避-29

「はあっ…ああっ…ふ…も、ダメ…っ…」

 相変わらず美希ちゃんは昇りつめるのが早い。

「祈里…も…ゆる…して…あっ…イヤァッ…」

「いいの?ホントに止めちゃうよ?」

 私が動きを止めると、さっきまで頬を赤らめ嬌声を上げていた美希ちゃんの表情が、一変してひどくもの欲しそうになる。

「あ…の…えっと…」

「そんなに嫌なら許してあげるね」

「やっ…祈里の意地悪…」

 ほらやっぱり。少し焦らしてあげるだけで、欲しがって今にも泣きだしそうになる。潤んだ瞳の美希ちゃんはすっごく色っぽい。

「じゃあ言って?美希ちゃんがして欲しいコト」

「して…欲しいコト…?」

「言えないなら…できないよ?」

「そんなこと…」

「心配しなくっても私しか聞いてないよ。さあ…」

「…たい…イキたいっ…」

「それじゃダメよ。ちゃんとして欲しいコトを言わなきゃ」

 美希ちゃんは羞恥に顔を歪めながら、意を決したように口を開く。

「わかったわよ…祈里に…もっと…美希のアソコを…して欲しい…」

「よく言えたわね。ご褒美あげる…ココ?」

「ふああっ…」

 鎮まってなどいなかった感覚が、いきなり再開した行為によって再び頭をもたげる。

「今日はどうしたの?いつにも増して…びちょびちょだよ」

「だって…祈里が」

「美希ちゃんってイケナイ子ね…すぐ私のせいにするんだから」

 美希ちゃんの秘裂に右の指を絡ませたまま、もう一方の手を胸の突起へと伸ばす。
 そこは、硬くそそり立っていて、簡単に摘めてしまう。
 親指と人差し指でくりくりとこね回すと、美希ちゃんの声はどんどん高ぶる。
 胸に刺激を送りながらも、右の指は膣へと侵入しはじめる。

「ほら、聞こえる…?美希ちゃんのココ、欲しがってこんなにヒクヒクしてるよ」

 ぬぷっぬぷっ

 わざと聞こえるように音を立てて指を出し入れさせてやる。美希ちゃんはこれがとても好きなのだ。

「あっあっ…んっ…はんっ」

 指を出し入れしながら陰核を擦ると、美希ちゃんの細い腰が跳ね上がる。

「んっ…も…うっ…ムリ…イキそう…あっあっ!イク!あああああっ…!」

 とうとう昇りつめた美希ちゃんは、弱々しく痙攣しながら短い呼吸を何度も繰り返した。

 すかさず果てたばかりで敏感になっている部分に舌をつける。

「あっ!イヤァ…おかしくなっちゃう!もうダメ!お願いぃぃ許してぇっ!」
 美希ちゃんから溢れ出す蜜を全て舐めとってしまいたい。こんなことを思う私の方がおかしくなっているのかもしれない。

 気が済むまでぴちゃぴちゃと舐め続けると、美希ちゃんは更に上に昇ってしまったようだ。もう声も出せない。意識は朦朧としている。

「いじめちゃって…ゴメンなさい」

 だらしなく開いた美希ちゃんの口に、自分の唾液をたっぷり絡めた舌を送り込む。

 ちゅぱちゅぱ

 逃げ惑う舌を素早く捕まえる。もう離さないよ…美希ちゃんは私だけのもの。
最終更新:2010年01月06日 22:35