「行くよブッキー、えいっ」
「きゃあっ、ストップ、ちょっと待ってラブちゃん、衿から雪が入ったの」
キラーン☆
「ブッキー、あたしが取ったげるよ!」
「えっ!ちょっ…あっ、やあっ!そんなとこに雪なんてないっ…だめぇ…」
ラブの冷たい指が肌をまさぐり、這いまわる。
あっと言う間に下着の中の突起を探り当て、摘んで捻り、捩る。
車庫の陰になり、美希とせつなからは見えないとは言え、祈里は気が気でない。
ラブの指は容赦なく下の突起にまで侵入し始める。
「とろっとろ…ブッキーんなか、あったかいね…」
「…はんっ…」
耳を舐め上げられ、秘密の場所ばかりを弄られ、祈里はもう、立っているのがやっと。
「あたしばっかり暖まっても悪いよね……ほら、ブッキー……」
「あ、ら、ラブちゃん……」
祈里の手を自らの秘所に導くラブ。
「ひゃ、冷た~……どう?あったかい?」
「はぁ……ラブちゃんのここも……とろとろになってる……」
「ん……ブッキーの触って……たら……へ、へへ……あ、あたしってやっぱりエッチなのかな……」
お互いに向き合い、立ったままで大事な部分を弄りあう少女達。
寒いはずなのに、彼女達の頬は赤く上気して、うっすらと汗をかき始めている。
「はぁ……ね、ねえラブちゃん……お、お互いにここ……くっつけ合ったら……どうかな?」
ちょん、とラブの陰核をつついて、祈里が普段の彼女からは予想も出来ない事を口にする。
「あ……あそこ同士を……?あ、あは……ブッキーもエッチだね……」
「ち、違うの!……た、ただあったかくなるんじゃないかなって……」
恥かしがる祈里に、ラブは淫靡な微笑みを返す。
「―――いいよ。じゃあ……脱いじゃおうか……下……」
スル、っと二人の下着が足元まで下ろされる。
そして……暖かく濡れた秘唇同士がキスを交わそうとした―――その時。
「ラブー、どこー?」
「ブッキー……。もう、雪合戦の途中で二人ともどこ行ったのかしら……」
段々近付いてくる、お互いの想い人の声。
やがてそれは息を殺す二人のすぐそばまで―――。
「皆は~ん、オヤツやでぇ~」
「プリップー」
2階からタルトとシフォンの声がし、美希とせつなは顔を見合わせる。
「ラブとブッキー、もう家の中なんじゃない?」
「そうかも知れないわ」
「アタシたちも行きましょ」
雪を踏むふたりの足音が遠ざかってゆき、ラブとブッキーは大きくほーっと胸を撫で下ろした。
「行っちゃった……みたい…だね」
「良かった……」
ふう、と安堵の息を漏らす二人。
その時、ふっとラブは気が付いた。
「……ブッキー……本当は見られそうになって興奮したんでしょ?」
「え!な、何言って―――」
「だってほら―――」
ラブの目線の先には、溢れた蜜を垂らした祈里の太股が。
「すごい……オモラシしたみたいになってるじゃない……」
「い、イヤ!へ、変なこと言わないで!!」
言葉とは裏腹に、はしたなく蜜を吐き出しつづける祈里の秘裂は、美希に見られそうになった事での興奮
がいかに高かったかを物語っていた。
両手で顔を隠す祈里に、ラブはニンマリと笑いかけて。
「じゃあ、さっきの続き。ね、ブッキー……」
祈里の腰を引き寄せ、突き出した自分の腰と密着させる。
くちゅ、と淫らな水音を立てて、二人の少女の秘唇が口付けを交わしあう。
「ンぁ……」
「ん……立ったままだとやっぱりちょっと厳しいかな……ね、ブッキー、そのまま足出して」
「……え……?」
ラブの意図が読めず、不思議そうな顔をした祈里だったが、言われた通り、少し右足を前に出す。
その足を跨ぐような形で、今度はラブが自分の右足を祈里の股の間へと潜り込ませて。
「これで良しっと……ね、触りっこの次はこんなのはどう?擦りつけっこ」
「擦り……つけ……?」
「そう。こうやってね、お互いの太股に―――」
言ってラブは腰を前後に動かし出した。
ぬるっ…ぬる……。
潤滑液で充分に濡れた秘裂は、まるで蛞蝓の通った後のように、祈里の太股に痕を残す。
