春野はるか&アーチャー(春野ムサシ)◆k7RtnnRnf2


00/夢という名のチカラ


 その少女は、花のように強く・優しく・美しく……夢に向かってひたむきに進んでいた。
 大切な夢を笑われたこともあった。夢を否定されて、絶望したこともあった。
 だけど、それでも少女は夢を諦められなかった。プリンセスのような素敵な人になって、みんなを笑顔にすること…………
 誰に何と言われようとも、その想いは決して捨てることができなかった。


 その青年は、誰にも負けない強い勇気と夢を忘れない純粋な心を持ち……夢に向かって真っ直ぐに走っていた。
 夢を追いかけるあまりに周囲を危険に晒して、時に守りたかった命を奪ってしまったこともある。それでも彼は諦めず、全ての命を守ろうと力を尽くした。
 全ては、幼き頃に出会った勇者のおかげ。憧れのウルトラマンがいたからこそ、彼はどんな困難も乗り越えられた。
 信じれば、夢は必ずかなう。その想いは敵であったカオスヘッダーにも届いて、そして共に生きる道を見つけた。



 そんな二人がこの世界で巡り合ったのも、またFate(運命)なのかもしれない。



     01/共に生きるというユメ


「うわぁ……!」

 春野はるかは見上げていた。
 彼女の前には、山のような巨大な生物が凛然と佇んでいる。全長は50メートルを遥かに超えて、あのゼツボーグやメツボーグ達よりもずっと大きい。
 例え遠くにいても、この巨体ならば簡単に見つけられるはず。まさしく、怪獣と呼ぶに相応しい存在感を放っていた。


 それでも、この怪獣が怖いとは思えない。
 穏やかな瞳でこちらを見下ろしていて、優しい印象を醸し出している。身体が大きすぎるだけで、普通の動物と何も変わらなかった。
 キュウウウ、と鳴き声をあげる。その声に、凶暴な雰囲気は微塵も感じられない。


 友好巨鳥リドリアス。
 鶏冠は太陽のように赤く染まっている一方で、身体は空のように青い。モーリス・メーテルリンクの童話に出てくる幸せの青い鳥や、望月ゆめ先生が描いた花のプリンセスのとりさんみたいだった。
 実際、こんなにも優しそうなリドリアスが誰かを傷付けるとは思えない。壮大で、そして穏和なその姿を見ていると、晴れ晴れとした気持ちになる。



「大きいパフ~……!」
「大きいロマー!」

 そしてリドリアスに目を輝かせているのは、はるかだけではない。はるかと一緒にいるロイヤルフェアリー達も同じだった。
 ピンク色の毛並みが整った小犬のようなパフと、可愛らしい蝶ネクタイがトレードマークな紫色のインコのアロマ。フェアリー達もまた、はるかの足元でリドリアスを見上げている。
 特にアロマは同じ鳥であるリドリアスに憧れを抱いているのか、異様なまでに目がキラキラとしていた。

「キュウウウウウ!」

 そんなアロマに答えるように、リドリアスはしゃがんでくれる。
 当然、身体があまりにも大きすぎるので、完全に視線を合わせることはできないけど、アロマとパフは喜んでくれた。

「パフ~!」
「ロマー!」
「キュウウウウ!」

 笑顔ではしゃぐパフとアロマに、リドリアスは優しく答えてくれる。
 リドリアスの言葉はわからないけど、彼らのことを友達だと思ってくれていそうだった。

「楽しそうだね、パフもアロマも」

 微笑ましい光景を前に、優しげな声が聞こえてくる。
 地球のような青さを誇る衣服を纏った茶髪の青年。彼こそが、アーチャーのクラスとして召喚されたサーヴァント……真名は、春野ムサシ。
 一見すると、カナタのような優しいお兄さんに思える。しかし彼は神秘的な雰囲気を放っていて、そしてもう一つの姿があった。
 プリンセスプリキュアのように、人々の夢と秩序を守る慈愛の戦士・ウルトラマンコスモスだった。

「リドリアスも喜んでいるよ! 君達と友達になれてよかったって」
「本当ですか! パフとアロマだって、リドリアスに会えてとても喜んでいますよ!」
「それはよかった!」

 はるかとムサシは互いに笑顔を向ける。
 リドリアスとは、ムサシにとって小さい頃からの親友らしい。サーヴァントとして召喚された際に、彼もまたこの世界に現れたとムサシは言っていた。
 サーヴァントであるムサシの友であるリドリアスも、はるかに協力してくれるようだ。心強いと思う反面、どこか申し訳なさも感じてしまう。
 その理由は、

