<か>
<き>
- 気【用語】
- 《気功》とも
- あらゆる生命が持つ物。生物は勿論、気や草にもある。無機物には無い。
- 心臓より血液が全身に回るように、《命》から生まれて、身体を巡る。
- 《気》が強まれば、身体は活性化し、治癒が早まったり、身体能力が高まったりと、+の効果を見せる。
- 逆に《気》が弱まれば、病気になりやすく、傷の治りが遅くなったりする。
- 《死》というのは、云わば《気》が尽きた状態である。(《気》が尽きる=《命》が尽きるということ)
- 詰まる所、《気》が高まってさえ居れば、どんな大怪我をしても死なない、という事にもなる。
- しかし、《気》は精神の状態にも左右される。現実に、自分の半身が吹っ飛んだとして、激痛と意識の消失に耐えながら、正気を保っていられる人間がいないように、そんな事は不可能である。
- また、生きていく事で《命》は消耗していく。酒を呑まず、毒を食わず、綺麗な空気を吸い続けた所で、《命》はいずれ尽きるのである。
- 逆説的に言えば、心が強ければ、その分《気》も高まる。
- 「生きていこう」という思いが強まれば、その分だけ、《気》は力を増し、《命》の輝きは一層と増していく。
- 《鬼人》は皆、《気》をコントロールできる方法を心得ている。《竜人》も有る程度の知識はあるが、戦闘に転用できるのは一握りである。
- 人間に至っては、ひどい努力を必要とする。
- 尚、《竜人》の鍛冶師達は、《モンスター》の《気》の特性をほぼそのままに《武器》や《防具》に加工できる。
- これら装備が持っている《気》の特性が一般に《スキル》と呼ばれるものである。
- 鬼神【用語・人名】
- ある時、《大陸》に現れた《二つの禍》の一つ。
- 一軍に匹敵する力を持ち、《西シュレイド王国》《東シュレイド共和国》両国から危険視されている。
- 現在は《ハンターズギルド》により《古龍種》認定され、監視下に置かれているが神出鬼没さに常に後手に置かれているのが現状。
- 現在は《アスラ》を名乗る。
- 鬼人族【部族】
- 東の孤島に住んでいたという《亜人》。
- 皆一様に額から二本の角を生やし、黒髪黒目。
- 《気功》の扱いに生まれつき長けており、素の身体能力も人間をはるかに超えるが、ひどく温和で世論にかかわろうとはせず、少数で細々と暮らしていたらしい。
- だが《獣神》によって滅ぼされ、今や生き残りはアスラただ一人である。
- 共和国【用語】
- 《東シュレイド共和国】の通称。
<く>
- クレザ村【村名】
- 《ジォ・テラード湿地帯》に存在した村。イゾルデはここで生まれ育ち、レイバーもまたここで育った。
- 村の人口はおおよそ百人ほどであり、主に稲作で賄っていた。
- 村人は人見知りこそするが、相手に害がないという事がわかると村一同で歓迎する優しさを持ち合わせていた。
- 小さいながらも自衛団が存在し、《ランポス》程度ならば追い払いつつ、慎ましく生活していた。
- 《獣神》によって壊滅。
- 生き残りはレイバーとイゾルデの二名のみ。
- 現在、村のあった場所には簡素な墓地となっている。
- クレザ村の村長【人名】
- クレザ村を起こした《竜人族》。喫煙家。
- 懐が深く、厳格でありながらも冗談付きであり、また長年生きてきたが故、知恵深かった為、村人たちからはとても慕われていた。
- イゾルデからは幼いころより実の祖父のように慕われており、彼女が両親を失った後は後継人として面倒を見ていた。
- 捨て子だった赤子のレイバーを発見し、育ててきたのも彼。
- 血は繋がらずとも、実の父のように厳しさと優しさをもって9歳まで育て上げた。
- 《獣神》が村を襲った際、死亡。
- どうやらイゾルデは、その現場を目撃してしまったようである。
<け>
<こ>
- 古龍種【用語:生物】
- 人間の想像を遥かに超えた謎多き生物群を、《ギルド》はこう認定している。
- 大雑把にカテゴライズされている為、共通点らしい共通点は少ない。だが、僅かに採取出来た素材から、血液の内容が90%以上同一であると近年発表された。
- 《飛竜》を凌ぐ天災の如き力から、《ギルド》も《討伐依頼》ではなく《撃退依頼》として処理し、腕利きの《ハンター》達に依頼している。
- 各国家にしても、対応は《ハンターズギルド》に一任している場合がほとんである。
最終更新:2013年05月10日 21:34