「美希ちゃん、おはよう」
「おはよう、ブッキー」
新学期が始まる、九月の初日。待ち合わせの場所に美希の姿を見つけて、祈里は走り
寄った。久々に見る彼女の制服姿は、相変わらず素敵で。
「今日からせつなちゃんも、学校に行くんだっけ」
「ええ、そうみたいね。ちょっと見に行ってみましょうか――――と」
立ち止まった美希は、少し呆れたような顔をして祈里の首元を飾るリボンに手をやる。
「曲がってるわよ、リボン」
「え? あ、ごめん」
照れ臭そうに笑いながら、されるがままにリボンを直してもらう祈里。はい、出来た、
と手を離した美希は、
「もう。ちゃんと家を出る前に鏡で見てきたの?」
「うん、そのはずなんだけどなぁ」
首を傾げる彼女に、小さく溜息を付きつつも、美希は優しい目で彼女を眺める。普段
から完璧を意識している彼女だからこそ、ファッションチェックも厳しい。頭のてっぺん
からつま先までじっと眺めて、他におかしなところ、だらしないところが無いかを
確かめる。
そしてそれがいつものことだから、祈里もさして不思議には思わず、笑顔でそんな
彼女を眺めていて。
「こうして見てもらうのも、久しぶりだね」
「え? ああ、夏休みだったからね――――って、それじゃあたしがいつも見てるみたい
じゃない」
「違うの?」
スカートの前で鞄を持ちつつ、首を傾げる祈里の言葉に、美希はグッと言葉に詰まる。
確かに学校がある時は毎日、途中まで祈里と一緒に通っているのだが、その都度こうして
チェックをしている気がする。
「ま、そんなチェックが必要ないぐらい、完璧にしてくれてると助かるんだけど」
「美希ちゃんみたいにはいかないよ」
澄ました美希の一言に、祈里は苦笑しながら、くるりとその場で一周して見せる。
「これでも結構、気をつけるようになったんだよ?」
「確かにそうね。ブッキー、前より可愛くなったわ」
「そうかな? ありがと」
本当に嬉しそうにニコニコ微笑む彼女に、美希は心の中で苦笑する。
祈里に言った台詞は、全て本気のものだ。元々の素材が良い上に、最近はさらに、
可憐さが増してきている。
そうなると余計に、美希は張り切ってしまうのだ。こんなに可愛いのに、それを
出さないなんて、祈里ったらもったいない、とばかりに。
もっともそんなこと、彼女は知る由も無さそうで。
ホントにわかってるのかしら。自分の魅力。
美希はそう思いながら、呑気に歩く彼女の背中を追ったのだった。
Heartbeat, Heartbreake
「まったく、ラブ達も相変わらずよね」
「ホントに、大輔君ったら不器用なんだから」
その日の夕方。ダンスレッスンを終えての帰り道。
ラブは、大輔との試合の約束を忘れてたことにショックを受け、ショボンと肩を落としながら帰って行った。
ま、後のことはせつなに任せればいいか。思いながら、美希は祈里と二人、夕焼け空の街を歩く。
「あの子ももうちょっと、ラブの前で素直になればいいのにね」
「うーん。でも、ラブちゃんにその気が無いみたいだから」
女の子同士の会話の中でも、恋バナは一番、盛り上がる。それが友人同士のものなら、なおさら。果たして二人が
上手くいくかどうかで、話が弾んで。
「そういえば」
一通り語り終えたところで、ふと、美希は祈里に目を向ける。
「ブッキーは、そういうの無いの?」
「そういうのって?」
「だから、告白されたりとか」
多分、無いだろうな。問いかけながら、美希はそう思う。別に祈里がモテないから、というわけではなく、彼女が
通うのが女子校だからだ。学校の外では、美希達と遊んでばかりだから、男の子と接点があるとは考えられない。
「そのこと、なんだけど――――」
が。
美希の予想とは裏腹に、祈里は表情を曇らせて俯く。想定外の反応に、美希は思わずたじろいでしまう。え。何、
この反応。まさか?