「どうかしたのかい、マスター?」

 はるかの胸中を察したかのように、ムサシが問いかけてくる。

「えっ?」
「顔が暗くなっているよ……やっぱり、不安なんだね。聖杯戦争のことが」
「……はい。叶えたい夢の為に、誰かを絶望させる……そんなことで夢を叶えても、誰も幸せになんてなれません」

 花のプリンセスのように、素敵な人になりたい。それこそが春野はるかの夢であり、それを叶える為に今まで色んな事にチャレンジして、これからも続けるつもりだ。
 だけど、その為に他の誰かを傷付けようなんて考えたことがないし、それはプリンセスのやることではない。



 誰かの夢が、他の誰かの夢を犠牲にすることは確かにある。
 いなくなったカナタ王子の手がかりを見つける為に、プリンセスコンテストに出場したことがあった。一番にはなれなかったけど、天ノ川きららがレッスンをしてくれたおかげで、特別賞を貰えた。
 とても嬉しかったけど、選ばれなかった人達は落ち込んでいたかもしれない。悲しいけれど、夢が夢を台無しにするというのは……そういうことだろう。
 だけど、聖杯戦争を認められるかどうかは、全く別の話だ。



「それに、こんなことで夢を叶えるなんて私は嫌です! 私が叶えたい夢は、私自身の力で辿り着かないと意味がありません!
 自分以外の力で叶う夢なんて……私が夢見たプリンセスじゃありませんから!」
「プリンセス……それが君の夢なのかい?」
「はい! 私は小さい頃、花のプリンセスっていう童話を読んで、そこで素敵なプリンセスと出会いました。
 絵本に出てきたプリンセスは、とてもキラキラ輝いていて……本当に素敵だったんです! 強く・優しく・美しく…………まるで、綺麗なお花みたいでした!
 私は、そんなプリンセスみたいな素敵な人になりたいんです!」

 幼い頃に出会った花のプリンセスの姿が、はるかの脳裏に過ぎる。
 花のプリンセスはいつも素敵な笑顔を浮かべていて、みんなから愛されていた。けれど、そんなプリンセスにやきもちを焼いたとりさんが、プリンセスに嘘をついて、恐ろしいまじょが住む森に連れて行ってしまう。
 プリンセスはまじょに捕まってしまったけど、決して恐れたりせず、それどころか誰のことも責めたりしなかった。
 その想いは花を咲かせて、とりさんは目を覚ました。そうして反省したとりさんはプリンセスを助けに行った。

「ひどいことをしてごめんなさい」と、何度もとりさんは謝った。
「たすけてくれてありがとう。とりさんもわらって」と、プリンセスは笑顔で許してくれた。

 遠い日から何度も見たプリンセスはとてもキラキラしていて、彼女のようになりたいと思うようになる。
 その夢はとても非現実的で、何度も馬鹿にされたし、何度も否定された。だけど、誰に何と言われようとも……小さい頃に見た夢を裏切ることはできない。
 この夢を応援してくれたみんなだってそう。みなみも、きららも、トワも、ゆいも、カナタも…………これまでに出会ってきた、全ての人から貰った想いを無碍にするなんて、できるわけがなかった。

「プリンセスのような、素敵な人になりたい…………とっても素敵な夢じゃないか!」

 そして今だって、ここにいるムサシもそうだ。
 この夢を笑ったりなどせず、むしろ真っ直ぐに応援してくれている。そこには、溢れんばかりの暖かい夢が感じられた。

「僕も……君みたいに夢を持っていた。宇宙飛行士になって、ウルトラマンに会いたいって言う夢を。そして、怪獣達と共存したいという夢も、抱くようになった。
 その夢を叶える為に、いっぱい努力をしてきた……辛いことは何度もあったし、時には守りたかった怪獣を救えなかったこともある。
 だけど、絶対に諦めなかったからこそ……ウルトラマンコスモスは僕に答えてくれたんだ!」
「ウルトラマンコスモス……」
「僕に力を貸してくれた勇者の名前だ。彼がいたからこそ、僕はどんな困難も乗り越えることができたからね……コスモスが僕を信じて力を貸してくれたように、僕もマスターの力になりたい。
 マスターの夢を支えるつもりでいるさ」

