1.挨拶とは
「挨」という語にも「拶」という語にも、共に「心を開く」という意味がある。 従って、「挨拶」とは、お互いに心を開いて通いあわせるコミュニケーションの 第一歩ということができる。
そこで、挨拶は、ただ声を出せばよい、ただペコンとアタマを下げればよいというものではない。
一つのその声に、笑顔に、姿勢に、表情に、目配りに、雰囲気に、その人の人間性そのものの本心が表れるいうことになる。
「たかが挨拶・・・」とバカにしてはいけない。その人の挨拶の言葉と態度は実 に様々な人間的な要素が入り交じり、溶け合い、一体となって、全体としての印象を周りの人に与えるものとなる。
つまり、挨拶とは、単なる通り一遍の儀礼ではなく、仕事にも個人の生き方にも、素晴らしい価値や効用をもたらす大切なものなのである。
だから、感じのよい挨拶に代表される礼儀・作法の徹底は、よい人間関係を築く上でも、また、魅力ある人になる上でも欠かすことが出来ないものとなる。
2.挨拶の言葉が持つニュアンス
心身の健康 |
心と体の健康管理が声に影響する。 |
積極的態度 |
積極的に行動しようという意欲の表れが反映する。 |
自信と情熱 |
仕事に対する自信と誇りがニュアンスに響く。 |
教養・エチケット |
マナーが本物か、付け焼き刃であるかが読みとれる。 |
性格 |
本人のパーソナリティや人格の形成の度合いが微妙に出てくる。 |
困惑 |
お客様(周囲の人)との接触に対する得・不得意が微妙に出てくる。 |
最終更新:2010年01月05日 17:42