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激闘の記録

PROLOGUE

「黒龍を倒してもう三日か……。伝説の英雄か…俺は本当に最強なのか……あいつを倒したらもう頂点なのか?俺はこれから何を目標にすればいいんだ……。」
彼は一人、ココット村の川の辺で輝く星を眺めていた……。
「そろそろ冷えて来たな……。もう戻るか……。」
そう言うと彼は静かに辺を立ち去った……
彼の名はディオ=クライツ
2年前からココット村に滞在して居るハンターで、三日前にたった一人で黒龍を倒し、伝説の英雄になった凄腕ハンター。
使用武器は封龍剣【超滅一門】
防具はドラゴンSシリーズを揃えているが、普通のドラゴンSシリーズの防具とは少し違いがある
主な特徴は機動性を重視した設計をしており、普通の防具の二倍の軽さを誇りながらもカブレライトを鋼線状にした物を鎧の中の服に織り込んでいるため、全体的に防御力を上げる事にも成功した。その装備は最強の防御力を誇っているに違いない。

第一章 黒蒼雷帝麒麟現る!

「…もう、朝か……。」
ココット村に朝がやって来た…何も変わらない日常、平凡な毎日が彼を待っている。はずだった……
しかし、黒龍を倒してから何かが変わった…
それが新たな戦いの始まりの合図になる事を彼はまだ知らない……
「………ディオ、話しを聞いて貰えぬか?」
朝早くから村長がディオの家に訪ねて来た。普段はそんな事はないのだが…
「村長…どうしたんですか?こんなに朝早くから…。」
ディオは驚きながら話し掛けた
「実はなオヌシが黒龍を倒してから今まで未確認だったモンスターや新たな亜種が出現したのじゃ……。」
「俺が黒龍を倒してからですか……。」
「そうじゃ……これは緊急事態だ…。」
「確かに……自然の生態に影響を及ぼす事は間違いありませんね……。」
このような雑談が二時間程続いた後、その不安が現実になる……。
なんの前触れもなく、村を歎きの声が襲う…
「た、大変だぁ~!!近くの村が未確認モンスターに襲われて壊滅したそうだ!!ここも危ない!!」
その話しに村人達は驚きを隠せなかった…
村長「皆の者よ、ここから逃げるのじゃ……ここに居ては必ず死傷者が出る……。ギルドにはワシの兄が居る。兄なら何とかしてくれるはずじゃ……今は生きる事だけを考えるのじゃ…。」
ディオ「村は私が守ります……。皆さんは逃げて下さい……。」
村人達「頼んだよディオ君……。」
そして、村長以外の村人達は村を後にしてギルドに向かった
村長「ディオ……オヌシに渡したい物がある……。」
村長は家の中から二本の剣を持ち出した
「この剣達はオヌシが前に灰ラオシャンロンを討伐した時にその素材を使って作った最強の片手剣達じゃ……蒼色の剣の名は独龍剣【蒼鬼】紅色の剣は独龍剣【烈火】どちらも強烈なまでの龍属性を帯びている……。これがあればまず、大丈夫じゃ……死ぬなよ……。」
「ありがとうございます……。村長…。」
「………村長も立ち去った……。ここには俺一人か…ここは俺の第二の故郷…モンスターの好きにはさせない…。」
ディオは家の椅子に武装した姿でじっと座っている。神経を尖らせながら……
「さっき貰った剣…柄の部分がナックル状になっているんだな。しかも、そこにも龍属性が付属されている……。村長に感謝しないとな………。」
ディオは笑いながら目を閉じた。しだいその顔からは笑いが消え始める……何かを感じ取ったようだ…それに同調するように封龍剣や独龍剣達が脈を打ち始める。使い手に敵の存在を教える為に……
「この脈の打ち方は……古龍だ…しかも、黒龍クラスの力を持っている……しかし……この脈はキリンの波動のはず……未確認の亜種か………。」
封龍剣達の脈が激しくなる……。するとディオは封龍剣達を装備して家の外に出た。そして、村の入口に続く道の先に居る何かを鋭い目付きで睨む……
そこにいたのは黒い色の身体をし、周囲を蒼い稲妻が覆った麒麟の姿だった……
麒麟は不気味なオーラを出しながら前脚を地面に打ち付けディオを睨み返す……
「黒い身体と蒼いオーラ……黒蒼雷帝……とでも言えばいいか…。」
ディオは驚く程冷静だった……これが黒龍を超えた者の力だろう……。
「雷帝……ここを破壊したいなら俺と戦え!!俺はお前を殺す!!」
そう言うとディオは超滅の柄を握り締め、戦闘体制に入った……。

