27
「美希ぃぃぃぃぃ」
「ぎゃっ!いきなりこないで。珈琲こぼれた」
「モグモグ、遅かったね二人とも」
「ブッキー今朝ぶり。ホームルームが長引いちゃって」
「美希たん、せつなから離れて!」
「ちょ!あたしなの?ブッキーさりげなくスカートめくらないで」
「モグ、減るもんじゃないし……」
「手ぇソースついてるじゃない!」
「てへ、ごめんね美希ちゃん」
「ブッキー最低……」
「ほら、せつな離れて。今日どこ行く?」
「私新しくできた本屋さんに行きたいな」
「………」
「あたしは雑貨を見たい」
「………」
「ラブ、私は水族館に行ってみたい」
「よし、行こう!」
「即決なの!?しかもラブが決定権持ってるの?」
「私はラブちゃんに賛成」
「けってーい」
「ブッキーめ……」
28
「まだまだ寒いわね」
「ラビリンスは管理されてたのに……」
「羨ましい。でも身体で四季を感じるのは大切なことよ?」
「そうみたいね。私は桜を見てみたい」
「もうすぐ見れるわ」
「一緒に?」
「うん」
「楽しみにしとく」
「………あのさぁ、あたしのベッドで一緒に寝るなら、せめて靴下はいてくれない?冷たいんだけど」
「美希は私の四季も身体で感じるべきだわ!」
「帰れ!」
29
「編み物も得意なんてブッキーはほんと女の子らしいわね」
「ふふ、せつなちゃんは器用だからすごく教えやすい」
「どうせあたしと美希たんは不器用だもん!」
「ラブちゃんは時間かかるけど丁寧だよ」
「ブッキー優しい」
「あたしは!?」
「ねぇ、せつなちゃん。応用でぬいぐるみ作ってみない?」
「ちょ、無視!?」
「あ!作ってみたい」
「こうしてこうして、最後に好きな人の髪の毛をお腹の中に入れて――」
「うん、うん。美希髪の毛もらうわね」
「……ねぇ、美希たん。ブッキーの棚に呪いの本が並んでるよ」
「ラブ。震えが止まらないの!」
「もちろん私はラブの分も作るわ」
「せつな、その気持ちだけで……」
30
「ブッキー!」
「ラブちゃん!傘持ってないの?とりあえず入りなよ」
「ありがとう。朝降ってなかったからさぁ。せつなは補習で残ってる間に帰っちゃったし」
「そうなんだ。はい、タオル」
「わー、ほんとありがとう。洗って返すから」
「気にしなくていいよ。ラブちゃんが風邪ひいたら嫌だもん」
「…………」
「どうしたの?」
「えと、あはは……なんか可愛いなーって。ちょっとドキッとしちゃった」
「え!?」
「あ、あたし傘持つ」
「い、いいよ。私が持ってる!」
「ダメ。こういうのは背の高い方の役目なの。よし、おっけー」
「…………私の方がドキドキしてるよ」
31
「美希の部屋にいると美希に包まれているような感覚になる」
「………」
「美希のパジャマを着ると抱きしめられてるみたい」
「………」
「美希の」
「もういいです」
「そう?」
「なんであたしが好きなの?」
「…………内緒」
「む。他はべらべらしゃべるくせに」
「私にだって知られたくないことはあるもの」
「あたしにも?」
「コレだけは……ね。他は全てをさらけ出してもいいけど」
「脱がなくていいから!うーん、余計気になるわね」
「愛してるーって言ってくれたら教えてあげてもいいよ」
「………やっぱりいい。冗談であたしはそんなこと言えない」
「クスクス。そんなとこも好き」
「もう」
32
「年に三度のスペシャルイベントー」
「わー」
(小声)「なんで三度も」
(小声)「美希たん、湿布多めに持ってきたよ」
「何か言った?」
「楽しみだなーって。ね、ラブ?」
「ね、ねー」
「ふーん。さて、せつなちゃん。今日はね私の部屋の模様がえなの。毎回ラブちゃんと美希ちゃんに手伝ってもらってるのよ」
「うんうん」
「私とせつなちゃんは小物中心でね」
「了解」
「ねぇ、桃園さん。あたしたちなんで毎回強制参加なんだろう……せーのぉ」
「重っっ!しか…も、あたしたち、はぁ…毎回重労働っ!美希たん気を抜かないで!」
「抜いてないわよ!前回より重くなってる!!」
「二人とも順調?」
「「か、完璧ですぅ」」
「はぁはぁ、酸素が、足りない」
「ぜー、身体が、筋肉痛だよ」
「休憩にしよ。はい、お茶とジュースとお菓子」
「ブッキー天使」
「ラブ!騙されてるわ!」
~ おまけ ~
簡単な設定資料(祈里視点)
動物大好き。将来は獣医になりたい。
優しくって可愛い。ちょっとだけ意地悪したくなっちゃう。うさぴょんの補修係りは私だよ。
美希ちゃんが好きすぎて変態になることも。実生活に使われ過ぎて最近アカルンが泣いてるの。
優柔不断。気使い屋さんでヘタレ。プライドは高いよ。
美希ちゃんといると………落ち着くかな。
最終更新:2011年06月11日 00:56