441 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/26(月) 23:14:40 ID:Q5Ld9POm
ヒロシ「零と…村岡……!」
ユウキ(なんてこった…! よりによって村岡とだなんて…!)
零「…………」
ユウキ(気をつけろ、零…! そいつは……危険だっ………!!)
村岡「ククク…クク……」
零「何がおかしい……?」
村岡「いやいやっ…すいません。しかし、これは仕方ないっ…! このトーナメントで勝ち進んだ時に得られる、絶対的ザンギの量っ…! それを考えただけで、もう笑いが止まらないっ……!!」
零「…お前が勝てるとは限らねえんだぜ……」
村岡「ククク……それが限るんです」
__ , -- 、
r',ニ二¨ヽ、/∠ニヽ\
j l r_三ニ r三ヽ }
rリ ' ,ィ'ミ ハ 彡'ヘ ヽ.\
{(( i j,.ィ1{--ヽ.ト, ,、 j } }
))' ノ 力ト、} ̄´j.{」レヘ.i ' <.く
{ ! ' .ノ ,リ jハ r'い}. jハ j リ }
Y,ニ!l r.=== ===.、 |に゙Y
/{に゙|| ヽ._゚,ィ .l、゚_,〃.|lこj.ト、
{i_,ゝニl| ┐ ̄_」 |__ ̄┌ |lニ.イj_} わしには見えるんですよ……!
ニ¨-‐7 : : l ト、.___ー、_, ‐'_, イ.l : ヾー-¨ニ
- : : : l: : : : l.l.lエエエエエエエエ1
- .l : : : l : : : :
- : : :.
- : : : : ||.l.lー─‐r──l.|.l|.: : : :|: : : : 未来がっ………………!!!
- : : :
- .: : : : |:l.l.lエエエエエエエl.j.l:| : : : :| : : :
- : : l : : : : l:::l_` ̄二二 ̄´_l:::l: : : : :
- : : :
- : :.
- : : : : |::::ヽ ̄ ̄ ̄ ̄/::::|: : : : :| : :
- : :l : : : : :l:::::::::::\ /:::::::::::
- : : : : |: :
零(ちっ……)
444 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/27(火) 21:31:46 ID:5vBva+WR利根川「それでは、第2戦のゲーム説明をいたします。どうか聞き逃すことのないように…」
零「?? 説明って…ゲームはじゃんけんピッピじゃないのかっ…!?」
利根川「ククッ…ふざけるなっ……! あんなものはただのチャンバラ…ままごと以下だっ……! あんな茶番で、命より重いザンギを懸けられるかっ……!!」
零(ぐっ……)
村岡「クククっ…そうざんすそうざんす。おっしゃる通りっ……! さぁ、早々とゲームの説明をっ……!」
村岡「熱気が……冷めないうちにっ………!!」
零(……!)
利根川「ククク……いいだろう。第2戦のゲーム、それは……」
”地雷神経衰弱”…………!!!
445 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/27(火) 21:36:16 ID:5vBva+WR
____________
ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
V~~-山┴''""~ ヾニニ彡|
/ 二ー―''二 ヾニニ┤
<'-.,  ̄ ̄ _,,,..-‐、 〉ニニ|
/"''-ニ,‐l l`__ニ-‐'''""` /ニ二| ククク………
| ===、! `=====、 l =lべ=|
. | `ー゚‐'/ `ー‐゚―' l.=lへ|~|
|`ー‐/ `ー―― H<,〉|=|
| / 、 l|__ノー|
. | /`ー ~ ′ \ .|ヾ.ニ|ヽ
|l 下王l王l王l王lヲ| | ヾ_,| \ カカカ………
. | ≡ | `l \__
!、 _,,..-'′ /l | ~'''
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''" / | |
-―| |\ / | |
| | \ / | |
446 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/27(火) 21:58:20 ID:5vBva+WR
ざわ…… ざわ……
利根川「ルールは簡単。おおよそ…君たちも一度はやった事があるであろう、神経衰弱がベースとなったゲームだ」
零(…………)
利根川「とどのつまり、地雷神経衰弱とは元祖のそれにいくつか色がついたもの……そう考えて下されば結構」
零(けっ………!! だから……その「色」ってのが大問題なんだろうが………! もったいぶらずにさっさと話せよっ………!!)
