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酒2-568

「ねぇ、ラブぅ。」
「んー?」


今までで一番印象に残ってるバレンタインって、いつ?


情事の後の甘く気だるい空気の中、不意にせつながそんな事を聞いて来た。


「あー…やっぱ、アレかなぁ。中2の時の……」


せつなと過ごした初めてのバレンタイン。
今までで、一番辛くて、切なくて。
そして、甘酸っぱく胸の疼く思い出。


「ラブ、この世の終わりみたいな顔してたわよね。」
「ホントに世界が終わったって思ったんだもん。」


まあ、今だから笑い話に出来るんだけどね。


「しかしとんでもないマセガキだったよね、あたし達。」
「『あたし達』、じゃなくて、『あたし』でしょ?」
「あっ、一人で棚に上がる気だな?あの時はせつなから誘った癖に!」
「私だってナーバスになってたのよ。ラブの落ち込みっぷりが酷すぎて。」
「………う…。」


「まあ、いいじゃない。今は幸せ。でしょ?」
「もっちろん!幸せゲットしまくりだもんね!」


そしてもう一度、汗が引いて少しひんやりしたせつなの胸元に
顔を埋める。


「……もう一回、する?」
「いいの?せつなってば今日はサービスいいね。」


「だって…、今日はバレンタインだし、ね?」


そう言う事なら遠慮なくお言葉に甘えますよ。
でも、一回だけじゃ済まないかもよ?


まだまだ、離れてた時間を取り戻さなきゃいけないんだからね。
最終更新:2010年02月18日 23:09