「私たちの色があるのね」
「うん!」
学校の帰り道
水路に咲く色鮮やかな花
梅雨の訪れと共に輝く
朝露や夕立に濡れより一層生える色彩
「あじさいってゆーんだよ」
「綺麗な花なのね」
夏が確実に近づいて来る
変わる景色に少女たちは歓喜して
青空と緑の木々
桃色と赤色のあじさいの花
「あたしね…」
「何?」
あどけない表情から一転
歩を止めてあじさいの花を見つめる
振り向く彼女
受け止める彼女
ほんの数秒の出来事
「―――――」
「―――――」
太陽の日差しが眩しい
今は互いを吸収し合って成長して行く時
あじさいの花は輝く
二人の少女に微笑みながら
~END~
最終更新:2010年06月22日 01:14