利根川「クク………、では地雷神経衰弱の核……その『色』についてご説明いたします」
利根川「まず、地雷神経衰弱においてカードは本来のトランプの半数(JOKERを考えない場合)…、26枚でプレイいたします」
ざわ………ざわ………
零(ああっ………!? 26枚だと…!? なんだそれっ………!)
利根川「次に、このゲームにおいてプレイヤーには『ガード』を宣言する権利が与えられます。宣言する際はカードの番号と共に『ガード』と宣言し、指定された番号のカードには『ガード』がかけられます」
利根川「『ガード』が掛けられた場合、そのターン相手プレイヤーはそのカードを開く事が出来ません。そして相手のターンが終わった時点でそのカードは捨て札として場から流れます」
零(おいおい、なんだよそれっ………、何が「色」だ……! メチャクチャじゃねぇか………!)
利根川「そして最後の核………このゲームの醍醐味………」
零・村岡(……………)
利根川「ククっ………。 このゲームは、どちらか一方のプレイヤーがJOKERのペアを揃えた時点でそのプレイヤーの負けとなる………!」
零(………………!!)
利根川「これが………『地雷神経衰弱』と呼ばれる所以です。ご理解いだだけましたか………?」
451 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/27(火) 23:13:53 ID:5vBva+WR
利根川「ククク……クク………」
零(地雷神経衰弱……! JOKERを揃えた者の負け………!!)
利根川「それでは、これよりゲームを開始する……! 両名、座席へっ…! セット・オン・チェアーズ!!」
【1回戦第2戦:零vs村岡】
『地雷神経衰弱』
ルール
:JOKERペアを揃えたプレイヤーの負け
:お互い一度のみ『ガード』を宣言できる
:『ガード』指定されたカードはそのターン開くことが出来ず、相手のターンが終わった時点で捨て札になる
:反則行為を行ったプレイヤーは無条件で負けとする
反則事項
:カードに印をつける等、カードに対するあらゆる損傷行為
:正規のタイミング以外でカードを開く
:JOKERをガードする
:カードを1~26番以外のスペースに置く
:カードを重ねる
:相手に特定の行動を強いる暴力行為等
零(ザンギが懸かった勝負……負けられねえ………!)
村岡「ククっ……、喰うざんす………!! 零くんの命っ………!!!」
452 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/27(火) 23:14:16 ID:5vBva+WR
__ , -- 、
r',ニ二¨ヽ、/∠ニヽ\
j l r_三ニ r三ヽ }
rリ ' ,ィ'ミ ハ 彡'ヘ ヽ.\
{(( i j,.ィ1{--ヽ.ト, ,、 j } }
))' ノ 力ト、} ̄´j.{」レヘ.i ' <.く
{ ! ' .ノ ,リ jハ r'い}. jハ j リ } 零くん……
Y,ニ!l r.=== ===.、 |に゙Y
/{に゙|| ヽ._゚,ィ .l、゚_,〃.|lこj.ト、
{i_,ゝニl| ┐ ̄_」 |__ ̄┌ |lニ.イj_} 君は……
ニ¨-‐7 : : l ト、.___ー、_, ‐'_, イ.l : ヾー-¨ニ
- : : : l: : : : l.l.lエエエエエエエエ1
- .l : : : l : : : :
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- : : : : ||.l.lー─‐r──l.|.l|.: : : :|: : : :
- : : :
- .: : : : |:l.l.lエエエエエエエl.j.l:| : : : :| : : : ここで死ぬっ……!!!
- : : l : : : : l:::l_` ̄二二 ̄´_l:::l: : : : :
- : : :
- : :.
- : : : : |::::ヽ ̄ ̄ ̄ ̄/::::|: : : : :| : :
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- : : : : |: :
454 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/28(水) 00:21:39 ID:L4RLQhXF
開始っ…! 1回戦第2戦……その死闘っ……!!
零
12345678910111213(カード番号)
■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■
14151617181920212223242526(カード番号)
村岡
じゃんけんの結果により、先攻・零っ……!
