「せつな、どこ~?」
桃園ラブは、東せつなを探していた。
今日は日曜日で、二人揃ってあゆみの手伝いで家の掃除中。
狭いところの埃を取ろうと顔を突っ込みながら悪戦苦闘したのだが
どうにか終えて振り向いてみると、そこにせつなの姿が無い。
(……ま、せつなのことだからサボっているということは無いと思うけど。
この間みたいなことになってるかもしれないし)
前回、今日みたいに一緒に掃除をしていた時の事である。
初めて掃除機を任されたせつなは、持って歩いているだけで
ゴミがどんどん吸い込まれていくのがよっぽど楽しかったのだろう。
ラブがちょっと目を離した隙に部屋を出て、玄関の外に出ようとしていたのだ。
そして、今回渡したのはカーペットクリーナー、
電気を使わないので持ってどこまででも行けてしまう道具である。
……嫌な予感がラブの頭をよぎる。
しかし、
「ラブ?私はここよ?」
声は意外と近くから聞こえてきた。
良かった。まだ家の中にいた。
そう思って声の聞こえてきた方向を見る。
「う゛……」
その方向。
自分の視線の先にある扉を見たラブが、硬直した。
せつなは、薄暗い部屋の中にいた。
「……ここ、どこかしら?」
さっき、ラブにカーペットクリーナーという道具を渡されて
使い方を教えて貰った。
早速使ってみたところ、取っ手の先にあるローラーがコロコロと回りながら
ゴミをくっつけていくのが楽しくて、次、また次とゴミを探しながら移動していたのだが
いつの間にかこんなところに来てしまっていた。
(……こんな部屋、この家にあったかしらね?)
考えてみるが、心当たりが無い。
周囲を見渡しても、何かがうず高く積まれた
小山のようなものが幾つかあること位しか認識出来ない。
とりあえず、その小山に触ってみた。
(……なんか、もふもふ、してる……)
タルトやシフォンを抱いてる時の感触に近いが何か違うような気もする。
とりあえずもふもふを楽しみながら、正体について思いを巡らせるせつな。
ラブの声が聞こえたのはその時だった。
「せつな、どこ~?」
はっと我に返るせつな。
そういえばラブと掃除をしていたのだった。
「ラブ?私はここよ?」
とりあえずラブに来てもらって、このことを聞いてみよう。
そう思って返事を返すせつな。
やがて足音が聞こえ、それが段々と近くなって来る。
近くで止まった時、一瞬うめき声のようなものが聞こえた気がした。
そして、
ガチャ。
ラブによって扉が開かれ、外から差し込んだ光が部屋の中を照らす。
それによってせつなが今まで触っていたもふもふの正体が明らかになる。
それは。
「……?髪の毛の、山?」
天井近くまで積まれた色とりどりのカツラの山だった。
「ねえラブ、あれって髪の毛よね?なんでここにあるの?何に使うの?
