ニーピー


「サポートメカ・ニーピー」

概要

汎用支援型戦闘兵器。
「株式会社ニーピー」が取り扱う戦闘兵器の通称でもある。
形態は様々だが、基本的に共通しているのは「射撃による徹底的な支援型」であると言う事。
近接戦闘を仕掛ける事は無く、徹底して味方の支援に徹する。
平均して平凡で、圧倒的な性能こそ持たないものの、徹底したコンセプト、戦法で「お膳立て」による「被支援者のスコアアップ」に貢献する。
基本的にはレンタル兵器であり、鹵獲されたものでもなければ「株式会社ニーピー」以外は所有していない。
レンタルの際には性能レベルを指定する事が出来、AI設定「撃つだけ」「低」「中」「高級で若干例外」「極上の例外」が存在する。
当然、値段は「極上の例外」に近付くほど高くなるが「極上の例外」においては歴戦の傭兵に勝るとも劣らない動きと武装を提供するという。
一説には「極上の例外」は現在の代表取締役であるヨーコ・ニーピーが遠隔操作を行っているというウワサがある。
そのウワサを補強するものかどうかは定かではないが、「極上の例外」には予約が必要であり、同時に一件以上のサービスが実施されない。
どうでもいいが、地味に機体のカラーは選べる。でも追加料金は取られる。

設定

「撃つだけ」
歩いて相手を見たらひたすら撃つだけの半固定砲台設定。
「左に走れ」だの「右に歩け」だの「一番近くの遮蔽物に隠れろ」だの言われないと「敵を探す」以外の行動で動かない。
機体も貧弱なモノが送られてくるので、びっくりするほど安い。
これでは有効活用するには雇う側で「戦闘役」の他に「命令役」を用意せねばならず、安いとはいえつっかえ…ほんまつっかえ!アホらしぃ。
自分、陽動の的役とかやった方がええんちゃう?

「低」
ある程度のポジション取りなどは自分でやってくれるが、相手の攻撃を回避しない。
ビビって動きの悪い新兵レベル。

「中」
基本料金を払って何の指定もしなければ送られてくるタイプ。
敵の攻撃もスペックなりに回避するし、味方(雇い主)が困っていると進んでポジションを取り、的確に支援してくれる。
しかし、命令が無い限り敵に接近しない。例え接近戦が有効な場面になっても、命令が無い限りは後退する。

「高級で若干例外」
中の要素をそのままに、スペックも向上した機体が送られてくる。
更に接近戦もこなし、「徹底した支援」からコンセプトを外しつつある高級設定。
人脈の無い人間が、戦力の頭数を増やしたい時に有効。しかし、料金はかなり取られる。

「極上の例外」
同時に二機以上存在する事の出来ない最強設定。
何も命令されなくとも上等な動きと武装で敵を殲滅してくれる。
人間には不可能な曲芸のような高速機動で敵陣に突っ込んでいく。

種類

これらは基本的に攻撃角度を優先した人型~半人型タイプ。
雇い主が何処に居ても、どんな体勢からでも支援出来る事を想定してのものである。

「ニーピー・K2」
機動力を重視した軽量の二脚(人型)タイプ。
基本的にAIは上等でないので、設定された武器以外を取り扱う事は出来ない。
武器はあらかじめ会社で用意されているモノから選ぶ事が出来るが、追加するほど料金も取られる。

「ニーピー・C2」
防御力と機動力をある程度両立させた人型タイプ。
バランスの取れた内容。

「ニーピー・J2」
防御力を優先した重装甲人型タイプ。
出力が高く、重い武器も軽々と取り扱えるのが魅力。

「ニーピー・KG」
機動力を優先した逆関節タイプ。
ピョンピョン跳ねながら動いて相手をイライラさせる。

「ニーピー・4K」
足が四本生えたヘンな形のタイプ。
壁や天井に取り付く事が出来るので、雇い主の使い様ではかなり幅広く運用出来る。
がっしりと四本の足が設置するので、足音はうるさいが反動の強い武器も安心。

「ニーピー・F」
浮遊する特殊脚部を付けた素早いタイプ。
駆動音も少なく足音もしないので、隠密向き。
ただしあまり重い武器は積めない。
しかも他と比べてフロートシステムという高級技術を使っているので基本的に料金設定が高い。

「ニーピー・T」
無限軌道脚部を採用した半砲台型。
超重武装で遠距離から相手を殲滅するのが得意。
だが、「徹底的な支援」というより「殲滅」が目的になってくるコンセプトから外れつつある高級機体なので、料金は高い。
動きも遅く自分から攻撃を避け辛い為、設定「高」でなければ使い難い。

「ニーピー・ビット」
飛び跳ねて動くホッパー型の小型機。非・人型。
バッタみたいな形をしている。
武装は固定武装の「ミニミニキャノン」がただ一つのみ。威力は拳銃並み。
その代わりかえらく安い。

