長期優良住宅とは


長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅のこと。

2009年(平成21)施行の「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」(平成20年法律第87号)を根拠法としている。

環境負荷の低減と生活基盤となる良質な住宅ストックの形成を目的とする。

新築住宅について、構造躯体(くたい)の劣化対策、耐震性、可変性、維持管理・更新の容易性、高齢者等対策、省エネルギー対策などの構造・設備条件と、住宅規模、景観・住環境への配慮、維持保全計画の策定、について国が定めた基準を満たしたうえで、建築主が所管行政庁に申請して長期優良住宅の認定を受ける。
認定を受けると税の優遇や住宅金融支援機構の融資制度においてローン金利の優遇を受けることができる。

社会背景として省資源、省エネルギーや高齢化社会等々がある。

メリット

  • 各世代ごとの住居費用配分の軽減。
  • 世帯主のライフスタイルに合わせて後からでも間取りの変更が容易な住宅設計。
  • 耐震性の強化による地震にも強い安心の住まい。
  • 老後に身体が不自由になった場合、バリアフリーな住環境に変更できるよう廊下等に一定の広さが用意されている。
  • 断熱性能に配慮された仕様になっているため省エネルギーな生活が可能。
  • 解体費用の削減とそれに伴うC02排出の軽減によって環境への負荷を減らせる。
  • 国によって長期優良住宅に認定されると税制上の優遇措置がある。
最終更新:2012年10月20日 13:07