第一章 黒蒼雷帝麒麟現る!~死闘編~

構えると同時に超滅が黒く光り出す…その光りは次第に強さを増し、光りが強くなるに連れ、地面に亀裂が入り始める…
それを見た麒麟は不適な笑みを浮かべる…その瞬間、空気が震えるような感じがした…
「!!! 速い!!」
麒麟は普通では考えられないスピードで突進して来る……それは残像が残る程に速い物だ…尋常ではないスピードだが、ディオはその動きを捉えている…この時点で彼は人間の限界を超えている…
「捉えた!!」
ディオは黒いオーラで覆われた封龍剣を麒麟目掛けて振り落とす……
「喰らえ!!!」
封龍剣は確実に麒麟を捉えていた…渾身の一撃は凄まじい破壊力を生み出す…まるで黒龍の怒りを表しているかのように……
麒麟は角で剣を押し返そうとする。だが、余りの破壊力に堪えるのが精一杯…それどころか麒麟の脚を軸に広範囲に渡り凄まじい速度で亀裂が入る……
「しぶといな…だが……負けん!!!」
さらに剣に力を込め、麒麟を叩き切ろうとする……
「後少しだ!!さっさとくたばれぇぇぇ!!!」
ディオは必死に力を込める……だが、麒麟は笑みを零し始めた…その時、異変が起きる
「な、なんだと!?」
麒麟は身体から膨大な蒼い雷のオーラを放出し始めた。
放出した途端、形勢が逆転し始める……
麒麟は余裕の表情を見せながらディオを押し返す…
「くそぉぉぉ!!!こっちだって負ける訳には行かない!!!うぉぉぉ!!」
ディオは意地だけで麒麟を押し返した…力は拮抗しているが、二つの強大な力がぶつかり、今にもエネルギー同士が相殺しそうだ……これ程のエネルギーだ。相殺した時の破壊力は計り知れない物になる……
そして、それは何の前触れもなく突然、発生した
ドゴォォォン!!!!!
エネルギー同士が相殺した事により大爆発を起こす……。
ディオは遥か後方へと吹き飛ばされたが、空中で身体を一回転させて受け身を取った……
「……普通の防具なら死んでいるはず…黒龍の力は凄いな…。」
そう…普通の防具なら死んでいるはずだ…しかし、この装備は黒龍の力を宿した防具……常識は通用しない…。
だが、それはディオに限った事ではなかった。
爆発で舞い上がった粉塵により見えなかった視界が徐々に晴れて来る…。
そこには平然と立ち尽くす奴の姿があった……。
ディオは笑いながら
「奴にも常識は通用しないみたいだな……。なら…俺も本気を出さないと行けないらしい……。流石にあの麒麟相手じゃお前では不利…少し、休んで居てくれよ封龍剣…。」
そう言うとディオは封龍剣を民家の壁に立てかけた…。
そして麒麟に話し掛ける…
「この封龍剣は30キロあるんだ……つまり、この剣はかなりの重さを誇る…それから開放された俺はお前と同等かそれ以上のスピードで移動出来る…覚悟しろ……。」
麒麟を鋭い眼で睨み付ける……しかし、麒麟はディオを嘲笑っている…。
「スピードだけでは俺に勝てない……そう言いたげだな…確かに封龍剣でないとお前に決定的なダメージを与える事は出来ないだろう……。だが、それもコイツらが俺に届く前の話し…。」
ディオは独龍剣【蒼鬼】と独龍剣【烈火】をゆっくりと鞘から引き抜いた……。
引き抜いた瞬間、剣から凄まじいオーラが放出される。
そのオーラは剣の周りをぐるぐると渦巻いている……。
そして、ディオは両手の剣から手を離し、素早く逆手に持ち替えた…。
「この型を使うのは黒龍以来だな……。」
ディオは格闘家のように構えた…。
