1:名前

 セヴィナ=D(ディスペル)=ラズペリス

2:年齢

 19歳

3:性別

 女

4:種族

 不明

5:外見

 * 太股辺りまで伸ばした藤夢紫色の髪を二本縛り・右は紫紺色で左は金色の瞳(左目を隠す)  * 服装 ⇒ 全体的に紫系統・下に黒鉄色のスパッツ(後は上手く説明できないので挿絵を参照してください…)  * 鉄紺色の長めの手袋のようなもの・深紫色の長いブーツ(厚底)  * 不思議な形をした赤墨色の大きめのペンダント・背中に深紅色の烙印がある(鳥の羽根のような形)  * 身体は華奢で更に童顔なので外見年齢は十五歳ほどであるのだが女性特有の膨らみはある  * 身長163cm 体重45kg

6:性格

 物静かで人形のように無表情でいることが多いが笑うときは笑う(特に炎山の前だと)。  基本的に怖いもの知らずで戦いのときはしっかりとしているのだが日常では少し天然で鈍感。戦場外だと危機感に欠ける。  幼少時代から霊などという存在と共に過ごしてきたせいか年齢の割に少し子供っぽい(特に仕草は子供っぽく、実年齢を疑わせる)。  一見なにを考えているのかわからないが協調性はあり周りのことはよく見ている。機械のように淡々とする姿も見られるが、大抵はぼーっとしてる。

7:過去

 『未公開の異世界』に在る西の静寂都市『アヴィアル』出身。  其処には墓守の一族が住んでおり彼女もまた一族の一人として墓守になる道へと歩んできた。  その他のことは不明だが、世界を渡り聖域に顔を出すことが多いのは多様な種族に興味を抱いたのとある男を探し出す為である。

8:職業

 不明

9:口調

 語尾が穏やかで落ち着いた口調。時には敬語も使う(イークル兄妹等には常に敬語)。  「……」を言葉の間にいれて話すことが大半だが機械のように淡々と言葉を紡ぐこともある。

 「……平気……いつものことだから……気にしないで……」  「……頭から血が出てる……あなた……大丈……夫……?」  「なにも知らなければ綺麗でいられたのに、なんて運の悪い人……」  「見えていないんだ……あなたの後ろには常に……それが……いるのに……」  「大丈夫。私が切り落としてあげる」

10:一人称、二人称

 一人称  私

 二人称  呼び捨て ( イークル兄妹等には様付け ) / あなた

11:好きなもの

 怪談話,可愛いもの,冷たい食べ物

12:嫌いなもの

 辛い食べ物が苦手らしい

13:好きな人

 龍火 炎山

14:パートナー

 ディシト,ネクスト,シルヴィル ( 詳細は25参照 )

15:属性

 闇,霊

16:苦手な属性

 聖

17:戦闘スタイル

 魔法と鎌を用いた戦いをする。移動能力を用い相手を惑わすことが多い。  高い魔力により生成された魔法の威力等は抜群。且つ連鎖するように魔法を放てるので攻撃は速い。  自身の腕力は高くないものの、それを補うように扱う鎌自体の攻撃力が抜群であるので鎌の攻撃も油断できないもの。  前線で戦うディシトたちを援護してきたことが多いので、他に誰かいるときは主に援護にまわる。しかし個人でも充分に戦える。

18:精神力

 恐怖に屈さず強く在り、自分を見失うことはない。  ただし味方を人質にとられたりすると表では冷静でも内心では流石に戸惑う。

19:戦闘熟練度

 ★★★☆☆

20:技や魔法

 魔法

 【 ライフ 】 TYPE ⇒ 回復 : 生属性

 仄かな光で傷を癒し、体力・異常状態を治す魔法。  どの属性者にも共通して使える回復魔法。詠唱不要で発動可能。  :: 詠唱 『 Heile alles ( すべてを癒せ ) 』

 【 シールド 】 TYPE ⇒ 防御 : 無属性

 透明な結界を出し、魔法攻撃・物理攻撃を封じる魔法。  防御目的ではなく結界に相手を閉じ込めたりすることも可能である。  :: 詠唱 『 Schutze es ( 守れ ) 』

