http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1290468634/
82 名前:美嗅しんぼ[sage]
投稿日:2010/11/24(水) 00:48:52 ID:6udKtDBs [3/5]
よし、投下する。くんかの人とは違うけどくんかネタ注意。
桐乃「はあ……はあ……アニキのパンツ……
くんかくんか……ちゅぱ……ちゅっ」
黒猫「あ、あなた……なにやってるの!?」
桐乃「アニキのパンツ味わってるに決まってんじゃん……」
黒猫「せ、先輩の……。あの…先輩の…」
桐乃「あんたもどう? 5分前に取ったばかりの究極のパンツよ?」
黒猫「(ゴクリ…)」
あやせ「やれやれ、こんなパンツを人に食べさせようとしてるようじゃ、
ほんとにお兄さんが好きかどうか怪しいものですね」
桐乃「な、なによあやせ! あたしがせっかく…」
あやせ「明日、もう一度桐乃の部屋に来てください。
こんながパンツよりずっとおいしいパンツをご覧に入れますよ」
(次の日、昼)
あやせ「どうぞ……お兄さんが今朝はいているのをもらったパンツです」
黒猫「今は昼…………脱ぎたてと言えるのかしら」
桐乃「たしかに朝脱いだばかりのパンツは鮮度が高い……。
でも、昨日のパンツは、兄貴が5分前にお風呂に入ったときに手に入れたモノ……
はっ、あやせ、笑わせるわね! 鮮度が違うわ!」
あやせ「嗅いでみてください。文句はそのあとで伺うわ」
黒猫「…………」
桐乃「いいでしょう……くんかくんか…………!?」
あやせ「ふふふ……」
桐乃「そんな馬鹿な!? このコクのある味わい……しかも昨日のパンツにはない鮮烈さと生臭さがある……!
それに、この豊かな香り……!」
あやせ「おわかりいただけたでしょうか?」
桐乃「そんな……このパンツと比べると昨日気付かなかった粗が見えてくる……これに比べると
甘さと香りがまるで違う……! …………っ! そ、そういうことね! あ、あやせアンタッ!」
あやせ「桐乃は気づいたようね」
黒猫「どういうこと……? さっぱりわからないわ……!」←嗅いでない
桐乃「あやせは……この女は、昨夜兄貴とセクロスしたのよ……! この鮮烈さは、オナニーでは決してでない!
今まで味わったことのないのもあたりまえだわ! あんた、これまでなんども……!」
あやせ「そう、お兄さんに処女を捧げ童貞を貰って以来、情事のあとの下着はいつも交換してきた。
わたしはその下着をいつもスーハーしてきたわ。
そしてこの香りは、情事の香りを一晩寝かせ、さらに朝フェラで起こしてあげたときの精液も染み込んでいるわ!」
桐乃「そう、一発ではこれだけの濃厚さは出ない……間違いなく三発は……!」
黒猫「何を言っているの……」
あやせ「桐乃! 美嗅を芸術の域まで高める条件は、それは唯一人の心を感動させることよ。
そして人の心を感動させることが出来るのは、愛のこもった情事のみなのよ! 鮮度や自慰だけでは駄目なのっ!
それがわからない人間が究極のパンツなんて言って、
あなたには匂いを語る資格はないわっ!」
完
失礼しました
86 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/24(水) 01:01:42 ID:n4XRnEPK [1/3]
陵辱と聞いて考えてみたんだが、こんなネタしか思い浮かばなかったw
87 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/24(水) 01:02:06 ID:n4XRnEPK [2/3]
「先輩、私考えたのだけど」
とある午後のひととき、黒猫が唐突に言った。
「何を?」
「もう…冬コミの新刊のネタに決まっているじゃない」
いや、急にそんなこと言われてもさっぱり判りません。
「やっぱり漆黒と夜魔の女王は敵同士なのだから、和姦は無いと思うのよね」
さいでっか。つか俺マスケラろくに見てねーからあるとも無いともわかんねーよ。
しかしこの手の話の腰を折ると怖いので、若干引きつつも先を促す。
「というかもう和姦はお腹いっぱいだと思わない?どの本見ても和姦とBLが
蔓延している現状は嘆かわしい限りだわ…っふ、そんな現状に鉄槌を下す意味でも
新刊は陵辱ものにしようと思うのよ」
いや、お前いつぞやの同人誌じゃ桐乃似のキャラをレイプして殺してただろ。むしろ
そればっかやってるように俺には思えてしょうがないんだが?
「でね、私もどうせ書くならあの女を見習ってもう少しリアリティを追求しようと
思うのよ…」
そう言ってニヤリと笑い、黒猫はベッドに手を突いた。
その顔は若干赤く染まっていて、見慣れてる俺でもドキッとしたね。
「そういうわけだから、あなた私を陵辱しなさい」
「ぶっ!」
何言い出すんだテメーは!
「あら、別に恥ずかしがらなくてもいいじゃない」
散々ヤっておいて、と言いながら黒猫は毛布を引き寄せて裸身を隠した。
あー、説明が遅くなって悪いが、今日は親も留守だし桐乃も部活のなにやらで
遅くなるらしく、好機とばかりに俺は黒猫を部屋に招きいれてさっきまでイチャイチャ
していたわけだ。
…それにしても黒猫さん、3回はヤってると思うんですが、あんたタフっすね…
88 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/24(水) 01:03:04 ID:n4XRnEPK [3/3]
この後もギャグというかイチャつく展開しか思い浮かばないですw
173 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/25(木) 02:18:57 ID:XjPRTX/i [1/2]
大作の後に小ネタを投下
コーヒーブレイク感覚でどうぞ
「うわぁぁぁぁぁっ!!」俺は自分の叫びに驚き飛びおきた。よく思い出せないが、何か随分と酷い夢を見たようだ。
俺は落ち着こうとベッドにもう一度横たわった。すると右側から
「随分うなされていたようね」
さらに左側から
「怖い夢でも見たんですかお兄さん」
驚いて左右を見ると右には黒猫、左にあやせがいた。さらに二人は…全裸だった。
「さすがの獣も私達二人を相手にしてお疲れかしら?」
え?
「まぁ私達を、へとへとで動けない位責めたんだから無理もないですよ」
えぇ~!?それって俺が黒猫とあやせとその…しちゃったって事ですか!しかも3Pって……
茫然としていると、部屋の扉がノックされた。
マズイ!誰だか知らんが、誰であろうとこの光景を見せる訳にいかない。
「だ、誰だ」
恐る恐る声を掛けると聞き覚えのある声が返ってきた。
「きょうちゃん…わたし…」
ま、麻奈美?何と言うタイミングで…何とか部屋に入れないにしないと。
すると麻奈美は都合よくドアの向こうで喋りだした。
「あのねきょうちゃん。私今日病院に行ってきたんだけど…」
何故だろう、酷く不吉な予感がしてきた。
「私…三ヶ月だって。半年先にはパパだよ」
ハイ!不吉な予感当たりました!しかし不幸な展開はまだ続いていた。
黒猫とあやせがゆらりと上半身を起こし、俺を見下ろしていた。
「たんぽぽみたいに、どこにでも種を蒔く獣だこと」
「お兄さん?説明……してくれますよね?」
「黒猫、あやせ…こ、これは…」
『これは?』
二人がハモりながらズイッと詰め寄ってきて――
「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」
俺の部屋だった。見慣れたいつもの風景にホッとしていると
「大分恐い夢を見たみたいだね」
!?さらに続けて
「でも、たとえ寝言でも恋人の前で他の女の名を呼ぶのは感心しないな」
恐る恐る振り向くとベッドには赤城浩平が横たわっていた。
うん、これも夢だ、夢に違いない。嫌、夢でなければおかしい!早く起きろ俺、目を覚ませ俺!
よし目をつぶって1・2・3で目を開ければ起きるはず
1…2…3!
そして俺は目を開けた
そこは……………………
174 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/25(木) 02:21:17 ID:XjPRTX/i [2/2]
コーヒーブレイクというより京介の心がブレイクしたような…
続き物の方が詰まって気分転換に書いた
反省はしてない
197 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/25(木) 19:11:39 ID:tMhYJh0Y [1/2]
クンカー系のSS見てて思うんだけどクンカーってことをどうしてカミングアウトしないんだろう?
