「まさか美希たんだとは思わなかったよー」
「それはこっちのセリフ。」
「怒ってるぅ?」
「怒ってない。」
「ほんとにぃ~?」
「ホント。」
「じゃあさぁ~」
「何?」
「チューしてよ。」
「いやよ。」
「何でさぁ~」
「さぁね…」
「やっぱ怒ってるじゃん…」
「そりゃそうよ。」
「ごめん。」
「痛くなかった?アタシのキック…」
「……心が痛かった。」
「ゴメンなさい。」
「キス……する?」
「…うん」
唇と時を重ねる二人の少女。
大人の味だけど、ちょっぴり…甘い。
「ねぇ、美希。」
「ん?」
「あたしのパンチ、痛かった?」
「でも、手加減したんでしょ?」
「うん。不思議と本気にはなれなかったの。」
「…ありがと。」
もう一度重ねる唇。今度はずっと………甘く。
「ラブ…。たまには戦うのもイイかもね。」
「……ベッドの上で、ね。」
~END~
最終更新:2009年12月08日 00:01