 【 バラス 】 TYPE ⇒ 破壊 : 無属性

 相手の防御魔法を壊してしまう魔法。  ただし連続で使うと失敗し、更に自分より魔力の高い者の防御は壊しにくい(傷をつける程度が大半)。  :: 詠唱 『 Brich einen Schild ( 盾を壊してしまえ ) 』

 【 ノロイ 】 TYPE ⇒ 特殊 : 闇属性

 相手に幻覚を見せたり異常状態にするなどと効果は多数。  触れた相手の体内に毒素を送り込むこともできるので、相手の戦闘態勢を崩すのに適する。  :: 詠唱 『 Wird zu schwarzer Zeit behalten ( 黒い時間(とき)に囚われろ ) 』

 【 ダリス 】 TYPE ⇒ 召喚 : 闇属性

 霊・骸骨・蝙蝠など闇を思わせる存在を召喚する魔法。  彼女が主に召喚するのは超音波により相手を狂わす蝙蝠と、援護をする骸骨の戦士(剣や斧など武器を持つ)。  :: 詠唱 『 Besuch ( おいで ) 』

 【 ジャネル 】 TYPE ⇒ 攻撃・特殊 : 闇属性

 人や物の影を『実体化』させ、操り、攻撃を仕掛ける魔法。  尚、人の影であるのであればその『人』の武器や戦闘スタイルがそのまま影にも反映される。  :: 詠唱 『 Tanz und Tanz; ein Schatten ( 踊れ、踊れ、影 ) 』    【 ブライド 】 TYPE ⇒ 補助 : 闇属性

 指定範囲の者の視力を奪い一時的に盲目にしてしまう魔法。  単なる目潰しではなく、光もなくなってしまうので影などの判別すらもできない。  発動を中断させる為には術者を攻撃して術への集中力をなくす(また一時的なので一定時間が経てば消える)。  :: 詠唱 『 Nimm Licht ( 光を奪え ) 』

 【 ゼノムソウル 】 TYPE ⇒ 攻撃 : 闇属性

 猛毒を持つゴーストを召喚して相手を襲う魔法。  猛毒を浴びると呼吸が苦しくなったりなどと体にかなりの負担が掛かる(回復魔法で治すことが可能)。  :: 詠唱 『 Giftige Ketzerei ( 毒の異端 ) 』

 【 ボーンバルス 】 TYPE ⇒ 攻撃 : 闇属性

 骨の鎖を相手の体に巻き付け、電流を流したり炎で包みこんだりする魔法。  巻き付けたあとにどうするのかはそのときの術者の意思で決まる(ただし聖属性の攻撃はできない)。  :: 詠唱 『 Die Kette der Farbe des Todes ( 死の色の鎖 ) 』

 【 キラーハンズ 】 TYPE ⇒ 攻撃 : 闇属性

 唸らせた空間のなかから鬼の巨大な手を出現させ、それを用い相手を攻撃する魔法。  巨大な手からは様々な攻撃が放たれる(主に放つのは漆黒の焔と酸性雨のような黒い雨(雨に当たると傷を負う))。  :: 詠唱 『 Eine Hand der Holle ( 地獄の鬼手(て) ) 』

 【 ザブレスザンダ 】 TYPE ⇒ 攻撃 : 闇属性

 漆黒の触手を出現させ、相手の身動きを封じたうえで攻撃をする魔法。  触手の元々の掴む力も半端ないものなのだが、あえて捻り潰すではなく強力な電撃を流したりもできる。  :: 詠唱 『 Die Hand, die von Dunkelheit wachst ( 闇から伸びる手 ) 』

 【 ゲイズストーム 】 TYPE ⇒ 攻撃 : 闇・風属性

 漆黒の竜巻を発生させて相手を攻撃する魔法。  そのまま下から竜巻を発生して呑みこむこともあれば、竜巻を竜のように動かして上からぶつけることもある(ドリルのような感じ)。  :: 詠唱 『 Wie der Wind des Drachens ( 竜の風の如く ) 』

