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美希「あたしたち全然完璧じゃない…」
祈里「もうクタクタ…」
ラブ「こんなに体力落ちてたっけ…」

久し振りのダンスレッスン。夏の暑さも重なり、3人は完全にグロッキー状態。


ミユキ「う~ん。ブランク開けすぎかもしれないわね…。ちょっとプログラム変えまし
    ょう。用意してくるからしばらく休憩してていいわ。」

ミユキは難しい表情を抱えながらレッスンルームを後にする。


ラブ「もぅヘトヘトぉ~。水、水、水ぅ…」
美希「ラブしっかりしてよ、ほら。」
美希は飲みかけてたペットボトルをラブに手渡す。


祈里「(あ…。間接キ…)」
美味しそうに喉を潤すラブを横目にしながら、妙に胸の鼓動が気になり始める祈里。


ラブ「にしても熱すぎだよ今日、、、」
湿気を帯びた汗はラブが着ていたTシャツをも湿らせていた。

美希「(ちょっとスケすぎだよラブ!)」
素肌すら確認出来る程の哀れな姿に、思わず息を飲み目線を反らせる美希。


ラブ「あ、ブッキー!ちょっと気になる事があったんだけど。」
祈里「何?」

             〝つんつん〟

祈里「キャッ・・・」
ラブ「やっぱね~(ノーブラとか無防備すぎだよブッキー。。。)」
祈里の柔らかい触り心地の余韻にときめくラブ。

美希「もぅみんなして、、、」
祈里「何か変な感じに…」
ラブ「はうぅ。。。」



祈里「ラブちゃん、・・・今晩予定・・・あるカナ?」

ラブ「!?…無いよ…。美希たんは?」

美希「あ~、その、普段は完璧に忙しいケド、何だか今日は暇だったみたいな・・・」


数秒して美希がぽつりと小声で呟く。

美希「今日は私一人でお留守番なのよ・・・ね。」



ミユキ「お待たせ~♪って。。。3人共、もう少し離れたら…。暑苦しいわよ(苦笑」

3人共気がつけばベッタリ状態。ミユキに気付き、ようやく時離たれ、赤らめた顔を見つめ合いながら
元のポジションへ。


その夜、蒼乃邸でのちょっぴりHなレッスンは3人仲良く行われ、互いの体のチェ
ックは念入りにされた訳であり。

「美希たん!ブッキー!この事は内緒だよっ!」
「OK!」
「任せて!」
最終更新:2009年10月11日 03:47