「くぅぅぅ....ぁあ....」
また。いった。
ちょっと疲れた。...。
兄貴が求めてくれ。それに応じるなら違うけど。
一人エッチは淋しい。
今では寝る前のレクリエーションのようにさえ、なっている光景だが。だとしても。
「もう02時半なの?」やばい。明日起きれない。あ、違う今日起きれない。
「寝ないと!」毛布を被る。毛布もシーツも。とても滑らかで心地よい...
これ以上のH感覚は、ひとりでは無理だし、明日に控える。
明日を見据えないと、生きている感じがしない。
今の陸上境遇は、自分で望んだことではあるけれど、少し勢いであったことは反省しなくてはならない。満足な環境。
陸上選手のもっとも才能が伸びるという、今の、私の。若い時の私の。
それを、今の環境が.......
......止めよう。自分に愚痴とかいっても。
妄想ではない。私は自分で決めてここに来たのだから。
でも、少しくらいは....あってもいいよね兄貴。。。。。。
クぅ....今日は。。。
しない。って。しないんだ。
でも。でも。でも....。
「ぃい....」
ちょっと痛かった。
エスカレートし過ぎて、自分で破瓜はありがちだけど、
ちょっと嫌だ。
畜生。兄貴が守ろうと思ってるものと、
私の今の感情とどっちが大事なんだ、
「ふぅふぅ、ふぅ。。。」
ちぇっとおなりぎたかな。
- 私が、二人でずっと。いられて。幸である可能性。。。。
兄貴とは離れたくない。たまらなく、一緒にいたいのだ。
ずっと怖いのは兄貴の気持ちがわからないこと。
兄貴ni気持ちがつたわらないこと。
「ぎっぁ・・・やぁ...あにきぃ...ぁあ....そこぉ...う。うぅぅ。ぅ.....」
『桐乃?ツライなら、イッテクレ。オレもオマエのコト』
「はぁぁぁ.....ぁきぃっっっっあ、ぅ....」
後悔はしてない筈だ。
でもあのままずっと一緒だったら。。。私の今もっとも望む理想の姿になったかも知れない。
細かいことはどうでもいいのだ。
でも、本当に幸せになりたいなら...違うのだ。
何か違うのだ。
まだ何かが足りない。私と兄貴の絆には、全てを突破する何かが。
きっとまだ足りない。
もどかしくてこんな国にまで来たけど。
結局。想うことは何も変わってない。
「明日を見据えないと、生きている感じがしない。」
その苦行から救ってくれたのは兄貴だった。
毛布もシーツも。とても滑らかで心地よい..。でも、足りない。足りないものは判っている。
『でも、本当に幸せになりたいなら...違うのだ。』
足りない。足りない。本当に足りない。何が足りないか。私には判らない。
涙ばかりでてきて、股間なんてどうでもよくなっていた。
うずく。いれて欲しい。。。そんなの帰結だ。
触ってほしくて、触りあいたくて。
人のぬくもりにふれたくて、それがあなた以外にはいなくて。
.....あぁ。。あ。
私は兄貴が好き!
兄貴も、きっと私が好き。
でも、その2つはイコールだろうか。
私は愛している。
愛の定義は語れないけど、愛する理由。愛してしまう理由は。。。
こんな最高の男。いないから!
だから、兄貴だろうと禁忌だろうと愛する。
...「はぁぁあっ.....」
「本当の幸せって何なのかな」
脱力から開放された。というか楽になった。
後、今のアパートを意味もなく、うろうろぶらついた。
窓から、
日本より、少しだけ星がみえる宙なんだな。。。と思った。兄貴は今どうしてるんだろう。
ベッドをみて、疲れたな。。。と思った。
台所をみて、勉強不足だけど、料理はマスターしないとな。。と思った。
色々思った。
でも、その根っこにあるのが
何時も同じ人で。
伝えることも、かなえられる可能性も、少しもなくって。
願いがかなう時は、幸からはみ出しちゃうのかな。。。と思うと少し悲しくなった。
そして、ないた後に、おなって。再度泣いて。また泣いた。
明日も頑張らなくてはいけないから。頑張ろう。
でも、この悲しみをどうすれば癒せるのか、克服できるのかは。
きっと、一生判らないのだろう。
最終更新:2009年12月13日 23:19