特にあやせの場合は京介なら多少は悩めど受け入れそうなもんだろうに。
201 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/25(木) 20:07:52 ID:XjPRTX/i [3/4]
くんかワールドの京介か…
「あやせ…お前が俺のパンツを盗んでクンカしていたなんて…」
「ごめんなさい!どうしても我慢できなくて」
「お前のせいでパンツが足りなくなって困っていたんだ。責任は取ってもらうぞ!」
「責任って…?」
「スカートの中に頭突っ込んで直接あやせのパンツをクンカさせてくれ!これでおあいこ…」
ブーーーーッ!
「刑事さん、俺なんでこんな事になっちまったんですかね…」
「それを考える時間はこれからゆっくりある」
うnどう見てもBad Endだな
205 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/25(木) 20:40:48 ID:F42DjGIB [1/3]
>>202
京「んなことやってねぇで、直接匂い嗅げよ…」
桐「あ… 兄貴… いいの?」
京「ああ… なんなら舌で味わっても構わないぜ」
桐「うれしい…」
京「あだだだ! 咬むな咬むな!」
206 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/25(木) 20:56:25 ID:FeJ+P1XK
桐乃「嗅 が な い か」
桐乃「ところでこのパンツを見てくれ。こいつをどう思う?」
桐乃「あたしは兄貴だって構わずクンカしちゃう女なんだよ」
こんな台詞が思い浮かんだ俺はもうダメかもしれん
207 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/25(木) 20:58:31 ID:rXWPZQ90 [2/3]
>>202
5巻の段階で、京介もきっちり桐乃のパンツをくんかくんかするようになってただろう。
「俺がこうなったのも、妹の影響です」
208 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/25(木) 21:14:52 ID:tMhYJh0Y [2/2]
「俺の服の匂いを嗅ぐのが好き、ねぇ。変わった趣味してんだなお前」
「う、うっさい! しょうがないじゃない! アンタの匂いが、その、すっごく心地よくて気持ちいいんだから! だから悪いのは全部アンタ!」
今まで俺の服とかを盗んでたことまで全部俺のせいにしやがったよこのアマ!
だが心の広い俺はこんなことではいちいち怒ったりはしない、これでも桐乃の兄貴だからな。
「はいはい。ところで桐乃、普段はどんな風に匂い嗅いでんだ?」
「普段って……まあ、やって見せてもいいけど。そのかわり約束して。今からすることを見ても絶対に軽蔑したりしないで、お願い……」
「軽蔑ってずいぶんと大げさだな。心配すんな、こんなことくらいじゃ俺はお前を嫌ったりしないって」
「ホント? もし嘘吐いたら焼き土下座だからね! じゃ、じゃあ見せてあげるからパン……じゃなかったシャツちょうだい。今着てるやつね」
気のせいだ、桐乃が俺のパンツを欲しがっていたのはきっと気のせいだ、仮にあやせだったとしてもそれはきっつい。
「ホラよ。じゃあ見ててやるから(ま、匂いを嗅ぐだけだからな。大したことにはならねぇだろ)」
甘かった、俺はクンカーという人種を甘く見すぎていた、目の前の桐乃は何か悪い霊に取り憑かれたかのような奇態を取り続けている。
すでにトランス状態に入って俺に全く気付いていない桐乃を見て俺は決意する、どれだけ時間が掛かろうともクンカーから足を洗わせようと。
とりあえずあやせにでも相談しよう、あやせならこんな桐乃を見てもドン引きしたりしないだろうと。
実際問題、桐乃が京介にクンカーをカミングアウトしたらこんな感じになると思う。
209 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/25(木) 21:31:26 ID:F42DjGIB [2/3]
>>208
桐「ここから出して兄貴!」
京「少しの辛抱だ桐乃。そこで禁断症状をやり過ごすんだ」
桐「ぱんつを… はやく兄貴の脱ぎたてのぱんつをちょうだい… ぱんつかないとあたし…」
京「我慢するんだ! お前は強い、自分の力で呪わしい悪癖を絶つんだ!」
桐「兄貴のぱんつが欲しいぱんつを嗅ぎたいぱんつぱんつぱんつ… うあああー─ッ!!」
235 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/26(金) 00:54:27 ID:iS0GNgxS
コミケであやせと出会ったら、あやせもおたくだったでござる。
ってパターンを考えるやつはいないのか。
これだとあやせがあやせでなくなるからか?
236 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/26(金) 01:01:34 ID:IzUVSfyk [1/2]
好感度高いままかつ、あやせが桐乃のオタク趣味を知ってるのなら、
コスプレ話
あやせ「こ、こんなえっちなの着られるわけないでしょう! お兄さんの馬鹿っ! ばかばかばかっ!」
京介「でも、俺は、お前がこんな格好をしているところを見たい」
あやせ「なっ…………かあっ!」
とか、
6巻のサプライズプレゼント
あやせ「お兄さん……どう、です……かっ」
京介「い、EXタナトス!?」
あやせ「はい……お兄さん、その、見たいって言ってたので……きゃっ!」
ぎゅっ!
京介「はぁ……はぁ……あやせ、あやせっ」
あやせ「お、お兄さん、落ち着い――――んむっ」
京介「ちゅ――――」
あやせ「――――ぷはっ。わ、わたしの、はじめての、キス、お兄さん、キス、え?」
京介「あやせ、好きだ、好きだっ」
あやせ「だ、だめ、胸揉んだら、わたし、ひゃっ! 耳なめられたら、なにこれ、こんなっ」
京介「ごめん、止まれない――――」
あやせ「だめっ!」
ドンッ!
京介「あ…………ご、ごめん」
あやせ「お兄さん…………………っ……。
わたしのこと、好きなら、もっと、ゆっくり、優しく、お願いできませんか」
京介「え?」
あやせ「わたしも、お兄さんのこと、前から、いいなって思ってました。…………うぅん、私と桐乃の仲を取り持ってくれたり、あれこれ世話を焼いてくれたり…………ずっと、好きでした」
京介「あやせ……」
あやせ「でも、だからこそ、お兄さんとは、きちんとしたいんです。大切な、思い出ですから…………」
京介「ああ……んっ」
あやせ「ちゅっ…………」
こうか
239 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/26(金) 01:14:47 ID:tapSbAXu
「わ、私にだってオタクな部分はあります!」
「へ、へーそうなんスか」
>>235的なことを言ったらあやせに怒られた。
「だいたい、桐乃だってアニメだけにオタクじゃないじゃないですか。
ファッションにだって凄く詳しいし、陸上に対しても私じゃ知らないこと沢山知ってます」
ま、まあ確かに、その分野について情熱もってんのはオタクってこったろうな。
そういう意味じゃ、新しい和菓子メニュー考える麻奈美は料理オタクって言えるのかも知れないし
赤城だって妹オタ……じゃなくて、サッカーオタクな部分も確かにある。
「で、あやせはなんのオタクなんだ?」
「え? ……そ、それはですね……わ、私はお、お兄さんオタクです!」
へーそうか、あやせは俺オタクなのかー……ん?
「例えばですね、お兄さんのパンツの色の割合は赤3、青2、緑1、黒1ですけど
私としてはもう少し青が多い方がいいと思ったりしましけどね。それはそれとして
最近はチェック柄のパンツがヘビーローテーションだと思います。
お兄さんが使用しているパンツと同じモノを用意してすり替えているワケですが
このローテーションを把握しておかないとお兄さんのパンツを手に入れることが……」
精神的な負荷を受けた俺は気絶した。
392 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/28(日) 17:26:20 ID:msKQM4+r
あやせ「お兄さん、今日のお弁当はお兄さんの好きなもの沢山用意しましたからね」
京介「そいつは嬉しい。嬉しいんだが、俺の好みなんて何時の間に把握した?」
あやせ「もちろん、お姉さんからです」
あやせ「お兄さん、そのシャツにははグレーよりカーキ色のコートの方が似合うと思いますよ。
私はこれでもモデルですから、洋服のセンスには自信あり、です。今度はそうして下さい」
京介「そうか、次から気をつけるぜ。気をつけるが、俺の洋服タンスの中身をなんで知ってるんだ?」
あやせ「もちろん、桐乃から聞いたんです」
あやせ「お兄さん、国語の成績が落ちたみたいですね。いかがわしいゲームとかしているからじゃないですか?
