元は炉心が産み出す特殊な熱量の一部。
事件によって『塔』に内包される大部分が地表へ漏出し長い年月を経た結果、それらは星の大気と結びつき、懐疑的とでも評すべき未知の組成へと変貌を遂げた。
旧文明において普及していたエネルギー利用の全てを置換し得る極めて流動的な性質と底無しの変換効率が最大の特徴。
現代の全ての生命種はある一定量までの『龍血』を許容する肉体やその微量の生産器官たる『鴻臓(アビス)』を備え、また、一部の人間や『ヤコウ』にはこれを異能として変換する機構が備わる。
『
白夜の匡』の大地に満ちるそれを区別して『源流』の名で呼ぶ場面も。
最終更新:2025年04月24日 17:25