「実は、美希ちゃんに相談に乗って欲しいことがあって」
「あれ。山吹さん」
祈里の言葉は、突然にかけられた声に遮られて。
二人が振り向くと、そこには真っ白の毛並みに精悍な顔立ちの犬を連れた、一人の少年の姿があった。年の頃は、
彼女達と同じぐらいだろうか。
「あ。どうも、こんにちは」
どうやら知り合いらしく、深々と頭を下げる祈里に、美希は小声で問いかける。
「誰なの?」
「うちの病院のお客さん。あのワンちゃんが病気をした時にうちに来たの」
「その節はどうも」
丁寧に頭を下げるその態度は、爽やかなもの。顔も美形と言っていいだろう。
「ブランカちゃん、その後、どうですか?」
「ワン!!」
「ハハ、お陰様で、ずっと元気ですよ。なのにこいつったら、病院の前に来る度に入りたがって――――って、そういや
前に一度、そこでお会いしましたっけ」
「え、ええ。そうですね」
ん? と美希は不思議に思う。祈里が、頬を赤く染めていることに気付いたから。夕焼け空のせい、ではない。
確かに彼女は、はにかみながら俯いている。
これは、もしや。
「それじゃ、長話しちゃいましたけれど、これで。ほら、ブランカ、行くぞ」
「バウッ!!」
「はい、それじゃ」
小さく手を振る祈里に、彼は立ち去ろうとして、不意に振り返る。
「ああ、そうだ。この前の返事、今度、聞かせて下さいね」
「ワンッ!!」
「あ、はい。わかりました」
コクリ、と頷く祈里に、美希は疑いを深くする。なんだろう、この意味深な会話は。
心なしか、頬の赤みは増しているように見えて。
やがて彼らの姿が遠ざかって見えなくなった頃。祈里は小さく、溜息を付く。それは
普段の彼女からは想像出来ない程、とてもアンニュイで大人びたもので。
自分の知らない祈里の姿に、美希はもしかしてと考える。
ブッキー、あの子のことが。
「ねぇ、美希ちゃん。さっきの話の続きだけど」
「え? ああ、相談に乗って欲しいって話ね。うん、わかったわ」
物憂げな彼女の表情に驚きながらも、美希はコクリと頷く。
今日と言う日が、忘れられない一日になるかもしれない。そんな予感に心を震わせながら。
「それで? 相談って?」
近くのファーストフード店に寄って、二階の奥の席に彼女達は向かい合って座る。二人とも、飲み物だけを買った。
食べながら話すようなことではない、ということ。
「うん、実はね......」
一度、そう口を開いたものの、逡巡するかのように祈里は黙りこくる。普段の美希なら、
優しくか厳しくか、いずれにしても彼女の言葉を促すのだが、今日に限っては何も言わない。
ただ黙って、祈里が喋ってくれるのを待つ。
「こんなこと、本当は人に話すことじゃないのかもしれないけれど......」
「安心して。ここで聞いたことは誰にも話さないわ。ラブにも、せつなにも」
真剣な美希の言葉に、彼女はありがとう、と言って小さく笑う。だがそれも、いつもの
明るさはなく、どこか陰りのあるもので。
「実はね」
ようやく彼女が喋り出したのは、それからたっぷり五分ほどが経ってからだった。
「さっき会ったあの子のことなんだけど」
「うん」
内心、やっぱりか、と思いながらも、美希は頷いて次の言葉を促す。
「あの子の本当の家族――――お父さんとお母さんは、別の所にいるの」
「別の?」
「うん。遠い、遠い所。預けられてる、ってことになってるけれど、実際は――――」
口をつぐんで、彼女はその先を言わない。それで、察する。
捨てられた、ということか。
想像以上に重い話に、美希は内心、唖然とする。先程、少し会っただけでは気付かなかったが、
彼にはそんなに辛い過去があったのか。
「勿論、あの子もそれは薄々感付いてる。それに、今、一緒に暮らしてる家族が、
自分のことを大事にしてくれてるってこともわかってる、って言ってた。けど......」