「ニーピー・ダチョウ」
逆関節タイプの非・人型機体。その名の通りダチョウみたいな形をしている。
逆関節脚部の上にコアブロックと武装接続用ラッチが付いている。
人型より安く、それほど複雑な動きの必要の無い時はこちらを頼むといい。

「ヨーコ・パーフェクト」
「極上」を頼み、更に機体の指定を何もしないか、「とにかく強いヤツ」と頼むと送られて来る超高級機体。
その詳細は謎に包まれている。

「だべりんぐニーピー」
ヒマな社員が話し相手になってくれるサービス。
出張・ビデオ通話・エモーションアイコンによる顔を見ずの通話など色々と選べる。
寂しい時とかにどうぞ。わりと安い。
たまに社長がやっている時がある。

武装

基本的に安い無誘導の実弾武装ばっかり。
エネルギー兵器やミサイルのような高級な誘導装置なんかは高いのであまり使わない。
「極上の例外」である「ヨーコ・パーフェクト」にはそういうものが積まれているらしい。

「おジャマライフル」
本体が軽量な実弾ライフル。
マガジン内に60弾とかなり多めに装填可能。
単発、3点バースト、フルオートに切り替え可能。
これも含めここから下記される武装の名称はヨーコが適当に決めたものらしい。

「わりとヤバいバズーカ」
単なるバズーカ砲。
弾は当たったら爆発して危険。

「射程の長い銃」
要はスナイパーライフル。
遠くから貫通力の高い弾を発射出来る。

「こけおどしロケット」
肩部に装着可能なロケットパックから放たれるロケット。
爆風は強いが殺傷力の低いその名の通りこけおどしのもの。
しかしただの人間なら直撃するとさすがにまずい。

「フーセングレネード」
爆発するとすごい勢いで風を噴出す手投げ弾。
人一人くらいなら確実によろめかせる事が出来るが、殺傷力が無い。

「キケングレネード」
要はただの手榴弾。
爆発範囲5mに居る常人は殆どが死ぬ。

「じゃまっけワイヤー弾」
先端部分のクローが壁に取り付いたり刺さったりしてピーンと張るワイヤー。
相手の行動を阻害する事が出来る。

「うざいシールド」
それなりの防御性能を誇るシールド。
実弾攻撃をそこそこ防いでくれるが、魔力や熱光線などのエネルギー兵器に弱い。

「当たったら斬れるソード」
近接戦闘をさせたい時に持たせておけば、それだけで「近接戦闘に参加しろ」という命令と見做し接近戦に積極的になる。
超振動もしなければ熱化もしない普通の鉄製ソード。
重さで叩き切る安い設計なので、持たせる時もそんなにお金はかからない。

「おモチガン」
トリモチ弾を打ち出す大きな円筒状の砲身を持つ手持ちの砲。
高速カプセル弾は直撃するとトリモチが溢れ出し、相手の自由を奪う。

「わりと遠くまで届くキャノン」
ラッチに接続する手持ちじゃない長距離狙撃砲。
そこそこ値段が高い。

「わりと遠くまで届くキャノンのなれのはて」
弾丸を使い切った「わりと遠くまで届くキャノン」のその後の姿。
取り外された砲身は鉄製の棍棒として使えるようになっている。

「ロケットパック(ダチョウのやつ)」
()内含めて正式名称。
ニーピー・ダチョウに装備するロケットパック。
内蔵ロケットを撃ち切った後は取り外して投げる事が出来る。
当たるとそれなりに痛い。

「ライフル砲(ダチョウのやつ)」
ニーピー・ダチョウの頭頂部に装備するライフル砲。
大砲だが、それほど威力の高いものではないし、反動も少ない。

「スペリオルブレイジングキャノン」
無駄に電力を食わせて無理矢理威力を高めた低級な技術の寄せ集めで作られた大型エネルギーキャノン。使い捨て。
威力は凄いし見た目も凄いし相手も驚くけど見切られ易いし値段ばっかり高い。

「グランドこけおどしブレード」
見た目だけ凄いビームを出すこけおどし用の兵器。使い捨て。安い。
こけおどし用のビームなのでホログラムのようなもので、殺傷力は無いに等しい。
しかし見た目だけは凄いので、気の弱い相手ならこれ一つで勝負が決する。
ヨーコ社長曰く「平和的に解決する為の良心的な装備」。

由来

ニーピー…テレビゲームなどにおける二人目のプレイヤーを指す言葉、「2P」から。
ヨーコ…「横」から。2Pが1Pの横でプレイする様子から。某ドリルアニメの子と由来は同じ。
ニーピー・ロボの元ネタは「アーマードコア・ヴァーディクトデイ」に登場するUNAC。

余談

社長「我が社は犯罪組織には加担しません」
最終更新:2015年10月08日 23:59