零(このゲーム…1枚目にJOKERを引いたら終わりだ……だが、それはつまり1枚目がJOKER以外ならJOKERペアは絶対に揃わないということ……!)
零「3番オープンっ……!」
パシッ……
その正体…… エース ……!!!
零(……とりあえず、これで一安心だ)
神経衰弱の1巡目というのは、どこを開こうと違いはない……まぁ……科学的な話ではなく、なんとなく気持ちが悪いという理由から、隣同士はダメっ……その程度の考えはあるにはあるが、結局どこを開こうと違いはない…
そう考える零、ただ直感的に、21番を選択……!
零(とりあえず、このゲームの本質を見抜くまではあまりペアを揃えない方がいい…。様子見……牽制……!)
がっ…………
零「21番、オープン……!!」
21番、その正体……
零(…………!? ええっ……!?)
エースっ……!!! 零、いきなりエースを2枚……!! 呆然……!!!
零(ぐっ…………!)
村岡「ククク……! ククク……!」
455 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/28(水) 00:23:07 ID:L4RLQhXF
カード番号がズレていますね。以降このように表記します
01020304050607080910111213
■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■
14151617181920212223242526
464 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/28(水) 21:55:15 ID:L4RLQhXF
村岡「楽しめそうざんすね、この勝負……! ククク……ククク……!」
零(…ぐっ…………!)
零、いきなりの連続オープン…! 想定外……!
零(第一手からペアが揃うなんて…ついてねえな……)
01020304050607080910111213
■■×■■■■■■■■■■
■■■■■■■×■■■■■
14151617181920212223242526
零「14番、オープンっ……!!」
零、14番オープン……! 何も考えず……!
利根川(ククク……)
ざわ…………
エース っ……!!! 14番、エースっ……!!
零(あ……)
零(ああっ…………!?)
465 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/28(水) 22:16:43 ID:L4RLQhXF
零(なんだとっ……!?)
零「利根川先生っ……!! どういうことだっ……!?」
利根川「クク……何がだ?」
零「とぼけるなっ……! このゲームに使用するカードは26枚……その内訳は、エースからキングまでの13種が2枚ずつという事ではないのか……!? 何故エースが3枚あるっ……!?」
利根川「クク…ク……」
零「何がおかしいっ………!」
利根川「クク……、誰がいつそんな事を言った……? フー?&ウェン……? 勝手な憶測をするのは一向に構わない…だが、それを他の人間にまで押し付けるなっ………!!!」
零(ぐっ…………!)
利根川「分かったら、さっさとゲームを再開しろ……!」
零(………………!)
ガタンっ……!
乱暴に椅子に座り直す零……!
零(ふざけるなっ………!! 勝手な熱ふきやがって……! そもそも、そんな事はゲーム前に説明しておくことだろうが……!)
零、怒りに任せ12番のカードに手をかける……
零(それを……勝手な憶測だとっ……?)
零「12番、オープン……」
零(ふざけるなっ……! ふざけるなっ……!)
零(ふざっ…………)
ざわ…………
12番、エースっ…………!! 零、四度、エースっ…………!!!!
零(な……、なんだ、これっ…………!!?)
469 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/28(水) 23:07:57 ID:L4RLQhXF
ガタンっ……!
零「と……、利根川先生っ………!!!」
零、懇願っ…… 今一体何が起きているのか分からないという、この状況から救い出してくれることを求める懇願の抗議……!
が……利根川はただ薄ら笑いを浮かべるだけ……! 関与しない…………!!
利根川「ククク…………」
零(ううっ……、くそっ………!)
村岡「クククっ……ククク……!」
零(…………)
ガタンっ
零(落ち着け、俺っ…………!!!)
01020304050607080910111213
■■×■■■■■■■■×■
×■■■■■■×■■■■■
14151617181920212223242526
零(とりあえずこのゲーム…俺が最初に考えていたような、エースからキングまでが2枚ずつ使われているというものではないらしい……)
零(だとすると…どうなる? エースなど、特定のカードを4枚ずつ投入したとして……6種、24枚………)
零(っ…………!!)
