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第4話 - (2007/06/04 (月) 13:14:57) のソース

「なんなんだあいつはぁ~~~!!!」 

「キャッ!?」 

ガッシャーン! 

エドが叫ぶと、不意に後ろで小さい悲鳴が聞こえ、何かが割れる音がした。振り向くとそこには一人の少女がいた。メイドの格好をして、黒い髪が印象的な可愛らしい少女が、顔を青くしている。 

「「……………」」 

気まずい空気が流れて、エドは自分がやってしまったことを理解した 

「ご、ごめん。ケガはないか?」 

メイドの格好をして、顔を真っ赤にしている少女にエドは心配になり、声をかけた。メイドの格好をした少女。シエスタは顔を真っ赤にして 

「だだ、大丈夫、大丈夫です…」 

「でも…」 

「本当に大丈夫ですから。し、失礼しました」 

そう言ってシエスタは厨房の方に走っていってしまった。一人残されたエドは割れてしまった食器を見つめていた― 
エドは錬金術で錬成して直した食器を持って厨房に入っていった
エドこっそり厨房の中を覗く、とそこには忙しそうに動くコック達がいた 

「見つけた!」 

エドはメイド姿のシエスタを見つけて、シエスタに近づいていった 

「あの~…」 

「キャッ!」 

シエスタはいかなり声をかけられて、また食器を割ってしまった 

「「…………」」 

気まずい空気がながれた… 
「パンッ!」 

エドは先程やったように食器を錬成して元に戻した 

「これでよし。さっきはごめんな。」 

シエスタはびっくりした顔をしていた 

「あなたは…」 

「俺はエドワード・エルリックだ。エドって呼んでくれ。」 

「もしかして、ミス・ヴァリエールの使い魔になったっていう…」 

「…そうだけど…君もメイドなのか?」 

「いいえっ!!私はただの平民ですから」 

「あの…これ…さっきは驚かしてごめん」 

エドはシエスタに練成で直した食器を渡した
「!?ありがとうございます。ありがとうございます。」 

シエスタは何度もエドにお礼をした 

ぐぅ~~~~~~ 

その時、エドの腹が鳴った…けっこう大きな音だ… 

「あははははwwww」 

シエスタはいきなりのことで笑ってしまった。自然に緊張がとけていった 

「お食事ならありますよwあっ!私はシエスタと申します」 

「本当に!ありがとう。シエスタ」 

エドはシエスタの優しさに感動していた。こちらに来て初めて優しくされたのだった。シエスタが天使に見えた
「ごちそうさま。ありがとな、シエスタ。美味しかったよ」 

エドは出された食事を全部残さず食べた 

「ww本当にお腹が減ってたのですね、エドさん」 

「どっかの貴族様がご機嫌斜めなんでな」 

エドはここぞとばかりにシエスタにルイズの愚痴はなした。 
二人はいつの間にか打ち解けていた 

「そうだ!食事のお礼に何か手伝わしてくれ」 

「そんな…」 

「いいからいいから」 

そう言うとエドはお盆を持った 

「…わかりました。お願いしますね」 

そう言って二人はお盆を持って、食堂に入っていった