋がりがあるなどの、何かしら特別な要因がない限りできません。
 なお、サーヴァントカードでは『聖杯符』の代用にできないため、オープニング時点ではシエルを含む運営用NPCもスタンドを視認することはできません。

※追加サーヴァントについて
 中央教会には、ある条件を満たした場合に追加サーヴァントが召喚される触媒となる三枚の『白紙のトランプ』が保管されています。
 条件が満たされた場合には、一騎、もしくは四騎のサーヴァントが追加召喚される場合がありますが、条件が満たされなかった場合はそのまま放置されます。
 これら予備の『白紙のトランプ』は現時点では何のサーヴァントとも繋がりを持たず、『夢幻召喚』を行うことは不可能です。また、条件を満たしても『聖杯符』に置換されることはありません。



書き手ルールについて





《予約について》
  • 予約開始は2017/2/11(土)00:00 となります。
  • 予約期間は7日間、申請があれば3日まで延長可とします。


マップについて》

 1マスの大きさは約5km×約5kmです。
 こちらで用意した地図をwikiに収録しておきます。


《時刻刻みについて》
  • 以下の通り四時間制を採用します。

 未明(0~4)
 早朝(4~8)
 午前(8~12)
 午後(12~16)
 夕方(16~20)
 夜間(20~24)

  • なお、各キャラクターの初回の時間帯は「早朝」以降から選択してください。
 また、当企画では脱落者の通告等の定時放送は行われない予定です。ご了承ください。


《状態表テンプレートについて》
  • 基本的には他の聖杯系企画と同様のものになります。[所持カード]の欄に現在保有している『聖杯符』のカテゴリーを記入してください。


【地区名/○日目 時間帯】

【名前@出典】
[状態]
[令呪]残り◯画
[装備]
[道具]
[所持金]
[所持カード]
[思考・状況]
基本行動方針:
1.
2.
[備考]

【クラス(真名)@出典】
[状態]
[装備]
[道具]
[所持金]
[思考・状況]
基本行動方針:
1.
2.
[備考]







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最終更新:2019年07月18日 20:14