俺と妹の近親相姦は文学 03


俺と妹の近親相姦は文学3:俺と妹と抱き枕で川の字

高坂京介は今宵何度目になるか分からない寝返りを打った。
「うーん……」
恋しい妹の部屋にいつお邪魔させてもらうべきか悩んでいる。胸を焦がしている。
(親父たちが寝てすぐ行ったら、まるで逢いたくてしかたなかったみたいで兄の威厳が……)
いまさら気にしても詮ないことを気にしている。自覚はあるのに抜け出せない。
妹を想って胸を苦しませることを愉しんでいる部分すらあった。

そんなとき、隣の部屋で物音がして、兄は耳を澄ました。
ガタゴト物を動かす音に、ドアを開閉する音が続く。下に用を足しに行くのだろうか?
否定的に想定して、期待に胸を膨らませる。

とんとん

控えめなノック音が自室のドアから聞こえたときは、小躍りしたい気分だった。
急いで咳払いをひとつすると、できるだけ面倒そうな顔をつくってドアに向かう。
右手と右足を同時に出して――

はたして、廊下に立っていたのは、どこか心細そうな表情の妹だった。
「昨日のあんたと同じ」
切るような口調と、もじもじした動きがまるで一致していない。
枕を持ってやってくる妹……ずっと昔にも似たシチュエーションがあった気がした。

だが、もうあの頃の二人ではない。

何よりそれを雄弁に物語っているのは、既視感のなかで強烈な違和感を放っているデカイ枕の存在だ。
そのカバーにはピンクの髪をもった魔法少女のイラストが等身大でプリントされている。
突っ込むべきかスルーすべきか、頭を悩ませつつ兄は妹を自室に招き入れた。
ブラウンの髪がふわりと空気をはらんで、心地よい匂いが京介の鼻腔をくすぐる。
咄嗟にドアを両手で閉めることにしたのは、実に賢明な判断だった。
この腕を遊ばせたら最後、後ろから桐乃を抱きすくめてしまうに違いない。


「……そろそろ寝るか?」
ベッドに並んで腰かけ、ろくに進展しないことが妙に甘い気持ちにさせる会話をしばし交えた後で、
京介はポツリと呟いた。スプリングを利かせて立ちあがり、付け加える。
「お、俺は床でいいからさ!」
その裾をぐいっと掴まれた。不機嫌そうに俯いたまま妹は口走った。
「じゃ、邪魔してるあたしが、アンタのベッドを取っていいわけないでしょ?
 ……3分の1くらい使わせてあげるから、ベッドで寝なさいよ」

妹君はまことに寛大であらせられる!!

もみじ色の耳に免じて、兄はありがたく自分のベッドで眠らせてもらうことにした。

そして、彼女は平等ですらあったことを京介は知ることになる。
なぜなら、桐乃が使うのもベッドの3分の1で、残った3分の1は抱き枕が占拠していたからだ。
(どうしてこうなった)
豆電球の光に照らされた萌え絵と睨めっこしながら、京介はうめき声を呑みこんだ。
よりにもよって“裏面”が向けられているのは拷問以外のなにものでもない。
桐乃と見つめ合うのも拷問には違いないが、それとこれでは意味が違いすぎる。
かといって、目をつぶったり抱き枕に背を向けるのも癪だった。

寝る直前に見るものは、可愛い妹にしておきたい。

枕を抱きしめる作り物めいた手をしばし見つめたあと、京介は声を掛けた。
「なあ……その枕って、抱き心地いいのか?」
布の地平線から突き出した髪が大きく揺れて、お日様みたいに片目が昇る。
まるで電柱の影から様子をうかがうかのようだ。差し入れはアンパンと牛乳がいいだろう。
「はぁ?わざわざ抱き心地悪いものを抱くワケないじゃん」
とりつく島を艦砲射撃で吹き飛ばすような言葉が返ってくる。京介は慣れたもので構わず手を伸ばす。
「ちょっと俺にも抱かせてくれねえ?」
枕を一時的に奪えば、桐乃の顔がはっきり見える。だが、彼女は目を大きく見開き、強い語調で罵倒した。
「何言ってんの?妹の前で抱き枕を抱きたがるとか!キモッ。抱くなら……っっ」
兄の前で抱き枕を抱きしめる妹はそこで絶句、腕に力を込める。
「と、とにかくダメ!」
器用に寝返りを打った。寝姿を見られるのが恥ずかしいから抱き枕を持ちこんだのも忘れて。
このとき“盾”が死角になって彼女からは枕に伸ばされた手がよく見えていなかった。
ために枕に伸ばされていた京介の手は、桐乃の脇腹に掛かることになった。


