Type-2 Language / 文脈自由言語
文脈自由文法
<N,Σ,S,R>
- N : 非終端記号
- Σ : 終端記号
- S ∈ N : 開始記号
- R : A→α where α∈(N∪Σ)* の形の生成規則の集まり
プッシュダウンオートマトン
初出は
- "Context-free grammars and pushdown storage" (1962)
- Noam Chomsky
- Quarterly Progress Report 65, Research Laboratory of Electronics, Mass
らしい。
オートマトン+遷移時にスタックの先頭をpopできる&&複数のシンボルをpushできる。
性質(メモ): いくつかの決定不能問題
- 2つの文脈自由言語が共通部分を持つかどうかは決定不能
証明: 決定不能問題として知られているPCP(ポストの対応問題 / Post Correspondence Problem)に帰着する。
{w1,...,wn} と {u1,...,un} の PCPのマッチが存在する
if and only if
適当に{i1,...,in} という文字集合をとってきて
W->w1 W i1 | w1i1 | ... | wn W in | wn in
U->u1 U i1 | u1i1 | ... | un W in | un in
のL(W)とL(U)の共通部分がある。
よって前者が決定不能なので後者も決定不能。
- 文脈自由文法が曖昧(2種類以上のparse方法がある場合がある)かどうかは決定不能
証明: 上のW,Uを使って Z -> W|U とすると PCPマッチがある iff Z が曖昧
最終更新:2009年06月25日 15:47