わかりました、今日は一緒にお勉強しましょう。私の部屋ならお兄さんを惑わせるイヤらしいものもありません!」
京介「あやせの部屋で勉強なんて、俺の部屋以上に集中できない気がするが
それはそれとして、なんで俺の成績をお前が把握しているんだ?」
あやせ「もちろん、お姉さんに教えて貰いました」
あやせ「お兄さん……どうですか? 伊達ですけどメガネをかけてみました。
お兄さんはメガネフェチですから、凄く興奮しているでしょう?」
京介「ああ、スゲー興奮してお前を押し倒しちまったが、なんで俺の好みを知っているんだ?」
あやせ「もちろん、桐乃から聞き出しました」
429 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/30(火) 01:39:39 ID:RW8aPG5o [1/2]
ある休日、桐乃は朝からあやせや加奈子を連れて遊びに行ったのを機に、麻奈実を自宅に呼び寄せる京介
親も出かけていてふたりきりというシチュエーションに少しどぎまぎしながらも、一緒に勉強したりしながらいつもの夫婦然としたまったり空気になる
昼は京介が出前を取ろうとしたところを麻奈実がせっかくなので腕を奮いたい申し出る
しかし冷蔵庫が空だったためふたりで買い物に出かけることに
途中でクラスメートに遭遇して冷やかされたりしながらの帰り道、天候が崩れ急な雨に降られてしまう
急いで帰るもふたりともびしょ濡れで、京介は麻奈実にシャワーを勧める
麻奈実の濡れた服や下着を乾燥機に放り込み、京介は服の替えにスウェットでも持ってこようと自室へ向かう
桐乃「あー、雨降ってくるなんてチョー最悪! 予定狂ったじゃない! 映画もつまんなかったし! あやせ、加奈子、タオル取ってくるからちょっと待っててね」
ガラッ
麻奈実「あ、桐乃ちゃん?
おじゃましてます。ごめんね、いっぱい濡れちゃったから京ちゃんにお風呂使わせて貰ってたの。もう少しで終わるからちょっと待っててね~」
桐乃「」
玄関
あやせ「嘘……嘘嘘嘘!
だって桐乃は今日親が出かけるから昼間はお兄さんしかいないって言ってた。桐乃はローファーなんて履かないから、ここに女物の靴があるはずないのに……!」
加奈子「キヒヒ! 女連れ込んでんに決まってんじゃん。もしかして今頃ヤってる最中じゃね。覗いみっかな」
以下地獄絵図
だれかこんな感じのSS書いてくれ
476 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/11/30(火) 22:05:19 ID:w8cMJcEN
サングラスと黒いコートに身を包んだ女達が、都内某所に集っていた。
ビルの最上階、赤い、豪奢な装飾の施された椅子の座り心地はとても良い。
しかし、そこに座する少女達は身を固くしたまま、中心のテーブルを挟んで向かい合う。
輪になった彼女たちの中で、この場所を提供した沙織が口を切り出した。
「ではトレードを始めましょう」
それでも暫く沈黙が続いたのだが、意を決した一人の少女がボイスレコーダーを差し出した。
少女――新垣あやせは、ボイスレコーダーのスイッチを入れる
『結婚しよう』
少女達にざわめきが走る。
ライトブラウンの少女が舌打ちしながら、叫んだ。
「兄パン3枚、3枚でどう、あやせ?」
「ほほぅ、流石はきりりん氏、潤沢な資金力ですなぁ」
沙織の言葉は他の少女達の気持ちを代弁していた。
パンツ3枚……
たしかに京介の『結婚ボイス』は欲しい。兄パン1枚と交換しても惜しくない
誰もがそう考えた時、桐乃はポンとパンツを3枚繰り出してきた。
兄ボイスを出品したあやせも、ゴクリと喉を鳴らしている。
トレードは成立しかけている。
二人のモデル少女以外は互いに目配せをする。
いいの?結婚だよ?京介の結婚ボイスになら兄パン4枚出しても手に入れるべきじゃないの?
そんな逡巡と、しかしトレードは始まったばかりだという計算。
序盤で兄パン3枚を繰り出す桐乃は一体どれだけの資金を持ってきたのか?
(ブラフなのではなくて?)
赤いカラーコンタクトの少女――黒猫は桐乃を怪しむ。いきなり兄パン3枚はいくら妹とはいえ出し過ぎだ。
つまり、この3枚というのは桐乃にとっても大きな出資で、しかし最初に3枚も繰り出すことによって
桐乃の持ち兄が沢山あるのだと、他の少女に牽制を仕掛けたのではないか、ということだ。
(ブラフではないでしょう。ですが、京介お兄様の『結婚』はきりりんさんにとっては
どれだけ兄パンをつぎ込んでも手に入れたいものであったはず……)
黒猫と同じ疑問を抱きながら、その原因を別の所に見いだしたのは、このトレードの口火を切った沙織だった。
桐乃は妹だ。京介とと結婚することはできない。だから京介の『結婚ボイス』は桐乃はなんとしても欲しかった。
それであるならば、と沙織は「お兄パン4枚!」と声を張り上げた。
これは実は沙織が所持する京介パンツの全てである。
しかし、桐乃は『結婚ボイス』を手に入れるために5枚以上張ってくる。
沙織は『結婚ボイス』は既に諦めていた。しかし、桐乃の資金は今後の事を考えて減らしておいたほうがいい。
友人を騙すことは気が引けたが、沙織とて、今日のトレードで京介グッズを増やしたいという乙女心はあった。
「兄パン5…いや、6枚!!」
桐乃はやはり被せてきた。会場がざわめく。
桐乃が兄ボイスを落札するのは目前に思われた。
「待てよ。加奈子はこれを出すっての」
この中でもっとも小柄な少女――加奈子が出したのは、銀紙に包まれた小さな物体だった。
「マネージャーだったから、口臭気にしてたしさ、ミントのガム噛んでたんだよね。
どーよ、あやせ。結婚ボイスじゃ釣り合わないだろ? もっと手持ちの出せよ。したら交換してやんよ」
桐乃が悔しさの余り、机を拳で叩いた。
そろそろ行数制限だ。クンカーたちの戦いは始まったばかりだが、ここで筆を置くとしよう。
493 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/01(水) 03:00:21 ID:iPTKJFo9 [1/2]
「最近寒いな……こういう日は鍋でも突っつきたいよなぁ」
そんな俺の何気ない一言に
「下らないわね。闇の眷属である私が人間と一緒に鍋を囲めというの?
別に構わないのだけれど、私の障気に当てられた鍋を人間が食することができるかしら?」
「アンタとあたしの箸を同じ鍋に入れるなんて、考えるだけで身震いするんですけどー」
オタク二人がいつものように毒舌をかまし
「ほうほう、拙者、みんなで鍋というものは体験したことがないでござる。
興味深いでござるな。鍋パーティ……さっそく手配するでござるよ」
沙織は手配なんて大げさな事を言い出した。
んで、職人に作らせた土鍋で行わせる沙織主催の鍋パーティに
できるだけ沢山の知り合いを呼んで、盛大にやる筈だったのだが……
「赤城よ……今頃俺達は鍋を囲んだ美少女達に囲まれている筈だったんだがなぁ……」
「そうだな、高坂。パーティを盛り上げる為に、グッズを買おうっていうお前の気遣いに、
俺も瀬菜ちゃんを先に行かせて、一緒に買い出しに付き合ったんだったな」
「けどよ、やっぱアキバでパーティグッズを買おうとしたのが間違いだったよな」
「ああ……お前がメガネモノAVなんか買わなけりゃなぁ……」
「テメーがかったオナホをパーティグッズだと言い張るなら、俺はテメーをぶん殴るぜ」
「まさか職質にあうとはなぁ……」
「お前が挙動不審だったからだろ」
「速攻で逃げ走ったお前がいうな」
「ウチは親父が警官なんだよ。つーか、テメーだって逃げたじゃねーか」
「警察から逃げるために、タクシー乗るか普通?」
「タクシー乗ったからって、「北へ!!」なんて言うか、普通」
「バカヤロウ、逃避行は北って決まってんだろーが」
「沙織ん家は南なんだよ! つーか所持金ねーよ。帰れねーよ!!」
「兄貴達来れないって? ったく、せっかく沙織が招待してくれたのに、何考えてるんだか」
「お兄ちゃん、鍋よりも高坂先輩と二人きりになることを選んだんだ……うへへへ……」
「何コイツ、急に変な声上げんなよ? 乳デカイしさー。キモ! つーか鍋まだかよ…チンチン」
「加奈子、初対面の人にそれは失礼でしょ」
「ふ……人間とは愚かな生き物ね……空腹で自制心を失ってしまうのだから……」
「わ、私、お腹すいてないです!」
「ブリジットちゃんもお腹空かせているみたいだし、きょうちゃん達は来られないみたいだから
えっと、沙織ちゃん……だっけ? 私達だけではじめちゃおっかぁ~」
「そうですわね。では明かりを消しますわ」
みんなの顔に「?」マークが浮かぶ。何故に明かりを……?
