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「どうしたのせつな、ぼーっとして」

休日の公園。風がサーッと通り過ぎる中、私たちは歩いていた
ただ、せつなだけは同じところをずっと見てて

「ねえ美希、自然ってすごいわね」
「どうしたのよ、急に」
「だって、赤とか黄色の葉っぱが、お祭りしてるみたいに舞ってるもの」

ハッと、私は改めて目の前を見る
ハラハラ、サワサワ
二色の色が生き物のように、楽しんでるみたいに舞ってる

ほんとう、お祭りみたい
見たままの、純粋な見方
思わず見とれる。そして、せつなに感動する

彼女の世界は、まだ塗れていない、白いところがたくさんある
だからこそ、その場所は綺麗なものにも、汚いものにも染まっていく

ギュッと、手を握る
希望や思いを、うんと込めて

「せつなの表現、完璧!」
「そ、そうかしら」

褒めたら踊る葉っぱみたいに、真っ赤なせつな

照れちゃって。
照れてないわよ。

なんだか笑顔が止まらない
お互いに手を握りながら、私たちはお祭りの中を進んでいく

飾らない、素直できれいな見方
せつな、ずっと、ずーっと、大事にしてね
最終更新:2009年10月10日 20:15