その瞬間、ディオは残像を残しながら一瞬で麒麟の真正面まで移動した
それに驚いた麒麟は距離を取ろうと慌てバックステップする。が、ディオはお構い無しと言った感じで瞬時に詰め寄る…。
「逃がさない!! 喰らえぇぇぇ!!!」
ディオは本気の右ストレートを顔面目掛けて放った…。
ストレートは麒麟に直撃、麒麟は初めて後ろによろけた…。
麒麟がよろけたところを左アッパーで顎を強打、さらに後ろにのけ反ったところに右ストレートを腹のど真ん中に打ち噛ます…。
右ストレートは見事にクリティカル…麒麟を後方へ吹き飛ばした…。そして、受け身を取れずに麒麟は地面に身体を打ち付けた…。
「どうした!? もう終わりか? 案外対した事無いな……。」
挑発された麒麟は必死に身体を起こす…。
だが、その身体からは斬撃による無数の切り傷が見える…。
ディオのパンチは打撃が当たった瞬間、擦るように拳を引く為、同時に斬撃も入る仕組みになっている…それを瞬時に行うので斬撃を見切るのは不可能に近い…。
「俺は絶対負けない……。」
ディオは余裕の表情を浮かべる…。
麒麟はやっとの想いで立ち上がり、怒り始めた……。
「お前も本気を出すか!!なら、これで決めてやる!!」
ディオは麒麟に飛び掛かった!!
「はぁぁぁ!!!」
渾身の右ストレートが麒麟に向けられた瞬間、麒麟は自分の真上から自分の身体に雷撃を落とした…
ドゴォォォン!!!
雷撃が麒麟に落ち、凄まじい衝撃と光りを発生させた…。
ディオは怯んでしまった…。
「チィィィ!!逃がしてしまった……。」
麒麟はディオが雷撃で怯んだ隙間に戦闘を離脱した…。
「今から追っても無駄……。まあ、よしとするか…結構…村を破壊してしまったけどな……。しかし、何故逃げたんだ……。奴はまだ戦えたはず………!!?なんだ!あいつは一体…。」
ディオは空を見上げながら驚いた…
空を飛んでいたのは銀色に輝き、銀色の風を纏う見た事も無い龍だった……
「もしかして、あいつの存在に気付いたから逃げたのか……。ハンターとして奴を追いたい…だが、今は村を守るほうが先決……それにギルドの許可無しじゃ戦う事も出来ない…悔しいが…。」
ディオは諦め掛けていた…。
その時、誰かの声が聞こえた…
「ディオよ、行くのじゃ!!」
「その声は村長!!」
そう、その声の主は紛れもなく村長の声だ
「今まで気配を消して居たのじゃよ…しかし、オヌシは強いのぉ~。これなら何があっても大丈夫じゃ!!」
ディオは照れながら
「そんな…私はまだまだ未熟です……。でも、どうしてそんな事を?」
「すぐにわかる……そろそろじゃな…。」
ギャウゥゥン!!
「銀リオレウス!!?」
ディオは驚きながら叫んだ。
銀リオレウスは静かに着地する…。
その上には人らしき物が乗っているようだ…。
すると村長がリオレウスに駆け寄り、こう言った
村長「紹介しよう、ワシの兄じゃ!」
村長の兄「久しぶりじゃのディオ…オヌシに渡す物がある……。」
ディオ「ギルドマスター!!まさか、兄弟でしたとは…。私に渡す物とは一体……。」
ディオは不安げに聞いた…。
村長の兄「オヌシも知っていると思うが勝手にモンスターを狩る事は許されていない……例え新モンスターであろうともギルドに許可無しでは討伐しては行けない…。だが、それでは不便じゃろ?だから、特例を設ける事にした…。ディオ!!お前を特例のモンスターバスターに任命する!!!」
第一章~完~