「だってそれが鍋の作法なのでしょう?」
「はぁ? それは鍋は鍋でも闇鍋……黒いの、アンタ……!?」
「闇の世界と人間の世界では鍋のルールが違ったようね……」
「汗掻きながらいうことかーーー!!」
「闇鍋~? だから加奈子達にも食材もって来させたってわけか」
「闇鍋ってなぁに?」
「暗闇の中で持ち込んだ食材を鍋に放り込んで、何を掴んでもそれを食べる鍋、ですね」
「面白そう!」
「そ、そうでしょう? 貴方、なかなか素質があるわ。私の血を与えてあげてもいいわよ。
ふ……それに比べ、たかが闇鍋如きに恐れおののく惰弱な輩ばかり……」
「上等じゃない、闇鍋やってやろうじゃないの!」
「加奈子が闇鍋ぐらいでキャーキャーいうとかナメてんじゃねーっつの!」
「桐乃、加奈子!?」
「あらあら、何か手違いがあったようですが、このまま進めても大丈夫そうですわね」
そうして明かりが消え、各々が持ち込んだ食材を鍋に入れ、箸を突っ込み、闇鍋が始まった。
闇の中、誰かが叫んだ。
「ハムハム……あれ? これ……パンツ!?」
498 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/01(水) 06:22:15 ID:iPTKJFo9 [2/2]
明かりをつけた少女達の目に飛び込んできたのは、鍋に浮かんだ男モノのパンツだ。
一体何故? 誰のパンツなのか……。そしてだれがパンツを食べたのか?
全てが謎のままだ。
瀬菜が箸でパンツを摘むと、その匂いを嗅いだ。
「スンスン……お兄ちゃんの匂いじゃないです」
「じゃあまさか……お兄さんの!?」
「ええ!? きょうちゃんのパンツなの~」
「別に桐乃の兄さんのパンツとは限らねーっしょ」
「じゃあ加奈子はお兄さんのパンツと知らない男の人のパンツ、どっちがマシ?!」
「……確かに、これが先輩のパンツと考えた方が精神衛生上いいわね」
「桐乃さん、これが京介お兄様のパンツかどうかわかりませんか?」
「は? なんであたしが兄貴のパンツを判別できるわけ? そんなのできるわけないじゃん!」
「あら、貴方は先輩のパンツの匂いを一番良く知っていると思ったのだけれど?」
「じゃあ私が嗅いでみるよ~きょうちゃんの匂いなら分かるかも?」
「はあ! 他人のアンタに兄貴の匂いが分かるわけないじゃん! ここは妹のあたしが、
アイツのパンツ嗅ぐなんてイヤだけど、仕方ないから、あたしが嗅ぐ!!」
鍋の汁が滴るパンツに、桐乃は鼻を近づけた。
「……多分、兄貴のパンツだと思う」
「120%、先輩のパンツということね」
「ですわね」
黒猫と沙織の発言に、癇癪を起こす桐乃をあやせとブリジットが押さえる。
「んじゃさー、それぞれ持ち寄った食材を言えば?」
「ふっ…体型と一緒で貧相な発想をしているのね。
先輩のパンツを入れた本人が名乗り出ると思って? まして一人一つというルールも無かったわ。
つまり、犯人は普通の食材と、先輩のパンツ、両方を持ってこの会場にやってきた……ということも考えられるのよ」
「テメーむかつくんですけど? 頭いい子ぶってんじゃねーよ、結局犯人分かってないじゃんかよ」
「でもお兄ちゃんのパンツなんてどうやって用意するんですか?」
ブリジットの疑問に、みんな一斉に桐乃を見つめた。
「桐乃……まさか……」
「あやせ、落ち着いて! 目に光を取り戻して!!
みんなも、考えてみてよ! なんであたしが兄貴のパンツを鍋にいれなきゃいけないの?
闇鍋なら誰が食べるかわかんないじゃん! そんな勿体ないこと、あたしがすると思う!?」
「高坂先輩のパンツをみんなにも味わってもらおう、そう考えてこの行動を起こしたとしたら
その人は自己犠牲と、奉仕精神に溢れた人ということになりますね。ハァ…どうせならお兄ちゃんが食べてくれれば良かったのに」
「でも、桐乃だって責任感強くて、思いやりがあるよ! その条件で外れるのは加奈子ぐらいでしょ!」
「あやせテメー、ふざけてるんじゃねーぞ」
「そうです! かなかなちゃんは子分にはお兄ちゃんのパンツの匂いぐらいは嗅がせると思います!」
「どのみち、候補から外れるのはこのメルルもどきと、ベルフェゴールだけのようね」
「はぁ? 加奈子と地味子に紛れて、自分も候補から外してるんじゃないわよ!」
「あらあら、桐乃さんは黒猫さんを優しい人だと思っていらしたのですわね」
「ちっ…違う! あたしはただ、この黒いのが探偵気取りで自分を容疑者から外すのが気に入らなかったからで……
っていうか、沙織、アンタが一番条件にあってるんだからね! いつも私達を優先して、友達を大切にしてさ!」
「桐乃……私だって、いつも桐乃のことを優先して、大切にしてきたのに……」
「この鍋パーティの主催者にして、鍋の持ち主である沙織……確かに一番怪しい人物と言えるわね」
「五更さん、その場合、沙織さんはどこから高坂先輩のパンツを……?」
「ぐ……そこがこの推理の辛いところね。パンツの入手なら、そこのビッチかベルフェゴールが一番難易度が低いのだけれど……」
「ふぇえ!? わ、私はきょうちゃんのパンツは盗んだことなんてないよぉ~」
「お姉さん! 今、パンツ“は”っていいましたよね!?」
「やはり人間の姿をしていてもその本性は隠しきれないようね、ベルフェゴール……私が貴方に福音を授け、その肉体を消滅させてあげるわ」
「か、かなかなちゃん!?」
「あんだよ、今面白いところなんだからよー」
「鍋の底に靴下が…ッ!」
流石にもう続かねぇよ?
593 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/04(土) 00:37:40 ID:3/H2+FTI
別にそれも悪くはないと思うけどなー
試しにやってみたw
沙織(管理人) :そうなのですか……(´-ω-`)ムゥー
†千葉の堕天聖黒猫† :やはりそこまでいくと、手縫いでは敷居が高すぎるかもね
【きりりん@兄貴自爆中w さんが 入室しました】
沙織(管理人) :きりりんさん、こんばんは~
†千葉の堕天聖黒猫† :あら、来たのね
きりりん@兄貴自爆中www:こんばんは~('∀'*)
きりりん@兄貴自爆中www:チバちゃんちぃ~っすw
†千葉の堕天聖黒猫† :チバじゃないと言ってるでしょう!大概しつこいわよ貴女……
きりりん@兄貴自爆中www:だwかwらwwwチバにしか見えないっつってんでしょw
沙織(管理人) :まあまあ(^^;
沙織(管理人) :ところできりりんさん、京介お兄様がどうかなさったんですの?
きりりん@兄貴自爆中www:そーそー、聞いてよ!マジウケルんだけどw
†千葉の堕天聖黒猫† :貴女いちいち草を生やさないと話せないの?
きりりん@兄貴自爆中www:うっさい、チバ子w
きりりん@兄貴自爆中www:それがさ~あ、さっきまであの馬鹿兄貴、親に正座させられて説教くらってやんのw
沙織(管理人) :あらあら、お兄様にしては珍しいですわね?
†千葉の堕天聖黒猫† :そうね、そこのプッツン娘ならともかく
きりりん@兄貴自爆中www:あたし今日クラブで遅かったから現場押さえてないんだけど
きりりん@兄貴自爆中www:いちいちうっさい!電波に言われたくないっつーの!
†千葉の堕天聖黒猫† :だ、誰が電波ですって!?
