ノディエ


1: 名前


ジルベール=ノディエ

※滅多にファーストネームを名乗ろうとせずノディエで通す。
 ごく親しい者との間ではジルと呼ばれることも。

2: 年齢


26歳

3: 性別


男性

4: 種族


人間

5: 外見


ウェーブがかった白のショートヘア(天パ)で瞳の色は黄味がかった新緑。
肌の色は白いが病的というわけでなく、普通の白人という程度。
骨格にもそれなりに恵まれており、筋肉もそこそこであるがやや細身。

服装は軽装の冒険者といったいでだち。
ダークグレイのデザインコートに白と寒色を基調とした術師用ショートローブ。
ボトムスは動きやすいフロスティグレィのストレッチパンツ。膝丈の革製ブーツ。

胸元には信徒の証である「魔法文字の首飾り」を身に着けている。


【身長】 176cm
【体重】  65kg

6: 性格


かなり荒んだ破天荒な経歴の持ち主だが、それを感じさせぬおっとりした性格。
また自身に降りかかる大抵のことを「人生には色んなことがあるから」で済ませられるおおらかを超えた思考を持つ。
のんびりぽやーんとしたその姿はまず頼りないものという印象を与えるだろう。

思考的には達観して何を考えているか解らないように見えるが単に感覚がズレているだけのことが多く、当人は出来た人間ではないと語る。
賊や怪物、狂人を前にしたり、自身の命の危機が迫ろうとも変わることなくこんな調子である。超マイペース。
流石に戦闘中等緊急時にはちゃんと危機感を持つが、平時とそんなに変わっていないように見える。
そんな飄々とした彼だが、肝が据わっているのか、ただ抜けているのか、それとも狂っているのかは定かではない。

こんな調子なので喜怒哀楽の一部や恐怖心や嫌悪心が欠落しているように見えるが、実際は限りなく反応が鈍いだけでちゃんと慎重さも持ち合わせている。
あまりに色んなことに巻き込まれすぎたが故に磨耗し、恐怖や怒りや悲しみに極端に鈍いだけなのである(でもちゃんとその感情を自覚することはできる)。

僧侶としては禁欲で敬虔で慈悲深いと模範的。
異性関係、肉体関係に関しては枯れてるんじゃないかという程で敬虔ぶりが伺える。
言葉巧みに相手を導くにはいささか頼りないが、何も言わず傷をそっと癒して疲れが取れるまで見守っていてくれるような暖かさを持つ。

所謂癒し系というソレを地で行く人物である。

7: 過去


西の辺境の大陸、港街ミアプレキデスにて生を受け平穏とした生活を送る。
しかしながら9つの時、友人と遊んでた際に公にできないものを運んでいる輸送船の中に潜り込んでしまう。
そう、輸送船の積み荷は聖域各地にて取引を行う奴隷船。迷い込んだノディエも奴隷として売られそうになるものの、魔物が輸送船を襲い転覆。
魔物の強襲を幸運にも生き延び、気を失っていたまま海原を彷徨っていた彼は、通りがかりの討伐船に助けられて彼らと共に見知らぬ地へ辿りつく。

新天地に辿りついてしまった彼は討伐隊の手により孤児院に預けられたが、その数年後に薬草摘みをしている最中崖崩れにて遭難。
てっきり死亡したものと思われていたのか、重傷を負いながらもなんとか商売帰りの隊商に発見され、生還した時には孤児院の裏の墓地に自分の墓が出来ていたことに涙する。
この時彼は自身の生まれ持った嵐運を自覚したらしく、もう出家するしかないと思い至り聖職者への道を進むこととなる。

しかし聖職者となろうとも、この嵐運はどうにもならない。
ここでは割愛するが、その後も幾度なく命の危機と悪運めいた生還を繰り返し、ようやく森を通る街道の小さな教会にて平穏な生活を手に入れる。
……と思いきや、自身の買い物中に付近を通りかかった旅人の煙草の不始末から家を失い、放浪の旅にでることを余儀なくされた。
放浪の身となった後は、各地で布教をしつつ怪異探偵(兼除霊師)としての活動を行っている。