「けど、本当の家族の所に戻りたい――――そういうことね」
言い辛そうに黙る祈里に代わって、美希が確かめるようにそう尋ねると、祈里は
小さく頷いて肯定した。
「うん......わたし、どうしたらいいか、相談されてて......」
「それは......答えづらいわね......」
育ててくれた家族と、血の繋がり。一体、どちらを優先させればいいのか。
つい、自分と比べてしまう。母親は離婚して、女手一つであたしを育ててくれた。
弟とはよく会っているけれど、父親とはもう随分と。
って、関係ないわよね、あたしのは。心の中で美希は、首をブンブンと横に振る。
あたしの場合は、どっちも血の繋がりがあるわけだし、会おうと思えば会えないわけではないのだから。
「ごめんね、ブッキー。あたし、その相談には正直、何て言っていいかわからない」
「美希ちゃん――――うん。そうだよね」
「けど、相談って、それだけじゃないでしょ?」
切り込んでくるような問いかけに、祈里はハッと顔を上げた。
「鋭いなぁ、美希ちゃんは」
「何年、幼馴染やってると思ってるのよ」
苦笑する彼女に、美希も穏やかに笑いながら答える。だが心の中では、ギュッと覚悟を決めて。
きっと、ここからが本番。本当の山場。
「あのね――――あの子に、言われたの。家族に会いに行く時に、一緒について
きてくれないかって」
「それって――――」
「わたしがいると、心強いから――――一緒にいてくれないか。そう、言われたの」
「――――それがどういう意味か、ブッキー、わかってるんでしょうね?」
「うん――――わたしのことが、好き――――なんだって」
恥ずかしそうに、彼女は口にする。彼に貰った、好き、という言葉を。
やっぱりか。思いながら、軽く虚脱感を覚える。そんな美希の姿に気付かず、祈里は
はにかんでいて。
好きなんだ、あの子。ブッキーのことが。やっぱりきっかけはあの犬なのかしら。
じゃあ、獣医に行きたがっていたのは、あの犬じゃなくてあの子の方だった、って
わけね。それで告白して、返事を待ってるってことか。
変だわ。あたし。美希は半ば放心状態になっている自分を知覚する。
どうしてあの子がブッキーを好きだってだけで、よく知りもしないあの子の悪口が
どんどん出てきちゃうのかしら。
何よ、心強いから一緒にいてくれって。頼りないわね。離れ離れの家族に会う
なんて大事な場面に、好きな子に付き添ってもらわないとダメなものなの? しかも
ブッキーはまだ中学生だってのに。そもそもペットの犬にかこつけて会おうっていう
魂胆が気に入らないわ。男だったら、正々堂々としてなさいよ。
その言葉の全てを、しかし、美希は飲み込む。
目の前の祈里が、困惑しながらも、少し、嬉しそうに見えたから。
ちょっと、考えてわかる。
そっか。頼られてるんだ。ブッキー。
気付いた瞬間、何故か美希には、祈里が遠く感じられた。
昔から彼女は、頼る側だった。そして美希が頼られる側で。いつの間にかそれが
当たり前のことのように思っていた。
けれど、もう、そうじゃないんだ。ブッキーも、頼られるようになったんだ。
考えてみれば、ダンスを始めたり、プリキュアになったりし始めた頃から、彼女は
変わり始めていた。少しずつ引っ込み思案でなくなって、自分から動くようになっていた。
せつなが早く打ち解けられるように、彼女の為のレッスン着を用意していたことなど、
その真骨頂だと言える。
元々、人よりも優しく、穏やかな子だ。一度、人に頼られるようになれば、
その癒しの力でたくさんの人を包んでいくことだろう。
何だか――――ちょっと寂しいわね。
心の中でだけ素直になって、美希は呟く。手のかかる妹のように思っていたのに、
いつの間にか独り立ちしていたような、そんな気分。
そこに恋愛が加われば、なおさらに。
「そっか――――好き、って言われたんだ」
