布が擦れる音で、
目を覚ました。
まだ、寝付いてから
そんなに時間が経っていない。
薄目を開ける。
人の影。
「ーーーっ!」
声を上げそうになるが、
次の瞬間、見慣れた顔が見えた。
せつなちゃん。
机の上に、貸していた本を
置いている。
確かに、せつなちゃんは
今日中に返すって言ってたけど、
わざわざ、アカルンで来なくても。
せつなちゃんが、
こっちを見た。
私は、あわてて
寝たふりをした。
「ブッキー...寝ちゃった?」
答えなかった。
せっかく、こっそり
返しにきてくれたんだから。
気づかないふり。
せつなちゃんの気配が、
近づいてくる。
いつもと違う、少し荒い息。
どうしたの...?
せつなちゃんの息が、
近くなった。
唇にふれる、
やわらかい感触。
えっ...?
してる...の?
抵抗できなかった。
するはずも、なかった。
だって、私もせつなちゃんと
ずっと、したかったから。
パジャマのボタンが、
そっと外される。
前を、はだけられた。
せつなちゃんに
見られている。
「きれい...」
せつなちゃんが息を漏らし、
私の胸に、触れてきた。
しっとりとした指が、
私の胸を撫でる。
撫でていた指に、だんだんと力が入り
手のひら全体で、やわやわと揉まれる。
せつなちゃんの手のひらの中で
先端が、みるみる尖る。
口に含まれ、
舌で転がされる。
寝たふりを、続けた。
起きたら、せつなちゃんは
すぐに、やめてしまうだろう。
体中を、甘い刺激が
駆けめぐっている。
動けない分、感度が
増しているみたい。
パジャマのズボンと、
下着をゆっくりと降ろされる。
すっかりあふれてしまったそこに、
せつなちゃんの唇が押しつけられる。
びくんと、体が跳ねる。
私の蜜が、ゆっくりと
かき回され、音をたてる。
声が、漏れそうになる。
体が、乗ってくる気配があり、
別の音が、近づいてきた。
薄く、目を開く。
せつなちゃんのが、
目の前にあった。
自分の指で、弄っている。
蜜が跳ね、しずくが
私の首すじに落ちている。
せつなちゃんも、
して欲しいの...?
せつなちゃんの、荒い息。
かき回される、私の中。
高まる気持ち。
もう、我慢できない。
両手で、せつなちゃんの
お尻を抱え込んだ。
「ひゃっ...!」
思いきり、貪り付く。
「ブッキー!ごめん!ごめんなさい!私つい...!」
すでに大きく膨れているつぼみを、
舌ではじく。
「ごめんなさい!ごめ...あっ!ああん!」
あっという間に、せつなちゃんの腰が
激しく跳ねた。
あふれ出した蜜を、
舌ですくい取る。
せつなちゃんの、味。
そのまま、続けた。
「まって!今されると...ああっ!」
せつなちゃんの腰が、
立て続けに跳ね回る。
腰を抱え込んだまま、
何度も、続けた。
荒い息が、響いている。
ぐったりと横たわったせつなちゃんは
まだ小刻みに痙攣している。
「せつなちゃん、かわいい...」
お尻から、背中にかけて
舌を這わせる。
それだけで、何度も体が跳ねる。
「もっと...する?」
返事は、無かった。
後ろから手を回し、
せつなちゃんの胸を包む。
うっすらと汗ばんだふくらみが
手の中で踊る。
先端を、軽くつまむ。
「ふうぅっ!」
せつなちゃんの体が、
また激しく跳ねた。
「ねぇ...もっと、する?」
「何度も...うなずいてるわ...」
せつなちゃんを仰向けにし、
上から向かい合う。
真っ赤に紅潮したほお。
たっぷりと、うるんだ瞳。
艶めかしく、開いた唇。
尖った先端どうしが擦れる。
せつなちゃんが眉間にしわを寄せ、
甘い声を漏らす。
そのまま、のしかかる。
お互いの先端を飲み込むように、
ふたりの膨らみが密着し、形を変える。
唇を重ね、舌で戯れる。
せつなちゃんが、うっとりとした
表情で、喉を鳴らす。
「もっと...しよっか?」
こくんと、せつなちゃんがうなずく。
せつなちゃんの両手が、
私の首に回される。
長い夜に、なりそう。
最終更新:2009年12月19日 14:08