root取ったりマーケット導入したり、/systemのファイルをいじりすぎてなんだかよく分からなくなってしまい、元の状態に戻したくなることってよくあると思いますが、以下の方法でフルリカバリーができるようです。
ただし、マーケットは残したいがunrootしたいというような器用なことはできませんのでご注意ください。
また、文鎮化しているFT701Wを復活させる方法ではないのでご注意ください。
(5/8追記:adbからリカバリーを行う方法を見つけましたので、追記しました)
SystemUpdateアプリを使う方法
1.最新FWをダウンロードして解凍する(5/8現在の最新はFW-005)
2.解凍されたota_package.zipをmicroSDカードのrootフォルダにコピーしFT701Wにセットする。
3.build.propを購入時の状態に戻す。
フルマーケット化をしておらず、build.propを変更していない場合はこの手順は不要です。
4.SystemUpdateアプリを起動してUpdateを実行する。
adbを使う方法
この手順はroot権限が必要になりますので、SuperOneClickにて「Shell Root」を取得した後に行うといいでしょう。
rootを取得した端末の場合はadb shell実行後、suコマンドにてroot権限を取得します。
USBデバッグをONにした状態でロゴループに陥ってしまった場合などは、こちらの手順で復旧する可能性があります。
手順はSystemUpdate
アプリを使う方法とほぼ同じで、4番の手順が以下のようになります。
4'./cache/recovery/commandというファイルを作成した後、reboot recoveryを実行する。
commandファイルの内容は以下になります。
--update_package=/sdcard/ota_package.zip |
adb shell実行後以下のコマンドを実行すると楽に作成できると思います(要root権限)。
echo '--update_package=/sdcard/ota_package.zip' > /cache/recovery/command
commandファイルを作成後、reboot recoveryを実行します(要root権限)。
以上です。
要するにただFWのUpdateをしているだけなのですが、ota_package.zipに含まれるUpdate用のスクリプト見ると、build.propの機種情報をチェックしていますが、現在のFWのバージョンや/systemディレクトリの内容等はチェックしていないので、現在のFWのバージョンが004だろうが005だろうが、005で上書きができます。
build.propを編集してフルマーケット化している端末だと端末情報が正しく「FT701W」だと取得できず、SystemUpdate実行後の再起動後エラーになってしまいますので、もとのbuild.propの内容に戻すことでリカバリーが実行可能となります。
最終更新:2012年05月15日 16:38