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み-411

くちゅ…くちゅ…くちゅ…

自分の体から発せられる淫らな水音が静かな部屋に響く。

目を閉じるとその音は余計に耳に響き神経がまた高ぶる。

裸の二人。

甘い吐息が私の頬を撫で、ラブの顔が迫ってくるのがわかる。

「あっラブ!もうイッちゃう!早くキスして!」


いつもの様にラブの指で絶頂に達しようとした寸前、
スッとラブが私の中から指を抜いた。

吐息も去り、キスもお預け…。

んっ…もう意地悪…。

潤んだ目を開けてラブの顔を覗く。


「せつな…今日はいいものがあるんだ。
使ってみてもいい?」


私の視線を避けた気まずそうなラブの表情に嫌な予感。



「えっ…なに…?」


「これ…」


ラブがベッドの下に置いてあった紙袋からゴソゴソ何か取り出した。



これって…



「もっとせつなのエッチな姿が見てみたいんだ…嫌?」


心臓が止まりそうだった。

ど、ど、ど、何処でこんなもの?!

双方に同じものを型どった…本物の肉体の様な…
シリコンの……?

作りものだけど…これって…


男の子の…でしょ…?


「…いいわよ」


頭はパニック状態なのに何故か自然と了承の言葉が出た。


…いいわ。ラブが望むのなら何でもしてあげる。

でも――

体の快感より、ラブの指、ラブの一部が自分の体と繋がる事が何より幸せで心が満たされる。

たかが作り物でも男の子の“ソレ”が私の中に入るのはラブは嫌じゃないの?

単に興味本位なだけ?


……こんなもの入るの……?


「いれるよ…」

ラブ、何だか目が冷たいわ。

頭は更にパニック。怖い。

そんな私にためらう間もなく、

もう入り口にソレはあてがわれズリズリと入ってくる。

「ーーーッッ!!」
涙が出た。

引き裂かれる様な鋭い痛みが奥からズンと突き上がってくる。
恥ずかしいほどこんなに濡らして、
さっきまでラブの指を吸い付く様に欲し貪欲に快楽を生み出していた場所と同じとは思えない。


ーー痛い。


「痛い?大丈夫?
辞める?」

私を気遣う不安そうな声。

怖くて目は開けられないけど、真っ暗闇の中にいつもの優しいラブの声が響き安心して体の力が抜けた。


「んっ…大丈夫よ…続けて…」


「凄く綺麗だよせつな…」

優しく髪を撫でられ、ラブの舌が私の唇を這いながらその中を割って押し込まれてくる。

入ってきたラブの舌を歓迎するように優しく吸う。


ラブ…愛してるわ。


下腹部がまた熱くなり密がじわりと垂れていくのがわかる。

痛みは次第に鈍く変化し奥からじわじわと快感が生まれてきた。


人間の体は不思議。
…本来男性器を受け入れる様に出来てるもの当然か。
そう思うと心に少し虚しさが広がった。

「あぁーっ!!」

その思いを打ち砕くように突然激しい快感の波が襲ってきた。

初めて味わう感覚。
腟の中を次々と熱い快感の波が風船の様に膨みながら突き上がってくる。


――凄い。


もっと、もっと奥まで欲しい。


「せつな…慣れてきたみたいだね、奥まで挿れるよ」

ラブは右手でソレを膣の深くにネジこんできた。
ちょうど半分の長さまで入ると、中で上下させソレを握り締めた手が私の突起にわざと擦れる様に動かしてくる。

舌で乳首を押し付けながら円を描くように舐められ、
もうひとつの乳首は左手でくりくりと摘まれる。

強烈な全身の快感に腟の奥がまた熱を上げ疼き、密は止めどなく体外へと溢れ、理性が遠退き我を忘れて泣き叫ぶ様に喘ぐ。

「あああーっ!すごいっいいっ!ダメぇ!ダメょ!あぁ!ラブ!ラブっ!!!」


「ねぇ…せつな…

せつなの中に入ってるの、男の子のだよ?」


ラブの冷たい声が耳の奥に響き殴られた様に理性が戻された。

「男の子とするのってこんな感じなんだよきっと。
多分もっと気持ちいいのかな…。
もうあたしの指なんかじゃ物足りなくなるんじゃない?」


そう言ってわざと音がよく響く様にドロドロに密の滴った穴に深く出し入れし掻き回す。


「馬鹿…そんなこと!あぁんっ!」


「ホントにエッチな体だね。こんなに濡らして、すっごい締め付けてるのもわかるよ。…ねぇ男の子とエッチしてるとこ想像してみてよ。
誰でもいいよ?
ウエスターでもサウラーでも。
あ、大輔とかは?
ふふっ。
意外と興奮したりし」
「何でそんな…!