『あ』

ふたりの声が重なって、時間が止まる。
(……マズい!)
強まっていく鼓動に胸が爆ぜる前に、京介は思い切って行動を起こした。
彼は危うい方向に突っ走りそうな空気を混ぜ返すため、触ったのが脇腹だったのをこれ幸い、

こちょこちょ

妹をくすぐる作戦に出たのだ。
「!!?」
予想外の反応に、華奢な身体が小さく跳ねる――予想通りでも跳ねていただろうけど。
くすぐり倒す決意を固めた兄は容赦なく肋骨の鍵盤に指を走らせた。
「ちょ……!!バカ、やめてよっ。ぁはっ」
最初の一音が漏れたのを確認して、京介の指は的確にその点を攻め立てた。
もう一方の手も動員して弱そうな部分を次々なぶっていく。
「あはっ。あ~はっははははははははははははっ!!ダメだってば!」
「静かにしろ。……いま何時だと思ってるんだ?声を出さすに、笑え」
不条理な要求を突きつけつつ、手の動きは止まらない。止められない。
「っひぃ……!」
健気にも桐乃は音が出ないように息を連続で吐き出し、身体をくの字に折って痙攣した。
腰が股間に押しつけられるが、今のノリならリヴァイアサンも大人しい。
距離が近づいたのをいいことに腕をまわして反対側の脇腹を攻める余裕すらあった。

「っ――もう!なんでっ、こんなこと、するのよ!?」
「お前の笑った顔が見たいからだよ!!」
京介は深い考えもなしに思ったままのことを口にした。のしかかるように妹の顔を覗きこもうとする。
彼女は驚き、恥ずかしそうに顔を抱き枕にうずめた。
その様子に嗜虐心をそそられた兄はなんとか抱き枕を放り出させてやろうと、
無茶苦茶にくすぐりまくった。
本人は自覚していないが、抱き枕に嫉妬すら覚えていた。


――十分後

かなりいかがわしい箇所も含め、ありとあらゆるくすぐりどころを攻められた桐乃は、
見事なマグロ状態になっていた。ビクンビクンと周期的に身体を痙攣させている。
目からは光彩が失われ、よだれが口の端から真横に垂れていた。
(しまった!やりすぎちまったーーっ)
やっと我を回復した京介はあわてて妹の介抱にいそしむ。
蛍光灯を点け、深夜に部屋を出にくくなってから常備しているスポーツドリンクを取ると、
脱力した身体を抱き起こし、背中をさすりながら、飲ませてやる。
桐乃は乳飲み子のように諾々と兄のかいがいしい世話を受け容れた。
「っはぁ――」
3分の1ほど残っていた液体を飲み切り、彼女はやっと人心地ついたようで、
ペッドボトルから口を離し、視線を京介に向けた。
陸上部の瞬発力と体力で、くすぐり返されることを予期して兄の背筋が伸びる。
しかし、予想外にも桐乃はボトルを持つ手をつねって、こう言った。
「これ、間接キスなんだけど……」
まぶたを伏せることで目をすがめながら、口元を心なしか吊り上げている。
その表情には兄に現状を再認識させる魔力があった。
すなわち、ベッドの上で好きな女の子を自分の腕におさめている。顔が、とても近い。
兄妹なんだから間接キスなんて……と返せないのが、最大の泣き所。
いつのまにか視線が濡れた唇に凝固して――したいと思ったときには既に口付けてしまっていた。
「ん、ふ……」
桐乃の鼻から甘い息が漏れる。まったく抵抗されないことに励まされて、京介はさらに強く唇を押し付けた。
腕を肩と腰にまわして、そっと抱き締める。妹が胸に当ててきた掌が妙に熱く感じられる。
暴走機関車もかくやと化した心拍を読みとられてしまいそうで気が気ではない。
『…………』
そっと顔を離して表情をうかがってみれば、はにかみ返されてますます血が暴れる事態に陥る。

と、桐乃が視線を横に向けた。京介がその先を追うと、抱き枕が空しく宙を仰いでいた。
「ヤ……めるちゃんに見られちゃってる」
恥じらいに妹の整った睫毛が垂れる。
しょうじき兄には理解しがたい感覚であったが、小さな子が寝ている隣で男女が、
こっそり睦み合っているシチュエーションだと考えれば、確かに滾ってくるものがあった。
「桐乃」
「んっ」
京介は、腕に力を込めて妹を引きよせ、出るところの出た身体をゆっくり撫でた。
くすぐったのと同じ場所を触っても、意味がまったく違ってしまっていた。
どこもかしこも熱く柔らかで、自分の手が溶けかけているのでは、と疑うほどだった。
桐乃も笑い声の代わりに、陶然とした溜息を吐く。
やがて、彼女は兄の胸にすがりつき、うるんだ目を上に向けた。