きりりん@兄貴自爆中www:あんたよあんた!あwんwたwwwwっうぇw
沙織(管理人) :ちっとも話が進まないじゃありませんの!(#^ω^)
うん、すまんw確かに上手くやらんと行数増えるばっかりだわw
594 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/04(土) 00:52:23 ID:aJfwWFQy
あやせ「だ、ダメですっ! えっちは、だめ、なんですっ、…………んんぁっ!」
京介「でも、あやせのここは欲しがってるみたいだけど?」
あやせ「それでも、だめ、なのぉっ!」
京介「んー、じゃあ、素股にしよう」
あやせ「すま、た?」
京介「ああ、こうして、下を裸にして…………ここに、こすりつけるんだ」
クチュ……
あやせ「あ…………♪ これなら、入れずに、気持いい…………♪ もっと、してくださぃ…………」
京介「ああ…………!」
パンパン、パンッ!
あやせ「あ、んっ……ひゃぁっ、わたしの、間に、お兄さんのが、ビクビクって…………!
まだ、大きく、なるんですか……っ……お兄さん、気持ちいいですか?」
京介「ああっ……すごく、いい…………!」
あやせ「すごい、硬く、なって…………!
すご、しゅごい、よぅ…………お兄さんの、くり、とりす、当たって…………!
ん、あっ…………はうぅ、あ、あぁぁ、ぁぁあああああぁんっ!」
京介「……………………」
にゅるるっ…………
あやせ「あ、あっあっ! ……あれ? ばしょ…………ずれて、ません?」
――――グッ……! ヂュッ、プツッ、ブツンッ!
あやせ「や――――――――あぁああぁぁっ! だめ、はいって、入っちゃいますぅっぅうううううっ!
あれ? なんで、あんまり、痛くない…………?」
京介「…………俺達、相性もいいのかもな? 動くぞ」
あやせ「待――――ふわあぁぁああぁっ!
だめ、なんで、とろけちゃいますっ! はじめて、なのにっ! 無理矢理、されてるのに、なんでえっ!」
京介「それは、本当はこうして欲しかったからだ」
あやせ「こう、して、ほしい? こんな、なか、じゅぽじゅぽされたい、わたし!?
ああっ、えっち、はれんち、やぁっぁあああああああっ!
もっと、はれんちにしてくださいぃっ!」
小ネタ書いてみたけど、台詞だけってこんな感じかな。
618名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/12/04(土) 13:25:31
ID:l5kypx4/
お仕置き
「死ねっ! 変態!」
げしっ!
「痛ッテェなオイ!」
休日の昼下がり、洗面所から自室に戻ろうとしたところ、これからシャワーでも浴びるのか着替えを持った桐乃とばったり出くわした。
その時に着替えを落としたもんだから、親切心で教えてやったというのに、返ってきたのは罵声と蹴りである。
「お前が着替え落としたのを教えただけだろうが!?」
「うっさい! アンタがあたしの下着をエロい目で見た事が問題なの!」
見てねーっつーの、どんだけ自意識過剰なんだよ。
「だからって蹴る事はないだろう」
「ふんっ、蹴られて当然でしょ」
こんな理不尽が許されて良いのだろうか、いや良くない。
今日こそはビシッと言って兄の威厳を取り戻さねば。
しかしどう言ったものか……そうだ。
「いいか桐乃……お前がそういうつもりなら、こっちにも考えがあるぞ」
「はあ? どうするっての?」
俺はククク、と悪役っぽい笑みを浮かべながら、
「今度お前が俺を蹴ったら、キスしてやるからな!」
な、と固まる桐乃。
「ほ、本気で言ってるワケ!?」
「ああ本気だとも! 男に二言はない!」
じりじりとにじり寄る俺、後ずさる桐乃。
こうやって脅しをかけておけば、そうそう手出しは出来まい。
「それが嫌なら今後はもう少し大人しく――」
「バカッ! 寄るな変態!」
げしっ!
「あっ……」
蹴りやがったコイツ。少しは後先考えろよ。
しかしこの展開は予想外だ、どうしたものか……。
俺が逡巡していると、
「ふ、ふん、どーせ口だけなんでしょ? アンタにそんな度胸あるワケないし」
コ、コイツ……!
「ぷくく。なーにがキスしてやるからな、よ。あたしがそんな脅しに屈するとでも思ったワケ? 超甘々なんですケド」
だあああ! 言わせておけば! もう我慢ならん!
「男に二言はない、とか笑っちゃ、んむっ!?」
俺は桐乃の背中に手を回して、唇を塞いでやった。
暴れるかと思ったが、驚きのあまり硬直しているのか抵抗らしい抵抗はない。
しばらくして唇を離す。
「…………」
あれ? 妙に大人しいなコイツ。てっきりビンタでもされるのかと思ったが。
予想に反して俯いたまま動かない桐乃、よく見ると顔が赤いような……。
ヤベ、なんだこの状況。勢いでキスまでしてしまったが、今更ながら恥ずかしくなってきた。
「こ、これに懲りたら態度を改めるんだな」
いたたまれずにそそくさと立ち去ろうとする俺。すると、
げしっ
……また蹴りやがったコイツ。
おそるおそる振り向くと、桐乃は真っ赤になってそっぽを向いている。
「……別に、懲りてないし」
俺はもう一度桐乃の唇を塞いだ。
その後も桐乃はちょくちょく俺を蹴ってくる。
ただし、部屋で二人きりの時だけだが。
625 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/04(土) 15:34:38 ID:BuuSAN2Q [2/6]
なんか>>618みたら続きっぽいネタが浮かんでしまった。
書いて良いものかどうかw
628 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/04(土) 16:15:13 ID:BuuSAN2Q [3/6]
前置き。 終わらせてません。
続きは需要がありそうだったらどっちか、書くつもり。いやもしかしたらどっちも書く羽目になるかもしれないがw
先に>>618さんにあやまっておく(
629 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/04(土) 16:15:53 ID:BuuSAN2Q [4/6]
「お兄さん。桐乃の事で相談があります。」
そう言われた瞬間、俺はどきっとしてしまった。もしかして俺が桐乃に不可抗力とはいえ手を出してしまった事がばr
「あの、もしかして今忙しかったですか?」
「そんな事はない。お前の呼び出しなら直ぐにいくさ」(キリッ
即答だった。今でも愛しいこのラブリーマイエンジェルあやせたんにこんな事を言われて、着いて行かない訳がないじゃないか。
「…お兄さん、何時もそんな感じなんですか?」
「ふ、安心しろあやせ。俺がおかしくなるのはお前の前だけさ。」
「通報しました」
ビー 辺り一帯に防犯ブザーの音が鳴り響く。
※「これは防犯ブザー!?不審sy・・・なんだまたあの子達か。通常業務に戻ろう」 ※二人には聞こえてません悪しからず。
「おーけーおーけー。落ち着こうあやせ。謝るからその物騒なものをとめてくれ。」
「はぁ…まったく。だからお兄さんと会う時はこれが欠かせないんです。」
と言いつつ止めてくれるあやせたん ありがてー ・・・いやそもそもそう軽々しく鳴らさないでくれってのが正しいのか?
「で、なんだ?相談ってのは。」
「はい、桐乃の事ですけど、最近なんだかぼーっとしてる事が多くてどこか上の空って感じで。それで何かお兄さんに心当たりないかなーっと。」
「…」
やばい心当たりしかない。あいつにキスしてしまったせいで、あいつその事を思い出して…
「い、いやあ~こ、こころあたりないでおじゃるよ~あ、あやせ氏~」
「嘘ですよね。目線も泳いでるし言葉遣いも変ですよ?まさか!? ついに桐乃に手を出し!?」
「えーあーいやあのですねあやせさん?そのとりあえずそのえっと・・・」
「言いましたよね?桐乃に手を出したら・・・って」
あ、終わった、きっと俺は加奈子と同じ場所に埋められる。我が生涯に悔いしかねぇ。
「…あの、そんなに怖がられると傷つくんですけど。」
「いや、だって・・・なぁ?」
「だってじゃありません!とりあえず事情を説明してください!通報するのはそれまで待ってあげますから!」
あ、やっぱされるんだ通報。でも逃げても状況悪化するだけだよなー仕方ない
と俺は決心して桐乃にキスをした状況を説明した。
630 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/04(土) 16:16:19 ID:BuuSAN2Q [5/6]
その説明を聞いたあやせはしばらくぶつぶつと独り言のようにつぶやき出し
「…思ってた以上に酷いシチュエーションじゃないですかこの変態!」
俺にあやせのハイキックが炸裂する。あ、やっぱあやせは白か
そんな事を考えながら倒れた俺。
「くぅ・・・今回ばかりは否定できねぇ・・・そのなんだ・・・ん?あやせ?」
そこで俺は気づくあやせの様子がおかしなことに。
「・・・お、お兄さん。わ、私も思いっきり蹴ったんですよ?なら・・・」
「・・・は?それってどういう・・・」
瞬間俺は頭の中が真っ白になった。何を言ってるんだこいつは。ラブタッチのやりすぎで頭がおかしくなったのか?