 【 バイジット 】 TYPE ⇒ 攻撃 : 闇属性

 天空から深紅の剣を雨のように降らせて相手を攻撃する魔法。  ただ単に相手を傷つけるだけではなく、相手を傷つけることなくそのまま落ちた剣は爆発するという追加技も持つ。  因みに剣は術者が標的と認識したものにしか当たらなく、勿論爆発も味方は巻き込まれることはなく、あくまでも『標的』のみを傷つける。  :: 詠唱 『 Strome; ein purpurrotes Schwert ( 降り注げ深紅の剣 ) 』

 【 グリムティア 】 TYPE ⇒ 攻撃 : 闇属性

 空間から鬼を思わせる爪を出現させ、それで相手を攻撃する魔法。  爪の動きは不規則で追撃してきたりてるので、まるでそこに『見えない鬼』が何体もいるように思わせる。  別使用技は『爪』ではなく『刃』を数多に出現させ、意思で『標的』とした相手にそれを一気に飛ばすというもの。  :: 詠唱 『 Io mostro l'orco del crimine, l'unghia e lacero la vita ( 罪の鬼、その爪を振るい命を裂け ) 』

 【 ゼフィルハウズ 】 TYPE ⇒ 攻撃 : 闇・魔属性

 一直線上を地を抉りながら駆け抜ける闇の魔力の奔流を解き放つ魔法。  その魔力に触れるとまるで猛獣に食いちぎられたかのように惨い傷が生じるという効果を持っている。  強いのだがこれは味方も触れれば同様のダメージを負ってしまう短所があるので、他にも味方がいるときは発動しにくい。  :: 詠唱 『 Sia impegnato sinceramente, e disturbare la vita ( 奔走しろ、命を壊す為に ) 』

 技

 【 鎌振 】

 鎌を振るい、地面を這う衝撃波を起こして相手を攻撃する技。  鎌を振るう度に衝撃波は起こせるので、接近してくる相手をこの技で迎え討つことが可能。

 【 鎌斬 】

 炎・電気・冷気のどれかを刃に宿した状態の鎌で相手を切る技。  切りつけると同時に刃に宿しているそれは切り付けた相手の体に流れ込む。

 【 残斬 】

 踊るように動きながら相手を四方八方から切り付ける技。  彼女の場合は実際に動くより、能力の移動を用いて相手を翻弄しつつ切ることが多い。

 【 烈翔 】

 放物線を描くように宙返りをしながら前方へと飛び込み、軌道上の敵を縦回転して鎌で斬る。  あえて敵が密集しているところに飛び込み、着地するとともに周囲のものを切断する大きな鎌の一撃を振ることも。

 【 周閃 】

 鎌を構えた状態で三百六十度回転すると共に、周囲にいるものを無差別に切断する技。  鎌斬と同じように炎・電気・冷気のどれかを鎌に宿らせた状態で斬りつけると二重のダメージを与える。

 【 放鎚 】

 精神を集中させ、そのまま鎌を思い切り振るい対象のものを切断する技。  それはコンクリートをも切断してしまう威力を誇るものの、集中しなければいけないので連続で放つことはできない。

21:特殊能力・特殊技能

 【 浮遊 】

 浮かぶことができる。

 【 感知 】

 周囲の気配を感じることができる。

 【 移動 】

 生まれ持っていた能力。魔力とは関係なしに自由に移動(転移)できる。

 【 魔力回復 】

 消耗した魔力の回復速度がとても速い。

 【 詠唱省略 】

 一時間以内であれば一度紡いだ魔法を詠唱なしに発動することができる。

 【 墓守の子 】

 魔力とは別に骸骨などという闇の存在だけではなく墓石なども出す(召喚)ことが可能。  また闇属性の攻撃への耐性力があとともに、その場がどれだけ視界が悪くても正確に視(み)える。  そして石化を除く状態異常になることがなく、精神操作魔法も殆ど無効とする(ただしあまりにも強力だときつい)。

 【 黄金の瞳 】

 普段は目当てで隠している下にある金色の瞳は、見えない存在を見ることができる。  それには霊などという闇の存在も含まれているが、特殊能力等で姿を隠していることを視界に捉えることも可能である。  またその瞳は相手の弱点を見破ることが可能である(しかし弱点を見破ろうと精神を集中するとともに、彼女と契約を交わし彼女の中にいる【魔物】が発作を起こさせたりするので、使うことは滅多にない。因みにそれは弱点のみで、霊など存在は精神を集中させなくても普通に見える)。

