せつな…
せつなに会えない時間がこんなに辛いなんて思わなかった。
いつもあたしの隣にいた。
いつでも手の届く距離にいた。
いつでも笑いあえた。
せつな…
せつな会いたい…
パコーン!
「痛った…何するのせつな。てか何?そのスリッパ。亜樹子謹製って書いてあるよ」
「知らないわよ。それより私がお風呂に入ってる間、何1人でベランダで黄昏てるのよ?」
「だって、せつながお風呂の時って寂しいんだもん。せつな一緒にお風呂入ってくれないし…」
「当たり前でしょー。一緒にお風呂入るとラブ見境なくなるじゃない。お母さん達に声聞かれたらどうするのよ」
「そっちの方がコーフンするくせ…」
パッコーーン!!
「痛ったぁ…今度は天誅って書いてある…」
「コーフンするわけないでしょ!!」
「そうかなぁ…じゃあ誰かに見られるかも知れないここで試して…」
バッコーーーン!!!
「痛たた…今度はおバカって…」
「もうっ!!! 何考えてるのよっ!!!! ベランダで出来るわけないでしょっ!!!!!」
「しょうがないなぁ…もう、えいっ」
「きゃっ、何!?」
「エヘヘ、お姫さまだっこだよ。せつな好きだもんね」
「ちょっ…こんなことで誤魔化され…」
“CHU”
「!!!!!!!!」
「このままベットにちょっこぉー」
「えっ!? ええっ!?………………やさしく…してね」
「わははー、今夜も幸せゲットだよ!!」
最終更新:2010年02月28日 00:55