第一回徹底解説~前編~

さて……第一章が終了しましたね…

読者の皆さん、これからも小説をよろしくお願いしますm(__)m

おっと、言い忘れてました(^_^;)

毎回、章が終わる毎に徹底解説をお送りします。

徹底解説とは小説の世界をよりわかりやすくする為の物です。

小説上省かざる終えなかった設定等を事細かに書き記しますので読者の皆さんは必ず目を通して下さい(>_<)/

これを見れば小説がもっと楽しくなりま~す(^-^)

では、行きます

徹底解説

第一章までの登場人物達(主人公を除く)

村長

ご存知、ココット村の村長で、元ココット英雄。

相当な片手剣の達人でギルドでも名を馳せた強者。その腕は今だに衰えていないらしい……(夜中に一人で練習している?という目撃談が存在……)

現在では、ギルドに所属する全ての片手剣使い達の神と崇められている。

その確固たる地位を築かせる由縁はたった一人でこの地方に同時侵攻したラオシャンロン二体を討伐したと言う伝説が語り継がれているからである……。これら以外の詳細は現在も調査中……わかり次第、追って報告します。

村長の兄(ギルドマスター)

文字通り、村長の兄

弟が伝説のハンターなら兄のほうはギルドを造りし者……ギルドでは伝説の指導者として現在も君臨している凄腕指導者。

ギルドを統括する事は同時に自然界を統括する事になる…。

考え方を変えたらハンターより難しい職業を長年熟せる者はまず、いないだろう……。

この情報以外にもまだ説があり(あくまで噂だが…)その説によると彼は武器設計士で、現在出回る武器の種類は全て彼が考案した物であり、全ての武器の産みの親だと言う説である…。

だが、信憑性があり、彼ら兄弟は若い頃から兄が武器を考えて造り、弟がその武器で狩りをしていた為、有力である……。本人に聞けばいいのだが、昔の事は一切語らない主義であるので聞くのは不可能である……。詳細についてはわかり次第報告する

中編に続く

第一回徹底解説~中編~

徹底解説 モンスター編

新モンスター、新亜種

いずれも黒龍討伐後に出現したモンスター達で、その戦闘力は凄まじく、その力は村や街を壊滅に追いやる程の力を持つ。

ギルドではこれらのモンスターに対して対策を練っているが、よい成果を挙げておらず、苦戦を強いられる状態なのでG級ハンター(ギルドでもエリートクラスのハンター達の事)に頼るしかないのが現状で、しかも、Gクラスハンター達でも死傷者が相次ぎ、頭を抱えているのが現在のギルドである…。

黒蒼雷帝麒麟について

このモンスターは新亜種に部類される。通常の麒麟の何十倍の戦闘力を所持、その力はココットの近くの村を数分で壊滅に追いやる程。

後にS級(最強クラスモンスターの階級)に登録される。

他のS級に登録されたモンスターは黒龍、灰ラオシャンロンだけである…。これ以外にも伝説の紅龍と言う黒龍の進化系も存在するが、出現例がないので登録されていない…。

もし、存在したらS級に登録されるのは間違いない…。

銀色の龍について

このモンスターは全く事例がない未知のモンスターで、戦闘力も不明…ただ、遥か遠い南国の地方ではこのモンスターに似た容姿のモンスターが目撃されている。そのモンスターのは風翔龍 クシャルダオラと呼ばれ、風を操る。古龍に部類されているが、この地方では目撃例はない……。

ここから先の話しは許可を得ていないので後ほど報告します(笑)

徹底解説

主人公の戦闘力

主人公ディオは人の力を完全に凌駕し、普通ではありえない戦いを行う…。

だが、ディオも最初から強い訳ではなく、普通の人間だった…。しかし、普通と違うのは小さい頃から山で修業を重ね、母親から格闘術、父親から剣術を教えて貰い、ハンターとしての力を養っていた…。その後、ココット村でハンターになって地位を隔離した…。

それだけでは強さの理由にならないが、これ以外にも体得した力があるらしい、それは武器や防具の潜在能力を最大まで引き出す技でコツは武器と同調するのが大事と本人は語るが、常人では理解不能……。

それと、武器から発生する波動が原因と推測するが、よくわかっていない為、仮説止まり……。

防具からも波動が発生する事もあるらしいが現在は未確認なので説明にならず……。

後編に続く

第一回徹底解説~後編~

後編

作者の言葉

皆さん、これで第一回徹底解説は終わりです

楽しんで頂けましたか(^-^)?