「だ、だから私も思いっきり蹴ったって言ってるんです!!」
「・・・」
えっとその、つまりはそういうこと・・・なのか?あやせはその、桐乃に俺が言った事を踏まえた上で俺を蹴ってきた。
で、その罰を与えてくれ・・・そういうこと・・・なのか?
いやだがまて。あやせに手を出すってことはその、色々裏切る事に・・・それにその、これは罠の可能性も・・・!
もしくは、こいつは自分が俺の相手をするから桐乃にはもう手を出すなと遠まわしに・・・いやでも・・・ってあやせがなんだか泣きそうな感じに!?
「・・・やっぱり私じゃ駄目なんですか?私・・・ずっと前からお兄さんの事・・・」
ここまで言わせるなんて俺はなんて情けないんだ。そうだよな。
でも…あやせと桐乃二人共を選ぶなんていけない事だろう。
俺はどっちを選ぶべきなんだ・・・?
1、「すまん、あやせ。桐乃に悪いから、やっぱり俺はお前にはそんな事は出来ない」
2、「そこまで追い詰めて、すまなかったあやせ。ごめんな。」
3、桐乃!あやせ!お前達は俺の翼で天使だ!
俺の選んだ選択肢は… 続く
668 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/04(土) 23:04:51 ID:/fkSOnQr [1/2]
流れ無視して地味子さん誕生日おめでとうSS投下……面白くないけどこれだけ垂れ流してトンズラ。
「日付……変わったね~」
「そうだな」
「えへへ……私の方がお姉さんだ……」
「たいしてかわらねーよ」
「ごめんね……『お兄ちゃん』って読んであげられなくて」
……ぴとっ。 おい……その、近すぎるっつーか、だな。
「桐乃ちゃんやあやせちゃんみたいな綺麗な妹さんが欲しかったんだよね~? しすこんさん……くすくす」
「アホ抜かせ」
そーいや、今日はお袋や親父は法事で福島まで出かけてるし……桐乃は……あやせんちでパジャマパーティーだっけな(俺も行きたかったなんて思ってねーぜ? いやホント)。
「ねえ、きょうちゃん……」
「んだよ」
「誕生日プレゼント……欲しいな~って……」
「……さっきやったじゃねーかよ」
「うん……でも、ね。もういっこ、欲しいなあ~って……」
「ちっ……」
わかったよ……大人しくしてろ、寄るな触るな近づくな! ああもう……アレあったっけ……いや、まだそれは……ええい!
「ほら、目ぇつぶれ……い……いくぞっ」
「ん」
えーと……眼鏡って……こういう時外すんだっけ……いやいや、そのだな、まずはそれより……歯、磨いたっけ? 磨いたけど、それからケーキ食ったし……。えーと、えーと、だな……と、とりあえず。
か……肩つかんだけど……どうしたらいんだ……っ! め、眼鏡! いや、鼻は! 顔の角度は! まっすぐ行っていいのか!? いいんだよな!
「……えい」
「……!」
「……ん」
「む……」
「……」
「えへへ~……も~らった~! あ~きょうちゃん顔真っ赤~! わーい」
「ちっ……」
生意気なんだよ……地味子のくせにっ!
「返せこんなろっ」
「えうぇっ!? ……んむっ……ん……」
ばーか、おまえが俺を出し抜こうなんざ、十年早ぇっての……てか……、さ、これからも……よろしくな……。
と言うわけで地味子誕生日万歳、……今はこれが精一杯……。
795 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/05(日) 23:46:05 ID:5D9gR9/T
「問題でござる。拙者の今日のパンツは何色でござろうか?」
「ぶっ…! パ、パンツって!? ジーンズの方だよな?」
「いやいや、その中身でござるよ」
「お兄さん、沙織をそんなはしたない子に育てた覚えはありません」
「そうですわ。私、お兄様に育てられたのではなくて、染められてしまいましたの」
は、はやい……いつメガネを外したか、分からなかった!
ええい、槙島のお嬢様は化け物か!!
「もし正解したら、京介氏の好きなコスプレで……エッチして差し上げますわ」
「OK、問題は三択か? 回答数は? 時間制限は? ヒントは?」
「選択もヒントも無しでござる。時間制限は……まあ空気を読んでくだされ。回答数は1回ぽっきりでござるよ」
失敗は許されないってか……萌える、いや燃えるな。
沙織のパンツの色か……やはりシャア専用ならば赤かピンク……
しかし赤とピンクではかなり印象が変わってくるぞ。
沙織の某紀香なナイスボディに赤い下着はもはやGP02のアトミックバズーカレベルの兵器だ。
しかし女の子らしいピンクの可愛い下着も捨てがたい。
おっと、今は俺の好みを考えている場合じゃない。沙織の身体に一番密着している布きれの事を考えるんだ、リアルで。
バジーナを名乗ってるってことはゴールドという可能性もあるな。
しかしゴールドは成金すぎやしねぇか? マジモンのお嬢様の沙織には似合わない気がするぜ。
他に考えられる色はグレーにワンポイントで赤のジオングカラーだが、これは逆に地味過ぎる。
いや待て、確かアフランシ・シャアのガイアギアは白だったぞ。
そもそも沙織バジーナの傾向から考えていいのか?
これまでの沙織の傾向から考えてみよう。
……意外と覚えてないもんだな、沙織の下着の色。
確かこの前は……ガーター付きがエロかったな……あれは良かった。
色は確か……淡いピンクだったな。何度もショーツの上から沙織の秘所をなぞると
触り心地の良いショーツの生地がじんわりと濡れて、沙織のヘアがうっすら見えてきたんだ。
っと、今は色だ、色。
ガーター(Gジェネじゃないよ)の前は……ローライズの黒だったな。アレは面積が小さかった。
引っ張ったら裂けるんじゃねってぐらいで、もうショーツを脱がすのも面倒くさくて
生地の隙間から俺のリヴァイアサンを突っ込んだわけだ。美術館のトイレで。
あん時の沙織はお嬢様モードで清楚な白のワンピースだったのに、黒の下着が透けて見えてて
ありゃ、絶対誘ってたね。絵画もヌードモデル多かったし。ま、どんな名画のモデルより、沙織の身体の方が魅力的なんだけどよ。
その前は……アキバでデートしたときか。俺が悪戯心で大人の玩具のお店に連れて行った時だな。
バジーナモードで、一生懸命笑い飛ばそうとしてたけど、メガネの隙間から見える素顔が挙動不審の真っ赤っかでスゲー可愛かったぜ。
俺もとんだSだよな。まあ、そんな沙織と、場所も場所だったからムラムラしちまって、漫喫に連れ込んで一発やっちまった訳だ。
声を出さないように必死に口を押さえる沙織は、もうバジーナモードを保ってられなかった様だったぜ。
あんときの下着の色は……たしかブラックとライトグリーンだったな。
座位の姿勢でヤったから、ちょうど俺の頭んところに沙織の胸があったし、覚えてる。
黒の生地にライトグリーンの細かい刺繍がされていたけど、薄めでブラ越しでも沙織の豊満な乳房を堪能できた。
基本的にバジーナモードの時の方が生地は薄いよな。いつだったか、大事なとこ隠せてねーじゃんかってレベルのエロ下着もあったし。
バジーナの時のオタクファッションは外が厚めのYシャツとジーンズだからじゃねぇかな?
お嬢様モードの時は際どいのはありはしろ、エロ下品な下着は無かったと思う。
んで、今はバジーナモードだから……いや、色当てるのにあんまり役に立たないか、この傾向?
でもエロ下着ならある程度は色も絞られるんじゃね? 紫とか……今まであったけ?