「うん――――わたし、あんな風に言われたの、初めてだったから、すごくドキドキしちゃった」
熱くなった頬を手で抑える祈里の可愛らしい仕草に、そう、と答えて美希は目を
細める。慈しむように、見つめる。
大事にしていた彼女が、自分から離れていくことは、寂しい。とても寂しい。
けれど、いつかは必ず直面する問題だから。
「ブッキー。あたし、その相談にも、答えられない」
「美希ちゃん――――」
「だって、部外者のあたしがどうこう言えることじゃない。ブッキーが考えて、
ブッキーが決めなきゃいけない問題よ」
たとえそれで彼女が、どんな結論を出したとしても、だ。
膝の上で、ギュッと彼女は拳を握る。強く。掌に爪が食い込む程に。
「そう――――だよね」
少し悲しそうに、でも、その答えを判っていたかのように。
祈里は呟きながらも、ゆっくり頷く。
またちょっと、寂しくなる。もっとそこで、頼ってくれてもいいのに。
けれどそれが、自分の我侭だということが判ってしまう程に、美希は大人で。
だからゆっくりと、彼女の答えを、決断を待つ。
「わたし、やっぱり今の家族を大事にしてあげた方がいいと思う――――だって、
こんなに愛されてるんだもの」
「そう」
「けれど、どうしても会いたいって言うなら――――わたしも、一緒に行こうと思う。
一緒に行ってあげなきゃ、ダメだと思う」
「そっか」
彼女の答えに、もっと寂しくなる。不思議なぐらいに。
今朝までは――――いや、ほんのちょっと前までは、抱きしめられるぐらいに
側にいると思っていたのに。今はすごく遠く感じられて。
気を抜けば涙が零れそうになるのを、頑張ってこらえる。
いいことじゃない。親友に恋人が出来るんだから。とっても大事な人が出来たんだから。
「ありがと、美希ちゃん。やっぱり、相談して良かった」
「あたし、何もしてないわよ」
「ううん。美希ちゃんに話したから、決められたんだよ。やっぱり美希ちゃんは、
頼りになる」
あどけない無邪気な微笑みに、美希はなんとか微笑を返す。もう、そんな天使みたいな
笑顔で、嬉しいこと言わないでちょうだい。
離したくなくなっちゃうじゃない。
ああ、そっか。
あたし、ブッキーのことが好きなんだ。
コトン、とパズルの最後の一つのピースがはまるように、自然とその想いを美希は
受け入れる。
ようやく気付いた。自分の気持ち。
ずっと大切に思っていたのは、頼られることが喜ばしかったのは。
好きだったからなんだ。
気付いた時にはもう、手遅れになってしまっていたけれど。
「ブッキーは、あの子のこと、好きなんだね」
「うん。好き」
泣くな、あたし。泣いたら全然、完璧じゃないじゃない。
震えそうになる体を、必死にこらえる。頑張れ、あたし。完璧なあたし。
「それじゃ、ちゃんと返事、してあげないとね」
「うん、そうだね」
内心の葛藤を微塵も感じさせない、まさに完璧な笑顔で美希は祈里の背中を押す。
こんな風に頼られるのも、これが最後。
これからはあの子が、あたしの代わりに。
心の悲しさを、理性で作り出した喜びで上塗りして、隠して。
美希は、笑う。
「ちゃんと返事しないと。ブランカちゃんに」
「え?」
「ちょ、ちょっと待ってブッキー。一度、整理させて」
立ち上がろうとする祈里を引き止めて、美希は額に手を当てる。
「何? 美希ちゃん」
不思議そうに尋ね返してくる彼女は、やっぱりあどけない笑顔。
「ブランカちゃんって、誰?」
「え? さっき、美希ちゃんも会ったじゃない。あの白いワンちゃん」
「そうよね......犬のことよね......」
ええと。ブランカちゃんは犬、と。
美希は壊れそうになる心を必死に繋ぎとめながら、脳内のメモ帳に書き込みをする。
「ってことは、今まで話してたのって、全部あの犬のことなの!?」