「あ、あたしも兄貴のカラダ触っていい?」
「……お、おう」


せめてこの辺りで止めておくべきだったのだが、自分は触っておいて拒否できるはずもなく……
身体の上下を変えて、万が一にも挿入してしまうことがないようにはからうのが、京介の精一杯だった。

「ぺろ、れろん、む、ちゅ……っ」
「……くっ」
桐乃は京介のズボンとパンツをまとめて引きずり降ろすと、いきなりペニスを舐めはじめた。
いちど経験しているだけに、なかなか手際がいい。
逆にいえば、それしか知らないからフェラチオに走ったわけだったりする。
一方の兄は一枚脱がしたところで、妹の華美な下着に対面し、手が止まってしまった。
兄の部屋を訪れるときに勝負下着をはく妹。
京介は自分たちが狂気の世界にいることを実感した。
「桐乃……」
「ぅむぐっ――なに?」
「中学生で黒はどうかと思うぞ」
「うっさい!」
照れと怒りにまかせて下半身への口撃が強化される。兄は眉をしかめて快楽の嵐に耐えた。
それでも言葉を交わしたことで精神的な余裕が生まれたのか、
彼の興味は黒のレースと見事なコントラストをなす太股の方に向かった。
ぺちぺちと手に吸いつく感触を確かめ、爪先までじっくりと仰ぎ見る。
陸上競技で鍛えられた少女の足は、すばらしく均整が取れていて、
まるで大理石から削り出された一個の芸術品のようだった。
(この足になら踏まれても……)
ふと湧き上がった妄念に兄が囚われた時間は短かった。海綿体が大変なことになっていたからだ。
「うぉ……」
いつのまにか桐乃は口だけではなく、両手も動員して、兄への奉仕に執心していた。
しかも両手を唾液と先走りでドロドロにして使っている。
睾丸をもみくちゃにされて、京介は思わず熱い息を桐乃の股に吹きかけた。
「んなろっ!」
視野狭窄気味の彼は目の前の白い壁に顔を押し付け、舌を這わせることでお返しする。
「あんっ!?」
妹の動きがいったん止まったのをいいことに、右足を舐めては左足に頬ずり、左足を舐めては右足に頬ずり。
張りのある肌を存分に愉しんだ。
それでも満足できず、脚のオーナーが反撃に出る前に内股に熱いキスを見舞いはじめた。
股間に頭を突っ込んだために、彼を包んだ桐乃自身の濃厚な匂いが京介は狂わせていた。
「やんっ!あ、兄貴……そこ、キスマーク付けちゃ嫌……んっ!ミニスカはけなくなっちゃう」
「そんなもんはくな!桐乃のここを見るのは、俺だけでいい!!」
「ああっ!!だからぁ……撮影、がぁ」


知ったことではないと兄が手を緩めないのを感じて、桐乃はフェラチオに全力を傾けることにした。
独占欲を向けられたことに、胸が熱くなってもいる。
できるだけ多くの摩擦が与えられるように注意して、逸物を口腔に深く押し込み、吐き出し、押し込む。
彼女は自分の愛する人を悦ばせることに瞬く間に没頭した。
「んぐ……むぐぅ……」
ずるずるずちゃずちゃ猥雑な音が、頭蓋の内側から桐乃の耳を犯す。
「ぐぅぅ!!桐乃!もうっ」
そこに極まった兄の声が外から響いて、ラストスパート!
常軌を逸して激しいおしゃぶりが彼を絶頂に導いた。


「はーーー」
煩悩を強制的に排出させられた京介は、深く息をついた。冷静さを取り戻しかけた彼に下から妹の声が掛かる。
「んく……兄貴、前の時より少ないんだけど」
「………………」(それは毎日お前で抜いているからだよ)
などと思ったまま答えるわけにもいかず、
「その……桐乃は量が多い方が、良かったりするのか?」
品のない質問をしてしまう。
妹は軽く首をかしげて、
「あたしは、兄貴があたしで感じてくれたら嬉しい、かな……」
なんて答えを返した。
その文句は字義通り京介の急所を突いていた。
しおれていたリヴァイアサンが、じりじりと鎌首をもたげはじめる。
(二回も抜いておいたのにっ!?)
兄の焦燥も知らず、妹はあらためて「こんばんは」したリヴァイアサンに挑みかかっていった。
さきほど語った通り、嬉々として。