何でそんな酷いこと言うの!?私はラブしか嫌なのに!もう嫌っ!」


体の快感も痛みもスーッと氷の様に冷たく退き、変わりに恥ずかしさと虚しさで胸が締め付けられ勝手に涙が溢れた。



突然ラブの体が私へ崩れ落ちる様に降ってきて激しく抱きしめられた。

首筋にラブの涙が当たる。

「ごめんねっせつなっ!せつな凄くモテるからいつも不安と嫉妬だらけでもう頭がおかしくなりそうなんだ!
いつか男の子に抱かれたらやっぱり男の子のほうがいいって、そしたらあたし捨てられるのかなって …ぅ、うぇ~ん」


「馬鹿ねラブ…そんな事!絶対しないわ!」

本当に馬鹿な子。

ホッとして私もまた涙が溢れた。

ラブの体をひき離し涙でグシャグシャになったラブの顔に頬擦りする。

「あたしがしたいのは一生ラブ一人だけよ。もう泣かないで」

「うわ~ん!せつなぁぁ~!」

ぐずり泣きした子供の様な顔に、いつものラブの愛くるしい笑顔がふわっと戻る。

ホントに素直で単純ね。ふふっ大好きよラブ。


「ねぇ…さっきせつなが男の子とエッチしてるの想像して狂いそうなほど嫉妬してるのに物凄く興奮してたんだ。
あたし変かな…?」


質問には答えずラブの下腹部に手を伸ばす。

ぐぢょりといやらしく音を立てた。

「んっ!!」

驚いたラブは真っ赤になって顔を背けた。

「……ねぇラブ、
その…これ、両端の先端が同じ形になってるって事は私に入れたままラブの中にも入るわよね?

最初からそのつもりだったんでしょ?」


「えっ!いやっ!そんなこと…」

モジモジするラブを今度は私がベッドに押し倒し、
私と半分繋がったままのソレを手で支え、反対側の先端をラブの入り口にあてがう。

ぬちゅっと音を立ててラブの中に抵抗なく吸い込まれていく。


「あああん!凄いよせつなっ!!」


残り半分のソレはすっぽりとラブの中に収まり、ラブの秘肉と私の秘肉が真ん中でぶつかった。

ぐぢょり。

指でラブの突起と自分の突起をプクッと剥き出して、
小さな突起同士がピタリと擦り合わさる様に腰を落とし前後させると突起と膣が同時に刺激されビリビリと今まで以上の物凄い快感が体中を走った。


「いやぁぁ!!せつなぁ!これやばいよぉ!」

「ラブ…ねぇ、一人でコレ挿れて遊んでたんでしょ? こんな…っ すぐに気持ち良さそうにして…ん?」

「あんっ ちがぁっ違うよぉっ ああああっ!ダメだよせつな!動かないでぇっ!」


甘い声を出し、顔を手で覆い初々しく恥じらうラブ。

滅多に見せてくれない快感に耐える可愛い姿…。

もっと魅せて。

興奮して余計に腰が止まらない。


「ラブこそ本当は男の子とエッチしてみたかったんじゃない?
厭らしい子ね。

ねぇ…もっと突いて欲しかったら腰を上げなさいよ!」

自分の顔を覆ってたラブの両手が急に上に伸び、私の腰をガッチリ掴んだ。


「もぉ~!せつなのばかぁ!お仕置き!」

ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!


ラブは突き上げた腰を激しく上下に振る。

下から深く突き上げられる度に熔けた熱を帯びた快感が突き刺さる。


「やああああぁ!!」

思わず腰を浮かそうとするが、凄い力で腰を掴まれているからこの快感からの逃げ場はない。


うぅ…私が上でも結局ラブに主導権はとられるのね。


グチュグチュと部屋に響く淫らな水音は勢いを増し、媚薬の様に益々心を狂わせる。


もう爆発寸前。

――ラブ!お願い!

早く!早くちょうだい!


「ラ、ラブ!もうっ!ダメ!ダメ!
イッちゃうーっ!お願いキスして!!」

ラブにのし掛かる様に激しく抱き付き、全身の肌が擦れあい舌と舌が絡まった瞬間、
膣の中で膨れ上がっていた熱いものが爆発し、
寸前で焦らされ続けた快感の渦が一気に解放され洪水の様に蜜が体外に吹き出した。




はぁ…はぁ…はぁ…


凄いことしちゃったわ……


もはや意味を為さない程ズブ濡れたシーツの上に向かいあって転がった。



「ねぇ…ラブ、どうやって、あれ…手にいれたの?
どして?」


ラブは少しうつ向いてまたモジモジしてから満面の笑みで顔を上げた。




「言っわな~い!」

ムッとして私は無言でラブに背を向けた。


「わわっ!ごめんごめん!じょ、冗談だって!それはまた詳しく説明するけど、もうこれは今捨てる。やっぱさ、お互いの体だけでせつなと愛しあって幸せゲットしたいもん!」

そう言ってラブは後ろから抱き締めてくれた。


「え?私はまた使いたいわよ。ハマっちゃったわ」

「えぇ!そんなぁ~!」


もう、本当に騙されやすいんだから。

ラブに気付かれない様に笑いを必死に堪えた。

こんなに愛しい貴女以外、私が他に何を欲しがるっていうの?


―ラブ愛してるわ。

最終更新:2010年11月04日 23:14