悠子ちゃんのエルボー!

紹介文
 悠子ちゃんのエルボー!くらってみたい?


本編
僕の女子寮(2)

登場人物
1)橋本勇次
  18歳。失業していたが、いろいろあって(一巻参照)女子寮で働く事になった。幸せ者(?)
2)杉山悠子
  22歳。この物語のヒロイン(まだそれらしき動きは見えないが)で、美しくしなやかな髪の毛は、腰
  まできている。活発。
3)小林圭子
  26歳。この女子寮の寮長であり、すこし思い込みが激しく過激。
4)二村亜津子
  23歳。活発で、運動神経が良い。しかし勉強が大嫌い(ならどうやって大学は入れたか知らないが)
  で、ちょっとわがままなところがある。
5)村田 愛
  19歳。勉強の成績はかなり良く、青い髪の毛はとても輝いているが、クールで少し冷めている。
6)大塚みどり
  23歳。スタイルがよく、活発で過激でわがままでぶりっ子の男好き。

2悠子ちゃんのエルボー!

「あ~。いい湯だな~。」
嫌な雰囲気が続く中、男は一息ついていた。
さすがに寮ってことだけはある。大きな銭湯って感じの風呂である。
「なんかもうお湯冷めてきてんな~。しゃ~ねぇか、俺風呂はいるの一番最後なんだし。」
「も~ちょい入ってよぅかなぁ。ふぅ。」まじで気持ちよさそう。(数日ぶりの風呂らしい)
きゃあぁぁぁー!
その時キッチンで圭子と亜津子の悲鳴が聞こえた。
「ゴキブリよゴキブリ!勇次君!早く来て!」圭子の声。
「なんだよ。全く。」とぶつぶつ言いながらも勇次は風呂を出て行った。
しかたなかった。ゴキブリ退治は男の仕事(多分)だし、家賃も払ってないのに給料もらってた。
しかも女子寮で。だからこれくらいの苦なら素直に動けた。


やっとのことですぐにずれ下がるタオルを腰に巻き、キッチンへ行ったが、
「勇次くんおそ~い。」と圭子。
「あたしら騒いでるうちに愛が殺しちゃったの。」と圭子の隣にいる亜津子。
その間にいる青い髪の愛がこちらを見ている。特に勇次の下半身を・・・。
「し・・・失礼しましたー!」
愛の視線に気づいた勇次はあわてて風呂へもどった。
愛の視線を知らない圭子と亜津子は思わず、
「変な子ねぇ~。」


ザブーン!
いい湯だな~。と復活した勇次。だがあたりは急に暗くなった。
「キャー!停電よ!」とキッチンの圭子。
「勇次ー!」と呼び捨ての亜津子。
はいはい行きますよ。と勇次。
暗闇の広い湯船を歩く。出口はどこだ?まじで何も見えない勇次は両手を前に出口を探し歩いた。
たまに両手が風呂の柱(こういうでっかい風呂には柱があるかも・・・)に触れたりした。
しかし事件は起きた。
いつしかやわらかい柱(普通存在しません)を抱きしめていた。
そして両手に何かをもむ、やわらかい感触が芽生えた。プ二プ二。とともにキャァー!と悲鳴。
もしや!と思った瞬間。電気がついた。
「良かったーブレーカーが落ちてただけだよー。」とキッチンの亜津子の声。
電気がついて、あたりが良く見える。あっ!
勇次の抱きついていたやわらかい柱の正体はなんと!女子大生の悠子だった。
そしてなにかをもむ両手の感触は悠子の・・・・・・・・。
とたんに強いエルボーが勇次の顔をドゴン!
「このスケベ!」と風呂を出て行く悠子。
いつのまにはいってたんだ!今は俺の入浴時間(この寮では個人個人の入浴時間が決められている)なん
だぞ・・・!ぐふっ!そのまま気絶。


いつのまにか翌日の朝。
4人の女子大生は朝から学校へ(勉強熱心)。
勇次は自分の部屋で目がさめる。ふわぁぁ。
昨日の停電の出来事。当然みんな知っちゃったんだろぉなぁ。はぁ。とため息。そこへ圭子。
「勇次くん。だめじゃない。」
ほらきた!追い出されるよ!まぁ追い出されてもいいけど。いづらいし・・・。
「勇次くん。いつまで寝てるのよ。早く仕事してよ!」
「え?追い出されるんじゃないの?」
「何言ってるの?早くしてよね。」とキッチンへ向かう圭子。
アイツ・・・言わなかったのかな・・・。ふぅ。と少し不安感がやわらぐ勇次であった。


