《ワンショット・キャノン》を主力としたデッキ。
《ワンショット・キャノン》
炎属性/機械族/シンクロ・効果
レベル3 ATK 0/DEF 0
「ワンショット・ロケット」+チューナー以外のモンスター1体
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を破壊し、そのコントローラーに破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える。
《ワンショット・キャノン》の効果で相手モンスターを破壊しながらライフを奪うデッキである。
このモンスターは要するに小型の《Dragoon D-END》である。
火力と戦闘能力、耐性はあちらに劣るが、出しやすさ、再利用のしやすさはこちらが勝り、あちらと違って効果発動後のデメリットはない。
低ステータス故にサポートカードも多いのでそれを生かして戦おう。
サンプルレシピ
モンスター(20枚)
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム×2枚
ワンショット・ロケット×3枚
ワンショット・ブースター×3枚
ユニバード×2枚
ジャンク・シンクロン×3枚
ジェネクス・ニュートロン×3枚
ジェスター・コンフィ×3枚
クリッター
魔法(10枚)
大嵐
精神操作
終焉の焔×2枚
死者蘇生
光の護封剣
ブラック・ホール
スケープ・ゴート
サイクロン×2枚
罠(10枚)
和睦の使者×2枚
停戦協定
激流葬
リミット・リバース×2枚
リビングデッドの呼び声
デモンズ・チェーン×3枚
エクストラデッキ
A・O・J カタストル
No.17 リバイス・ドラゴン
No.30 破滅のアシッド・ゴーレム
TG ハイパー・ライブラリアン
ジャンク・デストロイヤー
ジャンク・バーサーカー
スターダスト・ドラゴン
ブラック・ローズ・ドラゴン
メンタルスフィア・デーモン
ワンショット・キャノン×3枚
大地の騎士ガイアナイト
氷結界の龍 トリシューラ
氷結界の龍 ブリューナク
構築・戦術
●シンクロ素材
シンクロモンスターがメインカードのため、当然ながらシンクロ素材の確保がまず最優先。
チューナーはレベル2の《ワンショット・ロケット》を指定しているため、あとはレベル1のモンスターがあればよい。
レベル1ともなれば貧弱な分、特殊召喚しやすいモンスターは豊富で、素材に困るようなことはない。
例えば手札からノーコストで特殊召喚できる《ジェスター・コンフィ》や《ワンショット・ブースター》、《ブースト・ウォリアー》なんかはその典型例で、これらを使えば1ターンで即シンクロ召喚できる。
この中でも《ワンショット・ブースター》はアニメで実際に《ワンショット・キャノン》のシンクロ素材として使われており、イメージを重視したい方は是非とも採用すべきところだろう。
他にはトークン生成カードも非常に便利。
レベル1トークンを生み出すカードは多数存在するが、筆頭候補は《スケープ・ゴート》、《終焉の焔》、《ダンディライオン》、《デビルズ・サンクチュアリ》あたりだろう。
高レベルモンスターを併用するデッキならば《レベル・スティーラー》や、相手の攻撃を食い止める《バトルフェーダー》も候補。
《クリボー》・《ハネクリボー》を《クリボーを呼ぶ笛》で呼び寄せるのもいいだろう。
●シンクロ召喚の準備
素材候補はこの通り多数あるが、チューナーは《ワンショット・ロケット》固定なのでこいつは確実に呼び寄せる必要がある。
機械族チューナーなので《ジェネクス・ニュートロン》によるサーチが有効だ。
また、《ワンショット・ロケット》が墓地にある場合は《ジャンク・シンクロン》で釣り上げる手もある。
上のサンプルレシピとはかけ離れた構築になるが、《ロード・ウォリアー》で特殊召喚することも可能だ。
●破壊されても
シンクロ召喚は楽に行えるが、シンクロできたとしても肝心の《ワンショット・キャノン》は攻守0の脆弱モンスターである。
当然ながらそれをカバーしなければ除去もダメージもろくにできない。
基本的に相手からの攻撃にすぐ晒されるわけだが、《次元幽閉》のような除去罠を使うと肝心の《ワンショット・キャノン》で狙うべき標的がいなくなるので、《くず鉄のかかし》や《和睦の使者》のように攻撃を止めるだけのカードがほしいところである。
