最近、やけに眠い。毎晩21時にはベッドに入るようにしているのに、朝起きるのがつらい。
それに、確かパジャマを着て寝たはずなのに、起きたら違う服だった…って事が多い。
一体どして?
「ふわあ~おやすみ、せつな!また明日ねー」
「おやすみなさい、ラブ。いい夢見てね」
ラブと私はそれぞれの自室へと入る。
明かりを消して、瞳を閉じた。
小1時間も経った頃、せつなは突如ムクッと身体を起こす。
「やっと寝てくれたな…。ようやく自由時間だ。」
いそいそと着替えると、アカルンでテレポートする。
「美希の部屋へ」
赤い光に包まれ、せつなは美希の部屋に。
ベッドでは、美希が静かに寝息をたてていた。
『水色のネグリジェか…。シースルーではないか!
これはたまらんな、鼻血ものだ…。』
せつな―――否。
せつなの中のもうひとつの人格として覚醒したイース。繰り返される美希の部屋への禁じられた訪問。
「ノーブラ、ノーパン…。なんてイヤらしい格好だ…」
抑えきれない欲望、興奮。両の鼻にティッシュを詰めたイースが、美希のネグリジェを舐めるように見つめて考える。
『せつなはラブが好みなようだが、私はなんといっても美希派だな。
ラブやブッキーはまだまだお子ちゃまだし。
しかし、見ているだけなんて、そろそろ限界だ。』
――スイッチオーバー――
イースは、美希の胸元へそうっと手を伸ばした。
布越しの桃色の部分に触れる。
最初は柔らかな触り心地だったが、少しずつ硬く尖ってゆく。
「…ぁん…ダメぇ…」
美希が甘い声をあげた。
『む…、起きてしまいそうだな。
仕方あるまい…、覚悟を決めるか。』
イースはそっと美希の横に近づく。 忍び込むと言った方が正しいだろう。
身体をくっつけ、美希にくちづける。
舌を使い、くちびるをこじ開け、歯列を舐める。
刺激によって美希が口を開けると、舌を絡めとった。
濃厚なキスを続けながら、手は美希の胸を揉みしだく。
「ん…ちゅぷ…ぴちゅ…っ、ぷはっ!せ、せつな!?」
「起こしたか?」
「起きるに決まってるでしょうが!ひとんちのベッドで何してんのよ!」
キスの事実に、美希は真っ赤になった。
その間も、イースの手は絶え間なく美希の胸に快感を与え続けた。
「んあっ…なんで…こんなこと…」
「美希、お前が好きだ」
「ええっ!?…あ、そうか!アナタ、せつなじゃないわね」
「よくわかったな…」
ほくそ笑むイース。
だが行為は止まらない。
イースは次に、美希の恥丘に手を伸ばした。
先程までの前戯によって、そこはすっかり潤んでいた。
イースの指が、秘芯を擦りあげる。
(ヤバイ…!自分でするより何倍も気持ちイイ…かも。)
余りの心地良さに、美希は抗うことすら忘れていた。
「せつなじゃないなら…んん!…アナタ、いったい誰…な、の?」
「我が名はイース…。たいていせつなの中で眠っているが、お前に逢いたくなったら目覚め、こうしてここに来てしまう。」
イースが最後の仕上げにかかる。
「イースッ…あっ、もう…アタシ…完璧に…イキそう」
「そうか、可愛いヤツめ。イクがいい!さあ、声をあげて果てろ!」
「んんんんんー!!」
抱きしめ合うふたつの影。
「また…、来てもいいか?」
しばし時が流れる。
「しょうがないわね…皆にはナイショよ?」
ちゅっ。
最終更新:2009年09月19日 08:16