零(ああっ……!! なんてこと…………!!! 俺は……バカっ…………! 圧倒的バカっ……!!!)
零(JOKERっ……! JOKERっ……! JOKERぁっ………!! JOKERがあるじゃねえか………!!!)
零(とどのつまり…ハナからエースからキングが2枚ずつなんて理論は破綻……物理的にあり得ないっ………! JOKERが2枚使用されている以上……!)
活性っ………!! 零の頭脳、奮起…! 回転…!
零(俺はバカだっ…! こんな事に気がつかないなんて……! どうかしてる……!!)
利根川「ククク………」
零(つまり…1種4枚だから、6種まで使用して24枚……そこにJOKERを加えて、26枚……! これか……!? この形かっ………!?)
470 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/28(水) 23:18:21 ID:L4RLQhXF
村岡「クク……長考ざんすか? ダメダメっ………神経衰弱に、長考なんて無いざんすっ……!」
村岡「特に、今のように正体の分かっているカードが無い状態で長考なんて、意味がない……! いくら考えたって、中身はわからないんだから……!」
村岡「さっさと開いて、さっさと代わるっ……! それしか無い………!」
村岡「わしも、そろそろカードを開きたいざんすから……!!」
零(…………)
村岡「ククク…………!」
零「ああ……わかってるさ。今代わる………!」
零「17番、オープン……………!!!」
エース。
17番、エース。
524 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/29(木) 22:40:43 ID:Z/c8Op3c
零、五度エース……!! 不可思議……奇妙……摩訶不思議……!
零「ぐっ…、どういうことだっ……!! 先生……!!!」
利根川「ククククク………」
脳天を貫く圧倒的衝撃……! その衝撃は、ついに村岡からも笑みを奪った……!
村岡(ああ…! あっ……!?)
利根川「クク……これが、地雷神経衰弱の醍醐味…コア……異例ルール…」
利根川「つまり…このゲームで使用するカードは、ジョーカー、エース、キングの3種類のみっ………!!!」
零・村岡(………!!)
利根川「その内訳は、ジョーカー2枚、エース12枚、キング12枚……安心しろ。この情報に虚偽はない……」
利根川「クク…どうだ。普通の神経衰弱よりよっぽど楽しめそうだろう……?」
零(…………!)
黒服「それでは、ゲームを再開する……! 零、第3手2枚目を開示せよ……!」
衝撃……! 地雷神経衰弱の肝…! その特殊ルール…! それがもたらす展開……!
村岡(な…なんてことざんす……!)
零(こ、このゲーム……… 恐ろしい……!!!)
零(これは、ただカードが26枚だから早く決着がつくとか、そういう事ではなくて……究極的には、あり得るという事…! この第1ターンで、俺が全てのペアを揃え切る事……!!!)
572 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/31(土) 21:17:17 ID:TTN0/Ccl
圧倒的衝撃…「地雷神経衰弱」の肝……!
01020304050607080910111213
■■×■■■■■■■■×■
×■■A■■■×■■■■■
14151617181920212223242526
零(カードは3種…ということは、適当に2枚選ぶだけでもほぼ50%近い確率でペアが揃う計算……! そんなルール、ボーッとしてたら1ターン目でJOKERを揃えかねない……!)
集中……! 集中……!!
村岡(ククク…ククク……何やってるざんすか。そうやって念を込めたって、カードの目は変わりやしない……! 不変…孤立…… 誰も手を加えられないざんす……! カードの目だけは……!!)
だが……
零「10番、オープンっ……!」
零、回避……! 『最悪』だけは…………!!
零が『執念』を込めた10番は、キング……! これにより、ようやく攻守交替……!
零(ホッ)
村岡「ククク…ククク……」
村岡「待ちくたびれたざんす…! ようやくざんすね……! わしの番……!!」
ボキ…ボキ…
573 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/31(土) 21:20:51 ID:TTN0/Ccl
やはりずれる…。今後はエース→00、キング→55、ジョーカー→66と表記します。わかりにくいですがご承知下さい
01020304050607080910111213
■■×■■■■■■■■×■
×■■00■■■×■■■■■
14151617181920212223242526
574 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/31(土) 21:38:15 ID:TTN0/Ccl
01020304050607080910111213
■■×■■■■■■55■×■
×■■00■■■×■■■■■
14151617181920212223242526
村岡「クク…どうしたものですかね……」
村岡、初の攻撃……! 遂に踏み込むっ…! 地雷の地へ……!