もふもふしていい?いろんな色があるわね?どして?」
せつなを発見後、有無を言わさず背中を押して
部屋の外に連れ出したラブを待っていたのはせつなによる質問攻めだった。
「ストーーーーップ!せつな、一度に言われてもあたし答えられないって、
とりあえず一個ずつにして、OK?」
両手をバッ!と前に出してせつなを制止するラブ。
対するせつなはうーん、とちょっと考える仕草の後に口を開く。
「じゃあ……あの髪の毛の山、あれって何なの?」
「まあ、まずはそれを聞くよね、普通。あれは………………カツラです」
「カツラ?カツラっておじさまがお仕事で作ってるのよね?」
「………………うん、まあ」
「私、今までどんなものか知らなかったから、初めて見たわ。
でもなんで家にあるの?」
「………………確か、ボツになった試供品を置いてるって」
「試供品?」
「………………とりあえず誰かに使ってもらって、使い心地とかを聞く為に作った物の事」
「使うって、どうするの?」
「………………頭に被ります」
「頭にって?そんなことしたら暑くない?」
「………………いや、通気性とか熱が溜まらないようになってるからそうでもない……って
なんでそんなことまであたし答えてるんだか」
「さっきから、ラブ、変」
「えっ!?そ、そうかなあ」
「だって、なんか言いたくないことを無理に言ってるみたい。どして?」
「え、や、やだなあ、そんなこと無いってば何言ってるのかなせつなは」
「……」
せつなは黙ってラブの顔を覗き込む。
最近、聞きたい事にラブが答えてくれなかった時にするようになった仕草だ。
せつなの澄んだ光沢を湛えた赤真珠のような瞳に見据えられると、
ラブは心の中まで見透かされたような気分になってしまうのだ。
(ああもう、本当、この子には隠し事出来ないなあ)
観念すると、質問に答えるべく口を開く。
「あのさ、あたし実は……お父さんの仕事、あんまり好きじゃないんだ」
「そうなの?」
「うん……ちっちゃい頃に、次に出す子供用のカツラを決めるんだーって
一日中付き合わされた事があるんだけど、その時にお父さん、
カツラを選んでは被らせるって、そればっかりで、
あたしが話しても全然答えてくれなかったことがあってね。
自分がお父さんの人形みたいになっちゃったような気分になって、
……最後は大泣きしてるところにお母さんが飛んできた」
せつなは黙ってラブの話に耳を傾けている。
「……お父さん、カツラの事になるとそれしか見えなくなるんだよね。
悪気が無いのはわかってるんだけど、それ以来、カツラのことを出されると
どうも反発しちゃうんだよね」
「……そうだったのね、私はそんなラブやお父さんを見たことないから知らなかったわ」
「お父さん、せつなが来てからはあたし達の前でカツラの話してないからね」
「……ねえラブ」
「何?」
「私、この部屋の中、もっと見てみたい」
「えーーーーーーーーっ!?」
「ダメ?」
「ダメダメダメダメ!!カツラなんて見るもんじゃないし触るものでもないってば」
「私は見たいし、触ってみたいけど。 おじさまの仕事の事、よく知らないから
……それでも、ダメ?」
「うーん」
考え込むラブ。
せつなはまた黙ってラブの顔を覗き込む。
先程と違って、その瞳に映っているのは
彼女にとって未知の存在であるカツラに対する興味と期待。
この状況でダメって言ったらせつなガッカリしちゃうよね、と思ったラブは、
「……しょうがないなあ、ちょっとだけだからね」
この状況でダメって言ったらせつなガッカリしちゃうよね、と思ったラブは、
それでもかなりの躊躇の後に、了承することにした。
「じゃあ、入るよ、せつな」
「うん……お邪魔します」
そして二人は、部屋の中へ。
ラブがスイッチを入れて、灯りをともす。
それによって、先程は一瞬しか見えなかった電灯によって照らされた部屋の全景が明らかになる。
「……うわぁ~」
「………………前に見た時よりもさらに高くなってるとか、ありえないんですけど」
感嘆の声をあげるせつなと、頬をひくつかせるラブ。
対照的な反応を見せる二人の目の前にあるのは、
黒に赤、青黄色緑桃色と様々な色の髪の毛の山。
ひたすら毛、毛、毛だけのその山の中にショート、長髪、坊主にツインテール、
ちょんまげモヒカン時代劇風とありとあらゆる型のカツラがうず高く積まれていた。
「いろんなカツラがあるのね。
ねえラブ、これって触ったりつけたりしていいの?」
「………………うん、お父さん前にそんなこと言ってたから、いいんじゃないかな。
そこに鏡あるから、どんな風になってるのか見たい時は使って」
「うん」
そう言うと、せつなは幾つかのカツラを手に取り鏡の前へ移動。
「ふーん、本物の髪の毛と同じですべすべなのね」
「わあ、これ美希と同じ髪型なのね、
ねえラブ……アタシ、完璧!って……これで私、美希に見える?
