ブラッセル聖王国 国家元首:聖王ブラッセル36世
平野の肥沃な土地を領土として持ち、五王国の中で、魔物に対して高い殲滅力を誇る『聖騎士団』を有する王国。
その歴史は古くは神話の時代まで遡り、魔王が封じられた後、女神から直接大地を治める事を任じられたとされている。
聖王国は聖王と呼ばれる王が納め、火・水・風・雷の神官家が聖王を支える体制となっている。
聖王国は女神信仰を国教とした秩序を敷いており、魔物や秩序を乱す者、神秘を解き明かそうとする存在を目の仇にしている。
特に魔術を女神が人間に与えた神聖なる力と認識している為、魔術を学問として解析する魔術国家とは仲が悪く、魔王より生み出されたと
される魔族を忌み嫌っている。
魔術国家ウィズヘイム 国家元首:賢者マーリン
砂漠に近い平野にある土地を領土として持ち、魔術分野での研究が最も進んでいる国家。
またこの土地は古代の歴史や遺跡などの知識が無数に存在しており、迷宮の探索者なども数多く滞在している。
国家元首の役割は、そういった知識や遺跡などをむやみに公にならないよう、管理する事が勤めとなっている。
魔術に対する考え方の問題から、聖王国とは仲が悪く、また世界の理を解き明かそうとする者が多い関係上、
信仰心が最も低いのが特徴となる。
また一部には、知識の為に手段を厭わない者、禁じられた知識を外へ売り払う者もいる。
翼の国カルディア 国家元首:女王ローザ
大陸北部の山間部にある広大な森林部を領土として持ち、女性で主に構成された天馬騎士団を保有している。
この森には天馬を初めとした、他の地域では滅多に存在しない動物が数多く存在している。
その為、女神よりも土着の神や竜に対する信仰が根強く残っており、あるがままに生きる事を旨としている。
また天馬騎士団には女性騎士が数多く存在している為か、他の国と異なり女性の権利が強くなっている。
一般的に女性で戦場に身を置く者は、この国が出身である事が多い。
ドラグニール王国 国家元首:武王ベルンハルト
大陸南部の山地と荒野を領土として持ち、飛竜の背に乗る竜騎士団を持つ唯一の国家。
土地の大半が草木の生えない荒野であり、山間には荒々しい野生の獣や飛竜が多数存在している。
その土地柄か、男女問わず屈強な者が多く、戦場で生計を立てる者も多い。
特に国教などは持たないが、国の風土の関係上、竜を信仰する者が数多く存在する。
主要な生産物は山から掘り出される鉱石、及び武器や防具などといった鉄製品であり、
特殊な力こそ持たないものの、良質な武具を多数生産している。
オルレアン王国 国家元首:新王レディストア
最も新しい新興国。外海に面した国であり、唯一海を通じて他の大陸と取引などを行っている国家。
現在、様々な国の人や物、情報が交わる交易点となっており、活気とトラブルの耐えない場所となっている。
この国の最大の特徴は『ギルド』の本部がここにあり、ギルドマスターを国王自らが勤めている事にある。
つまり国そのものがギルドに所属した者を出自に関わらず保護しており、またギルドへの所属条件も身内を裏切らない事、のただ一点である為、
良くも悪くも、有能な人材を多量に抱える結果となっている。
アーネンエルベ
魔王を信仰する者達で構成された秘密組織。
魔王の眷属たる魔族を主として構成されており、多数の魔物を使役して各地で暗躍している。
この組織の目的は魔王の復活であり、各地に存在する女神の封印を破壊し、各国の間で不和を齎そうとしている。
古王国アエリア
魔王が大地を席捲していた時代、竜族に庇護されていた人間の国家。
彼等は竜族に与えられた力や知識を元に、魔物や魔族に対抗する為の様々な力を備えていた。
また魔王を封印する際にも、アエリア王国が鍵としての役割を担っていたと伝えられている。
魔王が封印された後、アエリア王国は自ら国家を解体し、歴史の表にでる事なく、各地へと散っていった。
彼等の足跡は、今なお残る古き時代の遺跡などに残されている。
女神信仰 信仰対象:女神エリュティア
大地を荒らす存在である魔物に対抗する力を人間に与え、竜族と共に魔王を封じたとされる
女神エレスティアを信仰対象とする宗教です。
女神信仰はこの大陸で最も大きな規模を誇り、国家や人民に広く信仰されています。
女神エリュティアは魔王を封じた後、荒廃した大地を癒すために自ら天に登り、大地へ恵みの雨を降らせ大地を癒した、と伝えられています。
竜信仰 信仰対象:神竜王ナーガ
魔王が現れる以前より大陸に存在していたという竜族の王を信仰対象とする宗教です。
魔王が現れた際には一部の人間を庇護して魔物と相対し、女神と共に魔王を封じた後は、大地を人間の手に委ねて眠りについたとされています。
竜信仰は辺境の一部でのみ信仰されており、一般に広く普及してはいない信仰となっています。
魔王信仰 信仰対象:魔王クリーンセス
大地と人間を支配していたとされる魔王クリーンセスを信仰対象とする宗教です。
魔王は女神と神竜王の手により封じられましたが、魔物は今だ大地に存在し、魔王の眷属たる魔族も今だ大陸に隠れ潜んでいるされています。
魔王を信仰する者は、魔族や社会からあぶれた人間に多く、魔王の復活を目指して各地で暗躍しています。
魔王の眷属として知られており、各地で忌み嫌われている存在が魔族である。
魔族は古の時代に魔王の血縁、もしくは祝福と加護を受けた人間の一族であり、人間よりも高い魔力と身体能力を持つ。
彼等の一般的な特徴として、銀色の髪に赤眼という、この大陸の人間達が持ちえない特徴を持つ。
魔族は稀に人間の両親からも生まれる事がある。これはその家系の祖先に魔族がおり、隔世遺伝として
魔族の血が強く現れてしまった為である。
最終更新:2011年09月11日 17:59