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美希の部屋

美希「…」スースー



美希は部屋で寝ていた








美希「……んっ……もう朝?………」

?「…」ゴボゴボ

美希「誰?……ママ?……」

そこにいたのは…


タコ「…」ゴボゴボ

美希「いっ…」

いやゃゃゃぁぁぁーーー

美希「なっ何でタコが私の部……屋??……」キョロキョロ


美希「ここどこ?」

美希が居たのは魚が自由の泳ぎ太陽の光が差し込む海の中だった。


美希「なんで私がこんな所に……あっ、きっと夢だわ♪きっと素敵な…」

ピタッ…

美希「ひっ!」

タコ「…」ゴボゴボ

いやあぁぁぁぁぁ…

美希「夢じゃないのね…でもなんで…」

タコ「…」ゴボゴボ

美希「ひっ!!なっ何!!」

タコ「…」ゴボゴボ

美希「えっ、ついて来てって言ってるの?」

タコ「…」トコトコ

美希「なんだろう……」





美希は疑いながらもついていった。

タコ「…」ゴボゴボ

美希「着いたの?んっ?」

そこは大きな門が建っており、何故か英語で
Octopus's Garden
と書かれてた看板が立っていた。

美希「なんで英語なんだろ…」
タコ「…」ゴボゴボ

美希「何してるんだろ…」

すると…

ギィイイイイ…

大きな門が開き、そこには…

美希「うわ…凄い…」

そこには、四つ葉町と同じような風景が広がっていた。

美希「えっ、ここ四つ葉町?えっなんで…ひっ!!」

タコ「…」ゴボゴボ
タコ「…」ゴボゴボ

住人がタコだという事を除いて


いやあぁぁぁぁぁ…

美希「もういや…」ポロポロ

タコ「?」ゴボゴボ

美希「?…何よ…」グスッ

タコ「…」スッ

タコがハンカチを出す。

美希「海の中でしょ?拭ける訳…」

フキフキ

タコが美希の涙を拭く。

美希「!!…あっ、ありがとう。(海の中でも拭けるんだ…)」

タコ「…」ニコッ

美希「…」ニコッ

自然と美希も笑顔が出る。



美希「ありがとう。ところで君はどこへ連れていってくれるの?」

タコ「…」ゴボゴボ

トコトコ…


美希はタコについて歩くそこにはタコの集まりが開かれていた。

美希「っ!…(わっ私頑張るのよ!!完璧な私になるために!!)」

タコ「…」ゴボゴボ

他のタコ「…!」ゴボゴボ


タコ「…」ヒョイヒョイ

足の一本をあげ、美希を手招きするように足を動かす。

美希「なんだろ…」

タコ「…」ゴボゴボ

どうやらここに座ってと言ってるようだったので美希が椅子に座る。



美希「何が始まるんだろ…。」
すると…

タコ1「…」ピョンピョン
タコ2「…」ピョンピョン
タコ3「…」ピョンピョン
タコ4「…」ピョンピョン

タコが4匹踊りを始めた。ちゃんと動きが揃ってとても綺麗に見えた。

美希「うわ…凄いわ…」

タコ「…」ゴボゴボ

美希「私も一緒に踊るの?」

タコ「…」コックン

美希「………やってみようかしら。」

タコ1「…」ピョン
タコ2「…」ピョンピョン
タコ3「…」ピョピョン
タコ4「…」ピョーン
美希「はい!」ビシッ!!


タコ達「…」ゴボゴボ、パチパチ
タコ達が美希達に拍手を送る。

美希「……ふぅ、疲れたわ。」


タコ「…」トコトコ

一匹のタコが美希に向かってくる。

美希「んっ?何かしら…」

タコ「…」ゴボゴボ、ペコリペコリ

美希「?…謝ってるのかしら?」

タコ「…」ニュルニュル

近くにある珊瑚に足を絡ませるタコ

美希「…!あなたまさかあの時のタコなの?」

タコ「…」コックンコックン、ペコリペコリ
そのタコは小さい頃美希に絡みついたタコだった


美希「なんだ、あの時のタコなんだ…いいわよ、許してあげる。私もあんな掴み方したんだから。」

タコ「…」ダキダキ

美希「あっ…くすぐったい//…あれ?そういえば…」



美希はタコ達と居る事でタコ嫌いが直っていた。

美希「うふっ、あたし完璧♪」


美希「楽しそうね…あっ!そろそろ戻らないと。」

タコ「…」ヒョイヒョイ

美希「呼んでる…何かしら?」

タコについて行く美希、そこには…

タコ「…」クイクイ

美希「あれ?門が光ってる…」
先程通った門が光を放って開いていた。

美希「あそこから帰れるの?」
タコ「…」コックン

美希「そうなんだ…なんか淋しいけど待ってるからね…楽しい時間をありがとうね。」ナデナデ

タコを撫でる美希

タコ「//」カァァァァ

美希「あらあら、タコが茹で上がってるわよ。」クスクス



美希「また来れたら来るわね。」

タコ達「…」ヒラヒラ、ヒョイヒョイ

タコ達はハンカチを振ったり、自分の足を振ったりした。

そして美希は現実世界へと戻った…


ジリリリリリッ

美希「う~ん、よく寝た…
それにしてもいい夢だったな。」

美希ママ「美希ちゃ~ん、ごはん出来てるわよ~。」

美希「はーい、今行くー。」

ガチャ…バタン…

美希は夢だと思っていたタコ達の世界…

しかし、机の上にはタコのネックレスが置いてあった。


ラブ「ブッキー、今日のおやつね…」ゴニョゴニョ

祈里「うん♪面白いかも♪」

ラブ「きっと成功するよね。」
祈里「私信じてる。」

せつな、美希「お待たせ~。」
せつな「今日のおやつは何かしら。」

ラブ「今日はこれで~す♪」

ラブ達の目の前にタコ焼きの山が登場

ラブ(どんな悲鳴あげるかな?ミキたんは。)

祈里(ドキドキ…)



美希「あら、タコ焼きじゃない。」

ラブ「ふぇっ?」

祈里「美希ちゃん?」

せつな「タコ嫌いじゃなかった?」

美希「何言ってるの?完璧な私に嫌いな物なんてあるわけないじゃない。」パクパク

ラブ「そっ…そうだよね。あたし完璧!が口癖のミキたんだもんね…ハハッ…」

祈里「美希ちゃん…私信じてた!!」

せつな(ちゃんと直ってたんだ…良かった。)



美希(また行きたいな…Octopus's Gardenへ…)

最終更新:2009年11月07日 11:36