これからも応援して下さいね(>_<)/

では次会う日までさようなら~

(まだ、解説してないところもありますが、それはお楽しみにして下さい 笑)

第二章 天を司る者

ディオ「モンスターバスター!?なんですかそれ…?」
ディオは不思議そうにギルドマスターに聞いた…
ギルドマスター「モンスターバスターとはワシが最高の信頼を置けるモンスターハンターしか任命しないハンターの事じゃ…。モンスターバスターはギルドのルールを無視して行動することが出来る…。例えば、討伐許可が出ていないモンスターを独自の判断で討伐する事が出来る。そして、討伐制限モンスターも制限無しで討伐を許可。武器や防具の物質も無料で支給…。つまり、ギルドが全面協力すると言う事……オヌシが何をしようと罪にならないと言う制度じゃよ。」
ディオはア然とする
ディオ「す、凄い………。」
ア然とするディオにギルドマスターはさらにバスターについて語る…。
「モンスターバスターとはお前さんの為に作った制度…つまり、モンスターバスターはお前さんだけじゃ…。今後、増やす予定はない…。」
ディオ「わかりました……。必ず、期待に応えて見せます!!!」
マスター「それと、オヌシが実力を認めた奴をモンスターバスターにも出来る仕組みにもなっている…。戦いの中で強者と出会い、この人間は信頼出来ると思ったらワシに言ってくれ……。」
ディオ「マスター…ありがとうございます。」
ディオは深々と礼をした
村長「今のオヌシならどんな奴にも負ける事はなかろう………。うれしいのぉ…こんなに立派な弟子を育てる事が出来るとはな……。辛くなったり、疲れたりしたら帰って来いよ…ここはオヌシの家じゃからな…。」
村長は淋しげに語った
「村長……ありがとう…。」
ディオは村長に心から御礼を言った。
村長「な~に、当たり前の事じゃよ…。それより、負けたら承知せんからの!」
村長はとてもうれしそうな顔をしながらディオに喝を入れた。
マスター「ディオよ、オヌシに銀リオレウスを預ける…。役立ててくれの。」
その話しを聞いたディオは銀リオレウスのところに駆け出した
ディオ「よろしくな!リオレウス。早速だが、さっきの龍を追って欲しい…。頼まれてくれるか?」
リオレウスは頷きながら翼を羽ばたかせ始めた
ディオ「村長、マスター!!私は奴を追います!」
村長「頑張って来い!!必ず生きて帰って来るのじゃ!」
ディオ「私は必ず帰って来ます!!」
リオレウスの背中に乗りながらディオは叫んだ
リオレウスは上昇を始め、もはや飛び出そうとしている…。その時、マスターが叫んだ。
マスター「もはや、オヌシを縛る者は無い!!自分の意志で行動するじゃぞ!その為にモンスターバスターはあるのじゃ!!さあ、行け!!最強封龍士ディオよ!!!」
ディオ「行って参ります!!」
ギャウゥゥン!!
咆哮と共にリオレウスは飛びたった……。銀色の龍を追って……。
「行ってしまったのぉ~…。」
村長は悲しそうに呟く…。
弟子が自分を超える事は自分の手が届かない場所に行くのと同じ…。複雑な心境になるのは当然だ。
「がっかりするでない…。がっかりしている暇があるなら弟子をサポートする事を考えるのじゃ…。」
落ち込んでいる村長にマスターは励ましの言葉をかけた。
「そうじゃな……。」
村長は頷きながらもどこか悲しい顔をしている
「どれ、ワシはディオに新兵器を作ってやらねばな…。」
そういうとマスターは口笛を吹いた。すると、村から少し離れた茂みから金色の飛竜が飛んで来た
「金リオレイアか~。久しぶりじゃの~。」
グルゥゥゥ
金リオレイアは嬉しそうに村長に駆け寄って行く。どうやら面識があるようだ
「そろそろ素材が届いている頃じゃ。ルナ(金リオレイア)ギルドへ戻るぞ!」
ギャウゥ~
マスターはルナに飛び乗った
「では、ワシは行くが、オヌシも頑張れよ……。」
そう言い残してマスターも村を後にした…
ひとり残された村長は呟いた
「頑張れか……ワシもやる事がまだあるからのぉ…。老体には辛いがやらねばな…。」
村長は家から片手剣を取り出し、村を後にした…。
村長とマスターが村を後にしたのと時を同じく、ディオは銀色の龍を追って上空を物凄いスピードで駆け抜けていた…。
