新2-191

あゆみ「みんな~。お風呂湧いたわよ。」
ラブ「ありがとう、お母さん。じゃあ、トランプの続きの前に、お風呂入っちゃおっか。この前はあんなことがあったから、お風呂無しだったもんね。せっかくみんなで入れると思ったのに。」
あゆみ「ちょっとラブ。うちのお風呂そんなに広くないんだから、全員一緒は無理よ。風邪ひいたら大変でしょ?」
ラブ「たはは~、そっかぁ。じゃあ、二人ずつ入ろっか。」
祈里「えっ?あの、それは・・・。」
美希「べ、別にひとりずつでもいいんじゃない?」
せつな「そうよ、ラブ。」
ラブ「ダメだよぉ、せっかくのパジャマパーティーなんだから。組み合わせは・・・そうだなぁ、あたしとせつなは毎日一緒に入ってるから別々にして・・・」
せつな「ちょっと、ラブ!」
美希「へぇ、毎日・・・」
祈里「毎日なんだ・・・」
タルト「毎日やったんか・・・」
せつな「ちょっと、やめてよ三人とも!って、なんでタルトまで話に加わってるのよっ!」
あゆみ「ほ~んと、ラブとせっちゃんは仲がいいわよね~。」
美希(うーん、この母にして、このラブありなのね・・・。)
ラブ「じゃあ、ブッキー。あたしとせつなと、どっちと一緒に入る?」
祈里「え?わたし?えーっと・・・(どうしよう・・・せつなちゃん、線が細そうだし、手足長いし、色白いし、絶対、引け目感じちゃう・・・)二人ならどちらとでもいいんだけど、じゃあ・・・ラブちゃんと。」
ラブ「オッケー!じゃあ、美希たんは、せつなとね。あたし、湯加減見てくる。ほら、タルトももう二階に上がって!」
――ラブとタルトが去るのを見届けて。
祈里「ごめんね、せつなちゃん。せつなちゃんとは、また今度ね。」
せつな「謝らなくていいわよ、ブッキー。もう、ラブがヘンなこと言い出すから・・・。」
美希「まぁ、アタシはせつなとの方が良かったかな。」
せつな「どして?」
美希「うーん、ブッキーはラブと似たとこあるけど、アタシはラブとだと、ちょーっと引け目感じるというか。」
せつな「似たとこ、って?」
祈里「ちょっと美希ちゃん!何?その視線は。」
ラブ「チッチッチッ。甘いなぁ、美希たん。」
美希「わっ、ラブ!いつの間に戻って来たのよ。甘いって、何よ。」
ラブ「それは、お風呂入ってみてのお楽しみだよ~ん。さっ、ブッキー、先に入ろっか。」



【美希たんとお風呂〜ラブの場合〜】

「なによ? さっきからニヤニヤしちゃって気持ち悪い」
「ふっふっふ〜ん。知りたい?」
「だから、なんなのよ!」
「ジャジャーン!!」
「う、嘘でしょ!? ラブ……その胸……」
「言っとくけど、ホンモノだかんね。どう? 成長してると思わない?」
「……そ、そういうことにしといてあげてもいいわよ!」
「あれ〜? 美希たんたら、悔しいなら悔しいって言えばいいのに〜」
「だ、誰が! 悔しがるわけないでしょ!」
「じゃあそのブラのサイズ見せて」
「そんなのっ……イヤに決まってるでしょ!!」
「ほら〜やっぱり悔しいんだ。ホント素直じゃないの。もっと素直になれば可愛いのに」
「……ラ〜〜ブ〜〜」
「う、うそ嘘、嘘だって! ごめんってば美希たん!!」


【ブッキーとお風呂〜せつなの場合〜】

「せつなちゃん、おっきいね……」
「やだ……ブッキーには負けるわよ」
「そんなことないよ。ほら見て、そんなに変わんないよ」
「んー……、でもブッキーの方がふわふわしてて柔らかそう」
「そうかな? せつなちゃんのもすっごく柔らかそう」
「柔らかいというより、弾力があるってラブはいつも……な、何でもない!!」
「弾力……か……」
「ブッキー、今のは、その……」
「ん。わかってる。聞かなかったことにしとく。だから……いい?」
「し、仕方ないわね……ちょっとだけよ?」
最終更新:2012年10月27日 00:58