 その瞳は青空のように穏やかで、どこまでも優しい。はるかの夢を応援して、時には様々な助言をしてくれた人達のようで、心が温かくなってしまう。
 はるかが今まで出会ってきた人達は、みんな夢に向かって真っすぐに努力をしてきた。
 その結果、他の誰かを追い抜いてしまうことはあったとしても、わざと相手を傷付けてまで夢を実現させようとした人はいない。だからこそ、夢を叶えられなかった人も、夢を叶えた人を応援してくれている。
 きららだって、ミュージカルショーに参加できなくなった時はあったけど、他のモデル達を貶そうとしたことはなかった。
 パフとアロマに、こうして出会ったムサシやリドリアスだって同じ。

「ありがとうございます」

 だからはるかは、この胸に宿る想いを告げる。
 はるか自身が成し遂げたいことを……そして、ムサシに対する気持ちを。

「私の夢は……今までも、そしてこれからも変わることはありません。その為にも、この戦いを……止める方法を考えたいと考えています」
「そうか……でも、それは決して簡単なことじゃない。君の夢を否定する人や、聖杯を求めて他の誰かを犠牲にする人だっている。
 それに、聖杯を求めて戦う人達にだって、何か理由があるはずだよ。例えば、大切な人を助ける為に聖杯を手に入れたい……みたいな、ね。
 君は、そんな人の夢を邪魔することになるかもしれないよ。それでもいいのかい?」

 ムサシの言いたいことはよくわかる。
 あらゆる願いを叶えてくれる聖杯。その力さえあれば、どんな願いでも叶えられるらしい。例えば、不治の病に苦しむ誰かを救うことや、友達みんなで幸せになることも不可能ではないだろう。
 自らの意志で覚悟を決めて、この戦いに身を投じる人だっているはずだ。それを絶対悪とは言い切れないし、むしろその邪魔をするはるかこそが間違っているかもしれない。



「ムサシさんの言うことはわかります。その人達は、みんなが叶えたい願いを持っていて、聖杯を求めていることも。
 だけど、やっぱりこんなことで夢を叶えるのは違うと思いますし……助けられた人も悲しみます! 何よりも、誰かの為になりたいっていう夢を潰すなんて、私はしたくありません!」

 だけど、それで救われた側が笑えるのか。
 自分の為に、他の誰かが何人も傷付いたと知ったら、笑顔になれる訳がない。そうやって夢が叶ったとしても、本当の意味で幸せになれるかどうかわからない。
 何よりも、そんな尊い夢を持っている人達を、プリンセスプリキュアが傷付けてはいけなかった。

「それと、私が嫌だと思っていることはもう一つあるんです……私の夢を応援してくれているムサシさんが、戦いに巻き込まれていることです」
「どうしてだい? 僕は君のサーヴァントだよ」
「ムサシさんは、自分の意志で私のサーヴァントになったんですか?」

 そしてはるかは、最も気がかりなことを尋ねる。

「あなたが私の力になってくれることはとても嬉しいです。でも、それはムサシさんが自分で考えて、自分で決めたことなんでしょうか。
 ムサシさんが、私のサーヴァントになりたいと本当に思っているのなら、何も言わないです。でも、ムサシさんはサーヴァントになりたいと思って、ここにいるんですか?
 そうじゃないなら……私はムサシさんの力はいりません。あなたを操り人形なんかに……したくありませんから」

 ゆっくりと、それでいて強く気持ちを込めて感情を吐露する。
 この手には令呪と呼ばれる紋章が刻まれていて、これは彼との繋がりを意味している。願いを込めて頼みごとをすると、どんな無理難題でも聞いてくれるようだ。
 だけど、相手の意志を奪って言うことを聞かせるなんて絶対に嫌だ。それは、ディスダークが人の夢を絶望の檻に閉じ込めて、ゼツボーグを生み出すのと何も変わらなかった。

「僕が僕自身の意志でここにいる……それを聞かれたら、違うと答える。君が言うように、なりたいと思ってサーヴァントになった訳じゃない」
「だったら……!」
「でも、僕が君を守りたいと思っているのは本当だ。君だけじゃない。パフとアロマ、それにリドリアスもそうだ。
 みんな、僕の大切な友達だからね! だから僕は君の力になると決めた……だって君は君自身の力で、生きようとしてるじゃないか」