「――色、君に決めたっ!」
「うっ……せ、正解でござる」
「ふふふ、では確認させてもらおう」
「ま、待ってくだされ京介氏……確認はお兄様の注文をきいてから、ですわ」
「甘いな沙織、俺は沙織のコスプレをした沙織を楽しむつもりだったのだー」
「あんっ…」
「どんなコスプレした沙織より、素のお前が一番魅力的だぜ」
「京介お兄様ったらぁ…んっ…」
金持ちだからゴージャスな下着な気がするけど、中学生相応のチェック柄とか可愛いのでも萌える>沙織のパンツ
836 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/07(火) 02:51:54 ID:asiekGLE
ある日、学校から帰ってきて机の引き出しを空けたら
俺の膝ぐらいまであるTV画面とボタンが付いた化粧台みたいな装置が飛び出した。
サイズがおかしいって? 気にすんな
何せコイツに付いてた説明書にはこう書いてあったんだからな
気ままに夢見る機
未来のネコ型ロボットの道具に、質量保存は通用しねぇってこった。
まさに世界はグーチョキパーでみんな違うからaikoでしょってな。
「ふーまさか夢の中で夢を見る機会に出くわすとはな」
頬を抓ってみるが痛い。うん、良くできた夢だね。
まあいいや、コイツは自分の好きな夢を見られるひみつ道具だった筈。
取り敢えず、このRPGのカセットを刺して夢を見てみるか。
↓ 夢の世界へー ↓
「ぐへへへへ、京介王子、お前はこの俺、大魔王アカーギの虜になったのだ」
オイコラちょっと待て、俺が攫われた姫のポジションかよ!?
おかしくねぇ!? 普通主人公だろ!? お姫様救いにいくんだろ、俺!?
「うへへへへ…お兄ちゃ…じゃなかった、大魔王様、1週間後に京介王子と結婚することを世界に発表しちゃいました!」
「そうか、悪い魔法使いのセーナちゃん。セーナちゃんの頼みなら、大魔王は王子と結婚もしちゃうぞー」
まさかの貞操の危機っ!?
つーか、あの魔女、ぜってー魔王を裏で操ってるよ!?!
「はっ、お兄ちゃん、この魔法の水晶を見て!」
「うん? これはコーサカ王国か?」
お、親父っ!!
「むぅ…大魔王に捕まってしまうとは情け無い。やはり国は桐乃に継がせるか」
見捨てられたーーーーーーー!!?
「お父さん、お母さん、あたし、兄貴を助けに行く!」
「危ないわ、桐乃。京介は男だからいいとして、あんたは女の子なのよ」
よくねーよ! むしろこの大魔王兄妹は男の方があぶねーよ!!
「大魔王にとっつかまった超鈍くさい兄貴だけど、あれでも一応兄貴だしさ。
それに兄貴はどうでもよくても、世界もピンチだし、大魔王倒すついでに兄貴も助けてくるから、任せてよ!」
「しかし桐乃、お前一人では……」
「大丈夫です王様! 私も桐乃と一緒に行きます! 私は桐乃の親友ですから!!」
「ふ…黒魔導士の私は闇の世界でも生きていけるのだけれど、報酬次第ではこの女に協力してあげてもいいわ。
尤も、大魔王に攻められている人間世界に、さしたる財宝なんて残ってないでしょうから
報酬は京介王子の身柄、というのはどうかしら? ちょうど人体実験に使う動物が欲しかったのよ」
「ふむ。背に腹は替えられん。大魔王を倒した者には京介を娶せてやろう」
「お、お父さん、それ本当!!」
「だ、大魔王を倒せばお兄さんを頂けるんですね?」
ナレーション「こうして、旅にでた勇者桐乃は、仲間達と共に大魔王の城を目指したのでした」
「もう一週間だと言うのに、まだ城にたどり着かないわ。誰かさんのせいで」(クロネコ しろまどうし Lv30)
「うっさいなー、ちまちまスライム倒す努力が、後で大事になんの!」(キリノ ゆうしゃ Lv55)
「黒猫氏は途中でジョブチェンジしたでござるな」(サオリ きどうせんし Lv63)
「ついにお兄さんを大魔王から取り戻して監禁する時がやってきました」(アヤセ じゅじゅつつかい Lv55)
「加奈子疲れたから帰っていい?」(カナコ めるる Lv99)
「だいまお~さんへのお土産って、これでいいのかなぁ~」(マナミ おばあちゃん Lv80)
「さあお兄ちゃん、じゃなかった大魔王様! ズボっといっちゃって下さい!ズボッっと!」
「早くっ!早く来てくれ桐乃ーーー! 尻が、俺の尻がーーー! 悪夢だーーー!!」
どうしてこうなった? 俺はスライムに服を溶かされる踊り子あやせを見たかっただけなのに……
852 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/07(火) 23:29:24 ID:DHOeutyn
普通じゃやれないような設定で小ネタでも書くかね
ある日目がさめたら猫になっていた
猫である俺に桐乃はめちゃくちゃ優しい
1/100でいいから、この優しさを普段の俺にくれ……
って、桐乃さん、なんで俺のパンツ嗅いでるの?
みたいな
856 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/08(水) 00:29:27 ID:04as9C/1 [1/2]
>>852
どれ、じゃあAAじゃなくてそのネタ書いてみた
「な、なんじゃこりゃあああああああああああああ!?」
朝起きた俺は姿身に写る自分の姿に驚愕した。
目が開いた瞬間からどうも様子がおかしいと感じていたんだよ、部屋が大きく見えるというか巨大化しててさぁ!
んで、自分がどうなってんのか、悪い病気でもかかってんのかと疑って鏡に向かってみたら……、
「どうみてもコレ、猫になってんじゃねえかよ!おいぃぃい!?」
全身毛むくじゃら、ピンと伸びた耳と、口元から伸びるヒゲ。
な、なんだこれは?夢?夢なのこれ?俺はまだ夢の中に居て惰眠をむさぼってんのか!?
現実を認めたくない俺はその場で頬をつねくる(猫なのでツメでひっかいた)。
「イテー。ゆ、夢じゃねえのかよ…………」
じょ、冗談キツイぜ。どうしてこんなことに? お、俺が何か悪いことでもしたか? そりゃ昨日あやせを見かけてついつい後ろから抱き付いて髪のニホイを嗅いだけどさぁ!
でも、そのあと頚椎に重大な損傷を与えられるほどのハイキックをお見舞いされて、こっちの方がむしろ被害者みたいな状態になったつうの!
って。
んなこと回想してる場合じゃねえ! ど、どうすれば元に戻るんだ?
俺が混乱の渦中でのたうち回っていると、部屋のドアが開き、桐乃が入ってきた。
「ちょっとバカ兄貴! さっきから何をどたばたと――ってあれ? いない?」
「き、桐乃! 俺はここだ! ここいいるぞ!」
必死に叫んだつもりなのだが、猫になっているためか桐乃は俺を見つけ、
「なあにぃヌコちゃんじゃ~ん! きゃわゆいよぉぉ! あのバカどこで拾ってきたのぉ?」
ひょいと俺をつまみあげると胸に抱いて、スリスリとほお擦りしてきた。
「ば、ばか! やめろ桐乃! お、俺だって、オマエのお兄ちゃんだよ! 気付いてぇぇ!」
「や~ん、ニャーニャー泣いちゃって可愛いぃぃ! こんな汚い部屋にいないでアタシの部屋においで。ミルクあげまちゅからねー」
なぜ赤ちゃん言葉?
そんな疑問を解決させる暇も無く俺は桐乃の部屋へと連れ込まれた。
桐乃はキッチンから牛乳を持ってきて小皿に入れて差し出してきた。
「ねこちゅわ~ん。おいしいよっ?」
き、キモ! なんだ桐乃てめぇ、その異常に甘えたような声は!?
はっきり言っていつも高圧的な態度をとられているので桐乃のこういう素というか可愛いものを愛でている状態を自身へと向けられると、なんともいえない気持ち悪さが先にたってしまう。
「ほらほらぁ。遠慮しないで飲んで良いんだよ?」
うぅ、桐乃の態度には慣れないが起きたばかりで喉が渇いてるのも事実。俺は皿にひたされたミルクを舌でちろちろと舐め始めた。
飲んでいると、桐乃は俺の頭を優しく撫でてくる。
妙にくすぐったくて、俺はついつい気恥ずかしい余り「ウニャン!」と頭をフリフリして桐乃の手を払おうとするが、いかんせん猫なので一向にうまくいかない。
くっそぉ。なんだよこれ。俺は兄貴なんだぞ? どうして妹に、桐乃に頭撫でられてんだよぉぉ!?