22:必殺技

 【 鎌裂き 】

 精神を集中させると共に、鎌自身の力を最大限に引き出して対象のものを『斬り裂く』。  どんなに防御力が高い存在であるとしてもこの攻撃を無効化にすることは不可能である。

 【 シルヴァルトキラー 】

 彼女の世界にいる【最悪の鬼】と呼ばれる存在を召喚する魔法。  地獄の炎と共に現れる巨大な鬼が持つ破壊力は半端なく、彼女が『対象』とする存在を手で掴み、自分がいる地獄へと連れ込み滅ぼす。  この魔法は彼女の都市の長から見せて貰った書物に書かれていたものを見て覚えたものであり、今まで発動したことはない(だからと言って失敗することはないが、実際に発動する機会は聖域ではないと思う)。  ::詠唱 『 Ein boser Menschenfresser sties durch Gottin "Erusion" aus, Widerstandslicht in deine Welt 』         ( 女神エルシオンにより追放された最悪の鬼よ、お前の世界に光を引きずりこめ )

23:能力[E.まるで駄目 D.苦手 C.人並み B.得意 A.達人級 S.化物級 SS.神級]

 体力:C+  魔力:A+  腕力:C+  知力:B  素早さ:C+  命中:A+

24:武器やアイテム

 武器

 【 アフトデラス 】

 彼女の一族が所持する墓守の鎌で主に使用するのはこれ。  必要な時は魔力などは関係なしに彼女の意思だけで召喚できる。  大型の鎌で重さはあるのだが彼女の一族の者が持つと羽のように軽くなるという不思議なもの。  全体的に漆黒のデザインで、大量の血を吸うと刃の部分に不気味な【目】が浮かびあがる(彼女が契約を交わした魔物の目)。

 【 グランドゥアル 】

 アフトデラスに宿る魔物の【目】から召喚されるもう一つの鎌。  これは彼女が魔物と契約を交わした際にその魔物の血を刃に染み込ませたもの。  大型の鎌であるがアフトデラス同様、彼女が持つと軽くなる。しかし強度や殺傷力はかなりのものである。  数多の血を吸うと刃が真っ赤になり魔物の【笑い聲】が不気味に響くのだが滅多に使わないのでその聲を知る者は数少ない。

 アイテム

 【 赤墨の飾り 】

 十六歳になった時に都市の長から貰った、彼女の一族の者は持つペンダント。  魔力を高めると同時に、魔法に対する防御も高める効果を持っており、その他にも別の力があるらしいが今の時点では不明。

25:その他

 :: 感覚

 幼少時代から霊などという存在と共に過ごしてきた特殊な存在である為か、年齢の割には少し子供っぽい。  しかし本当の一番の原因は彼女が墓守となる際に契約を交わし今は彼女の体内に【魔物】がいる為であり、『普通の感覚(成長速度など)』を少し狂わせている。  彼女が魔物と契約を交わしたのは十五の時であり、体内にいる魔物に身体や精神が完全に慣れるには最低でも五年は掛かるという(それほど力のある魔物と契約を交わすので)。なので上手く調和することができたら外見も今よりは大人び、性格もいい方向に変わると思う。  (魔物と契約を交わすという風習や、そうすることによりどのような存在に成長するのか、などの詳細は不明である)

 :: パートナー

 彼女が墓守となる時に長が彼女の守護者として霊処から選定した三つの存在で戦闘能力は高い。  彼等を完全消滅させることは不可能であり、人間でいう死の状態になると霊処に戻され【修復】される。  三つの存在は生前それぞれ戦士であり同じ【戦場】で命を落としている。人間だった時の記憶は曖昧であるらしい。  因みに彼等は現在の姿が現在の姿であるのでセヴィナ以外の者がいる時は生前の人間の姿でいる時が多い(故郷ではそのまま)。

 【 ディシト=Y=ザクス 】 ( 男/外見年齢19歳/正体:骸骨/属性:闇・炎 )