どうやら彼は嵐運を齎す運命の神「ウロボロス」にひどく魅入られてしまっているらしい。
彼を知る者は口々にそう呟く。

8: 職業


聖職者、怪異探偵

9: 口調


おっとりした性格通りの丁寧かつ温厚、優しげな口調。

「ノディエと申します。よろしくお願いしますね」
「あぁ、すみません。主にお祈りを捧げていました。日課なんです」
「楽になるまで、そうしてて平気ですよ。私、暫くこうしていますからね」
「大丈夫。もう平気です。平気ですからね………」
「はぁい。痛いの痛いの飛んでいけですよー」
「人生には色んなことばかりあるものです。辛いこと、苦しいことが続くとどうしても、それだけしか見えなくなってしまう」
「そして、苦しみに囚われた人は負の連鎖を引き起こす。今も昔も、無くなることはない。きっと、無くすことはできないのでしょう」
「こうやって、死にそうになるのもまあ……よくあることですからねぇ。子供の頃からなので、慣れてしまって」
「ええ、そうなんです。住んでいた教会が通りかかった旅人さんのタバコの不始末で焼けてしまって……でも、私めげません」
「あぁ、話をしているうちに大きな魔物が目の前に。ははぁ、これはとても強そうですねぇ……」
「?特にそういうことは考えていませんが……。どうしたのでしょう」
「むぅ、悪い子はお仕置きです」
「この異変を起こしているのはあなたでしたか……。差し支えなければですけども……どうしてこんなことをしたか、教えて下さいませんか?」
「既にその闇を払うことは不可能……。ならば、少しでもあなたの魂が救われることを祈りましょう」
「ええ、とても綺麗に」

10: 一人称、二人称


【一人称】 私
【二人称】 あなた/~さん、呼び捨て

11: 好きなもの


穏やかな日々(求めていても手に入らない),暖かい紅茶,雪景色,薄明かり

12: 嫌いなもの


ギャンブル(いい思い出がない),乗り物(乗ると大抵いいことがない),煙草,人混み

13: 好きな人


とくにいない

14: パートナー


基本的には独り身

15: 属性



16: 苦手な属性



17: 戦闘スタイル


ただの神父と思いきや、傭兵達と比べても遜色ない程鍛えている肉体派聖職者。
弓の扱いに長けており、霊力を込めることで弓に変形する魔道具「聖弓クレド」を操る。

その腕前は戦闘職も真っ青な達人レベルの腕前であり、人間の頭の上に乗せたリンゴどころかコインですら平然と射抜く上に動いている相手でも命中技術は衰えない。
しかしながらその身体能力は鍛えた人間の域を超えることはなく超常的なレベルには至らない。

弓の他にも幾つかの魔術が使えるが、攻撃用ではなく補助や治療用のものが多い。

18: 精神力


おっとり飄々としており未知数。
だいぶ図太く、頑強なほうであるとは思われるが、なんらかの狂気による可能性も考えられる。

19: 戦闘熟練度


★★★★☆

20: 技や魔法


「プシュケの矢」
ノディエが得物とする弓型魔道具「聖弓クレド」を使った技。自身の霊力=精神力を矢として放つ。
使用の際にある古代魔術語による言霊を加えることで矢の性質を変化させることが可能。