……背丈が足りない?……それ気にしてるのに!」
「何これ?ヘルメット?え?昔の人はこういう髪型だったの?どして?」
「あ、これは本で見たから知ってるわよ。
チョウチンアンコウっていう魚のカツラなんでしょ?
え、違うの?」
触り心地を試したり、被ってみたり、
時々ラブの方を向いて話掛けてきて笑ったり戸惑ったり拗ねてみせたり。
いろいろな表情を見せてはしゃぐせつな。
(……せつな、楽しそう)
そんなせつなの様子に、見ているラブもなんだが嬉しい気分になってきた。
この部屋にはあまり長居するつもりがなかったラブだったが、
もうちょっと、後ちょっとだけ、せつなが楽しそうにしている間は
ここにいてもいいかな、と思いはじめていた。
(……うん、せつなが楽しそうだとあたしも楽しいからね)
そう思った矢先のこと。
「ねえラブ、これおそろいのカツラみたいなの、だから一緒に付けてみない?」
そう言ってせつなが差し出したのは黄色と桃色のカツラ。
「ね、ピーチとパッションと同じ色でしょ?」
確かにラブとせつなのもう一つの姿である、プリキュアの髪の色と同じ。
「それに、形もなんだかモコモコしてて可愛いわ」
ただし、それが何かの爆発に巻き込まれた後のように丸く膨らんだ形状、
俗に言うアフロヘアーである、という一点において大きく異なるが。
「……ラブ?」
ここでせつなは気づいた。
さっきからラブが黙ったまま、微動だにしていないということを。
「ラブ、どうしたの?」
よく見てみると目も大きく見開かれたまま、瞬きすらしていない。
その視線を追ったせつなは、ラブが何を凝視しているものを理解。
両手に持ったソレをラブの前に突きつけて、尋ねる。
「これ?このカツラがどうかしたの?ラブ?」
「……ア」
「あ?」
「……アフロは、いやぁーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
狭い部屋に、ラブの絶叫が響き渡った。
「……ごめんなさい、ラブがあんなに嫌がってるのに、私、はしゃいじゃって」
そう言って頭を下げるせつなに、ラブは慌てて答える。
「せつなは悪くない!悪いのはあたし……じゃないや、そのアフロがぜーんぶ悪い」
「そんなにアフロ……っていうの、このカツラのこと嫌いなの?」
「嫌いっていうか……いつもいつもあたしの意思と関係無いところで
この髪型にさせられるので軽くトラウマ気味というか……」
「……ラブも大変なのね」
「いや、こんなことで同情されても余計悲しくなるんですけど……」
「とりあえず、そろそろここを出ましょ。
元々ちょっとだって言われてたのに、私のせいで随分長居してるし」
「うん、そうだね。元々掃除の途中だったわけだし」
お互い納得して部屋を出ようとする二人。
その時、せつなの視界にの隅にあるカツラが映った。
あれは……その色と形に覚えがあるせつなは、ラブを呼び止める。
「あ、ゴメンラブ、もうちょっとだけ、いいかな?」
「どうしたの?」
「ちょっと後ろ向いてて、そうしたらわかるから」
「?」
よくわからないながらも、せつなの言う事に従って後ろを向くラブ。
後ろから聞こえてくるのはもそもそと何かを取り付けるような音。
暫くすると、その音は止み。
「いいわ、ラブ。こっちを見て」
「はいはーい、一体なにかなーーっと………………っ!」
言われて振り向いた向いたラブは、彼女の姿に息を呑む。
その姿は、いや、姿形はついさっきまでのせつなと全く同じ。
ただその髪は、髪の毛の色は、
-透き通るような、銀色で-
「イ……」
思わず出かかったその名前をラブは飲み込む。
変わりに口から出るのは、戸惑いの言葉。
