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私の超視力なら、眼球の動きや頬の筋肉まで読み取れる。
あの時の私は、先生の行動を読み取るのに1秒もかからなかったと思うわ。

だから、ラブを挟んで向かい側の席に座っている子がラブにちょっかいを出そうとしても、
全て絶妙なカウンターで叩き潰せる。

あ、言葉が乱暴になってしまったわ。まだイースの心が残ってるのかも…。



ちなみに超視力が一番有効に使われるのはこんな時。


(…ラブがこっちに向かって来てる。 あ、今私に気づいた。

『どうしてここに!』って顔してる。
 あわてて首筋についたキスマーク消そうとしてるけど、あの形と大きさからして……


 由美のね。

 あ、今度は消臭スプレーを掛け始めた…。ふーん、匂いがうつるくらいイチャついてたのね…)


勿論、私はラブを呼び出すわ。決して怒ったりはしないの。


「…というわけなんだけど、何かいいたいことはあるかしら?
 あ、ここで言わなくていいわよ、家に帰ってじっくり聞かせて貰うから」

「え、なんでせつなアカルン出してるの?ひょっとしてこのまま強制連行?
 でもって朝までお仕置きコース?もしかしてあたしってば絶体絶命?!わはーっ!」


誰にも渡さないんだから!誰よりもラブを感じてるんだから!
最終更新:2009年10月04日 22:53