ラブ「今日のコロッケ、美味しかったぁ。せつな、また料理の腕を上げたねっ。」
せつな「まだまだよ。ラブみたいに鮮やかに包丁使えないし。微塵切りなんか、ヒドいものだわ。」
ラブ「それは慣れだよ。あたしが今まで何回ハンバーグ作ったと思ってるの?せつなも慣れれば、すぐに出来るようになるって!」
せつな「そうかしら。」
ラブ「だってさ。トランプ切るのなんか、せつなの手捌き、速過ぎて見えないくらいじゃない?」
せつな「それは、一応占い師だったから、毎日やってたし・・・あ、そういうこと?」
ラブ「そうそう!」
タルト「うーん、“包丁で切る”と“トランプを切る”、上手く引っかけよったなぁ。ちなみに、“服をきる”の“きる”は、別の字を書くんやで。」
ラ・せ「漢字テストやってんじゃないのっ!」
タルト「う・・・二人とも、なんでそないに電光石火に、ワイのギャグを斬り捨てるんや~!あ、ちなみにこの“きる”はやなぁ・・・」
ラブ「もぉ、タルト!だから、漢字テストじゃないんだって・・・うわぁぁぁっ!!」
せつな「どしたの!?」
タルト「どうしたんや?ピーチはん。」
ラブ「明日、漢字の小テストあるって、先生言ってたじゃん!すっかり忘れてた~。せつな、もう勉強した?」
せつな「え?ええ。」
ラブ「うわーん、もうダメだぁ!あたし全然勉強してないよ。どーしよー・・・!」
せつな「大丈夫よ、ラブ。同じ漢字を百回ずつ書けば、自然に手が覚えてくれるわ。」
ラブ「そんなの、今からじゃ無理だよぉ。」
せつな「漢字百回なんて、ノート一頁分も無いのよ?ほら、漢字だって慣れなんだから、頑張って!」
ラブ「うう・・・。せつながそう言うなら・・・。」
タルト「いつものことやけど・・・なんや二人の立場が、すっかり切り替っとるわ。」
最終更新:2012年10月18日 01:08