変幻自在の魔法の矢。


【Ψυχή】「プシュケ」(魂魄)
 魔法矢の生成。全ての言霊において最も基本となるもの。

【καίω】「ケオ」(火矢)
 魔法矢に炎属性を付与し、命中したものを焼くことが可能になる。

【σπίθα】「スピサ」(火花)
 魔法矢が着弾と共に火花のように飛び散り、中範囲にダメージを与える。
 ただし火力は通常のものよりも低下する。

【ἔκρηξις】「エクリクシス」(爆発)
 魔法矢に爆破効果を持たせる。範囲は狭いが、火力は非常に高い。

【προσευχή】「プロセウケ」(祈り)
 魔法矢に祈りの言霊を載せ、洗礼を行う。聖属性の付与と浄化効果を得る。


魔術


「リュペ・イアシス」
癒しの魔法。対象の傷の傷口を塞ぐ。
切断された部位をくっつけることもできるが、失った血肉を復元・再生することはない。

「カタラ・キズモス」
対象の肉体を浄化する魔法。
毒や呪いを除去することができる。

「クシア・プネウマ」
対象の心を落ち着け、精神を癒す魔法。
一時的な対症療法にすぎず、本格的な狂気の治療は不可能。

「フォス・ヒエリ」
対象に光のヴェールを被せる補助魔法。
ヴェールをかぶせられた者に加護を授けて、敵から発見されにくくすることができる。
自分には使えない。

「ピリア・トイコス」
簡易魔術障壁を生み出す防御魔法。
自身の向いている方角に成人男性一人くらいを覆えるくらいの光の壁を生み出す。
強度はB+。

他にもいろいろあるらしい。

21: 特殊能力・特殊技能


「人間」
至って普通の人間。人間に特別な効果を持つ技・魔法・能力の影響を受ける。

「光属性耐性」
光、聖属性への強めの耐性を持つ。

「闇属性弱化」
闇、死属性に弱い。

「慈愛」
おおらかな慈悲の心の持ち主。
思わず脱力してしまいそうな雰囲気を持ち合わせる。

「不思議な精神構造」
のらりくらりとした不思議な精神構造をしている。
恐怖などの精神異常にかなり陥りにくい。

既に狂気に呑まれているのかもしれない。

「不幸の星」
運がとてつもなく悪い。
何かと厄介ごとや騒乱に巻き込まれる星の持ち主。

「悪運」
とてつもない悪運を持つ。
どれだけ不幸な目に会おうとも致命的な被害をこうむることはまず無い。
厄介ごとに巻き込まれてばかりいるものの、なんやかんやで窮地を脱し生き延びる豪運を併せ持っていることとなる。

「鷹眼」
非常に高い視力、動体視力の持ち主。

特殊技能


「弓術・上級」
おっとりぽわーんとしているようだが凄まじい腕前。達人レベル。
孤児院時代によく孤児院に立ち寄っていた子供好きの傭兵に付きまとって師事して貰っていたらしい。
静止しているものならば確実に射止め、動いているものでもほぼ命中させる。

「治療」
傷の手当の心得や技術を有する。
専門的なものは流石に難しいが、傷病者の治療や手当て、看護が可能。

「宗教知識」
世界各地の宗教に関する知識や技能。
古い時代から信仰されているあるマイナー神の信者であるらしい。

「古代語」
ある地方に伝わる古い言語の知識を備える。
これらを表したとされる魔法文字にも明るい。

「霊子探知」
周囲の霊素を探知する技能。そこそこ精通しているらしい。
魔術を探ったり、霊を探知したりできる。

「精密射撃」
自身の集中力を瞬間的に高め、命中及び急所狙いの成功率を飛躍的に上昇させる。
効果が適応されるのは技能使用後の一射。

「先読み」
高い視力と観察力に基づく見切り、先読みの技能。
この技能により自分よりも動きの早い相手であろうとも的確に射撃を当ててくる。

22: 必殺技


???

23: 能力


体力:B+
魔力:C++
 魔法攻撃力:B+
 魔法防御力:C+
 精神力:?
 精神防御:?
腕力:B+
 物理攻撃力:B++
 物理防御力:C
知力:B++
素早さ:B
命中:A++

24: 武器やアイテム


「聖弓クレド」
ノディエが所有する洗礼魔道具。平時はオーブのような形状をしている。
所有者であるノディエの霊力を受けることで白く、スマートな形状の大弓に変化。武具となる。

「プシュケの矢」という所有者の霊力そのものを矢として放つ力を備えているが、普通の矢も射ることが可能。
どうやらだいぶ古い時代に製造されたものであるらしい。

「守護者との契約」
ノディエが所有するもう一つの魔道具。指輪のような形状をしている。
持ち主が望む防具を霊力により生み出す魔術が込められている。

ノディエの場合は弓を使う際に必要となる胸当てや篭手として変化するようだ。
強度は物魔共にそれなり。やや魔術に強い。

「矢束」
戦闘時に持ち歩く矢の束。
背ではなく腰に装備するタイプの矢筒に収められている。
道中であれこれ買い増ししているらしい。

「魔法文字の首飾り」
ノディエが信望する古き神の信者である証。
翻訳不明の古代文字が描かれた小さなプレートのついた首飾り。

「救急箱」
ポーションなどの薬類、包帯、湿布などが収納された緊急用セット。
本格的な治療は不可能だが、応急手当くらいならば十分に行うことが可能。

他にもいろいろあるらしい。


25: その他


1: まともな聖職者キャラを作ろうとした結果できたキャラ。
  最初はヤレヤレ系でひねくれた性格にしようと思ったけども、エセになりそう+闇墜ちしそうなので却下。

2: 彼が狂っているのかそうじゃないかは想像にお任せします。

3: 名前の由来はフランスの人名及び姓名から。

4: 出番があるかは不明。

5: ノディエの衣装変えの理由は、生活していた教会が全焼したことにより、今まで着ていた僧衣が一着しかなかったため。

6: 例のごt(ry

最終更新:2016年10月10日 16:40