「せつな、どうして……?」
どうして、その髪の色の貴方は、決別した昔の姿なのに。なんで。
全てが言葉にならず、ただ、困惑の表情を浮かべる事しか出来ない。
「ごめんなさい、ラブ、あなたを困らせるつもりはなかったんだけど」
そんなラブの様子に、せつなは眉尻を下げて詫びる。
「でも、これを見たら、どうしても被りたくなって。
やり残したことを思い出したから。
……あっ、勿論、戻りたくなったってわけじゃないんだからね。
私の居る場所は、この家であり、ラブの傍なんだから」
余計な誤解をさせまいと慌てて言葉を付け加える。
そんな彼女の様子を見て、ラブも安心する。
……うん、確かに、いつものせつなだ。
だからラブは、あたしは大丈夫、ということを伝える為の
多少の軽口を交えつつ、せつなに続きを促す。
「うんうん、せつなはあたしの傍を離れられないもんねー。
そんなことはラブさん百も承知ですよっと。
……それで、やり残したことって?」
「ラブったら、もうっ!」
その軽口に応じて、拗ねてみせるせつな。
その仕草には、ラブから伝えられた気持ちへの了承も含まれている。
今はこれだけの事でお互いの気持ちが伝えられるくらい、
二人の距離が近いから、
-だからこれからする話もちゃんと伝わってくれると、そう信じられるから-
せつなは、話を続ける。
「うん、あの日……私が生まれ変わって、今の私になった日にね。
ピーチと戦ってすぐに、『この私』はメビウスに寿命を奪われてしまったから。
……だから」
そう言うとせつなは、ラブを真っ直ぐに見据える。
「ラブ、私に気持ちを届けてくれて、ありがとう。
私の気持ちを受け取ってくれて、ありがとう。
私の……大切な友達」
それは、『彼女』が伝えられなかった言葉。
寿命を奪われ、ようやく吐き出した思いが報われる時間すら与えられず、
世界から消えることを強いられた『彼女』のたった一つの心残り。
東せつなとして生まれ変わってからも心のどこかに残り続けていながらも
決別した過去だからこそ、口に出すことが出来なかった言葉が、
今、形になった。
そして、ラブは見た。
『彼女』の顔に
-かつて、人を蔑み、幸福を憎み、運命を悲しむことしか出来なかった少女の顔に-
心からの笑顔が浮かんでいるのを。
なら、あたしも。
ラブの中にも思いはある。
あの時、思いをぶつけた、受け止めた。そして取り戻そうとした。
でも、最後の最後で取り戻せなかった。
だから言えなかった言葉がある。今この時、多分これが最後の機会だから、伝えたい。
「うん……あたし達は、友達。これまでも……そしてこれからも、ずっと。
だから、あたしが貴方を幸せにしてあげる。
今まで苦しんでいた事、心で泣いていた事に気づいてあげられなかった分、
それを取り返しても有り余るくらいにね。
……今度はわたしが羨ましいと思うくらいに幸せにしてあげるんだから!」
言い終えるとラブは、目の前にいる少女に「ね?」と笑いかける。
少女もまた、うん、と笑顔で頷いてみせる。
そして二人の少女は、どちらからとも無く、寄り添い、互いに手を回し、
それが誓いとばかりにお互いを抱きしめ合う。
ほの明るい部屋の中、無言で抱き合う少女達。
やがて、その一人の頭の上の銀色の髪の束が、
最早役目を終えたとばかりに音も無く、床へと滑り落ちた。
「ねえ、ラブ……?」
「ん?」
それから暫くして、最初に口を開いたのは、東せつなに戻った黒髪の少女。
「おじさまの仕事って、素敵ね」
「ええ~?」
その言葉に、心から同意出来ない、という表情を浮かべるラブ。
「……本当に今までいろいろあったのね」
「………………まあね」