 ムサシの答えもまた、強い意志が感じられた。
 嘘やおべっかなんかじゃない。正真正銘の本心であり、彼自身が真っ直ぐな想いではるかと共にいることがわかる。その眼差しだって、とても温かかった。


「だから、よろしく頼むよ……マスター」

 その言葉と共にムサシは手を差し出してくる。彼が握手をしようとしているのだと、はるかは理解する。
 彼の右手を取ろうとしたけど、その直前に腕を止めた。

「マスター?」
「あの、ムサシさん……マスターって言うの、やめてくれませんか? 今のムサシさんは、確かにサーヴァントかもしれませんけど……それは勝手に決められたことですよね。
 私だって、いつの間にかマスターになっただけです……だから、名前で呼んで欲しいんです! 私の名前を」
「そっか……わかったよ。じゃあ、よろしく頼むね、はるか!」
「こちらこそ、よろしくお願いします! ムサシさん!」

 花のような満開の笑顔を浮かべながら、はるかはムサシと固く握手をする。
 共に見ている素敵な夢を守る為に。
 共に生きる尊い命を守る為に。
 パフとアロマ、そしてリドリアスは二人の誓いを見守っていた。


 強く。優しく。美しく。二人は互いに手を取り合った。
 忘れもしないあの日。あのお花畑でカナタ王子と巡り会って、夢の大切さを教えて貰った時のように…………

【クラス】
 アーチャー

【真名】
 春野ムサシ@ウルトラマンコスモス

【ステータス】
 基本
 筋力E 耐久D+ 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具E

 ルナモード
 筋力C+ 耐久B+ 敏捷A 魔力A+ 幸運A+ 宝具A+

 コロナモード
 筋力A 耐久A+ 敏捷A+ 魔力A+ 幸運A+ 宝具A+

 エクリプスモード
 筋力A+ 耐久A+ 敏捷A+ 魔力EX 幸運A+ 宝具A+

 ミラクルナモード
 筋力A+ 耐久A+ 敏捷A+ 魔力EX 幸運A+ 宝具A+

 スペースコロナモード
 筋力A+ 耐久A 敏捷A 魔力EX 幸運A+ 宝具A+

 フューチャーモード
 筋力A+ 耐久A+ 敏捷A+ 魔力EX 幸運EX 宝具EX

【属性】
 秩序・善

【クラス別スキル】

 対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

 単独行動:A+
 マスター不在でも行動できる能力

 騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
 ただし、心を通わせた怪獣ならば共に歩むことができる。

【保有スキル】

 真の勇者:A
 全ての命を守りたいというムサシの愛から生まれた奇跡。
 信じれば夢は叶う。その信念を胸に抱き、幼き頃より夢に向かって走り続けたムサシだからこそ持てるスキル。
 夢を忘れない限り、どんな奇跡だろうと彼は起こし続けてきた。
 生きとし生きる全ての命、全ての心と互いにぶつかりあい、そして理解をし合った。



【宝具】
『遥か昔より心を通わせた友好巨鳥(リドリアス)』
 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 春野ムサシの親友である友好的な怪獣・リドリアス。
 身長は48メートルで、体重は5万8千トン。
 穏やかな性格で、ムサシの持つ輝石から鳴り響く音が大好き。
 ムサシが危機に陥ることがあれば、どんな相手だろうと立ち向かう勇気を持つ。
 マッハ2のスピードで空を飛び、口からは光線を放つこともできる。


『優しさ、強さ、勇気を持つ慈愛の戦士(ウルトラマンコスモス)』
 ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自分自身)
 友の名を呼びかけながらコスモプラックを天に掲げることで、神秘の輝きを放ち、春野ムサシはウルトラマンコスモスの力を授けられる。
 月の優しさを持つルナモード。
 太陽の強さを誇るコロナモード。
 太陽と月が重なる<金環日食>の溢れるフレアーのごとき、神秘の巨人。強さと優しさを兼ね備えたエクリプスモード。
 宇宙の力と合わさったコロナモードであるスペースコロナモード。
 カオスヘッダーを救いたいという願いがコスモスと合体し、誕生した黄金の輝きを放つ真の勇者。ミラクルナモード。
 時に拳を、時に花を。平和を乱す者達だけでなく、自らの心とも戦い、ムサシとコスモスは命を守り抜いた。