村岡「ククク……」
零(………… バカ野郎……! セーフティー…! お前は完全にセーフティーだろうが……! だって…そうだろ……?)
零(知ってるんだから……!! お前は……! 俺がさっき外したキングとエースの位置を…!)
零(だとしたら…揃えない……! 好きに出目を操作できるんだから……!)
村岡「1番、オープンざんす……!」
パシッ……
1番、キング…!
零(これで奴は次に17番を開く…それでまた俺……まあ、次からは俺もカードの位置を知っているんだから、ペアは揃えない……となるとまた奴…俺…奴…)
零(っ……!!! そうだ……! 遅かれ早かれ、ゲームはいずれそういう事態に陥る……! お互いJOKERを恐れ、わざとペアの外し合い……通常の神経衰弱しか知らぬ者からすれば、目も当てられぬ愚行……!!)
利根川(ククク……)
零(しかし…利根川が許すだろうか? この事実……!)
575 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/05/31(土) 22:15:52 ID:TTN0/Ccl
村岡、第4手2枚目…!
零(お互いにJOKERを恐れ、わざとペアを揃えない……そんな状況、あの利根川が許すだろうか……?)
利根川「ククク…ククク…」
零(許さねぇっ……! 許すはずがねぇっ……!!)
零(だとすると…どちらかが攻めるしかねぇ……!)
危険を承知で……!! 地雷の海に………!!!
零(しかし…この攻め、メリットも大きい……! 相手が油断してるはずの今、次々にペアを揃えれば相手は慌てる…… そこが隙……!)
零(空中戦に持ち込み…闇の中から村岡を討つ……!! これか…!? 俺が取るべき戦術……!!)
村岡「んん~……どうしたものざんすか。悩むざんす……!」
零(ぐっ……!)
零(やかましいっ……!!! だから…17番だろうが…!! エースの……!! それで、再び攻守交替……! それしかねえだろうが……!)
村岡「う~ん……むむむ~…! いやいや…うん……うん…!」
村岡「うんっ…ここは……10番ざんすっ……!! 10番、オープン………!!」
零(あっ………)
零(ああっ…………!!?)
754 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/06/03(火) 23:04:31 ID:jlnJgCby
01020304050607080910111213
55■×■■■■■■55■×■
×■■00■■■×■■■■■
14151617181920212223242526
零(あ……ああっ………!!?)
村岡、10番オープン……!! キングと分かりきっている…10番……!!!
零(が…あ……)
村岡「ククク……!」
村岡、これによりペア成立!
01020304050607080910111213
×■×■■■■■■×■×■
×■■00■■■×■■■■■
14151617181920212223242526
地雷神経衰弱、5手目突入……!
依然、村岡の猛攻は止まらない………!!
村岡「6番、オープンざんす………!!」
パシッ……
6番、エースっ……! エースっ………!
零(………………!!)
村岡「ククク…………」
村岡「もちろん……わしが選ぶカードは…17番っ……! 17番、オープン…………!!」
零(ぐ……ぐぐっ………!!)
771 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/06/03(火) 23:58:05 ID:jlnJgCby
猛攻…猛攻……!!
村岡、連続ペアゲット………!
零(な……)
――『認識』――
零に誤算を生ませたのは、価値観の相違だった
「本質の理解」を第一優先とし、第一の目的を達するまでは『見』に回った零――
確実性……保険……保証……零という少年は、何かしらの後ろ盾が無ければ行動を起こせないという程の「保守的人間」だった
この昔ながらの性格が、零のギャンブルに対する姿勢を形成していると言えた
しかし、この時零は自分でも気付かぬ内に、心の中で誤解していた………
「村岡も、自分と同族だ」と………!
これが誤算……!
零の意識とは反対に、この村岡という男……
超攻撃的…………!! 話にならぬほどの……!
そして同時に、攻撃的なギャンブラーにとって、保守的な人間ほどカモりやすい相手はいない……!
