「ん?」
深夜3時過ぎ、喉が渇いて下に降りてみると、京介が洗面所にいた。
「ったく、夜中に何必死に洗ってんのょ…っ!」
あたしは見てしまった。洗っていたのは…京介のぺぺぺ、ペァンツ!
夜中に男の人がパンツを洗うってのは、その、つまり…そういうことよね。
あいつってばシスコンだから夢の中でもあたしが頭から離れないうえに色々しちゃってるわけ!?
マジバカじゃん。あのむっつりシスコンってば夢の中じゃなくて直接私に手を出せっての!
っと、そんなことより、あたしには最重要課題ができてしまった。
京介がSEEDをバーストさせてしまったパンツの採取という難関クエストだ。
とりあえず兄貴がパンツを手放さないといけないわね。
私はいつもより足音を大きくして京介に近づいた。
「!?」
京介がビクッとした後あたしに気付いて、とっさにパンツを私から見えない位置に投げた。
よし!とりあえず第一段階はクリア。あとは京介をここから遠ざけないと。
「あんた、こんな夜中に何してるわけ?」
「お、お前こそこんな夜中に何してんだよ?」
「あたしは喉が渇いただけ」
「そ、そうか。お前明日も朝練で早いんだろ。早く寝た方がいいぞ」
「わかってるっての。それよりあたし、歯を磨かないといけないから一回部屋に戻ってくんない?」
「はぁ!?なんで今更歯磨きなんてすんの!?しかも部屋に戻れって、ど、どういうことだよ!?」
「ちょっ、うるさいって!誰かおきちゃうでしょ。歯を磨くのはさっき甘いもの飲んだから。
それにあんた、妹が口にもの咥えてシャコシャコやってるのを見たいわけ?この変態ドシスコン!」
「いや、意味分かんない、って痛い痛い!わかった!部屋に戻るから蹴るんじゃねぇ!」
京介は逃げるように部屋に戻っていった。あたしってばネゴシエイターも驚くほどの交渉技術ね。
さて、さっき京介が投げたパンツの軌跡はしっかりこの目に焼き付いている。
たしかこのあたりに…っと。あったー!兄パン希少種をゲットしましたー!
ちょっとまって。動悸、息切れが止まらない。この希少種ってばなんてやつなの!
さっそく部屋に持ち帰って…って私が部屋に戻ったら京介はパンツを回収しにもどってきちゃうよね。
仕方ない、あんま時間無いけどここで堪能させてもらおう。
あっ、なんか洗ってたせいか結構水っぽいけど顔を近づけてないのに凄い匂いがして…いきます。
こ、これはやばい!なんたって兄貴の強烈なSEEDの匂い!兄貴ってば私を匂いで妊娠させちゃうわけ!?
これって臭姦!?京介ってば妹にそんなマニアックなのをさせちゃうの?マジド変態のドシスコンね!
あーもうこの匂い最悪!中毒になっちゃうじゃん!もう普通のじゃ満足できなくなっちゃうし。
生活リズムが上がったら元の生活に戻れないようなもんよね。匂いレベルが上がりすぎなんですけど!
あたしにこびりついたらどうしちゃってくれるの!?毎日がお花畑じゃん?
しかも~中略~
~20分後~
ってわけだから京介は2人目の子供の名前はお前が決めろとか言うわけ!意味分かんないし。
・・・もうどのくらいたったかな?まだそんなにたってないよね?こんなチャンス滅多にないんだから!
ふぁ~幸せだよぅ~
「俺のパンツは桐乃にみつかってないだろうな?」
桐乃のやつはまだ2階に上がってくる様子はない。なにをやってるんだあいつは?
「まぁ、さすがにもう見られて困るようなことはやってないだろうし、下に降りてさっさと追い出すか」
「ん?夜中に必死になにやってんだ…っ!」
俺は見てしまった。あいつが持っているのは俺のペペペ、ペァンツ!
しかも顔を近づけて恍惚とした表情を浮かべてやがる!
とりあえず俺にはわけのわからん最重要課題ができてしまったようだ。
完
最終更新:2011年01月05日 13:13