『最強にして、未来に繋ぐ奇跡(フューチャーモード)』
 ランク:EX 種別:対宇宙宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自分自身)
 ウルトラマンコスモスを。そして春野ムサシを信じた者達の想いから誕生した"未来を信じる"希望の巨人。 
 優しさ、強さ、勇気、そして希望が一つとなった"フューチャーエナジー"を宿したその姿は、まさしく最強と呼ぶに相応しい奇跡。
 奇跡の光線・コスモストライクに打ち抜けない闇は存在しない。


【Weapon】
 コスモプラック
 幼い頃にウルトラマンコスモスから授けられた輝石より生まれた、宇宙の力を込められた神秘のアイテム。

【人物背景】
 特撮作品『ウルトラマンコスモス』の主人公。キャストは杉浦太陽。
 幼い頃、実父の五十畑浩康を事故で亡くしてしまい、彼の遺志を継いで宇宙飛行士を夢見るようになった。
 ある日、地球を狙うバルタン星人との戦いで傷付いて倒れたウルトラマンコスモスと出会い、彼と心を通わせる。そしてコスモスから輝石を与えられた。
 コスモスとの出会い、そして地球の為に戦ったコスモスの姿を見て、夢を捨てないこと……そして真の勇者になってみせるとムサシは誓う。


 そうして大人になったムサシは、地球防衛組織SRCのトレジャーベースにて怪獣保護と共に過ごしていた。だがある時、カオスヘッダーが襲来し、ムサシの友であるリドリアスに憑依した。
 ムサシはどうにかしてリドリアスを元に戻そうとするも、カオス化したリドリアスに想いは届かない。絶体絶命と思われたムサシの元にウルトラマンコスモスが駆け付け、救われる。
 そうして二人は一心同体となり、怪獣達を守る為に戦うようになった。


 怪獣保護という理想の前には数多の壁が立ちはだかっており、ムサシ自身の熱さと合わさって、周りと衝突することも度々あった。
 そしてある時、カオスヘッダーの脅威に焦りを抱いて力を求めすぎてしまい、それをきっかけに毒ガス怪獣エリガルの命を奪ってしまったこともある。
 数多の困難にぶつかり、その度に彼は苦悩する。しかし彼は知恵と勇気を振り絞って、衝突した相手とも分かり合うようになり、そして最後にはカオスヘッダーをも救済した。


 そうしてコスモスとムサシは別れの時が訪れる。
 しかし数年後、地球の平穏はサンドロスによって脅かされてしまい、ムサシとコスモスは再び心を一つにして戦った。
 そんな彼の想いに答えるかの如く、ギャシー星の伝説に伝わる光り輝く神・ウルトラマンジャスティスが姿を現し、コスモスと共にサンドロスを打ち破った。


 地球は2000年後の未来に有害な星となる……そう予言した宇宙予言司 デラシオンによって、地球はリセットの運命に齎されようとしていた。
 "宇宙正義"の理念を掲げたウルトラマンジャスティスの猛攻にコスモスは敗れ、倒れてしまう。だが、コスモスを…………そしてムサシを信じた仲間達の想いによって奇跡が起きて、コスモスは復活した。
 地球の子どもを見て、人類の希望を信じたジャスティスと共にコスモスは"宇宙正義"が率いるグローカー達と戦う。
 2大戦士の心は一つとなり、宇宙伝説の奇跡……ウルトラマンレジェンドが誕生した。無限大のパワーで"宇宙正義"が持つ惑星破壊兵器ギガエンドラを倒し、地球滅亡の危機を救った。


 その後もムサシはコスモスと共にフューチャーアースの地球に向かい、ウルトラマンゼロやウルトラマンダイナと共にバット星人が操るハイパーゼットンに立ち向かう。
 地球を救った後はウルトラ10勇士の一人として、ウルトラマンギンガやウルトラマンビクトリーと力を合わせて超時空魔神エタルガーとも戦った。
 また、ZAPスペーシーが活躍する宇宙では、彼と瓜二つな『ムサシ』という名前の青年もいる。



【サーヴァントとしての願い】
 マスター/はるかと共に、夢を守る。


【基本戦術、方針、運用法】
 はるかはムサシを戦わせることに対して否定的なので、サーヴァントとしてムサシを戦わせることはあまりない。
 しかし、もしもはるかが危機に陥ることがあれば、ムサシは彼女の元に駆けつけるだろう。またリドリアスも同様。
 リドリアスに関しては極端にサイズの離れた相手と戦闘をさせてはいけない。その場合は、コスモス単体でミクロ化してキュアフローラと共に戦う必要がある。


