魔獣(cell)
概要
ケモノのような魔族っぽい姿をしているが、それよりも高い能力を持った種族。
高い知能を持ちながらも他の種族と共生することなく、本能に従うかのように生きている。
獣に近い姿をしているものが多いが、中にはヒトのような姿や何にも似つかないような姿をしているものもいる。
活動範囲は大陸全域に及び、環境への適応力も高い。
基本的に何でも食し、ヒトや魔族、建物や兵器まで食べてしまう。被害を受けた村や街が時折「消える」のはこれが原因。
それゆえに、嘗て国境を隔てていた城壁も食べられてしまい、その意味を殆ど成さなくなってしまった。
その為、今ではその名残だけが各地に点在している。
高い再生能力を有し、身体の一部分を失っても数時間立てば完全に復活する。
体内には通称「核」と呼ばれる心臓に順ずるものがあり、これを破損・破壊する又は肉体から引き剥がすことで完全に死亡する。
活動を停止した肉体は一定時間で塵の様になり、その姿を消す。
それゆえに身体のパーツの採取が殆ど出来ず、生態に謎が多い。
魔獣に対する備え
特定の生息区域を持たない魔獣の対策には各国が苦慮している。
ハンター達の手によって討伐されてはいるが、それでも倒しきれていないのが現状である。
対策として共通しているのは、街や建造物の郊外に山のように巨大な防御障壁を築いている点がある。
ある街はその街だけを囲むように障壁を築き、ある都市は広大な土地を覆うように障壁を築いている。
障壁は分厚く、常に見張り兼迎撃用の兵が配置されている。
この任務に当たっている期間、その兵の給与は普段の倍以上に跳ね上がる。
神出鬼没の魔獣であるが、現在広がっている防御障壁の内側での発生は確認されてはいない。
一時期、防御障壁の範囲を広げようとした時期があったが、魔獣の襲撃を受けて頓挫してしまった。
こうして防御障壁が張られている中でも、一部の国は未だに争いを続けている。
無論、その争いの中にも魔獣は乱入し、多くの被害者を出している。
種別
タンロウ
狼のような外見の魔獣。体長3〜4m高さは2〜2.5m
脚は一対で胴は短い。シャープというよりはがっしりとしている。
尾は巨大で、顔と尾が鎧のように頑丈な外皮に覆われている。
魔獣の中では最も小型で能力も低く、ハンターでなくとも倒すことが出来る。
だが、よく群れを成し、3頭以上で現れることが多い。
突進や巨大な尾を振り回すほか、体毛を巨大化させ、槍のように飛ばしたりしてくる。
ゴウエン
猿のような外見の魔獣。体長5〜6m
立ち上がると大きいのだが、普段は背中を丸めるようにしているので、感覚的には3〜4m位に感じる。
下腕部が発達し、上腕部の倍以上の大きさがある。
その腕から繰り出される一撃は非常に強烈だが、結構大振り。
見た目以上に機敏で高い脚力を持ち、気を抜くとすぐに接近される。
風を操る能力を持ち、突風を吹かせたり強烈な風の弾を放ったりする。
ヒエン
鳥と人が組み合わさったような外見の魔獣。体長7〜8m
人の身体に、腕の代わりに鳥の翼が生えたような姿をしている。
翼の先は手のようになっていて、羽ではなく金属のような外皮で覆われている。
翼に覆われていない脚は非常に硬いが、翼に覆われている上半身は比較的に脆い。
魔獣の中では一番ヒトに近い思考を持っていて、まるで武人のような行動を取る。
炎を操る能力を持ち、火炎弾を放ったり、周囲に炎を噴出させたりする。
シツライ
雄獅子のような外見の魔獣。体長8〜11m高さは4.5〜6m
鬣は細いが異常な強度を持ち、普通の武器では歯が立たない。
ステータスも平均して高く、厄介。
中でも機動力が高く、勢いのついた突進は高い破壊力を持つ。
雷を操る力を持ち、雷を落としたり雷球をマシンガンのように放ったりしてくる。
サイスイ
鮫のような外見の魔獣。体長8〜12m高さは2.5〜4m
胸鰭は平たく、陸上では脚の代わりとして這いずり回る。
巨大な口を持ち、顎の力は凶悪。
噛み付く他に滑るように突進したりもする。
水を操る能力を持ち、砲弾のように放ったりウォーターカッターのように切れ味をもつほどの水流を放ったり出来る。
ギョウコウ
ベルラインドレスを纏った天使の様な、美しい女のヒト型の外見の魔獣。身長7〜9m
髪のような外皮が頭部から長く伸び、前は目に当たる部分が隠れるくらいの長さ。
ドレスのスカートのような部分は前面がスリットのように割けている。
背中には鳥のような翼があり、腕は長いフリルの袖みたいになっていて、手は見えない。
胴体の真ん中にぎょろりと巨大な目が縦についていて、背中にある翼やスカートのような部分の裏側にも無数の目がついている。
スカートの下、人で言う腰のあたりが巨大な口になっていて、ぱかっと割れて対象を食らう。
笑い声のような鳴き声を発し、外見とあいまって不気味な雰囲気を持つ。
浮遊能力を有し、常に飛行しつつ光弾や閃光を放ちながら縦横無尽に攻撃を行う。
光弾はその場に停滞して触れるか一定時間たつと爆発するもの、一定時間後単数か複数の閃光を放つものがある。
翼がある間はかなり素早く、攻撃を当てにくいが、翼が壊されると飛行能力が低下し、あまり高く飛べなくなってしまう。
コウテン
黒い身体を持つ非常に巨大な魔獣。体長71m〜86m、高さは40〜52m
多数の太い触手のような腕と一対の脚、何とも似つかぬ身体に脚を守るように背後についた強固な膜。
顔には紅い宝石のような目が無数についている。
見た目にそぐうようなパワーと体力を持つが、動きは愚鈍。
とはいえ、巨体のため一歩が大きく、進む速度は相当なもの。その代わり速度がつくと急には止まれない。
腕はある程度伸縮でき、周囲をなぎ払ったり地面に突き刺して下から突き上げたりする。
光を操る能力も持ち、瞬間的に強烈な光を放って視界を潰したり、極太の閃光を放ったりする。
光の技を使用する前兆現象として腕が白く光る。
備考
元ネタは某スピードハンティングゲーム
まだ追加予定
最終更新:2012年03月28日 21:38