「凄いスピードだな。リオレウス、お前疲れないのか?」
ディオはリオレウスに問い掛けた。
リオレウス「これ位では疲れないさ。」
ディオは戸惑った。
「お、お前、喋れるのか!!?」
するとリオレウスは
「一応な、俺は小さい頃からマスターと一緒にいたから自然に覚えた。」
何食わぬ顔で人語を話すリオレウスにディオは
「お前、凄いな…本当に感心するよ…。」
やはり、驚きを隠せないようだ。
「ちなみに俺の名前はリオレウスではなくソルだ。よろしくなディオ。」
ソルは驚きを隠せないディオに気軽に話し掛ける。
するとディオは馴れたのか笑顔でこう言った。
「こちらこそよろしく。」
ディオとソルは次第に打ち解け、仲良くなった。そして、ソルが銀色の龍について話し始める。
「俺達が追っている銀色の龍…そいつはもしかしたら天帝クシャルダオラかもな…。」
「クシャルダオラ?確か、南国の地方に住み、風を操るモンスターだよな?でも、そいつの異名は風翔龍じゃないのか?」
「それが、お伽話では、天帝と呼ばれる奴も居るみたいでな、そいつの特徴は銀色の身体に銀色の風を纏っているんだとさ。ディオの言ったモンスターに一致しているだろ?」
「でも、お伽話の中だしな~…。」
ディオとソルが銀色の龍について話していると、突然封龍剣が脈を打ち始めた…
「!!!」
ディオは封龍剣の柄を握り締め、目を閉じた…。龍を探知する能力がある封龍剣の柄を握り締める事で封龍剣は使い手に鮮明な情報を伝える事が出来る…。独龍剣でも同じ事が出来るが、封龍剣のほうがより高い効果が得られるようだ…
「近い……。」
目閉じながらディオは龍を捜し続けている…
ドクン…ドクン
封龍剣の鼓動が強く激しくなる…
ソル「近づいて来てるな…。コイツ、かなり強いぞ…。」
どうやら、ソルも敵の気配を感じているようだ。上空を飛びながらも周りに注意している
(どこだ…どこにいる……集中しろ…。)
心の中でディオは呟く…
ディオ「………。!!! ソル上だ!!」
ディオは叫んだ
ギャャオォォ!!
叫んだ瞬間、何かが雄叫びを上げながら猛スピードでディオ達目掛け突っ込んで来た。
何かが当たる瞬間、ソルは咄嗟に回避した
ソル「あの野郎…喰らえ!!」
ソルは猛スピードで移動する何かにブレスを発射した。しかし、そのブレスは何かにぶつかる前に見えない壁らしき物に弾かれた…
ソル「ブレスが当たる前に消された……風で身体を確認出来ないくらい覆われているが、間違いない…奴はクシャルダオラだ!!」
ディオ「あいつがクシャルダオラ…あの麒麟と同等…もしくはそれ以上の力を持っている……。一筋縄じゃ行かないな……。」
ソル「!!?」
何かにソルは気付いた…
ソル「お前、目の色が金色に変わったぞ…。」
ディオ「この防具を纏ってから不思議と目の色が変わるようになったんだ…。」
微かに笑いながらディオは話した…。
ソル「……今のお前を見ているとまるで黒龍みたいに見えるぞ…。」
ディオ「その話しは後だ!奴が来る!!」
クシャルダオラはもう一度突進して来る
ギャャオォォ!!
ソル「クソ!!避けるしか…。」
ディオ「大丈夫だ……。」
ソル「本当か……?」
心配そうにソルはディオを見つめる…
ディオ「俺の眼の色が変わったんだろ? なら、心配ない…。」
ソル「やっぱり、それ…黒龍の邪眼に見えるぞ…。」
ディオ「いろいろ訳があるんだ……。」
ディオは顔を濁す
ソル「すまない……。」
ディオ「気にするな…。」
ギャャオォォ!!
ディオとソルが話している間にクシャルダオラは目前まで迫っていた…
ディオ「行くか……うぉぉぉぉ!!!!」
ディオはソルの上を走る
ソル「無茶だ!!引き返せ!!!」
ダァン!!
ソル「おい…嘘だろ……?」
なんと、ディオはクシャルダオラ目掛けてジャンプした…。
「喰らえ!!!」
ディオは封龍剣を本気で振り落とす
バァァァァン!!!
ディオとクシャルダオラが激突した瞬間、お互いの身体が弾け飛んだ…。

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最終更新:2013年02月19日 01:59
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