村岡は、利根川に呼ばれ席に着いた瞬間……即座に、その事を理解した………!!
「この男…敵ではない……」と……!
結果……勝負は村岡の思惑通りの展開……。身を守ろうと躍起になる零を尻目に、村岡は笑みを浮かべていた……!
そして…このターンの猛攻。「勝負はついた……」村岡はそう確信した
これが、村岡の誤算
村岡の猛攻を浴びる中で、零は、自分の中に未だ眠るギャンブラーとしての才覚を開花させつつあった
884 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/06/06(金) 23:44:54 ID:4qbuyYFZ
村岡「ククク…! ククク…!」
零(……………)
01020304050607080910111213
×■×■■×■■■×■×■
×■■×■■■×■■■■■
14151617181920212223242526
地雷神経衰弱、6手目突入……! このターン、遂に村岡は真っ向勝負…! ガチンコ……!
つまり…このターン、村岡の6手目1枚目の選択は、正体がハッキリしている「安牌」が一つも無い状態……!
ということは……あり得る……! このターンの死亡……!!
通常、このシチュエーションでのカード開示には過度のプレッシャーが圧し掛かる。ジョーカーを開けばそれ即ち死という、過酷で悲惨な綱渡り……
が……村岡っ………! この男、村岡っ……!!
村岡「26番、オープンざんす……!」
まったく臆さず……! 微塵も怯まず……!
26番がキングだと言う事を頭で理解するや否や、即開示……! 2枚目……!
村岡「23番、オープンざんすっ……!」
23番、キング……! 即ち、ペア成立………!!
それを見て、笑う村岡………!!
村岡「ククク……ククク……!」
片や零、呆然……!!
零(な…なんだ、こいつは……!? 何者……!? なんなの……? こいつ……!)
村岡の圧倒的精神力、運力、超攻撃型スタイル、それらを目の当たりにし、零、あ然……!
零(あるのか…? この男を倒す術……!)
922 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/06/07(土) 21:52:53 ID:PZ+aK4sD
零(あるっ……! 必ず……!)
村岡「ククク……!」
零(この男を倒す術…攻略法… それはある……! 必ず……!!)
零(諦めなければ………!!!)
01020304050607080910111213
×■×■■×■■■×■×■
×■■×■■■×■×■■×
14151617181920212223242526
村岡「18番、オープンざんすっ……!」
続く…! 安牌などない…ガチンコ綱渡り……!!
村岡(ククク…クク…… 関係ないざんすっ…! そんな事………!!)
村岡(このゲーム…、一枚目にJOKERを引き当てない限り、JOKERに怯える必要はない……!! 100%揃わないざんすから……! 一枚目が…エースorキングなら……!!)
村岡(そして…万が一、一枚目がJOKERでも、そのまま二枚目にJOKERを引く可能性は低いざんしょ……!! まだ序盤…中盤なんだから……!!)
村岡(なら…どんどん攻めろっ……! 野獣……JOKERの尻尾を踏むまでは……!)
18番、キング……!
村岡(クク……ク…キングざんすか……!! なるほど、キングなら……この辺り……!? 周りをエースに囲まれていた…16番……!!)
――無論…というか、この勝負に挑む大前提として、零と村岡は記憶していた……!! これまでの出目……!! その全て……!
そして一枚のカードに対し、過去の出目からそのカードはエースなのかキングなのか、より可能性の高そうな判断を下す……!
これが村岡がこれまでにとってきた戦法…定石……!! 己の信ずる道っ………!!
村岡「16番、オープンっ……!」
そしてその戦法、これが結構ハマる……!!
つまり…16番、キング………!! 村岡、またもペア成立…!
940 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/06/07(土) 22:54:12 ID:PZ+aK4sD
零vs村岡、ザンギを懸けた死闘8手目突入っ……!
村岡「クク……恐ろしいざんすか? 零くん………!!」
零「……、あ………?」
村岡「わしが次々にペアを揃える事……それに伴い、次第に近づく破滅の瞬間……!」
零(…………)
村岡「…そんな零くんの気持ちを察して、ここでわしから提案があるざんす……!」
零(!?)