「はい。これ全部たたんでね。」多量の洗濯物を積み上げる圭子。
女子寮なだけに全部女性の洗濯物だった。
「これを・・・ですか?」と赤面少年勇次。
「あたりまえじゃないの。あら、恥ずかしいの?純情さんね。」と冷やかし圭子。
素直にはい。なんていえる訳ねぇだろ!変態じゃあるまいし!と心の中で勇次。
結局全部たたむ事になる。


あ~あ~。なんかうれしいやらかなしいやら。といいながら悠子の下着をたたんでいた。
するとどこからともなく、経験した事のない匂いがしてきた。
何の匂いだ?未確認の匂いにすっかり我を忘れた勇次はこれか?それともこれか?とそこら
じゅうをくんくん。
そしてついに我を忘れきって、手に持っていた悠子の下着をくんくん。(何書いてんだおれ・・・。)
そこに、他の3人より早めに授業をきりあげてきた悠子が帰ってきた。そして悠子が見たものは、
自分の下着の匂いを一生懸命渋い顔でかいでいる1人の変態男。
悠子の視線に気づいた勇次、鼻にくっつけている下着をそっと正座している自分の膝の方に持っていくと、
殴られた。グーで。そして悠子は部屋に入っていく。勇次は言い訳のため(誤解を解くため)ついて行った。


部屋に入ると、悠子はベットに座って雑誌を読んでいた。
勇次が部屋のドアを開けると、悠子は雑誌を床にたたきつけた。
「何よ。」と悠子。
「さっきのは誤解だよ。」と悠子に近づく勇次、さっき悠子がたたきつけた雑誌に足をすべらせ、悠子の
方へ大ジャンプ!
着地した時はすでにベットに座って悠子をしっかりと抱きしめていた(もちろん無意識)。
ついに悠子はキレた。ものすごい騒音が寮内を響いたが、誰も気にしなかった。
女子寮に男がいる時点でこの騒音はもう承知しているのだ(多分)。
悠子はこういう変態(?)には慣れているらしく、一応落ち着きを取り戻し、変な噂も流れなかった。
女子寮。このつらさがだんだんわかってきた勇次。しかし女だらけの生活のつらさはこんなものじゃない
事。それを勇次はいつわかるのか?本当に先が思いやられるぜ。

レビュー
  投稿者:00 投稿日:2003/08/19  
   それなりに良かったのですが、同じようなことの繰り返しのように感じられました

  投稿者:ブール 投稿日:2003/08/17  
   少しばかりドキドキしながら楽しんで読むことができました(笑)
   今作品から登場人物紹介も載り、それぞれの正確なども知ることができました。
   それぞれがそれぞれのキャラなりの個性を出して頑張ってもらいたいです。

  投稿者:ハキム 投稿日:2003/08/17  
   1同様に読みやすい内容でしたが、少し内容がパターン化されてきた気もします。
   もう少し新しいハチャメチャぶりを次に期待してこの評価にします。

  投稿者: てっち 投稿日:2003/04/24  
   文字がつまっていて読みずらいですが、面白いです。勇次がちょっとかわいそうですが・・・・・。

  投稿者:☆ぴーち☆ 投稿日:2003/04/4  
   勇次大変そうです。変体っておもわれてるのかぁ~・・・汗楽しかったです。

  投稿者:名無しさん! 投稿日:2003/02/11  
   現実味がでていて素晴らしい!この作者はなんてゆうか読んでいる人を本の中にすいこまれていかせるような力があるとおもいます。
   まさにこのような人がベストセラーをだす人なんだと思います!

  投稿者:アスラ 投稿日:2003/01/30  
   次から次へと災難に見舞われる不幸な男勇次は、見ていて飽きませんね。今回から、登場人物の紹介も入って、前回以上に理解しやすくなっています。
   とっても良いです。

  投稿者:飛鳥井仁 投稿日:2003/01/9  
   ゴキブリ退治は男の仕事!(笑い)、いやー共感しますね。

  投稿者:どぅ~ 投稿日:2003/01/4  
   1巻とおなじく最高!まるで作者が本当に体験したみたいにかかれています。ぜひかってみてください!

  投稿者:しゃもラケ 投稿日:2003/01/4  
   勇次君の大変さが現実的でとてもおもしろかったです。最初の説明書きも分かりやすくてよかったです。次も楽しみです。がんばってください。

  投稿者:フラット 投稿日:2003/01/4  
   またまた色んなハプニングが起こってます前巻同様見ててドキドキします自分がこんな事を書いてて平気なのか?等と思わずに何も気にせず思い切り書いて
   くださいさらに良くなると思います

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最終更新:2022年08月28日 01:13