4話後半のあれから分岐
しょうがねえので、まずは様子見として違うブツについて聞くことに……しようとしたけどやっぱりやめた。
アンパイが見あたらない…
で――話しかけないでいると桐乃は次の段ボールに手を突っ込んで――
「で、でね! 次はこのアルバムなんだけど………」
ド本命キターッ!
「ちょ、ちょっと待て! せめて、せめて心の準備をさせてくれ!」
あれはやばいぜ……スカトロ、ホモときてそのつぎだ……なんだ、猟奇系か……?
そんな風に俺が覚悟を決めている間、アイツは頬を染めながらムスッとしていた。
どうせヘタレだとか思ってるんだろ……まあヘタレなんだけど……
「……おお、もういいぜ」
――だが、返事をしても反応が返ってこない。
「おい――」
「黙ってて! こっちも覚悟がいるのよ!」
おまえもヘタレじゃん。でもまあ、スカトロよりすごい秘密だからな……
そしてさらに数分の沈黙のあと――
「はい、覚悟完了! じゃ、じゃあ開くわよ」
そう言ってガバッと勢いよくアルバムを開く。
それは潰れた頭や腐敗した死体などの写真ではなく……俺の写真?
瞬間身構えていた身体から力が抜け――再び力が入る。
って、ちょっと待て。俺の写真!?
他のページも開いても俺の写真ばかり。
そして桐乃を見ると今まで見たことがないくらい赤くなりうつむいている。
……えっと、これってそういうことなのか? たしかに昨日から急に距離は近づいた気がする……するが、アルバムは奥まった場所にあったのだ。昨日今日しまったようには見えなかった。
……それとも以前から桐乃は俺のことを? いやいやいや、それはない! 断じてない!
「――なにか言いなさいよ」
最初に口を開いたのは桐乃だった。
言いなさいよ、ってなに言えば良いんだよ……
「おまえってブラコン?」
違うよな?
「……ッ! うん……」
ここまで書いて力尽きた
京介が断ってそのままアメリカに逃げる展開しか思いつかん
最終更新:2010年11月14日 02:06