村岡「零くんさえ良ければ……一時休戦という事にしないざんすか……!?」
零(………、はあっ……!?)
村岡「つまり……お互いわざとペアを揃えず、カードの正体を少しずつ明かしていくという、いわば休憩所……! ボーナスステージ………!!!」
零(…………!! ううっ………!!!)
零、想定外……!! 思慮の外…、考えもしなかった村岡からの提案………!
零(なんだこいつ、いきなり……! ふざけてんのか……!? 失礼だろっ……! 勝負中に……!!)
零(……、が…………)、
零(悪くはない……! このままだと、ズルズルと奴のペースに引き込まれそうで正直戸惑っていた……!)
村岡「どうざんすか………!?」
零(ならばこの提案、悪くはない……! 押され気味だった俺からすれば……!! 受けてもいい……! だってこの提案、俺にリスクは無いはず………!)
零「あ~……、まぁ、それも悪くは………」
村岡「嘘でぇ~~~~っす!!!!」
零(……………………あ、)
零(ああっ…………!?)
村岡「ある訳ないざんしょ……! そんなもの………!! バカっ……! バカっ……!」
零(ああっ………………!?)
村岡「攻めるのみ…! わしは……!! ボーナスゲームなんて、あるわけない……!!」
零(あああっ……………………!!?)
942 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/06/07(土) 22:55:00 ID:PZ+aK4sD
村岡「2番、オープン……!!」
パシッ…!
2番、エース……!
村岡「クク、エースざんすか……! エースなら…この辺りっ……!」
村岡「24番、オープン……!」
24番、エース……! 村岡、またもペア成立……!
連打連打…! 猛虎打線爆発………!!!
村岡「カカカ……コココ……!! 揃った揃った……! またまたっ………!!」
止まらない、村岡の猛攻っ……!!
村岡「いやぁ~~っ、盛り上がるざんす……! 地雷神経衰弱っ……!」
零(…………こ)
村岡「ツイてる…! ツイてるざんすよ……! キキキ……ココ……!!」
零(殺すっ………!! お前だけは…………!!!!)
91 名前:ID:wuPL6adx[] 投稿日:2008/06/09(月) 22:51:36 ID:Wyx0xsKQ
零(倒す……! お前だけは………!!)
零(強敵だとか…強者だとか……関係ねえ……!! 倒す…必ず……!!)
村岡「まだまだ…攻めるざんすよ……!! 8番、オープンざんす……!」
パシッ……
8番、キング……!
村岡「ククク……クク……キングざんすか! う~ん……キング~~……! 悩むざんす~!」
ニヤ……ニヤ……
村岡(クククっ…、簡単ざんす……簡単ざんすよ……! この零という男……!! 赤子の手をひねるよう…………!!!)
村岡(ちょっとつついてやれば、すぐに焦り……叱咤…… ギャンブルにおいて、それは最大の愚……!!)
村岡(自殺と同じ………!! 殺されたって文句は言えない………!!!)
村岡(クク……、勝利は目前っ…………!!!)
村岡「4番、オープン……!」
4番、キングっ……!!!
村岡、圧倒的強運……!!
ユウキ(ええ~っ……!? なんなの……? なんなのこれ……!?)
ユウキ(なんでっ…なんでっ……!? 神様っ……!! 神様…………! いるなら、零の味方をしてよ…………!!)
村岡の超攻撃的姿勢が引き寄せる、流れ…! 勝負運……! 熱っ………!!
村岡(カカカ………コココ………!!! 勝った、勝った……! 勝ちっ! もう勝ちっ……! 圧倒的大差! コールドゲームっ……!)
村岡(恐怖に引き立つ零くんの顔が目に浮かぶっ…………!! ククク、キキキ……!! 拝ませてもらうざんすよ、その泣き顔…………!!)
零(……………………)
村岡(あ…………?)
零(……………………)
村岡(なに……? その顔……。知らない……! そんな顔……!)
ユウキ(ああっ……、零っ、零っ…………!)
零(もう怯まねえ……! 退かねえ……!! 倒すだけ……! 悪魔を……!!)
村岡(ぐっ…………!)
最終更新:2008年06月16日 03:09