オススメは《デモンズ・チェーン》。攻撃だけでなくモンスター効果も封じることができるため、守りに関してはかなり優秀と言っていいだろう。このデッキではほぼ使い捨てになってしまうのが少々もったいないが。
また、破壊されてしまったとしても《リミット・リバース》や《ユニバード》を使えば簡単に蘇生できるのでそれらで補うのもよい。
すぐにフィールドに戻る手軽さがこのカードのウリでもある(とは言うものの自己再生できる《Dragoon D-END》にはちょっと及ばない)。
●怒涛の2段シンクロ
先に述べたとおり、チューナーの《ワンショット・ロケット》は《ジャンク・シンクロン》で蘇生させることもできる。
ここからさらに《ワンショット・ブースター》などを特殊召喚すれば、《ワンショット・キャノン》のシンクロ召喚、続けて《ジャンク・シンクロン》+《ワンショット・キャノン》でのシンクロ召喚と繋ぐことができる。
《ワンショット・キャノン》用のレベル1素材が余ってる場合はそれを追加したり、《精神操作》や《死者蘇生》で他のシンクロ素材を調達すればレベル調整も可能。
《デブリ・ドラゴン》でも同様のコンボが可能だが、シンクロ先がドラゴン族限定なのでその点は注意。
また、《ワンショット・キャノン》と《ジャンク・シンクロン》がフィールドにいればランク3のエクシーズ召喚にも繋げられる。
この上では非常に都合がいい組み合わせと言える。
●対《スターダスト・ドラゴン》
このデッキを使う上で特に厄介な相手となるのが《スターダスト・ドラゴン》である。
破壊効果は無効化される上、《デモンズ・チェーン》で縛ることもできない。採用率も高いので出くわす危険もそれだけ高いということになる。
というわけで、対策用に《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を投入したい。
《スターダスト・ドラゴン》をはじめ、破壊耐性持ちのモンスターでもカウンター罠を使われようとほぼ確実に除去できる。
おまけに《ワンショット・キャノン》の標的としても使える。破壊すれば1500のダメージとなかなかの威力。
相手モンスターが2体以上いないと機能しないため、より手軽に使える《ヴォルカニック・クイーン》を使うのもいいが、レベルの都合上シンクロ素材に利用されてしまう可能性も高いので注意。
●他の構築スタイル
上記のサンプルレシピは純粋に《ワンショット・キャノン》のシンクロ召喚に特化しただけのスタイル。
より高い戦闘力を得たいのであればこんな構築の仕方もある。
それは【クイックダンディ】軸のスタイル。
《クイック・シンクロン》で《ロード・ウォリアー》をシンクロ召喚し、効果で《ワンショット・ロケット》を特殊召喚するという流れを汲む。
《ダンディライオン》や《レベル・スティーラー》などの汎用カードもしっかり活用でき、展開力もこちらが上。
上級シンクロモンスターを多数並べることもできるため、先に述べた天敵である《スターダスト・ドラゴン》を難なく殴り倒すこともできる。
が、この戦術だと《ワンショット・キャノン》が脇役と化してしまうので私は採用しなかった。
相性がいいカードでも主役の立場を潰しかねない汎用性の高すぎるカードや戦術は使わないのが私のポリシーである。
●欠点
レシピを見てもらえば分かる通り、打点の低さが問題となる。何しろデッキのほとんどは攻守0のモンスターばかりである。
シンクロモンスターを展開すればある程度補えるが、そのシンクロ召喚ができない状況では身動きがとれなくなってしまう。
手札事故を起こした場合はもちろん、《大天使クリスティア》なんかを出されようものならお手上げである。
《デモンズ・チェーン》で効果を無効できればいいが、その場合でも破壊されたらまたあちらの効果ですぐ戻ってきかねない。
素の打点の低さに関しては【クイックダンディ】型でも同じことが言える。
《スキルドレイン》にも非常に弱い。
ただでさえ打点が低いのに効果を無効化されてしまってはこれまたお手上げである。
《サイクロン》が無制限カードとなった今では破壊することも容易になったが、欠点の一つであることに変わりはない。
最終更新:2011年12月05日 12:14