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せつな「『ラブプラス』……って、これって何のゲーム?
最初にラブの名前が付いてるって事は、プリキュアのゲームかしら?」

ラブ「うーん、あたしはゲームあんまりやらないからよくわからないんだよね。
ブッキーがゲーム結構好きだから、聞いてみたら?」



せつな「……というわけなんだけど、ブッキー、知ってる?」

祈里「ひゃあっ!」

せつな「どうしたの?」

祈里「あのね、せつなちゃん……アカルンで部屋に来て
いきなり背後から話かけるのは止めてほしいんだけど」

せつな「そうね、ごめんなさい。
今度からちゃんと正面から話すようにするわ」

祈里「いや、そこが問題じゃなくて……って、この件は今度ゆっくり話しようね。
……で、『ラブプラス』だっけ。ハイ、これがそうよ」

せつな「ふーん、これがそう……
……パッケージに描いてあるのが女の子の絵ばっかりで、よくわからないわ」

祈里「これは、恋愛ゲーム……って言えばいいのかな。
簡単に言うと、女の子に告白して、お喋りしたり、デートしたり……
あ、キスの練習なんかも出来るのよ」

せつな「キスの練習?!」

祈里「うん、ほら、こんな感じで」

せつな(わ……ほんとだ、まさか、ゲームでキスの練習が出来るなんて……。
私もまだまだこの世界の事、勉強不足だったみたいね。
でも、これがあれば……)

祈里「……せつなちゃん、どうしたの?何か難しい顔してるけど」

せつな「ね、ブッキー、そのゲーム、貸してもらってもいい?」

祈里「うん、いいよ、私はもう全部クリアしちゃったから」

せつな(よーし……これで練習して、上手にキスが出来るようになれば、
きっとラブの方からもっとキスして欲しいってねだってくるようになるに違いないわ。
精一杯頑張って、幸せゲットしてみせるわよ!)


そして翌日


せつな「さあラブ、覚悟しなさい。徹夜の練習の成果、見せてあげるわ!」

ラブ「せつな、その前に一つ教えて欲しいんだけど……
その右手のタッチペンをあたしに向けて、一体何をするつもりなのかなあ?」
最終更新:2009年11月15日 07:17