恥ずかしさに顔が熱くなるが、俺はふと、桐乃が俺の手を払いのけるのも、もしかして今の俺と同じ気持ちだったのかなと考える。
「ヌコちゃん。もういらないの?」
俺がミルクを飲むのをやめたので、桐乃は俺を抱え上げてベッドに寝っころがった。
857 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/08(水) 00:30:13 ID:04as9C/1 [2/2]
「えへへ。うちってペット飼ったことないから結構新鮮かも。あのバカ、あんたをどから連れてきたんだろうね? どこいったか知らないけど、戻ってきたら吐かせてやろ」
だからそれは俺なんだってぇ! と言ったところで気付くはずもないかと俺は涙目になる。
どうしてこんなことになったんだろうな。いきなり猫になっちまうとかありえねえだろうが。
俺がため息をつくようにウニャ~ンとこぼすと、桐乃は俺の顔を見つめてこんなことを言い出した。
「ヌコちゃんがいてくれたら、アイツとももっと素直に話せる様になるのかな? ほら、動物って人の気持ちを穏やかにさせるって言うじゃん?」
「え? どういうことだ?」
俺は問い返すが、もちろん人間の言葉など離せるわけも無く、ただニャーニャーと鳴き声を発するだけ。
「アタシ、さ。どうしてもあのバカ……兄貴の前だと素直になれなくって。本当はもっと兄貴ぃ~!って抱きついたりして甘えたいんだけど。『いろんなこと』が邪魔しちゃって上手く出来ないんだよね」
桐乃は信じられない言葉を口にしていく。
「いっつも、蹴ったり殴っちゃったりしか出来なくて。ほんとバカみたいアタシ。そんなんじゃいつまでたっても兄貴がアタシのこと見てくれるわけないじゃん。……ほんとバカジャン……」
喋っているうちに何かを思い起こしてしまったのか桐乃は顔を少し歪めてしまっている。
なんとかしてやりたいが、今の俺はどうすることも出来ない。ただ桐乃の腕に抱かれて桐乃の暖かさを感じているだけだ。
「でもさ、ヌコちゃんが協力してくれたらアタシも兄貴に、京介に素直になれるきっかけが出来るかもしんないし……。へへ、協力してくれる? ヌコちゃん?」
思いもかけない朝、思いもかけない自身に起こった不思議。そして思いもかけなかった桐乃の気持ちに俺は驚いた。
協力もなにも……、俺がその本人だっつうの……。
桐乃。オマエ俺のことそんな風に思ってくれてただなんてな。ひょっとしてって気持ちはあったが俺はどこかでソレを頭ごなしに否定していた。
ソレを真正面から打ち砕かれた気分だ。
俺はただ一言だけ。ニャーンと言った。人の言葉であったならば、それは肯定か否定か。どっちだったんだろう?
桐乃は勝手に肯定と受け止めたようだ。
「ありがとっヌコちゃん! お礼にチューしてあげよっか!」
そう言うと桐乃は俺に顔を近づけてきた。
ちょおおおお!? ま、待て桐乃! 俺たち兄妹! い、いや今は猫と人間! そ、そんなのダメよ? ダメなのよ!?
「へへ、ヌコちゃんならカウントに入らないから良いよね。初めてはあのバカ兄貴にあげるって決めてるし」
かぁぁぁっと体中に熱がこもった。
お、おい! き、桐乃。今の言葉本気なのか? お、俺は、俺はぁぁぁぁ!!!
考えてる間にもどんどん桐乃の唇が近づいてくる。
くっ! 俺は目をキュッっと強く閉じてこれから起こることに覚悟を決めた!
そこで俺はようやく自分の体に起こった不思議体験の原因を思い出した。
昨日あやせに蹴りを入れられて伸びているところへ、あやせとは違うもう一人の黒髪の少女が近づいてきていたのだ。
そいつは蔑んだ目でこういった。
「やれやれ、見ていたけど兄さんはほんとにクズね。そうだわ、いっそ一つ呪いを与えてあげる」
そういって俺の鼻先に柔らかい感触がしたのを憶えている。
「ククク。この呪いは幾万の数あるおとぎ話と同じ。アナタが最も大切にしている存在からでないと解呪することは叶わないわ。頑張ってちょうだい、兄さん」
黒髪の少女そういって去っていった。なぜかジャージを着ていたのが可愛く思えた。
で。
おとぎ話ならめでたしめでたしなんだろうけども…………。
「……なっ、な、なななななななぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」
「お、おう。桐乃、おは、よう」
猫の姿になってたんで俺はパジャマやパンツは全て脱げ落ちている。
そんな姿で俺は妹をベッドの下に組み敷いている状態になっちまっているんだが。
さて、この物語の結末はめでたしめでたしですむのだろうかね、誰か教えてくれないか?
変態っぽく書きたかったZE梅
860 名前:名無しさん@ピンキー[sage]
投稿日:2010/12/08(水) 01:34:11 ID:2jQH1l5k
朝、目が醒めると俺のベットの中には桐乃が丸まっていた。
「う、うわぁああ!?!!」
「うにゅ?」
俺の絶叫に目を覚ました桐乃は、眠たそうな目を擦って、その長い耳をピクピクと動かした。
そう、桐乃には耳が生えていた。
いや、人間だから当たり前ジャンとか思うだろ?
違うんだ、確かに耳はある。けど、本来生えてる筈のない所にも、耳が生えているんだ。
頭の上、黒猫のコスプレのように、桐乃の頭から二つの長い耳が生えていた。
「き、桐乃、なんのコスプレだ……」
「うにゅ?」
「桐乃、何の嫌がらせか知らないけど、ちゃんと話してくれ」
「にゅー」
桐乃は俺の太股に顔を擦りつけてくる。ヤバイ、ちょっとエロい……じゃなくて!
「おい、あんまフザけるんじゃねーぞ!」
冷静に考えりゃ、桐乃がふざけるにしても、こういうふざけ方はしないだろうと気づきそうなもんだが
この時の俺は、寝起きなのも相まって冷静さを欠いてたんだろうぜ。べ、べつに動揺した訳じゃないんだからね!
「みー!みー!」
「嘘だろ……」
桐乃の、多分ウサギであろう耳のカチューシャを奪ってやろうと引っ張ったんだが
「……ホントに生えてやがるのか?」
「みゅうぅ……」
涙目になっている桐乃に、俺は罪悪感を覚えて手を離した。
「わ、悪ぃ……」
「うー」
「わっ、おい桐乃!?」
もはや人の形をしたウサギとなった桐乃は、俺の指を囓り抗議してきた。いや、甘噛みだったけどね。
兎に角、この怪奇現象は俺一人じゃ抱えきれないと親父達に相談しに部屋をでようとしたんだが……
「うにゅ☆」
「おい桐乃、離してくれ……」
「カジカジカジカジ……」
「うひゃっ…やめっ…耳噛むな……はふぅん……」
ヤバイ、変な喘ぎ声出しちまった……
「ああ、もう! んじゃ一緒に行こうな? ほら、抱っこしてやるから」
口で説明するより、この姿を見て貰った方が親父達の理解も早いだろう。
そういや、ウサギって寂しいと死んじゃうんだっけ? そうか、だから俺に引っ付いてるんだな……
なんて納得しながら、慎重に桐乃を抱えて階段を下りた。
……はははー。予想の斜め上って、こういう事態を言うんだろうな。
なんだ、親父、それサイか? そーか、その前髪ツノだったのか。
お袋、それコアラか? そのユーカリは今日の朝食か? 食えねぇよ!
つーか、サイとコアラからウサギ生まれんのな! 宇宙の法則どうなってんだよ!!
「くそっ…埒があかねぇ……どうする? 他に相談できる相手は……」
親父もお袋もだが、まずは桐乃を戻さねぇと……
桐乃のことならやっぱりあやせか? よし、電話で連絡だ!
「……頼むから着信拒否すんなよー……」
数回のコール音の後、電話が繋がった。
「おしっ! もしもしあやせか! 実は桐乃が大変なことに……」
「わん? わん!わん!!」
「……あ、あやせさん?」
「わん! わぅ~ん?」
くそ…なんて可愛らしい犬の鳴き声なんだ……ってあやせもかよっ!!
「黒猫っ!」「にゃー」「沙織!!」「こーん♪」「麻奈実ぃ~!」「もぉ~」
手当たり次第に電話を掛けてみたが、帰ってくるのは動物の鳴き声ばかり……
「なんてこった…もしかして俺は世界に唯一のこされた人類になってしまったのか!?」
「カジカジ……」
き、桐乃!? 俺のリヴァイアサンをカジカジするんじゃない!! やめ…うっ…そこは……はうっ……
ふっ…俺は生物学的に人間でも、人としての道を踏み外しちまったようだ。ウサギって年中発情期らしいぜ……