 鳶色の髪と深紅色の瞳の持ち主で、生前は【格闘家】であった。  性格は明るいが日常生活においては完全にやられ役で同時にシルヴィルの遊び道具に化しつつある。  面倒見がよいのだが、セヴィナのことに関しては過剰反応をするので少しは控えろとネクストに注意をされる毎日。  しかし戦いになると氷点下を思わせるように冷酷となり、口元についた相手の血を舐め細く笑むという別の姿を見せる。

 「鳴かぬなら鳴かせてみようぜなんとかってやつだな」  「誰だろうなこんな馬鹿なことをしたのは! ……え? 俺?」  「前方に敵確認。見る限りでは大した奴等じゃなさそうだな、俺が追い払ってくるよ」  「小さい子に泣かれるとどうしたらいいのか戸惑うよな、うん。その気持ちは俺もよくわかる……」  「どうせ食べるなら不味い脳味噌より美味い脳味噌のほうがいいだろ。まあどちらにしろ腹が壊れるのは間違いないけどな」

 【 ネクスト=S=ハクス 】 ( 男/外見年齢21歳/正体:霊狼/属性:闇・氷 )

 紺色の髪と銀色の瞳の持ち主で、生前は【魔法剣士】であった。  性格は真面目で冷静沈着だが意外と照れ屋であり同時に苦労人の称号を持つという少し大変な人。  異性に対しては不器用な態度をとりがち(どう接してよいかわからないから)。それでよくシルヴィルにからかわれる。  生前は異名で【血の青虎】と云われていただけあり戦いのときは虎のような鋭い姿を見せる。とある少女の姿が頭から離れないらしい。

 「頼むから俺の前では変な格好をするな。心臓に悪い」  「戦場の甘さは命取りだ。戦場では鬼のようにならなければ生き残れない」  「言ってもわからないと言うのであれば、あとは実力行使でわからせるしかないな」  「ディシト、お前は一回冷水を浴びて反省してこい。シルヴィルは少し限度を知ってくれないか……」  「わたしの腕の中で死んでください? 君はとんだ冗談を言うんだな。しかし残念ながらそれはまったく笑えないものだ」

 【 シルヴィル=L=リリス 】 ( 女/外見年齢20歳/正体:霊鳥/中心属性:光・時 )

 桃花色の髪に紫色の瞳の持ち主で、生前は【殺し屋】であった。  性格は落ち着いていて大人の女性という雰囲気を持っているが実は愉快犯で他人をからかうのが好き。  美麗な姿の持ち主であるのに下手をすれば男より度胸があるものだから『なんだかなあ』と思われがちである。  生前が殺し屋であった為、下手をすればこの三人の中では一番淡々としている。セヴィナのことは実の妹のように想っている。

 「あらあら、頭が大丈夫じゃないみたいですね」  「どうせ泣くなら鶯のように美しく鳴いてくれればいいのに」  「愛嬌と度胸を兼ねそろえた女の子はとても魅力的だと私は思うんですけどね」  「笑えるときに笑っておいたほうがいいですよ。そういえば笑えば体の中の悪い細胞が死ぬんですよね!」  「そうですね。海の魔獣に喰われた白鳥を連想させるように、真っ白なあなたを真っ赤に染めてさしあげましょう」

 :: 余談

 『未公開の異世界』の出身者は彼女のほかにイークル兄妹、トリア、ミサキがいる(投稿しているキャラ)。  イークル兄妹をミサキたちと様付けで呼んでいるのは、同じようにやはり彼等は『未公開の異世界』では特別な存在であるから。  そして彼女が追っている【男】もまたミサキたちと同じく、『未公開の異世界』で天使を二人殺した上にイークル兄妹に【呪】を掛けた存在。  また時条 悠夜にそっくりの弟(ユーリ)がいるので彼のことは弟と重ねて見ている(彼女曰く、性格もほとんど一緒であるから尚更、らしい)。

 因みに同じ名称なので非常にわかりにくいのですが彼女たちの『未公開の異世界』と時条姉妹や魁生たちの【未公開の異世界】は全くの別物です。

最終更新:2012年03月27日 19:23