高坂兄妹の夜は、まだ終わらない。


自分の業深さにショックを受けた京介は、妹の奉仕を受けつつ、ぼんやり彼女の股に視線を走らせた。
(ん?)
彼は、勝負下着に不審な反射のムラがあることに気付いた。
その部分をつまんで引っ張ってみたのは、布越しに妹のあそこに触ってしまうよりは抵抗がなかったからだ。
「濡れてる……」
ただ感じたままを述べた兄の言葉を耳にして、桐乃は小さく呟いた。
「っ……だから、黒にしたのに」
パブロフの犬的理由でお兄ちゃんのニオイだけで濡れる身体になってしまった彼女は、
それをやたら気にしていた。
既にいろいろ愛撫を受けているので濡れていても不自然ではないのだが。

京介の関心はむしろパンツの中身の方に傾いていた。それがいけなかったのかもしれない。
「あ」
つまむ指が滑って、黒い布がいきおいよく元の位置に戻っていく。

ぴしんっ

「っぅん!!?」
思いがけない刺激を受けて、桐乃の背筋に電気が走った。抗議の声を挙げようとする。
「ちょっと、なにす――ん゛んん゛っ!!!?」
もちろん、二度目はわざとである。
「くぁっ」三度目もわざとである。
「ひぅっ」四度目も、
「あぁん」五度目、
「ぁ…っ」六度、
「~~~」七、

回を重ねるごとに下着は水分を増し、立てる音が重くなっていく。
生意気な妹の甘い悲鳴が、京介を単純作業の虜にした。そして、ついに

「……も、もう!止ぁ、あ~~~~っっ!!!!」

「お前、いま……」
「イってないっ!イってないから!!」
あわてて否定することで、肯定する。可愛い言動に兄は苦笑した。
一仕事終えたいもぱんをうやうやしく剥ぎ取り、ずいぶん久しぶりに再会した秘裂に優しく舌を這わせる。
「あ……っ」
「桐乃……最後は一緒にいこうぜ」


言葉にならない言葉を漏らすと、桐乃は再びペニスを口にふくんで返答とした。
京介も、妹の大事な部分を丹念に舌でなぞり、愛液を一滴一滴すくいとっていく。
彼女の全てが愛おしい。
その想いに支配され、互いの体液を循環させ合っている状況に感動を覚える。
この時点における兄の狂気は妹のそれに優っていたかもしれない。

オーガズムの余韻さめやらぬ桐乃の柔肉は、優しい愛撫からも必要十分な快感を交感神経に伝えた。
結果、くぐもった嬌声が断続的に、京介の陰茎を音叉にする。
いっぽうの兄も、甘美な刺激から妹の崩れた表情を想像して、興奮を最高潮にもっていった。
淫らな水音のテンポが加速する。
ふたりは灼けた頭で、快楽の波を懸命にはかり合い――ほぼ同時に最後のひと押しを放った!


身体と意識がバラバラになりそうでも、このまま就寝するわけにはいかないのが兄のツライところ。
このまま意識を失って親に目撃されようものなら全てが終わるのだ。
京介は意志を固めて、後始末をはじめた。
とはいえ、精液は桐乃がことごとく飲み干してくれたので半分の手間で済む。
朦朧とした妹の股間を濡らす、唾液と愛液をティッシュでぬぐって、
そのままパジャマのズボンをはかせてやる。乱れた布団を簡単に整えた。
非常に始末に困るのが、迫力たっぷりに愛液を含んだ黒い下着の存在だ。
両手につかみ、洗濯機に放り込んでこようかと悩んでいる兄に、
それまでうっとり意識をさまよわせていた妹が声を掛けた。
「それ、あげよっか?」
「ブハッ!?っっっこ、こんなもん、お袋に見つかったら即死するだろ!」
兄の反応をみて、桐乃は面白そうに鼻を鳴らす。
「つまり、見つからなければ欲しいんだ?」
「チッ……欲しいよ」
反撃したい気持ちが半分に、素直になりたい気持ちが半分で、大胆なことを言ってしまう。
いつものごとく妹も兄と似た気持ちになっていた。頬を染めながらか細い声で、
「中身だって兄貴のものなんだけどな――」
「…………ッ!?」
京介はなんとか息をのみ込み、ベッドにどかっと腰かける。
真っ赤になった顔を向けずに片手で妹の髪を梳いた。
「……言っとくけど、本番は絶対にしないからな」
その言葉は、精一杯突き放すつもりで、次があることを保証してしまっていた。
だから、桐乃は夢見心地の口調でまぜっかえす。
「それって、本番以外は全部しちゃうってコト?」
京介は咄嗟に否定できなかった。
それどころか(本当にそれで済めばいいが……)という思いに囚われていたからだ。






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最終更新:2010年10月23日 11:26
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