あたしは降りしきる小雨の中我が家を前に足を止めた。
「はぁ・・・。」
憂鬱だ。この目の前にある扉を開けたら・・・。
ギィ・・・。
「っ!?」
「よぉ、遅かったじゃねぇか桐乃。」
あたしの、兄貴が、悪魔のような笑みを浮かべて、立っていた。
「っ、た、ただいま・・・。」
無視して横を通りすぎようとすると・・・。
バン!
「おいおい、無視とはお兄ちゃん悲しいぞぉ。」
その腕で進路を塞がれた。
「べ、別に無視なんか・・・。」
「ならなんで今日は俺の言いつけを守らなかった?」
「そ、それは・・・。」
内股が熱い・・・。
「いつの間にか御登校なさりやがって。御主人様の言いつけより学業優先とは流石優等生の桐乃ちゃん。」
じりじりと囲まれいつの間にか後ろから耳をなじられる。
あぁ・・・京介の匂い・・・。
「だ、だって・・・。」
「再調教が必要みたいだな?ん?御主人様は誰なんだ?ん?」
「きょ、京介様です・・・。」
あぁ・・・京介の吐息・・・吐息ぃ・・・。
「じゃあ毎晩よがり泣かされて俺に服従してる奴隷ちゃんは誰なんだ?」
「・・・。」
「ん?だれなんだ?」
「んああっ!?」
アナルに指を入れられくりくりと掻き回される。
「ははっ、相変わらず桐乃はアナルが弱いなぁ。気の強い女はアナルが弱いというがおまえは格段だな!誰よりも可愛がってやる。」
・・・っ!
「あ、あの・・・。」
「ん?」
京介はねちっこくあたしの耳や首筋を舌で責めながらアヌスをじりじりと指で掻き回す。
「あ、あやせと・・・黒猫は・・・?」
「気になるか?ふ~ん?」
意地の悪い笑みを浮かべあたしをいたぶる兄貴。
「お前の部屋で二人とも失神してるよ。天国でも見てるんじゃねえか。昨日のお前と同じ顔してるよ。・・・へへっ、あやせは今日学校にいってなかったよなぁ?へへっ、行けるはずねぇよ。さっきまでたっぷりいたぶってやってたんだからよ。」
「っ!?んああっ!?指!?指止めてぇ!?」
「二人とも徹底的にマゾ調教したらよ、人形みたいになりやがってな。ちょうど代わりが欲しかったんだ、よ!」
「イクッ!イクゥッ!イクゥゥゥッッッ!!」
ビクビクビク・・・!
「あ、ああ・・・。あふ・・・ぁ・・・。」
「ケツ穴でイクなんてよ、へへっ、もうお前は人間じゃねぇよ。人間じゃねぇお前はしっかり人間様が管理してやらねぇとなぁ!」
「・・・はい。管理して下さい。」
足腰に力が入らなくて立ってられない身体を京介に抱き締められる。
「来いよ。先ずは風呂だ。桐乃の極上ボディを徹底的にチェックしてやる。逃げられると思うなよ?」
「はい。御主人様ぁ・・・。」
「その後は瑠璃と
あやせと三人並べて朝まで耐久調教マゾレースだ。へへっ、誰が最後まで俺にしがみついてられるか今日も見物だぜ。」
「・・・!?」
キッと弱々しく御主人様をみらむ。
「なんだよ、桐乃?ん?その目は?」
「んああああっっ!?」
クリトリスにも手を伸ばされ指で摘まれる。・・・これだけのことであたしの身体は簡単にこの男に服従してしまう。
「ん、んぅ・・・。」
「黙ってまいで何か言えよ・・・発言は許してるぞ?桐乃ぉ。」
「あ、あた、しの。」
「ん?」
「あた、しの、気持ちを、気持、ちを、知ってるくせにぃ・・・んああっ。」
本当に悪い男だ。
あたしの気持ちを知ってるくせに身体だけの関係を求める。何もかも捧げてもあたしの一番大事な気持ちを受け取ってくれない。
本当に・・・。
「愛してる、京介・・・。誰よりもずっと・・・。ああぁっっ!!」
~二階から~
黒猫「相変わらず凄いわぁ・・・あの兄妹。」
あやせ「ところであの御主人様プレイっていつまでするつもりなんですかね?」
黒猫「・・・さぁ?二人が満足するまでじゃない?」
あやせ「私たちそれまでする事ないですね。」
黒猫「する事?ふふっ・・・する事ならあるじゃない。」
あやせ「く、黒猫さ、ああっ!?」
黒猫「ふふっ、二人きりの時は瑠璃お姉様と呼びなさい。」
あやせ「る、瑠璃お姉様ぁ・・・もっとぉ・・・ああっ!?」
おわれ。
最終更新:2012年09月12日 07:34