ラブはまるで押しつぶそうかとするかのように、自らの陰核を擦りつけて。
「ふぁ……こうすると……大事なトコ擦れて……気持ちいい……」
「あ、ああ……ラブちゃん……」
しばらくはラブの痴態に目を奪われていた祈里だったが、やがて生唾を飲み込み、ゆっくり腰をスライド
させていった。
「ふあ……ぁ……」
「あ、ああ……ど、どうブッキー?き、気持ちいい?」
「うん……き、気持ちいい……え、エッチなトコ擦れるの……いいよぅ……」
やがて立ったままの姿勢では物足りなくなったのか。少女達は次第に中腰になり―――ついにはその場へ
としゃがみ込んだ。
お互いの足の間に挟まれた太股も、湯気を立てるほどの蜜で濡れそぼっていて。
「あ……はぁ……ね、ねぇブッキー……さ、さっき……見つかったらって思って感じちゃった?美希たんに」
「あ……み、見つかりたく……ない……こ、こんな……いやらしい……」
「嘘ばっかり……もし見られたらどうなったかなぁ?」
「も、もし……見られたら……?」
その想像が祈里を高揚させたのか、陰核を擦りつける腰の振りが大きく、激しくなっていく。
「……ブッキーがエッチなコだってバレちゃうね……誰にでも大事なトコ触らせちゃうヘンタイだって―――」
「ち、違う……わ、わたしそんなコじゃ―――」
「ん……じゃ、じゃあ腰動かすの止めて……そしたら信じてあげる……」
「あ、い、意地悪……と、止められない……止められないよう……」
目を潤ませ、口を半開きにした、快楽に蕩けたかのような表情の祈里。
ラブはそんな祈里の口へ、自らの舌をねじ込んでいった。
「ちゅる……ちゅ……はぁ……美味しい……」
「ん……ら、ラブちゃ……んぐ……だ、ダメ……」
「ダメなら大きな声出したら?ん……そ、そしたら美希たん来てくれるかも……」
「ああ……き、来ちゃう……み、美希ちゃんが来ちゃうぅ……」
快感の波に流されるのを防ぐように、お互いのコートの背を爪を立てるようにして握り締めあう二人。
「あ、ああ……も、もうイっちゃいそう……」
「わ、わたしももう………」
「あ……ぶ、ブッキー……い、イク時はさ、み、美希たんの名前呼んで……あ、あたしせつなの名前呼ぶ……
から……!!」
「ああん……そ、そんなの……―――――」
お互いの恋人の名前を呼びながらの絶頂。
それは考えただけで罪悪感と背徳感を高め、少女達の暗い快感を呼び起こしていく。
その腰は速度を増し、やがて―――。
「あ、イク……イッちゃうよせつな――ー!!」
「み、美希ちゃん!ご、ごめんなさい!!ごめんなさい―――!!」
一瞬、激しかった腰の動きが止まった。
その後、快感に強張った身体から同時に力が抜けていく。
「ん……はぁ……はぁ……」
「あ……あ……こ、こんな……」
身体を離し、お互いに雪の上へと背中から倒れ込む。
「あ、あったまりすぎた……ね……あ、あはは……」
「あ……そ、そうね……あ、暑いくらい……」
火照った身体を冷やすように、二人の少女はしばらくそのまま横たわっていた。
*
「もう、どこ行ってたのよ、ラブ」
「ホント。おやつも食べないで」
ラブの部屋。美希とせつなはおやつのドーナツを頬張りつつ、戻ってきた二人に問い掛けた。
「ど、どこへイッたかってい、言われても……あ、あはー」
「ら、ラブちゃん!あ、も、もう食べら……な、なんでもない!!」
しどろもどろな二人を怪訝な顔で見つめるせつなと美希。
ラブはそんな彼女達にわざとらしく大きな声で。
「ま、まあいいじゃない!おやつ食べたらさ!今度はカマクラ作ろ!ね!」
「ふーん、かまくらね……まあいいかも」
「?かまくらって何?美希?」
せつなにかまくらの説明をし出す美希。
そんな二人を見ながら、ラブは祈里に耳打ちする。
「次はさ……二人がカマクラの中にいる時……すぐ外でするっていうのはどう?さっきよりスリルあるかも……」
ラブの誘惑の言葉に、祈里は頬を染めながら。
こくり。
と頷いたのだった。
最終更新:2010年01月18日 03:41