若い人は知らないだろうが、昭和の頃の日本には新左翼運動という物が存在した。
平たく言えば過激派。東大安田講堂で火炎瓶を投げたり、成田空港で警官隊に鉄パイプを振りかざした連中。その多くは当時の大学生である。
有名な所で、
中核派(革命的共産主義者同盟)
戦旗共産同(全国社会主義者学生同盟 俗に言うBUND(ブント)
革マル派(革命的共産主義者同盟)
日本共産党の学生組織である民青同盟も広義にはこれに含まれる。
余談だが日本共産党で議員バッチを付けてヘーワを守れ!えらそうに演説している連中は学生時代に民青同盟の幹部だった人間が殆どである。
こんな歌を当時の現場を見た方から教えて頂いた
迷子の迷子の民青同♪
あなたの思想はなんですか?♪
中核の言うことはわからない♪
BUNDの言うこともわからない♪
ランランララン ランランララン♪
歌ってばかりいる民青同♪
犬の機動隊入って来ちゃって♪
ワンワンワワン ワンワンワワン♪
当時の私はまだ子供だから実情は良く知らない。
しかし共産党の学生&青年組織の民青同盟がどんな行動を取っていたのか
この歌から何となく解ってしまう。
他にも浅間山荘大虐殺事件を起こした連合赤軍派
日航機ハイジャックにテルアビブ空港銃乱射事件を起こした日本赤軍
この二つは元々戦旗共産同からの分派
今も武力的に対立している中核派と革マル派は元々は革命的共産主義者同盟
みな喧嘩別れである。非常にややこしくて解り難い。
彼らは昭和三十四年。当時の岸内閣での日米安保条約締結に対し、
「平和を壊すな!憲法九条護れ!」と大発生した。
そのくせ、些細な思想や運動方針の相違で激しくいがみ合い、挙げ句に内ゲバ闘争と称し仲間同士で凄惨な殺し合いも続けて来たのである。
やがて、その暴力紛争で袂を別ったセクトはそれぞれの戦闘能力を誇るが如く、日本国憲法には革命権が保障されている等と手前勝手な無茶苦茶な屁理屈を振りかざし
「連続企業爆破事件」「ハイジャック」「空港テロ」「警視総監夫人爆殺テロ」「浅間山荘大虐殺」
等の身勝手で残忍な事件を起こしてきたのである。
彼らの多くは当時の大学生
そして卒業と同時に足を洗うも、この様な事件に関与した学生を受け入れる企業がある筈が無く、或る者はチェックの緩かった公務員や教員
或る者は法曹界
そして或る者は同じくチェックの緩かった新聞社・テレビ局等と言ったマスメディア界に進んだ。
今日これらの業界に籍を置いていた60後半から70歳代に頭がおかしな者が多いというのはこうした背景があるからである。
勿論就職を断念し、職業的革命家等というフリーターで生きてきた者も多数居る。
現在再び息を吹き返してきた「平和運動」或いは「脱原発環境運動」といった旗を掲げている一見平和そうな団体は今から4~50年前に学生による暴力テロ運動を引き起こしてきた過激派が背後で糸を引いていることに注意して欲しい。
彼らが堅気の企業からは敬遠されてしまう理由は暴力で世の中を変えてしまう行動を是とし続けているからである。
それらと関わり合いが有ることが判明した時点で真っ当な企業であれば採用を見送るのは自明の理であろう。暴力団の鉄砲玉だった若者に仕事をさせるのと同じである。
お客にいきなり鉄パイプで殴りかかり浅間山に死体を隠さないまでも、就職してもこれらの平和を掲げたテロリストと繋がりが断ち切れないで居て、給料の何割かを
上納していてそれを資金として再び何かの事件を引き起こせばこの若者を雇った企業としては取り返しの付かないダメージを受けることになる。
どんなに綺麗事を掲げていても曾ての暴力革命を是とする殺人テロリストの集団である。
泣くのは君たち若者だ。よく考えて欲しい。
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最終更新:2015年07月29日 21:10