が、あっけなく理性の鎖は崩壊して。美希は立ち上がって祈里に詰め寄る。彼女が
ビックリした顔をしているが、そんなことに構っている場合ではない。
「え? そうだよ」
「だって、家族と離れてって」
「うん。ブランカちゃんのお父さんとお母さん、遠い所に住んでるんだもの。あ、
遠いって言っても、隣町なんだけど」
「捨てられて、今の家族に拾われたって......ってそれは犬だからいいのか
――――けど、一緒に行ってくれないかって」
「そりゃ、ワンちゃんが一匹で歩いてたら、野良犬と間違えられちゃうかもしれない
でしょ? だから、わたしも一緒に付いていってあげなきゃダメだって思ったの」
「す、好きって言われたって――――」
「うん、ブランカちゃんに好きって言われたよ。わたし、あんな風に言われたの初めて
だから、ホント、ビックリしちゃった。一目ぼれなんだって」
犬にかよ。
あんまり嬉しそうな祈里に、突っ込む元気すらなくして、へなへなと美希は椅子に腰を下ろす。
「あの子――――あー、飼い主の子に言われてた、返事を待ってるってのは?」
「ああ、あれは、ブランカちゃんの病気が治ったのがよっぽど嬉しかったらしくって、
飼い主さんの家族から、お礼にお食事でもって誘われてるの。わたしは恥ずかしいから、
お父さんとお母さんだけが行くことになると思うけど」
そう。と呟いて、美希はうなだれる。
返せ、と言いたい。
この数分を。あたしが葛藤していた時間を。その為に費やした涙ぐましいまでの努力を。
だが勿論、言える筈も無い。
彼女が、祈里がキルンの力で動物達と話せるということを忘れていたのは、自分なのだから。
「美希ちゃん、どうかした?」
「あー――――なんでもない」
小首をちょこんと傾げながら覗き込んでくる祈里に、美希はなんとか答える。
まったく、なんだったんだろう。完璧なあたしが、こんなに振り回されるだなんて。
「どっか体調悪いの? なにかわたしに出来ること、ある?」
心配そうに尋ねてくる彼女を見上げて、美希は。
そうでもないか、と心の中で呟く。
何も手に入らなかったわけじゃない。今の時間を過ごすことで、気付けたことがある。
自分の中に眠っていた、大切な気持ち。
「大丈夫よ、ホントに」
「でも......」
「大丈夫だってば。ほら、行きましょ」
立ち上がってさっさと歩き出す美希を、祈里は慌てて追いかける。
「待ってよ、美希ちゃん」
「ほら、急がないと置いてくわよ、ブッキー」
楽しそうに笑いながら、彼女は思う。
まだ少し、あたしの側にいて、あたしのことを頼りにしていてね、ブッキー。
あたしが自分の想いを、あなたに言えるようになる、その日までは。
~おまけ~
「どうでしょう、ブランカ、元気になりますか?」
「バウッ!!(これぐらいの痛み、大したことではないっ!!)」
「とりあえず、痛み止めの注射を打ってあげましょうか。あ、祈里、そっちの注射を
取ってくれるかい。それから、ワンちゃんが暴れないように、抑えるのを手伝ってくれ」
「はーい、お父さん」
「ワウッ!?(なんだ、このプレッシャーは......!?)」
「わぁ、可愛いワンちゃん。ちょーっと、我慢しててね?」
「バウ、ワウッ!?(まさか......俺はこの女に惑わされているのか!?)」
「はーい、痛くない痛くなーい」
「バウッ(病気になったおかげで、これほどの女性に出会うことが出来るとは......
俺は運がいい)」
「あぁ、ブランカ、何をおもらししてるんだよ」
「あはは、お注射にビックリしちゃったのかな?」
「クゥーン......(認めたくないものだな、若さ故の過ちというものは......)」
※ブランカ※
シャドウハ◯ツ2の狼キャラ。声優はシャア役でお馴染みの池田秀一さん。
すごくカッコイイ台詞をバンバン吐くが、ロリ疑惑あり。
最終更新:2009年09月24日 22:27