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「あら、やっぱり残しちゃったのね…」

「せっちゃんはピーマン食べれないのか?」
「食べれない訳じゃないみたいなの。ラブのニンジン嫌いと一緒かもね。」

「でもラブが作ったピーマン料理や、せっちゃんが作ったニンジン料理はお互い、普通に食べれちゃうんじゃないのかな?」
「なるほど。愛の力って事ね。」



「ラブー、ちょっとー」
「はーい」
「実はね…」

「任せてよお母さん!!!」

                   ~翌日~

「あ…」
「せつなー、今日のご飯はピーマンの肉詰めだよー。あたし、一生懸命作ったんだ!」
「あのねラブ、私ピーマン苦手なんだけど…」

「そんな人の為にこんなものを用意しました。じゃーん!
 完食した人にはこれを差し上げまーす!」


『ラブちゃんと一日デート券』


「…私、精一杯頑張るわ!」


「作戦成功だね。」
「ええ。でもデート券付きはねぇ…。」

                 ~また別の日~

「せっちゃん、ちょっと手伝ってくれるかい?」
「?」
「実はね…。」

「精一杯頑張ります!」



「え…」
「今日の料理は私が作ったのよ。ニンジンをたっーぷりと使ったサラダ。」
「うぅ…。せつなぁ~、それってこの前の…仕返し?」

「ふふ。そんなことないわよ、ちゃんとこれも用意してあるから。」


『私と一緒に寝れます券』


「わはー!、食べる食べる!食べさせて頂きます!幸せゲットでしょ!」


「せっちゃんも中々やるね。」
「あのご褒美はどうかと思うけど…。」

                ~その日の夜~

「せつなー。この券、お互いが同時に使ったらどうなるのかな?」
「やだ…」

「でもね、この券が無くてもせつなが作ってくれたらあたし、ニンジン好きになれると思う。」
「私も。ピーマン美味しかったわ。ありがとう、ラブ。私のために…」

見詰め合う二人。

「あんさんら、実は嫌いなものとかおまへんやろ」

――――ギラッ――――

「シフォン~、ちょっと散歩いこか~」
最終更新:2010年01月11日 21:18