「でもね、これのおかげで、私はラブに届けることが出来たから」
今日この日、この部屋で、今は足元にあるこの銀色の髪の束を見つけたから。
もう二度と、なることは無いと思ってた姿に戻る事が出来たからこそ、
あの時、あの場所に置いてきてしまったものを届けることが出来た、そうせつなは思う。
「だから、ラブには悪いけど、私は、素敵だと思う」
「……そっか」
せつなの言葉に表情を緩めて、ラブは素直に頷く。
「あたしもね、お父さんが自分の仕事に一生懸命なのはわかってるんだよ。
それがあたしにとってのダンスと同じで、「夢中になれること」だってこともね。
お父さんが「付けた人を幸せにする為に最高のカツラを作るんだっ!」て
言ってることも知ってるし」
「それって、ラブの「幸せゲットだよっ!」と似てるわね」
「……そうかな?似てるかな、あたしはちょっと違うと思うけど」
「ううん、違わないわ、そっくり」
「タハー、前に美希タンとブッキーにも同じ事言われたっけ。
……とりあえず今日のところは、せつなの役に立ったってことで、お父さんのカツラに感謝、かな?」
そう言いながら、せつなの足元にある、銀色のカツラを拾って自分の頭に被せてみるラブ。
「どうかな?あたしでも似合う?」
「ううん、似合わないわ、全然」
「……はっきり言ってくれるなあ、ラブさんちょっと傷ついちゃったよ」
「だって似合わないもの。銀色は夜の色、月の色だから。
私はラブに合うのはこっち、昼の色、太陽の色の金色よ」
せつなは部屋の中のカツラ山の中から、一つを選んでラブの頭に被せる。
彼女が選んだのは、金色に輝くツインテールのカツラ。
「うん、やっぱりこれがラブには一番似合うわ」
「そうかな?」
「そうよ。だってこれは……」
若干髪の光沢と長さが異なるものの、その姿は紛れも無く。
「私を救ってくれた、ヒーローの姿なんだから」
「わはーっ、ヒーローって照れるねーって、え?!」
せつなの言葉に一瞬納得しかけたラブだったが、その中に含まれる違和感にふと気づいた。
「ってせつな、わたしヒーロー?ヒロインじゃないの?」
「だって、この間本で読んだけど、
悪い魔法使いからお姫様を助け出すのは王子様の役目なんでしょ?
だったら、ヒーローよ」
きわめて真面目な表情で応えるせつな。
納得出来ず反論するラブ。
「えーっ、それってせつな、遠まわしに自分のことお姫様ポジションだって言ってない?」
「そんなに図々しいことは言わないわよ。でも助けてくれたのはラブだし、
助けられたのは私よね?」
「……それはそうだけど」
「じゃあ、どっちがどっちかは明確だと思うわ」
「えーっ!じゃあこんどは私が困った時にせつなに助けて貰う!これでポジション交代!」
「私がラブを助けるって……どんな時に?」
「えっとぉ……宿題忘れた時とか……ドーナツ買いたい時にお小遣いが無い時とか……」
「……ラブ、そういう時に王子様に助けられるお姫様になっても、嬉しい?」
「……ごめんなさい、あんまり嬉しくないです」
「じゃあ決まりね。私にとってはラブはヒーローよ」
「せつなだけずるいずるいーーーっ!あたしもそっちの方がいい!」
「だめよ、これだけは譲れないわ」
そう言って笑い出すせつな。
「うーん、まあ仕方ないか、せつながそう言うならあたしヒーローでいいや、わはーっ!」
その姿を見て、ラブもまた笑い出す。
こうして二人で笑いあうことが出来る、幸せな時間。
それをもたらしたものが、今自分の頭の上にある、これならば。
(本当に今日だけは、お父さんのカツラに感謝でいいかも)
楽しそうに笑うせつなの姿を見ながら、そう思うラブだった。
最終更新:2009年11月11日 01:36