FINAL FANTASY XI ONLINE β ver. (PS2)

コラム2

順番制 じゅんばん せい ルール

順番制とは,一種のゲーム内におけるルールの一つで(ルールとは言っても,プレイヤー側から生まれたものであって,開発者側の意図とは一切関係無いことに注意),ある特定のもしくは一匹のモンスターを2人以上のソロか,2PT以上で狩っている場合に,取り合いになることを回避するために生まれた,妥協案。プレイヤー主導の慣習。この傾向は,特に限られた場所や絶対数が限られたモンスター,そして,明確にモンスターの再び湧く時間や湧く場所などが予めプレイヤー側が把握している場合に起きやすい。この限られたということがポイントで,モンスターの再び湧く時間などがリアル時間で24時間周期などの場合(ネームドモンスター)は,当然に多くのプレイヤーが狩りたいと思うのは必然である。ここで注意したいのは,基本的にモンスターの絶対数がプレイヤー側の需要を上回った場合に,その狩り場は枯渇し取り合いになってしまうが,その範囲が広範囲に渡る場合や,絶対数が多い場合は,順番制とはならない。良い例としては,ユグホトやパルブロの場合,限られているという上記の条件と合致するため,順番制となる場合があるが,一方でソロムグ原野などでは,プレイヤーの数があまりにも多く,そして大抵の場合狩るモンスターが枯渇し,取り合いになってしまうにも関わらず,順番制などという滑稽なルールには到らない。何故ならば,ソロムグ原野は非常に広大なエリアなため,各プレイヤーが沸くポイント周辺を行ったり来たりと右往左往しなければならず,また湧くタイミングも頻繁なため,例え取り合いになって釣り損ねても,文句を言う者はいない。前者はパルブロ鉱山やユグホトの岩屋,後者はネームドモンスターなどである。このため,これら特定の地域では,ある一匹のモンスターを同時に2人もしくは2PT以上で狩ることに必然的になってしまうため,非常にプレイヤー間での摩擦や衝突が起きやすい。これを,打開するために,現地のプレイヤー同士で,話し合いが生まれその結果,その地域独特の順番制などのローカルのルールが生まれていった。これらルールを知らずに,後からやってきた者が故意にしろ,このルールを知らずにしろ,釣ってしまい,先にキャンプしていた者がその者に対して,暴言を吐くなど問題となった。この点で見逃せないのは,これらルールを知らない者,取り分けゲームを始めたばかりの者にとっては,当然ゲーム内でのローカルなルールなど知ることが出来ないため,注意が必要である。順番制に否定する意見としては,本来は黄色モンスターは誰の所有物でも無く,ましてやゲーム内でも関わらず,順番制などというリアル的な発想を持ち込むのはナンセンスとの意見もある。一方,肯定派からは,順番を守り,しかもモンスターが湧くまでの時間は常に見張っていなければならず,そこにいきなり現れてきた者が釣った場合,横取りしたと考える者が多い。これが後に尾を引く,モンスターの所有や取り合いの論争となるのである。モラルの問題とは言え,基本は先着である。先に釣ってしまえば,幾ら順番待ちをしていようが,キャンプしていていようが,後からは手出しできない。
最終更新:2007年03月06日 02:53