 だが、最大の欠点はマスターである春野はるかが魔力を持たないこと。
 キュアフローラに変身している際は夢の力によってある程度は代用できるが、本来は魔術回路など持っていない。
 故にはるかのままでムサシがコスモスの力をフルに使ってしまえば、はるかに多大な負担がかかってしまう。特にエクリプス・ミラクルナ・スペースコロナ・フューチャーは消耗が激しい。
 通常はルナ及びコロナモードで戦うのが望ましいだろう。(それでも、魔力消費は避けられないが)


 パフとアロマに関しては、はるかと共に聖杯戦争へと放り込まれてしまった。
 人間の姿にはなれるものの、基本的に戦闘能力はゼロ。ただしここぞと言う時の連携で輝くだろう。



【マスター】
 春野はるか@Go! プリンセスプリキュア

【マスターとしての願い】
 聖杯戦争を止める。
 聖杯に願いを持っている人とは、出来る限り話し合いたい。

【weapon】
 プリンセスパフューム
 ドレスアップキー

【Friend】
 パフ
 アロマ

【能力・技能】
 基本的に頑張り屋さんなので、どんな難しいことだろうと持ち前のガッツで挑戦している。
 勉強、園芸、裁縫、料理、バレエ、テニス、演劇……興味を持ったあらゆる分野に関する努力を重ねて、一つずつマスターした。
 また実家は和菓子屋さん。幼い頃には両親と共にプリンを作ったこともある。その影響で料理も可能。
 そして結構な大食いでもある。

 プリンセスパフュームとドレスアップキーを使用することで、キュアフローラに変身することが可能。
 咲き誇る花のプリンセスであるキュアフローラは夢を力の源としていて、夢の光で人々の夢を守り続けた。
 一度、カナタより夢を否定されたことで絶望し、変身することができなくなってしまう。だが彼女はこれまで出会ってきた人達との絆を糧に夢を取り戻し、再び立ち上がった。



【人物背景】
 アニメ作品『Go! プリンセスプリキュア』の主人公。CVは嶋村侑。
 口癖は「ステキすぎる!」か「○○満開!(主に幸せ満開!)」
 幼い頃に『はなのプリンセス』という童話を読み、きらきらしたプリンセスに憧れて、プリンセスのような素敵な人になりたいと夢見るようになった。
 その夢を笑われるも、両親とカナタ王子からの励ましによって、憧れを抱き続けることができた。
 憧れに向かってノーブル学園に入学し、そこでたくさんの人と出会い、あらゆる努力を重ねてきた。
 入学日、七瀬ゆいが絶望の檻に閉じ込められて、奪われそうになった彼女の夢を守りたいと願ったのをきっかけに、キュアフローラとなって覚醒する。
 キュアマーメイド・キュアトゥインクル・キュアスカーレットと共に、ディスダークの手から多くの夢を守り抜いた。
 多くの困難にぶつかり、時に絶望するも、最後は夢と絶望の両方を受け入れて、宿敵ディスダークとも共に生きる道を選んだ。
 漫画版ではディスダークとの戦いを終えた後、隣にいて欲しいというカナタ王子の告白に対し、その時までにもっと素敵な女性になってみせるとはるかは誓う。そうして、ホープキングダムに帰っていくカナタとトワの姿を、はるか達は見届けた。



【方針】
 ムサシさんと一緒に聖杯戦争を止めて、みんなの夢を守る。


【把握媒体】
 春野ムサシ
 特撮作品『ウルトラマンコスモス』
 TVシリーズ全65話
 劇場版3作
 『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』
 『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』
 『ウルトラマンコスモス VS ウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』
 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』(ただしこちらに登場するムサシはパラレルワールドの別人)
 映画『ウルトラマンサーガ』
 映画『劇場版ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』

 春野はるか
 アニメ作品『Go! プリンセスプリキュア』
 TVシリーズ全50話
 コミカライズ版2冊
 劇場版1作
 『映画 Go! プリンセスプリキュア Go! Go!! 豪華3本立て!!!』
 オールスターズ及びドリームスターズ(このシリーズは本編との繋がりは曖昧なので、パラレル的として扱われている?)
 プリキュアまんがえほん(ただしあまり把握の必要はなく、やや入手も困難)
 3DSゲーム『Go! プリンセスプリキュア シュガー王国と6人のプリンセス!』

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最終更新:2017年01月27日 02:57