ブランド名ばかり並べられ遺失の届出を放棄する警察官

大神警察署南条交番。

一般人「すみません。」
川村の声「はーい。」
奥から出てくる川村、新田。
一般人「あの、バッグを落としてしまったんですけど。」
川村「どんなバッグですか?」
一般人「Vuittonのバッグなんですけど。」
川村「Vuittonのバッグは届いてないですね。」
一般人「そうですか…あの中に財布とかも入ってて…。」
川村「遺失届出しましょうかね?」
一般人「お願いします。」
川村「それじゃあ、おかけください。」
新田「先輩、遺失、自分受けますよ。」
川村「大丈夫?」
新田「何言ってんですか、遺失くらい一人で受けられるに決まってるじゃないですか。」
川村「そう…?じゃあ隣で見てるからね。」
新田「いや大丈夫ですよ、先輩、中入っててくださいよ。」
川村「え…あ、はい。」
新田「えーと遺失ですね、えーと遺失届遺失届…。」
川村「はい、これ。」
新田「もう、先輩は余計なことしないでいいんですよ、いてくださいよ中に。」
川村「じゃあ何かわからないことがあったら聞いてね?」
新田「無いです無いです、早く中に行っててくださいよ。」
川村「え…。」
新田「早く。」

新田「それじゃあ、無くなった物を教えてください。」
一般人「えっと…Vuittonのバッグと、●●の財布と、●●のポーチ、あと●●の腕時計と、●●の●●、それから●●の…。」
新田「ちょっと待ってください。」
一般人「……。」
新田「先輩ー。」
川村「何?」
新田「やっぱりお願いしてもいいですか?」
川村「え…。」
新田「いや、遺失受理ができない訳じゃないんですよ、なんか変なことばっかり言ってきて。」
川村「…?」

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最終更新:2022年09月14日 10:31